イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【ビルボードジャパン最新動向】ソングスチャートで初めてトップ10入りした4曲、ロングヒットの可能性を構成指標から読む

最新のビルボードジャパンソングスチャートから注目点を紹介します。 3月21~27日を集計期間とする3月30日公開(4月4日付)ビルボードジャパンソングスチャート(Hot 100)。乃木坂46「Actually...」が初の首位を獲得しました。 【ビルボード】乃木坂46「Actuall…

米アルバムチャート制覇のStray Kids、グラミー賞ノミネートのBTS…米での成功の背後にあるK-Popの課題を考える

最新4月2日付米ビルボードアルバムチャートではStray Kids『Oddinary』がキャリア初の首位を獲得しています。 .@Stray_Kids' 'Oddinary' tops the #Billboard200 Albums chart with the biggest sales week of 2022 https://t.co/qSEMgNxLwF — billboard (@b…

(訂正あり)【海外ビルボード】「Heat Waves」が連覇達成、グローバルチャートではまたもTikTokのバズに因るヒットが登場

(※追記(5月3日):リル・ナズ・X「Thats What I Want」について、これまで「That's What I Want」とアポストロフィ付きで紹介しておりました。訂正し、お詫び申し上げます。) 現地時間の3月28日月曜に発表された最新4月2日付米ビルボードソングスチャート(Hot…

(追記あり) ”#ジャニーズのサブスク解禁を考える”…一昨日開催のコラボスペースを振り返る

(※追記(12月16日6時07分):はてなブログにてビルボードジャパンのホームページを貼付すると、きちんと表示されない現象が続いています。そのため、表示できなかった記事についてはそのURLを掲載したビルボードジャパンによるツイートを貼付する形に切り替え…

スピッツ「チェリー」、今年も桜の満開に合わせてSpotifyで上昇中

今月はレミオロメン「3月9日」について紹介しましたが(KICK THE CAN CREWのワーナーミュージック・ジャパン期作品がほぼ配信終了…2曲のみを残す理由を推測する(3月21日付)参照)、この曲は最新3月25日付の日本におけるSpotifyデイリーチャートでも150位に入り…

藤井風『LOVE ALL SERVE ALL』の凄まじい勢いを数字の面から確認する

藤井風さんのニューアルバム、『LOVE ALL SERVE ALL』が次週のビルボードジャパンアルバムチャートで首位を間違いないものとしています。 今週月曜開催のオンラインリスニングパーティも盛況だった藤井風さんは、フィジカルセールス、ダウンロードの水曜まで…

ロングヒットに欠かせない接触指標群、しかしどちらか一方が弱い曲の原因は明確に存在する

ビルボードジャパンソングスチャートは8つの指標で構成され、ロングヒット曲ほど、サブスク等に基づくストリーミングおよび動画再生という接触指標群が強い傾向がみられます。これはこのブログで伝え続けていることです。その指標構成が可視化されているCHAR…

【ビルボードジャパン最新動向】フィジカル売上17万弱のKinKi Kids「高純度romance」が総合3位…未加算の指標が気になる

最新のビルボードジャパンソングスチャートから注目点を紹介します。 3月14~20日を集計期間とする3月23日公開(3月28日付)ビルボードジャパンソングスチャート(Hot 100)。King Gnu「カメレオン」が初の首位を獲得しました。 【ビルボード】King Gnu「カメレ…

KAT-TUN、ニューアルバム『Honey』をフィジカル/デジタル同日解禁、ジャニーズ歌手ではシングルに次ぐ初の事例に

藤井風『LOVE ALL SERVE ALL』、中村佳穂『NIA』が同日リリースとなった今週に続き、次週も注目の作品が登場。昨日デビューシングルのリリースから丸16年となったKAT-TUNがニューアルバム『Honey』をリリースします。そして記憶が正しければ、この作品がジャ…

(訂正あり)【海外ビルボード】「Heat Waves」等ホットロック&オルタナティヴソングスチャートのトップ3がすべて米トップ10入り

(※追記(5月3日):リル・ナズ・X「Thats What I Want」について、これまで「That's What I Want」とアポストロフィ付きで紹介しておりました。訂正し、お詫び申し上げます。) 現地時間の3月21日月曜に発表された最新3月26日付米ビルボードソングスチャート(Ho…

KICK THE CAN CREWのワーナーミュージック・ジャパン期作品がほぼ配信終了…2曲のみを残す理由を推測する

KICK THE CAN CREWのワーナーミュージック・ジャパン在籍時代の作品、そのほとんどがデジタルプラットフォームから削除されます。 ワーナーミュージック・ジャパン側は上記において『お客様には⼤変ご迷惑ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますよ…

藤井風『LOVE ALL SERVE ALL』初回盤同梱のカバー集から感じる一貫したテーマ

藤井風さんが『LOVE ALL SERVE ALL』、中村佳穂さんが『NIA』というニューアルバムを明後日同時リリース。それぞれの前作(『HELP EVER HURT NEVER』『AINOU』)が高い評価を受け、昨年には藤井風さんの「きらり」が大ヒット、中村佳穂さんはBelle役で映画『竜…

ロングヒットの推移を見守るより、攻め続けることが重要…Da-iCE「CITRUS」から考える

週間チャートを制することも重要ですが、それ以上にロングヒットに至り年間チャートで上位進出することが真の社会的ヒット曲だというのが私見。2021年度のビルボードジャパン年間ソングスチャートのラインナップから、みえてくるものがあるはずです。 上記ブ…

英語詞3曲以外も軒並み上昇…BTSのライブ披露曲を加速させたセットリスト"公式プレイリスト"の存在

BE:FIRST「Bye-Good-Bye」が制した最新3月16日公開(3月21日付)ビルボードジャパンソングスチャートでは、BTSの英語詞3曲がいずれもポイント上昇に至っています。 ・「Butter」(17→18位 ポイント前週比103.0%) ・Dynamite(20→21位 ポイント前週比107.3%) ・…

(追記あり)【ビルボードジャパン最新動向】初登場首位獲得のBE:FIRST「Bye-Good-Bye」における強さと課題、そしてメディアへの提言

(※追記(12月17日6時13分):はてなブログにてビルボードジャパンのホームページを貼付すると、きちんと表示されない現象が続いています。そのため、表示できなかった記事についてはそのURLを掲載したビルボードジャパンによるツイートを貼付する形に切り替え…

デュア・リパ「Levitating」米ビルボード70週エントリー達成…最近のロングヒット曲を支えるヒットの3条件とは

日本時間の昨日発表された3月19日付米ビルボードソングスチャートではグラス・アニマルズ「Heat Waves」が2連覇を達成。さらに同曲は通算60週目のチャートインを果たしたほか、16位にランクインしたデュア・リパ「Levitating」は70週目に突入したことを昨日…

(訂正あり)【海外ビルボード】グラス・アニマルズ「Heat Waves」、米およびふたつのグローバルチャートを制覇

(※追記(5月3日):リル・ナズ・X「Thats What I Want」について、これまで「That's What I Want」とアポストロフィ付きで紹介しておりました。訂正し、お詫び申し上げます。) 現地時間の3月14日月曜に発表された最新3月19日付米ビルボードソングスチャート(Ho…

Snow Man「ブラザービート」の動画再生首位を踏まえ、フィジカルシングル表題曲をデジタル解禁することを提案する

Snow Man「ブラザービート」の動画再生回数が凄いことになっています。 今週(3/4-10週)のYouTubeの国内再生Snow Man「ブラザービート」がMVと楽曲ランキングともに制覇で2冠。楽曲ランキング1位は凄い... pic.twitter.com/E0GDNJ5SBh — Ko Matsushima / …

アルバムチャートにおける極端な動きを踏まえ、ビルボードジャパンにチャートポリシー変更を再度提案する

最新3月9日公開分(3月14日付)ビルボードジャパンアルバムチャートにおいて、気になる動きがみられます。

デジタル先行リリースのBE:FIRST「Bye-Good-Bye」がビルボードジャパンで首位に立つ可能性、そして気になること

次週発表される3月16日公開分(3月21日付)ビルボードジャパンソングスチャートではBE:FIRST「Bye-Good-Bye」が首位を狙える位置につけています。ビルボードジャパンが昨日発表した、週前半3日間を集計期間とする速報(先ヨミ)記事ではダウンロード、ストリーミ…

ビルボードジャパンによる第1四半期の曖昧な区切りに疑問も、第1四半期総括から真の社会的ヒット曲が見えてくる

ビルボードジャパンソングスチャートについては、一昨日発表された3月9日公開分(3月14日付)より2022年度第2四半期が開始されたと捉えておりました。しかし昨日のブログエントリーをアップ後にビルボードジャパンによるポッドキャストをチェックしたところ、…

【ビルボードジャパン最新動向】SixTONES「共鳴」が今年度歴代2位のポイント獲得、その理由は

最新のビルボードジャパンソングスチャートから注目点を紹介します。 2月28日~3月6日を集計期間とする3月9日公開(3月14日付)ビルボードジャパンソングスチャート(Hot 100)。SixTONES「共鳴」が初登場で首位を獲得しました。 【ビルボード】SixTONES「共鳴」…

現在のウクライナ、音楽をめぐる状況をSpotifyおよびApple Musicで確認する

未だにウクライナへのロシアの軍事侵攻は止まず、そこに住む方のことを思うとロシアへの憤りに襲われます。この地で音楽が鳴り響きにくくなったことをデータで客観的に理解したゆえ、尚の事です。 データとは、ウクライナにおける2月24日前後のSpotifyデイリ…

【海外ビルボード】グラス・アニマルズ「Heat Waves」が米で初の首位達成、グローバル共々TikTokがヒットに貢献

現地時間の3月7日月曜に発表された最新3月12日付米ビルボードソングスチャート(Hot 100)。グラス・アニマルズ「Heat Waves」が映画『Encanto (邦題:ミラベルと魔法だらけの家』サウンドトラック発となる「We Don't Talk About Bruno (邦題:秘密のブルーノ)…

SixTONES「共鳴」とKing Gnu「カメレオン」、ビルボードジャパン首位獲得の鍵を握るチャートポリシー変更の可能性を考える

明後日発表される3月9日公開分(3月14日付)ビルボードジャパンソングスチャートでは、SixTONES「共鳴」とKing Gnu「カメレオン」が突出したポイントを獲得することが予想されます。 【先ヨミ】SixTONES『共鳴』33.5万枚で現在シングル首位 https://t.co/o0urA…

【マイベスト】2022年2月の私的トップ10ソングス、選びました

2020年1月にスタートした【私的トップ10ソングス+α】企画、今回は2022年2月分です。前の月にリリースされた曲を中心に、しかしその縛りは出来る限り緩くした上で選んでみました。ミュージックビデオ等動画がない曲は巻末のプレイリスト(Spotify)でチェック…

SMAP「Triangle」がダウンロード上昇…一方で彼らの音楽が日本そして世界に届きにくいことを憂慮する

昨日はウクライナにおけるSpotifyデイリーチャートから、同国の惨状について記載しました。 ロシアへの軍事侵攻、果ては世界を相手に戦争を仕掛けるかもしれない可能性を踏まえ、多くの方が悲しみや憤り、そして平和への思いを抱くのは自然なこと。そのタイ…

ウクライナの現状をSpotifyやSNSで理解する

世界の歴史や情勢に詳しくないとしても、データから今のウクライナの惨状を理解することができます。 デイリーチャート200位までの再生回数が確認できるSpotifyで、ウクライナの1位および200位の推移を示したのが上記グラフ。2月13日以降としたのはこの日以…

【ビルボードジャパン最新動向】9週首位&7連覇達成のAimer 「残響散歌」における施策、そして第1四半期制覇について

最新のビルボードジャパンソングスチャートから注目点を紹介します。 2月21~27日を集計期間とする3月2日公開(3月7日付)ビルボードジャパンソングスチャート(Hot 100)。Aimer「残響散歌」が7週連続、通算9週目の首位を獲得しました。 【ビルボード】Aimer「…

Kep1er「WA DA DA」、『CDTVライブ!ライブ!』パフォーマンス映像が公式動画化…K-PopとJ-Popの差を思う

一昨日、日本のメディアで初パフォーマンスを披露したKep1er(ケプラー)。ビルボードジャパンソングスチャートでもトップ10入りを果たした「WA DA DA」の『CDTVライブ!ライブ!』(TBS)でのパフォーマンス映像が、Kep1erの公式YouTubeチャンネルで早速公開さ…