イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

音楽業界への提案

【ビルボードジャパン最新動向】高フィジカルセールス曲が総合トップ3を占拠、その指標構成から次週の動向を読む

3月13~19日を集計期間とする最新3月22日公開分のビルボードジャパンソングチャートは、Snow Man「タペストリー」が首位を獲得。3位までがフィジカルセールス初加算曲となり、Official髭男dism「Subtitle」は100位以内エントリー23週目にしてトップ3から外れ…

ビルボードジャパンのGYAO!集計終了を機に、テレビパフォーマンス映像の動画公開方法を今一度考える

最新3月15日公開分のビルボードジャパンソングチャートにおいて、GYAO!が動画再生指標の加算対象から外れました。これはGYAO!が3月31日にて終了することに伴うものです。 Billboard JAPANでは、GYAO!の音楽コンテンツ動画再生回数の集計を終了しました。本…

King & Prince「ツキヨミ」ミュージックビデオ1億回再生を踏まえ、人気動画はサブスクでもヒットするのではと考える

King & Prince「ツキヨミ」のミュージックビデオが、YouTubeにて1億回再生を突破しました。 ジャニーズ事務所所属歌手の作品では初となるこの記録については、チャート分析担当のあささんもこのように紹介しています。 【歴代YouTubeランキング】#KingandPri…

日本ゴールドディスク大賞に対する3つの違和感を踏まえ、エンタテインメント業界に必要なことを提案する

先週発表された日本ゴールドディスク大賞について、考えています。 ✨「第37回日本ゴールドディスク大賞」発表✨アーティスト・オブ・ザ・イヤー邦楽部門は #SnowMan が2年連続受賞!洋楽部門は #ザ・ビートルズ が過去最多8度目の受賞!受賞作品・作品情報は…

レミオロメン「3月9日」、なにわ男子とNiziUの頂上決戦…次回のビルボードジャパンソングチャートの注目点とは

次回3月15日公開分のビルボードジャパンソングチャート、その注目ポイントを紹介します。 3月6~12日を集計期間とする次回のソングチャートでピークを迎えるだろう作品が、レミオロメン「3月9日」です。

【ビルボードジャパン最新動向】Official髭男dism「Subtitle」首位返り咲きに至る背景を分析する

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 2月27日~3月5日を集計期間とする最新3月8日公開分のビルボードジャパンソングチャートは、Official髭男dism「Subtitle」が6週ぶり、通算13週目となる首位を獲得しました。 【ビ…

日本でもっと様々な音楽が聴かれるためには…”日本のサブスクは新陳代謝がない”問題を整理する

先月以降、サブスクで新曲が聴かれにくいこと、いわば”新陳代謝がない”と形容されることについて、考えを巡らせることが多かったように思います。そのことに区切りをつける意味でも、考えたことをまとめておきます。 まずは、徒然研究室さんによるnoteを紹介…

ビルボードジャパンで時折登場する動画再生指標”欠測”の改善を願い、必要なことを考える

2月20~26日を集計期間とする最新3月1日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、百足 & 韻マン「君のまま」が13位に初登場を果たしています。

【ビルボードジャパン最新動向】2月以降首位獲得曲等の動向を踏まえた、ビルボードジャパンへのチャートポリシー見直し提案

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 2月20~26日を集計期間とする最新3月1日公開分のビルボードジャパンソングチャートは、King & Prince「Life goes on」がフィジカルセールス初加算に伴い首位を獲得しました。 【…

日本でもっと様々な音楽が聴かれるためには? 日米のアルバム収録曲におけるSpotify初日動向から考える

日本のサブスクは新陳代謝がないという言説について、ここ最近様々な角度から考え、ブログエントリーをアップしています。いずれまとめたものを用意しますが、今回は日本と海外におけるアルバムの初日動向の差について紹介します。 なお今回はSpotifyのデイ…

ザ・ウィークエンド「Die For You」へのアリアナ・グランデ参加にみる、海外はチャート施策に積極的という事実

海外はチャート施策に意欲的です。 tomorrow night : https://t.co/dee4YQXFc3 pic.twitter.com/ImGMEx6SHR — The Weeknd (@theweeknd) 2023年2月22日 #ザ・ウィークエンド と #アリアナ・グランデ による「Die For You」のリミックスが明日2月24日(金)に…

【ビルボードジャパン最新動向】2月のチャート動向を踏まえた真の社会的ヒット曲を見極める重要性、そして業界への提案

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 2月13~19日を集計期間とする最新2月22日公開分のビルボードジャパンソングチャートは、BE:FIRST「Boom Boom Back」が初登場で首位を獲得しました。 【ビルボード】BE:FIRST「Boo…

日本でもっと様々な音楽が聴かれるためには? 音楽チャートにおける洋楽の現状を踏まえ、改善案を考える

日本のサブスクは新陳代謝がないという言説について、ここ最近様々な角度から考え続けています。一昨日は過去曲が海外にて上昇する傾向を踏まえてプレイリストを活用することもさることながらその存在を知ってもらうことが重要であること、昨日は新曲の上昇…

日本でもっと様々な音楽が聴かれるためには? サブスクで新曲はどうやって気付かれるかを考える

日本のサブスクは新陳代謝がないという言説について、ここ最近様々な角度から考え続けています。昨日は過去曲が海外にて上昇する傾向を捉え、プレイリストを活用することもさることながら、その存在を知ってもらうことが重要であることについて記しました。 …

日本でもっと様々な音楽が聴かれるために、プレイリストの活用と知ってもらうことが重要だと提案する

日本のサブスクは新陳代謝がないという声をこの1週間とりわけ強く耳にしています。ただこの表現はひとつ訂正する必要があるかもしれません。海外ではヒット曲が入れ替わりやすいのみならず昔の曲も一定の条件の下で上昇する傾向にあるためで、上位曲の入れ替…

King & Princeが動画再生指標トップ5を寡占した理由、そして今後考えられることへの私見

最新2月15日公開分のビルボードジャパンソングチャート、動画再生指標ではKing & Princeが5位までに4曲ランクインしています。下記は最新のビルボードジャパンソングチャート、CHART insightにて動画再生指標の1位から順に並べたものです。 「ツキヨミ」は11…

BE:FIRST「Boom Boom Back」での様々な施策投入、そしてリリース日について考える

来週公開のビルボードジャパンソングチャートでは、注目の新曲が複数初登場することが見込まれます。 今週は #BEFIRST、#優里 さんそして #YOASOBI が新曲をリリースしますね。2月22日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:2月13~19日)で各曲…

(追記あり) LE SSERAFIM、三代目J SOUL BROTHERSによるビルボードジャパン首位獲得リアクションを歓迎する

(※追記(3月18日9時15分):このブログエントリーの掲載以降、BE:FIRSTが「Boom Boom Back」首位獲得時(2月22日公開分)、またNiziUが「Paradise」首位獲得時(3月15日公開分)に、それぞれコメントを発信しています。その内容を追記しました。) ビルボードジャパ…

【ビルボードジャパン最新動向】男性ダンスボーカルグループの初週動向から考える、”初週聴取習慣化”の必要性

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 1月30日~2月5日を集計期間とする最新2月8日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE「STARS」が初登場で首位を獲得しました。 …

【ビルボードジャパン最新動向】LE SSERAFIM「FEARLESS」から考える、K-POP日本向けシングルリリースの理想形

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 1月23~29日を集計期間とする最新2月1日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、LE SSERAFIM「Fearless」が前週の100位未満(300位圏内)から首位に再浮上。LE SSERAFIMに…

関ジャム【プロが選ぶ年間マイベスト10曲】を踏まえ、この企画こそ特番化すべきと考える3つの理由

1月22日および29日に放送された『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日)にて、【プロが選ぶ年間マイベスト10曲】という企画が行われていました。選者はレギュラーと言えるいしわたり淳治さん、蔦谷好位置さんに加え、今回は佐藤千亜妃さんが参加。順位および選…

(訂正あり) 星街すいせいのTHE FIRST TAKE、back number『ユーモア』のSpotify成績を踏まえた音楽チャートへの改善要望

(※訂正(8時13分):back numberのアルバム『ユーモア』の発売日を1月18日水曜と記載していましたが、正しくは1月17日火曜でした。訂正し、お詫び申し上げます。) ビルボードジャパンは一昨日、最新チャートをCHART insightにて13時過ぎに発表して間もなく、訂…

結束バンドがSixTONESを逆転したアルバムチャート、そしてギターオリエンテッドな作品のヒットについて

最新のビルボードジャパン各種チャートから注目点を紹介します。 1月18日公開分のビルボードジャパンアルバムチャートでは、結束バンド『結束バンド』が首位に返り咲きを果たしました。 【ビルボード】結束バンド『結束バンド』2週ぶりに総合アルバム首位に…

【ビルボードジャパン最新動向】「Subtitle」歴代最長タイの11週首位獲得、真の社会的ヒット曲とは何かを読む

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 1月9~15日を集計期間とする最新1月18日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、Official髭男dism「Subtitle」が7週連続、通算11週目の首位を獲得。ビルボードジャパンが…

ビルボードジャパンでのKing & Prince「ツキヨミ」チャート動向を読む…特筆すべき点、そして勿体ないと感じる点

ビルボードジャパンソングチャートの動向から、気になる曲を追いかけます。今回紹介するのはKing & Prince「ツキヨミ」です。

コアファンの推し活としての、"サブスクプレイリスト活用"の勧め

以前記載したツイートが、今も時折参照されています。 昨日はラジオ業務を担当したのですが、リスナーの方から"とある歌手のコアファンですが、物理的余裕等がなく推し活に悩んでいるのでアドバイスがほしい"というメッセージをいただきました。その際、スタ…

日本版グラミー賞があったなら? 2022年度版主要4部門の結果発表 (コラボスペース終了の報告)

1月8日付のブログエントリーで記載した、このブログではおなじみとなった日本版グラミー賞予想企画。今回は昨年に引き続き、ブログ【ただの音楽ファンが見る音楽業界】(→こちら)の管理人であるRYO@音楽ブログさんと共に、同賞の存在を仮定した上で双方がノミ…

【ビルボードジャパン最新動向】1月4日公開分ソングチャートは年末音楽特番の影響が色濃く反映

通常は毎週木曜に最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えしますが、ビルボードジャパンの年末年始進行に伴い昨年12月26日~1月1日を集計期間とする最新1月4日公開分は昨日公開。それに合わせて、本日水曜に最新のソングチャートを紹介します。 …

音楽業界・エンタテインメント業界への改善提案 (2023年版)

これまでこのブログでは、音楽業界が良くなるための提案を記してきました。今回はその最新版となります。なおこれまでは音楽業界に限定した形で記載しましたが、音楽業界とエンタテインメント業界が密接につながっていることを踏まえ、広くエンタテインメン…

(追記あり) 日本版グラミー賞があったならば…2022年度版主要4部門を想像する (コラボスペース開催のお知らせ)

(※追記(10時42分):RYO@音楽ブログさんも日本版グラミー賞主要4部門を選出されました。つきましてはRYOさんによるブログエントリーを追記しています。) ここ数年の恒例となっている、日本版グラミー賞を仮定しノミネーションを考える企画。本日2022年度分を…