(※追記(5月3日):リル・ナズ・X「Thats What I Want」について、これまで「That's What I Want」とアポストロフィ付きで紹介しておりました。訂正し、お詫び申し上げます。)
現地時間の3月21日月曜に発表された最新3月26日付米ビルボードソングスチャート(Hot 100)。グラス・アニマルズ「Heat Waves」が3連覇を達成しました。
Glass Animals' "Heat Waves" is No. 1 on the #Hot100 for a third week! 👏 https://t.co/jKL4WGCZpE
— billboard (@billboard) 2022年3月21日
グラス・アニマルズ「Heat Waves」はストリーミングが前週比1%アップの1520万(同指標3位)、ダウンロードが同9%ダウンの3100(同指標20位)、ラジオが同2%アップの6730万(同指標2週目の首位)を獲得。今週で61週目のエントリーとなる「Heat Waves」は、週間チャート制覇曲のソングスチャート滞在記録においてポスト・マローン「Circles」と並び歴代5位となりました(前週までの記録はブログエントリー参照→こちら)。
ザ・キッド・ラロイ & ジャスティン・ビーバー「Stay」が5→2位へ。ストリーミングは前週とほぼ変わらず1150万(同指標13位)、ダウンロードは同21%アップの1800(同指標46位)、ラジオは同1%アップの6450万(同指標2位)を獲得。昨年7月24日付で3位に初登場した「Stay」は現在までトップ10内をキープしており、ポスト・マローン「Circles」の39週(2019-2020年)という初登場からのトップ10在籍記録にあと3週と迫っています。
イマジン・ドラゴンズ & J.I.D「Enemy」が12→8位となりトップ10入り(記事ではJIDと表記)。ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』のアニメ版となる『アーケイン』(Netflix)にて各話の冒頭で流れているこの曲は、ストリーミングが前週比3%ダウンの1060万、ダウンロードが同3%アップの4000、ラジオが同17%アップの4200万を記録。ラジオにおいては5週連続でトップエアプレイゲイナーを獲得しています。
イマジン・ドラゴンズにとっては「Radioactive」(2013年7月 最高3位)、「Demons」(2013年12月 6位)、「Believer」(2017年8月 4位)、「Thunder」(2017年12月 4位)に続く5曲目のトップ10入り。J.I.Dにとっては初となります。
また「Enemy」はストリーミングおよびダウンロード指標で共に10位に。イマジン・ドラゴンズのラジオ指標トップ10入りは2018年の「Natural」以来7曲目。「Enemy」はラジオ指標50位以内に登場後5週目でトップ10入りしたこととなり、イマジン・ドラゴンズにとっては「Thunder」を1週上回る最速記録となります。またダウンロード指標では11曲目のトップ10入りを達成。なおJ.I.Dは両指標初のトップ10入りとなります。
今週、最新のホットロック&オルタナティヴソングスチャートのトップ3(「Heat Waves」、ゲイル「Abcdefu」および「Enemy」)がいずれも総合でトップ10入りを果たしています(「Abcdefu」は総合4位)。これはホットロック&オルタナティヴソングスチャートが改良され2020年6月に登場して以来初となります。
最新のトップ10はこちら。
The #Hot100 top 10 (chart dated March 26, 2022)
— billboard charts (@billboardcharts) 2022年3月21日
[今週 (前週) 歌手名・曲名]
1位 (1位) グラス・アニマルズ「Heat Waves」
2位 (5位) ザ・キッド・ラロイ & ジャスティン・ビーバー「Stay」
3位 (3位) コダック・ブラック「Super Gremlin」
4位 (4位) ゲイル「Abcdefu」
5位 (2位) カロリーナ・ガイタン、マウロ・カスティージョ、アダッサ、レンジー・フェリズ、ダイアン・ゲレロ、ステファニー・ベアトリス & エンカント・キャスト「We Don't Talk About Bruno」
6位 (7位) ジャスティン・ビーバー「Ghost」
7位 (6位) アデル「Easy On Me」
8位 (12位) イマジン・ドラゴンズ & J.I.D「Enemy」
9位 (10位) リル・ナズ・X「Thats What I Want」
10位 (8位) エド・シーラン「Bad Habits」
カロリーナ・ガイタン、マウロ・カスティージョ、アダッサ、レンジー・フェリズ、ダイアン・ゲレロ、ステファニー・ベアトリス & エンカント・キャスト「We Don't Talk About Bruno」がストリーミング指標で11週目のトップに。前週比11%ダウンとなる2220万を獲得しています。
最新の米ビルボードアルバムチャートではリル・ダークのアルバム『7220』が初登場で首位を獲得。その勢いはソングスチャートに波及し、13曲が100位以内に初登場しています。
.@lildurk debuts 13 songs on this week's #Hot100 (1/2):
— billboard charts (@billboardcharts) 2022年3月21日
#24, What Happened To Virgil ft. @1GunnaGunna
#26, Petty Too ft. @1future
#30, No Interviews
#34, Golden Child
#48, Barbarian
#53, Shootout @ My Crib
#55, Started From
#58, Headtaps
.@lildurk debuts 13 songs on this week's #Hot100 (2/2):
— billboard charts (@billboardcharts) 2022年3月21日
#60, Smoking & Thinking
#65, Grow Up/Keep It On Speaker
#69, Blocklist
#73, Difference Is ft. @IAMSUMMERWALKER
#85, Federal Nightmares
また、ニルヴァーナ「Something In The Way」が46位に初登場。映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』での使用に伴うもので、ニルヴァーナにとっては「You Know You're Right」以来20年ぶり、通算5曲目のソングスチャートランクインを果たした形です。
.@Nirvana's history on the #Hot100:
— billboard charts (@billboardcharts) 2022年3月21日
#6, Smells Like Teen Spirit (1992)
#32, Come As You Are (1992)
#45, You Know You're Right (2002)
#46, Something In The Way (2022)
#64, Lithium (1992)
米ビルボードが一昨年新設したグローバルチャートもチェック。200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され、歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。3月26日付ではグラス・アニマルズ「Heat Waves」がGlobal 200で4連覇、Global Excl. U.S.で2連覇を達成しました。
.@GlassAnimals' "Heat Wave" continues its reign on both the #Global200 and Global Excl. U.S. charts. 👑 https://t.co/Aw5sdcmMPA
— billboard (@billboard) 2022年3月21日
The Global 200 top 10 (chart dated March 26, 2022)
— billboard charts (@billboardcharts) 2022年3月21日
The Global Excl. U.S. top 10 (chart dated March 26, 2022)
— billboard charts (@billboardcharts) 2022年3月21日
グラス・アニマルズ「Heat Waves」はGlobal 200においてストリーミングが前週比2%アップの5680万、ダウンロードが同8%ダウンの5500を獲得。Global 200から米の分を除くGlobal Excl. U.S.ではストリーミングが前週比2%アップの4250万、ダウンロードが同7%ダウンの2300を記録しています。
Global 200において「Heat Waves」はBTS「Dynamite」(2020-2021年)に並ぶ、グループによる作品での最長首位獲得曲となりました。なお最新チャートにおけるGlobal Excl. U.S.の5位までの順位および前週からの順位変動は、Global 200のそれをなぞっています。