イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

2018-01-01から1年間の記事一覧

日本版グラミー賞の主要部門ノミネーションをシュミレートしてみる(2018年度版) & レコード大賞へのストレスをポジティブな力に変えよという願い

ここ数年の恒例となっている、日本版グラミー賞があったなら...と仮定しノミネーションを考える企画。3年目になりました。過去2年はこちら。 そしてこの仮定の"意義"については2016年版に加え、下記にも記載しています。 さて、ここからは昨日の今日における…

2018年私的邦楽ベストソングを選んでみました

(※追記(2019年1月10日):中村佳穂「きっとね!」のミュージックビデオが公開されたゆえ、同曲のミュージックビデオを貼付しました。) 毎年行っている私的な選曲集、2018年版です。 上半期、下半期についてはこちら。 <2018年私的邦楽ベスト (2018年12月28日…

ビルボード年間ソングスチャートとグラミー賞を踏まえた、2018年米音楽業界トピックス10

今年の音楽業界をチャートを主体に振り返る企画、先日は邦楽を取り上げましたが、今回はアメリカの音楽業界をみてみたいと思います。邦楽については下記をご参照ください。 既に米ビルボードの年間ソングスチャート、および来年開催される第61回グラミー賞の…

アナウンサーの退職問題、退職済ならばきちんと発表しないと不信感が募るだけでは

今年の謎、ひとつ解決しました。 昨日、ATV青森テレビで放送された特別番組、『2018オトコ飯!見せます魅せます髙山VS青森の過激メニュー』。平日夕方帯の生ワイド『わっち!!』(月-金曜 16時50分)内コーナーの総集編でしたが、しばらくテレビに出ていない板…

日本のチャートにおけるクリスマスソング上昇の原動力は?そして最高のクリスマスソングとは

昨日発表された、最新12月31日付ビルボードジャパンソングスチャート。SKE48「Stand by you」はシングルCDセールス指標の急落に伴い大きく後退。KinKi Kids「会いたい、会いたい、会えない。」が首位に立ちました。 【ビルボード】18.7万枚を売り上げたKinKi…

マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」を筆頭にクリスマスソングが米チャートを占拠した、その原動力とは?

メリークリスマス!と言うには一日遅れてしまいましたが、しかし音楽チャート上ではクリスマスソング強し、なのです。 昨日速報版を発表した、最新12月29日付の米ビルボードソングスチャート。一足早くトップ10入りしたマライア・キャリー「All I Want For C…

米ソングスチャートはアリアナ・グランデ強し、そしておよそ半世紀ぶりのカムバックが

現地時間の12月24日月曜に発表された、12月29日付最新チャート。アリアナ・グランデ「Thank U, Next」が通算6週目の首位を獲得しました。さらにクリスマスソングの定番曲がトップ10入りし、その歌手にとって実に半世紀ぶりのトップ10返り咲きとなりました。 …

2018年、私選ラジオ重大(五大)ニュース

このブログでは、毎年極私的邦楽年間ベストソング集を紹介しているのですが、ラジオ業界についても極私的ながら気になった出来事をまとめてみます。とはいえ昨年の流れを踏まえたものが少なくなく、且つ今年は大きな出来事が多くはなかったと考えるゆえ(特に…

2018年下半期 私的邦楽ベストを選んでみました

昨日に続き、邦楽の楽曲単位でのベストをセレクト。 毎年上半期と下半期、および年間を通して、極々私的ながら邦楽ベストを選出しています。今回は今年下半期編です。 <2018年上半期 私的邦楽ベスト (2018年12月22日作成)> ◯ 作成時のルール ・今年下半期(…

2018年下半期 社会的ヒット10曲を選んでみました

12月16日に放送した『わがままWAVE It's Cool!』(FMアップルウェーブ 日曜17時)では、DJのしょうごくんセレクトによる今年下半期話題の音楽総決算特集をお送りしました。お聴きくださった皆さん、ありがとうございます。 さて今回、このエントリーでは下半…

合算ランキングを発表しても募る不信…オリコンは誰のためにある?

今週水曜から開始されたオリコンのシングルおよびアルバムの合算ランキングについて、詳細等は一昨日のブログエントリーに掲載しました。 そこでその合算ランキングと、先んじて合算をスタートさせたビルボードジャパンソングスチャートで比較しようとしたの…

ビルボードジャパンソングスチャート、三浦大知「Blizzard」を支える"ブリ活"に注目

昨日発表された、最新12月24日付ビルボードジャパンソングスチャート。前週首位のSexy Zone「カラクリだらけのテンダネス」は順位を大きく落とし、シングルCDセールス指標が圧倒的だったSKE48「Stand by you」が首位に立ちました。しかし。 最新12月24日付 @…

オリコンが今週"合算ランキング"をスタート…ビルボードジャパンには真似すべき点が多数あるのです

オリコンの新たなランキングが今週スタートしました。先週月曜からの1週間を集計期間とする"合算ランキング"、その第1回目の速報が今日4時に発表されました。 SKE48、松井珠理奈の復活作が第1回合算シングルランキング1位に(写真 全2枚)https://t.co/KXRpS…

米ソングスチャートはアリアナ・グランデ強し、マライア・キャリーのクリスマスソングが最高位更新

米ビルボードチャートを定点観測。 現地時間の12月17日月曜に発表された、12月22日付最新チャート。前週ストリーミングが女性歌手での最高記録を叩き出したアリアナ・グランデ「Thank U, Next」が2週連続、通算5週目の1位を記録しました。 記事は下記に。 .@…

星野源、『POP VIRUS』リリース直前のマーケティングの凄さに痺れる

明後日19日、いよいよリリースされる星野源さんのニューアルバム『POP VIRUS』。 このアルバムのリリース直前の1週間の動きが素晴らしいのでメモ。 ・12月12日(水) 『FNS歌謡祭 第2夜』(フジテレビ)出演、「Pop Virus」披露 →同日夜、「Pop Virus」ミュージ…

今年最強のクリスマスソングはキンプリだと思う

今年も邦楽では、数は多くないもののクリスマスソングがリリースされています。しかしながら、今年最強の男性目線によるクリスマスソングはこの歌手による2曲ではないかとふと思った次第。 ・King & Prince「シンデレラガール」 ・King & Prince「Memorial」…

(追記あり) マーヴィン・ゲイの遺族側はやはり、あらゆるクリエイティビティを壊しかねない悪例を築いてしまった

(※追記(2023年5月4日20時42分):はてなブログにてビルボードジャパンのホームページを貼付すると、きちんと表示されない現象が続いています。そのため、表示できなかった記事についてはそのURLを掲載したビルボードジャパンによるツイートを貼付する形に切り…

日本のチャートで上昇するクリスマスソング、牽引するのはやはりストリーミングである

最新12月17日付のビルボードジャパンソングスチャートでは、クリスマスソングが100位以内に複数ランクインしています。 12月に入り、ラジオ、ダウンロード、ストリーミング、カラオケ指標でクリスマス・ソング各曲が活発化してきている。back number「クリス…

ジャニーズ事務所所属歌手の曲、次週がデジタル解禁に至る最良のタイミング?

昨日発表された、最新12月17日付ビルボードジャパンソングスチャート。前週首位をAKB48「NO WAY MAN」は大きく後退しました。 12/17付 @Billboard_JAPAN ソングスチャート、Hot100ようやく更新(自分が確認したところ今日夕方になってようやく。これまでは13…

マライア、ワム!…米ソングスチャート最高位を大挙更新するクリスマスソング、その理由は

最新の米ビルボードソングスチャートでマライア・キャリー「All I Want Is Christmas Is You (邦題:恋人たちのクリスマス)」が7位に入り最高位を更新したことは昨日紹介した通り。 そしてクリスマスソングといえば、日本でお馴染みのあの曲も遂に最高位を更…

米ソングスチャート、アリアナ・グランデがストリーミング女性歌手新記録で首位奪取、そしてあのクリスマスソングが最高位更新

米ビルボードチャートを定点観測。 現地時間の12月11日月曜に発表された、12月15日付最新チャート。アリアナ・グランデ「Thank U, Next」が記録的なストリーミングポイントを叩き出し首位に返り咲きました。そしてあのクリスマスソングが再登場且つ最高位更…

TBSラジオの"スペシャルウィークやめます"宣言から考える、3つの願い

今週のラジオ業界は聴取率調査週間。今日からの1週間、東名阪のラジオ局が賑やかになります。各局が"スペシャルウィーク"と称して賑々しくお送りする中、首都圏放送局で103期(17年4ヶ月)連続で聴取率トップの座に君臨し続けるTBSラジオが、スペシャルウィー…

ビルボードジャパン年間ソングスチャートにみる、2018年の音楽業界トピックス10

このブログで毎週木曜に追いかけている、ビルボードジャパンソングスチャート。その年間チャートが発表されました。 【ビルボード年間HOT 100】米津玄師「Lemon」が首位、DA PUMP「U.S.A.」が2位に、スマホからヒットが生まれた2018年 https://t.co/M80R6n7x…

第61回グラミー賞、ノミネート発表

2019年に開催される第61回グラミー賞のノミネーションが昨夜発表されました。今回から主要4部門はノミネート数が5から8へ変更され、ますます予想しにくくなると思うのですが、その分楽しみが増えた気もします。 それでは、主要4部門のノミネートを押さえてみ…

2018米ビルボード年間ソングスチャート発表…34週制したヒップホップはそこまで強くなかった?

一昨日、米ビルボード年間チャートが発表されました。毎週ブログではソングスチャート速報をチェックしていますが、そのソングスチャート年間トップ100は下記に。 This year's top 100 songs #yearinmusic https://t.co/zGCJHXueLv [via @billboardcharts] …

ビルボードジャパンソングスチャートは新指標加算開始、そしてチャートを制しながらも見えてきたAKB48の"弱さ"

昨日発表された、最新12月10日付ビルボードジャパンソングスチャート。前週首位を獲得したback number「オールドファッション」は10位に大きく後退、AKB48「NO WAY MAN」が制しました。 「オールドファッション」のポイント推移、シングルCDセールスカウント…

今年のアメリカはクリスマスソング需要前倒し? 最新チャートに大挙再登場

最新12月8日付の米ビルボードソングスチャートではトラヴィス・スコットが初のナンバーワンを獲得しましたが、前週29位に再登場したマライア・キャリー「All I Want For Christmas Is You (邦題:恋人たちのクリスマス)」が14位まで上昇し、早くもトップ10入…

米ソングスチャート、トラヴィス・スコットがアリアナ・グランデを破り初の首位獲得

米ビルボードチャートを定点観測。 現地時間の12月4日月曜に発表された、12月8日付最新チャート。アリアナ・グランデ「Thank U, Next」の4週目の1位を阻んだのはトラヴィス・スコット「Sicko Mode」でした。自身初となる首位獲得です。 記事は下記に。 .@trv…

洋楽国内盤の前倒しレンタル解禁、およびディズニー音楽作品のレンタルスケジュールにみるユニバーサルの良心

このブログでは以前から、【洋楽国内盤の発売後1年未満でのレンタル解禁】について発信してきました。現状ではユニバーサル、ソニー、ワーナーの3社が前倒し解禁に踏み切っていますが、これまでの状況、そして今回の記載内容を踏まえればユニバーサルが一歩…

アリアナ・グランデ「Thank U, Next」、YouTube再生回数で新記録達成

アリアナ・グランデが先月リリースした「Thank U, Next」、ミュージックビデオが公開されました。 初登場から3週連続で米ビルボードソングスチャートを制しているこの曲。ミュージックビデオでは、2000年代にアメリカでヒットしたラブコメ映画をモチーフに、…