イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

J-Pop

米ビルボードが年間グローバルチャート発表…2023年度の傾向、そしてJ-POPの現状を考える

米ビルボードが日本時間の11月22日水曜、2022年度年間チャートを発表しています。このブログでは昨日、ソングチャートを主体にアメリカの動向を紹介しました。 今日はグローバルチャートについてお伝えします。

(追記あり) 2017年以降の日本におけるダンスボーカルグループ/アイドルの社会的ヒット10曲、選びました

(※追記(8時18分):タイトルを”…選んでみました”から”…選びました”に変更しました。) 一昨日放送された『音楽の日』(TBS)で話題を呼んだダンスコラボ企画について、Spotifyにプレイリストを作成しました。 この企画の重要性については自分をはじめ多くの方が…

(追記あり) グローバルチャート(Global 200およびGlobal Excl. U.S.)とは何か、そしてJ-POPの現在と課題とは (最新版)

(※追記(7月4日8時52分):このブログエントリーと同日、7時台にアップされたnoteプロデューサー/ブロガーの徳力基彦さんによるYahoo! JAPANのコラムにて、TikTok発のヒット曲が時間を超えてヒットしている状況を紹介されています。このエントリーではTikTok発…

K-POPにおける外国語版同時リリースは主流になるかを考え、日本でも活かせる可能性を提案する

K-POPの新たな動きと言えそうです。 HYBEの新プロジェクト、MIDNATTによるデビュー曲「Masquerade」が今週リリース。6つの言語版が同時に公開されています。 (上記動画は設定画面にて言語を設定可能。) 6つの言語をまとめたEPにて、最初に収録されているのは…

YOASOBI「アイドル」がGlobal 200で14位、Global Excl. U.S.で5位に到達…ロングヒットに必要なことを考える

昨日のエントリーでもお伝えしたように、米ビルボードによる最新4月29日付グローバルチャートのうちGlobal Excl. U.S.においてYOASOBI「アイドル」が5位に登場しています。また日本時間の昨夜には同曲が、Global Excl. U.S.から米の分を加えたGlobal 200にお…

(追記あり)【ビルボードジャパン最新動向】2023年度の極端なチャートアクションを踏まえ、ビルボードジャパンに変更を提案する

(※追記(6月8日19時15分):本来、冒頭にて総合ソングチャートのツイートを掲載するところ、誤ってアニメソングチャートを貼付していたため、差替を実施しました。失礼いたしました。) 3月27日~4月2日を集計期間とする最新4月5日公開分のビルボードジャパンソ…

日本で流行するヒップホップはストリーミングが急伸し牽引…ビルボードジャパンのCHART insightを分析する

最新3月8日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、百足 & 韻マン「君のまま」が7位に入り、初のトップ10入りを果たしています。 今回はビルボードジャパンのCHART insightを基に、日本でヒットするヒップホップのチャート動向を分析します。

(追記あり) グローバルチャートとは何か、そしてJ-POPの現状と課題をまとめる (2023年1月2日時点)

(※追記(7月3日6時15分):グローバルチャート紹介エントリーの最新版を掲載するにあたり、このエントリーの表題を”(最新版)”から”(2023年1月2日時点)”に変更しました。また冒頭の文章を加筆修正しています。) (※追記(7月14日4時30分):グローバルチャートにつ…

2022年度 私的邦楽ベストソングスを選びました

毎年行っている邦楽私的選曲集、2022年度版をお送りします。 <2022年度私的邦楽ベスト (2021年12月19日作成)> ◯ 作成時のルール ・昨年12月から今年11月にかけて発売されたシングル、またはアルバムからのリード曲等、Spotifyの新曲プレイリストより基本的…

"ジャニーズ&ボーイズグループから見る2022年音楽シーン"生配信で紹介した、音楽チャートにおける課題および提案

昨日はコラボスペース【ジャニーズ&ボーイズグループから見る2022年音楽シーン】を開催しました。お聴きくださった皆さんに感謝申し上げます。生配信直前にTwitterの音声配信機能(スペース)が使えないというトラブルに見舞われたため、急遽ツイキャスでの配…

"ジャニーズ&ボーイズグループから見る2022年音楽シーン" コラボスペース参考資料を掲載します

本日19時より、Twitterの音声配信機能であるスペースを使ってRYO@音楽ブログさんとのコラボ生配信を開催します。 【コラボスペースのお知らせ】12月16日金曜19時から2時間の予定で、RYO@音楽ブログさん(@yo19930223)とコラボスペースを開催します。テーマは…

米ビルボードが年間グローバルチャート発表、2022年度のチャートを総括しJ-POPの状況を考える

米ビルボードが日本時間の12月1日木曜から翌日にかけて、2022年度年間チャートを発表しています。このブログでは昨日、ソングチャートを主体にアメリカの動向を紹介しました。 今日はグローバルチャートについてお伝えします。 米ビルボードがグローバルチャ…

「Subtitle」のGlobal Excl. U.S.トップ10入りを機に考える、J-Popのグローバルチャート登場に必要なこととは

2年前に米ビルボードが新設したグローバルチャートのうち、最新11月26日付Global Excl. U.S.(Global 200から米の分を除く)ではOfficial髭男dism「Subtitle」が10位に上昇。このチャートにおけるJ-Popのランクインは6曲目となりました。 今回のランクインにつ…

【月曜日のプレイリスト】デジタル環境の醸成が”世界に羽ばたくJ-Pop”を増やす…昨日のラジオ音楽特集振り返り

昨日放送のラジオ番組『わがままWAVE It's Cool!』(FMアップルウェーブ 日曜17時)では、【世界に羽ばたくJ-Pop】を音楽特集のテーマとしてお届けしました。日本の音楽作品が世界のチャートで大ヒットを遂げたことは多くはないかもしれませんが、今後はその…

藤井風「死ぬのがいいわ」グローバルヒットの推移をSpotifyで確認し、世界的ヒット曲の傾向を把握する

藤井風「死ぬのがいいわ」が東南アジアでのTikTokのバズを機に世界的な拡がりをみせていることは以前からこのブログでもお伝えしています(そしてコアファンの方々の情報量やリサーチ力には感服しています。ぜひそちらの方もご覧ください)。そのヒットは、米…

藤井風「死ぬのがいいわ」が100位以内に登場…Spotifyのグローバルデイリーチャート上位曲の傾向を押さえる

東南アジアにおけるTikTokでのバズを機に、藤井風「死ぬのがいいわ」が世界に拡がっていることについてはこのブログでも取り上げました。 最新9月15日付のSpotifyグローバルデイリーチャートではこの「死ぬのがいいわ」が79位に上昇し、初の100位以内エント…

(追記あり) 藤井風「死ぬのがいいわ」がSpotifyグローバルチャート初登場…背景にある戦略に注目、そして今後のポイント

(※追記(13時41分):TOKIONのインタビュー記事を紹介した際、”Spotify Japanの芦沢紀子さんによるインタビュー記事”と記載しましたが、正しくは芦澤紀子さんでした。訂正し、お詫び申し上げます。) 藤井風「死ぬのがいいわ」が、Spotifyによる最新9月4日付グ…

原由子の新曲がビルボードジャパンでトップ50入り…ラジオの強さはベテラン共通の特徴である

最新8月24日公開分(8月29日付)ビルボードジャパンソングスチャートでは40位に原由子「ヤバいね愛てえ奴は」が初登場。ドラマ『プリズム』(NHK総合)主題歌として1,916ポイントを獲得したこの曲は、ポイントの実に9割以上がラジオ指標で占められているのです。…

BE:FIRST、ファーストアルバム『BE:1』の情報が解禁…気鋭ソングライター陣のクレジットに注目する

BE:FIRSTのファーストアルバム『BE:1』が8月29日にリリース。本日リード曲「Scream」が先行配信され、いよいよカウントダウン体制に入りました。 「Scream」のミュージックビデオは今夜解禁されますが、YouTubeでは公式オーディオが既に公開。多方面からチェ…

Mr.Childrenのベストアルバムがようやくデジタル解禁、初週セールスと解禁アナウンスから感じることとは

7月8日の『金曜ロードショー』(日本テレビ)で放送予定だった映画『竜とそばかすの姫』は、再来月に放送されることがアナウンスされています。 発表放送を延期した『#竜とそばかすの姫』放送日決定⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️9月23日(金)#秋分の日地上波初放送‼️本編…

ジョージ「Glimpse Of Us」世界的ヒットの理由を米ビルボード座談会から考える…J-Popの海外ヒットにもつながるか

日本時間の6月21日火曜に発表された6月25日付米ビルボードソングスチャートにて、10位に初登場を果たしたジョージ(Joji)「Glimpse Of Us」。4曲目の100位以内エントリーにしてトップ10入りはおろか50位以内エントリーも初となった彼の今回のヒットがなぜ生ま…

”J-Popは海外に通用するのか?”…TOKIONコラムで紹介したグローバルチャートを知るためのデータをまとめる

昨日、TOKIONに寄稿したコラムが公開されました。様々な反応をいただき、心より感謝申し上げます。 【新着】「J-POPは海外に通用するのか?」を音楽チャートから考えるhttps://t.co/Be2bCUJanr@Kei_radio — TOKION (@TOKiONjp) 2022年6月17日 米ビルボードに…

宇多田ヒカルのフェス出演、藤井風の特番放送…新作を後から盛り上げる動きが登場している件、および私見

日本時間の昨日午前、コーチェラ・フェスティバルに宇多田ヒカルさんが出演し話題となっています。 88risingのショーンに誘われてちょっとコーチェラ出ることになりました‍♀️ライブストリームでも観れるよ、日本時間4/17(日) AM10:45から!HEAD IN THE CLOUD…

最新のグローバルチャートにおけるJ-Popランクイン数は今年度最少に…その理由を考える

米ビルボードが一昨年秋に新設したグローバルチャート。世界200以上の地域における主要デジタルプラットフォームのストリーミング(動画再生含む)およびダウンロードで構成されたこのチャートは、Global 200とGlobal Excl. U.S.(Global 200より米の分を除く)…

Kep1er「WA DA DA」、『CDTVライブ!ライブ!』パフォーマンス映像が公式動画化…K-PopとJ-Popの差を思う

一昨日、日本のメディアで初パフォーマンスを披露したKep1er(ケプラー)。ビルボードジャパンソングスチャートでもトップ10入りを果たした「WA DA DA」の『CDTVライブ!ライブ!』(TBS)でのパフォーマンス映像が、Kep1erの公式YouTubeチャンネルで早速公開さ…

SiM「The Rumbling」がグローバルチャートに初登場…世界でのヒットの規模を拡大するために必要なこととは

昨日は合算に関するビルボードジャパンの様々なチャートポリシーを紹介した上で、結果的には合算すべきではないかという私見を記載しました。 ここでも紹介したSiM「The Rumbling」は2月7日月曜にフルバージョンがリリースされ、最新2月16日公開分(2月21日付…

米ビルボードが年間グローバルチャート発表、2021年のチャートトピックスとは

米ビルボードが日本時間の12月3日未明、2021年度年間チャートを発表しています。このブログでは昨日、ソングスチャートを主体にアメリカの動向を紹介しました。 今日はグローバルチャートについて紹介します。 米ビルボードが昨秋グローバルチャートを開設し…

(追記あり) BE:FIRST「Gifted.」、米ビルボードのHot Trending SongsチャートでJ-Pop初のトップ10入り…そこから思うこと

(※追記(17時54分):2021年度各週のビルボードジャパンソングスチャートにおけるストリーミング指標首位獲得曲の再生回数およびSpotifyの割合を記した一覧表、および最新11月24日公開(11月29日付)ビルボードジャパンソングスチャートにおけるストリーミング指…

【グローバルチャート】アデル「Easy On Me」が2連覇、そしてハロウィン関連曲の次週登場の可能性を考える

毎週水曜は、米ビルボードが昨年新設したグローバルチャートをお伝えします。 200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。11月6日付で…

【グローバルチャート】完勝のアデル「Easy On Me」が過去曲もフックアップ、一方でJ-Popは

毎週水曜は、米ビルボードが昨年新設したグローバルチャートについてお伝えします。 200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。10月3…