イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

TikTok

【ビルボードジャパン最新動向】Ado「唱」が登場3週目で首位到達…総合トップに寄与した"活用"の重要性

最新9月27日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:9月18~24日)では、前週初登場で首位を獲得したBE:FIRST「Mainstream」が4位に後退。Ado「唱」が登場3週目にして、同曲初となる首位の座に就いています。 【ビルボード】Ado「唱」が総合ソング…

米ビルボードが"TikTok Billboard Top 50"を新設…チャートの中身、そして初回の結果からその動向を確認する

昨日のエントリーではビルボードジャパンが9月14日に新設した2種類のチャートについて紹介しました。 このエントリーでも触れたのですが、実は米ビルボードでもこの日、新たなチャートをローンチしています。今回はその【TikTok Billboard Top 50】について…

【ビルボードジャパン最新動向】YOASOBI「アイドル」17連覇達成、好調の理由および今後の動向を読む

最新8月9日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:7月31日~8月6日)ではYOASOBI「アイドル」が初登場から17週連続で首位を獲得。3週前にOfficial髭男dism「Subtitle」を上回り単独最長首位記録を樹立したこの曲が、その記録をさらに伸ばしていま…

【ビルボードジャパン最新動向】YOASOBI「アイドル」単独最長首位記録達成…”異次元”ヒットに至った様々な要因

最新7月19日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:7月10-16日)ではYOASOBI「アイドル」が初登場から14週連続で首位を獲得。連続での最長首位獲得記録を更新すると共に、不連続を含む首位獲得週数においてOfficial髭男dism「Subtitle」を上回り…

「ちゅ、多様性。」「オトナブルー」の流行、その肌感覚と音楽チャートとの差から考えること

本日はビルボードジャパン各種チャートの更新日。Mrs.GREEN APPLEがアルバム『ANTENNA』の初登場に伴いトップアーティストチャート(Artist 100)をはじめて制するかに注目です。この点については先日記載しています。 さて今回は、上記エントリーでも紹介した…

【ビルボードジャパン最新動向】4連覇を達成したYOASOBI「アイドル」について、ポイントの伸び率に注目する

5月1~7日を集計期間とする最新5月10日公開分ビルボードジャパンソングチャートはYOASOBI「アイドル」が4週連続で首位を獲得。ポイントをさらに伸ばし、2週連続で2万ポイント超えを果たしました。 【ビルボード】YOASOBI「アイドル」異次元の強さは変わらず…

英でFIFTY FIFTY「Cupid」がK-POP女性グループ初のトップ10入り…英メディアが語るヒットの理由、そして私見

先週発表されたイギリスの最新ソングチャートでFIFTY FIFTY「Cupid」が9位に入り、K-POP女性ダンスボーカルグループで初となるトップ10入りを果たしました。 Making UK chart history, @we_fiftyfifty are the first K-pop girl group to reach the Top 10 …

【ビルボードジャパン最新動向】YOASOBI「アイドル」3連覇、ポイント上昇に貢献した"活用"の重要性

4月24~30日を集計期間とする最新5月3日公開分ビルボードジャパンソングチャートはYOASOBI「アイドル」が3週連続で首位に。ポイントをさらに伸ばし、今年度初の2万ポイント超えを達成しました。 【ビルボード】超ハイレベルの首位争いを制したYOASOBI「アイ…

カラオケでの”年齢層の価値観や嗜好の違いが小さくなり歌える曲が増加傾向”の理由を、「サウダージ」を例に考える

4月27日に登場したこちらの記事が、音楽分析者の間で話題となっています。 この記事について、noteプロデューサー/ブロガーの徳力基彦さんが記事公開の翌日に早速noteにて紹介しています。 そしてnoteのアップと同じ4月28日に徳力さんが実施したTwitterのス…

【ビルボードジャパン最新動向】YOASOBI「アイドル」”異次元”ヒットの理由、そしてライバルに必要なものとは

4月17~23日を集計期間とする最新4月26日公開分ビルボードジャパンソングチャートは、YOASOBI「アイドル」が2連覇を達成しました。 【ビルボード】ストリーミング・動画再生・ダウンロードで1位、異次元の加点でYOASOBI「アイドル」2週連続総合首位 https://…

YOASOBI「アイドル」は世界的ヒットに至るか、グローバルチャート発表前に現在の動向をまとめる

YOASOBI「アイドル」が日本のSpotifyデイリーチャートで最高再生回数を更新しました。 日本における4月22日付Spotifyデイリーチャートでは #YOASOBI「#アイドル」が591,391回再生を記録。あささん(@musicnever_die)のツイートにもあるようにこれまでのデイリ…

米でTikTokが全面禁止となる可能性を踏まえ、米ビルボードがTikTokと”一発屋”との関連性に言及した記事を読む

先日のブログエントリー、通常より多くの反響をいただいております。感謝申し上げます。 米でTikTokが禁止となった場合に音楽チャート(主に米ビルボードソングチャート)に起こる可能性について、米ビルボードが5つのポイントを挙げています。そのひとつが【…

米でTikTokが全面禁止となる可能性を踏まえ、米ビルボードがソングチャートの今後を予測した記事を読む

昨日のエントリーでは、ビルボードジャパンとTikTokによるTikTok Weekly Top 20の動向を踏まえ、日本のTikTokでヒットする曲の変動についてまとめました。 このエントリーの最後にも書きましたが、今後TikTokが米において政府関係者のみならず広く国民全体で…

TikTok内でのヒット曲に変化、その理由を分析しつつ真のヒット曲とは何かを考える

日本のTikTokで人気となる曲の傾向が変わりつつあります。 ビルボードジャパンはTikTokと組んだ新たな音楽チャート、TikTok Weekly Top 20を昨年度よりスタートさせています(チャートの詳細はこちら)。そのチャート動向について、徒然研究室さんが以下のよう…

エド・シーラン、ニューアルバムのリード曲「Eyes Closed」の施策が興味深い

エド・シーランのニューアルバム『- (Subtract)』が5月5日にリリースされ、国内盤も同日登場します。 【Ed Sheeran】/#エド・シーランアルバム「マスマティックス・プロジェクト」最終作『- (サブトラクト)』5/5リリース決定\30曲以上の中から厳選された14曲…

King & Princeが動画再生指標トップ5を寡占した理由、そして今後考えられることへの私見

最新2月15日公開分のビルボードジャパンソングチャート、動画再生指標ではKing & Princeが5位までに4曲ランクインしています。下記は最新のビルボードジャパンソングチャート、CHART insightにて動画再生指標の1位から順に並べたものです。 「ツキヨミ」は11…

マイリー・サイラス「Flowers」はなぜ世界的大ヒットに至ったのか、米ビルボードが提示した5つの理由

マイリー・サイラス「Flowers」が世界の音楽チャートを席巻しています。 1月12日19時(東部標準時)にリリースされた待望の新曲は、1月13日からの1週間を集計期間とする米ビルボードソングチャート、そして米ビルボードが2020年に新設したふたつのグローバルチ…

"ジャニーズ&ボーイズグループから見る2022年音楽シーン"生配信で紹介した、音楽チャートにおける課題および提案

昨日はコラボスペース【ジャニーズ&ボーイズグループから見る2022年音楽シーン】を開催しました。お聴きくださった皆さんに感謝申し上げます。生配信直前にTwitterの音声配信機能(スペース)が使えないというトラブルに見舞われたため、急遽ツイキャスでの配…

ビルボードジャパン年間チャート発表、2022年度のチャートトピックス10項目を挙げる

2022年度のビルボードジャパン年間チャートが発表されました。集計期間は2021年11月29日~2022年11月27日(2021年12月8日公開分(12月13日付)~2022年11月30日公開分(12月5日付)となります。 Billboard Japan 2022年 年間チャート発表、Aimerが【JAPAN HOT 100…

(訂正あり) ポルノグラフィティ「サウダージ」をソングチャート100位以内登場に導いたデジタル環境の整備

(※訂正(10時15分) 曲名に誤りがありました。正しくは「サウダージ」であり、すべて訂正させていただきました。ご指摘をくださった方に感謝申し上げます。そして誤記載について、心よりお詫び申し上げます。) 2000年9月にフィジカルリリースされ、キャリア初…

【ビルボードジャパン最新動向】最新ヒットの理由をビルボードが提示している件、そして動画再生指標”欠損”への私見

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 9月26日~10月2日を集計期間とした最新10月5日公開分(10月10日付)ビルボードジャパンソングスチャートは、Ado「新時代」が2週連続、通算6週目の首位を獲得しました。 【ビルボー…

【ビルボードジャパン最新動向】なとり「Overdose」トップ10入り…上昇の要因と、さらなるヒットに必要なこと

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 最新9月28日公開分(10月3日付)ビルボードジャパンソングスチャートはAdo「新時代」が2週ぶり、通算5週目の首位を獲得しました。 【ビルボード】Ado「新時代」2度目の首位返り咲き…

藤井風「死ぬのがいいわ」が米ビルボードによるグローバルチャートに初登場…チャート特性と上昇曲を分析する

昨日のブログにて、米ビルボードによる9月24日付グローバルチャートのトップ10速報をお伝えしました。 グローバルチャートの全容は日本時間の昨夜公開され、2020年のアルバム『HELP EVER HURT NEVER』に収録された藤井風「死ぬのがいいわ」がGlobal 200で188…

藤井風「死ぬのがいいわ」が次週にもGlobal 200登場の可能性…バズ曲がさらに拡大するための施策を提案する

海外のソングスチャートは、その多くが金曜を集計開始日としています。9月2~8日を集計期間とするSpotifyのグローバルチャートにおいて、藤井風「死ぬのがいいわ」は176位に初登場を果たしました。 .@Spotify グローバル週間チャートでは #藤井風「#死ぬのが…

Tani Yuuki、22週連続トップ10入りの「W/X/Y」と新曲「もう一度」に関する最新の施策が興味深い

ここ1ヶ月はAdo『ONE PIECE FILM RED』関連曲の強さが際立つビルボードジャパンソングスチャートですが、その状況下でもトップ10入りを続けているのがTani Yuuki「W/X/Y」。最新9月7日公開分(9月12日付)ビルボードジャパンソングスチャートでは8位に入り、22…

(追記あり) 藤井風「死ぬのがいいわ」がSpotifyグローバルチャート初登場…背景にある戦略に注目、そして今後のポイント

(※追記(13時41分):TOKIONのインタビュー記事を紹介した際、”Spotify Japanの芦沢紀子さんによるインタビュー記事”と記載しましたが、正しくは芦澤紀子さんでした。訂正し、お詫び申し上げます。) 藤井風「死ぬのがいいわ」が、Spotifyによる最新9月4日付グ…

【ビルボードジャパン最新動向】Ado『ONE PIECE FILM RED』関連曲の凄さは様々な側面に表れている

毎週木曜以降は、最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 最新8月17日公開分(8月22日付)ビルボードジャパンソングスチャートはAdo「新時代 (ウタ from ONE PIECE FILM RED)」が初制覇。Adoさんは史上初となるソングスチャートトップ3独…

SixTONES、“現時点でCD収録予定のない"「PARTY PEOPLE」を突如解禁…その目的と今後の注目点は

先週金曜の夕方、SixTONES側が突如ツイートを連投しました。 2022.08.05. 22:00---▶https://t.co/GyoCd5IjSu#SixTONES_PP — SixTONES / ソニーミュージック (@SixTONES_SME) August 5, 2022 この後6枚の写真が17時05分以降10分おきに連投。ちょうどこの日、…

(追記あり)【ビルボードジャパン最新動向】Tani Yuuki「W/X/Y」最高ポイント更新…動画インフルエンサーとの共演がヒットの鍵に

(※追記(7時40分):Saucy Dog「シンデレラボーイ」の関連動画としてコムドットの動画を貼付しておりませんでした。つきましては先程、コムドットとの共演動画を貼付しました。お詫び申し上げます。) 毎週木曜以降は、最新のビルボードジャパン各種チャートに…

米ビルボードトップ20入り、エム・バイホルド「Numb Little Bug」のヒットは共感&ハイブリッド型である

昨日は最新7月30日付米ビルボードソングスチャート速報をお送りしました。今回は同日付で20位にランクインしたエム・バイホルド「Numb Little Bug」を紹介します。