イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

メディアへの提案

紅白のインパクト、Mrs. GREEN APPLEの上昇…年末年始におけるSpotifyの動向を追う

ビルボードジャパンは本日、2週分のソングチャートを発表します。2024年12月23日からの1週間を集計期間とする2025年1月1日公開分、および2024年12月30日からが集計期間となる2025年1月8日公開分であり、前者はクリスマス関連曲の勢い、後者は主に『輝く!日…

年末年始のYouTubeランキングからみえてくる『NHK紅白歌合戦』の影響力、および改善提案について

『第75回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下"紅白"と表記)の反響はリアルタイム視聴率(の結果)以上だと捉えています。それを踏まえ、先日はこのブログにてSpotifyデイリーチャートの動向を紹介しました。 このエントリーは後に、noteプロデューサー/ブロガー…

日本の元日付Spotifyデイリーチャート、『NHK紅白歌合戦』の影響が大きいことについて

昨年大晦日に放送された『第75回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下”紅白”と表記)のリアルタイム視聴率が発表されました。 昨年大みそかの「NHK紅白歌合戦」の平均世帯視聴率は、午後9時から11時45分までの第2部が32・7%(関東地区)だった。ビデオリサーチ…

2024年年末の地上波長時間音楽特番から、出演歌手傾向およびテレビの動向を読む (最終版)

昨年11月以降に地上波で放送されている地上波長時間音楽特番の出演者傾向分析、その最終版を掲載します。 一昨年末、および昨年夏の結果に関しては下記エントリーをご参照ください。 <2024年年末の地上波長時間音楽特番 出演歌手の傾向> 対象番組一覧 出演…

『NHK紅白歌合戦』を機に考える、2025年の音楽業界における5つの注目点

2024年大晦日の『第75回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下”紅白”と表記)を観て想起した、音楽業界における今年の注目点をまとめます。 <2025年の音楽業界における注目点> ① Mrs. GREEN APPLEのライバルは現れるか ② サブスク解禁は徹底されるか ③ テレビパ…

主要サブスクサービスの年間チャートを比較する

『発表!今年イチバン聴いた歌~年間ミュージックアワード 2024~』(日本テレビ 12月28日放送)は今回が3回目でしたが、以前からの問題点は今回も解決されていません。 <『発表!今年イチバン聴いた歌 年間ミュージックアワード2023』への疑問点> ① ”アワー…

『第75回NHK紅白歌合戦』、発表された歌唱曲から考えること

『第75回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下”紅白”と記載)の披露曲が昨日発表されました。発表に際し、NHKは生配信を実施しています。 第75回 #NHK紅白⬜️曲目決定https://t.co/Z1JISAAZJt/あなたが気になるアーティストをチェック✅\#紅白歌合戦 pic.twitter…

プランテックによる2024年度ラジオエアプレイチャートからみえてくること

プランテックは12月19日に、2024年度の年間ラジオエアプレイチャートを発表しました。プランテックは全国31のFMおよびAM局によるオンエアの回数チャートを毎週発表しており、ビルボードジャパンはこのデータを基に聴取可能人口等を加味したソングチャートの…

2024年度版 サブスク未解禁により大きなヒットに至れなかったと考える曲一覧

先日ビルボードジャパンが年間ソングチャートを発表しましたが、ソングチャートにおけるストリーミングの比重はさらに高まっています。一定枚数を超えたフィジカルセールスについて指標化時に係数処理を施すようになったことも影響していますが、2023年度に…

米ビルボードが2024年度年間グローバルチャートを発表、その傾向およびJ-POPの現状について

米ビルボードが日本時間の12月13日から14日にかけて、2024年度年間チャートを発表しています。このブログでは昨日、ソングチャートを主体にアメリカの動向を紹介しました。 今日はグローバルチャートについてお伝えします。

中山美穂 & WANDS「世界中の誰よりきっと」が100位以内に登場するも、もっと伸びた可能性

最新12月11日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、中山美穂 & WANDS「世界中の誰よりきっと」が56位に初登場を果たしています。 12月6日に急逝が報じられた影響で、中山美穂&WANDS「世界中の誰よりきっと」が総合56位に初登場。ダウンロード6位…

紅白は今年リリースのヒット曲を重視か…YOASOBIによる2024年リリース作品の動向から考える

『第75回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下”紅白”と記載)の出場歌手一覧にYOASOBIの名前がなかったことで、主にゴシップメディアがこの点を踏まえ紅白を非難する記事を発信しています。自分は予想段階にてYOASOBIを挙げていますが、NHKスポーツ中継のテーマ…

受賞(ノミネート)作品の発表を踏まえ、日本レコード大賞への疑問を今一度記す

今月に入りYahoo! JAPANニュース内コラムにて、先月創設がアナウンスされたMUSIC AWARDS JAPANを複数の方が採り上げています。 MUSIC AWARDS JAPANについてはこのブログでも紹介した上で、好感および懸念をまとめています。それでも同賞には、日本を代表する…

(追記あり) 『第75回NHK紅白歌合戦』出場歌手が発表、その顔ぶれを考える

(※追記(11月20日7時7分):『第75回NHK紅白歌合戦』で返り咲きを果たした4組のチャート動向を分析したエントリーについて、リンクを貼付しています。) 『第75回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか、以下"紅白"と記載)の出場歌手が本日発表されました。 第75回 #NHK…

(追記あり) 前週のトップ10初登場曲、当週のCHART insightから真のヒット曲に成るかを読む (2024年11月13日公開分)

(※追記(11月16日20時41分):MISAMO「NEW LOOK」におけるSpotifyの当週順位を当初10位と記載していましたが、正しくは8位でした。つきましては訂正後の表に差し替えております。心よりお詫び申し上げます。) 3月まで記載していたこちらのエントリーを、内容を…

『第75回NHK紅白歌合戦』出場歌手を予想する (最終予想)

このブログではここ数年、『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか、以下”紅白”と表記)の出場歌手を予想しています。今年についてもこれまで三度掲載しました。 直近の予想は2回目をベースに、NHKがSTARTO ENTERTAINMENT所属タレントの起用を再開したことを踏まえ”2.5…

前週のトップ10初登場曲、当週のCHART insightから真のヒット曲に成るかを読む (2024年10月30日公開分)

3月まで記載していたこちらのエントリーを、内容を少しリニューアルした上で夏以降再開しています。先週の内容はこちら。

(追記あり)『NHK紅白歌合戦』出場歌手を予想する (予想2.5回目:STARTO ENTERTAINMENT所属歌手起用再開を踏まえる)

(※追記(11月11日17時39分):予想の特別枠欄に竹内まりやさんを掲載していなかったため、追記しています。) (※追記(11月13日12時16分):最終予想を記したエントリーのリンクを掲載しています。) このブログではここ数年、『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか、以下…

「もしもピアノが弾けたなら」のチャート動向からみえてくる、デジタルアーカイブ充実の必要性

最新10月23日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:10月14~20日)では西田敏行さんの訃報に伴い、代表曲「もしもピアノが弾けたなら」が総合100位未満ながらも上昇したことがCHART insightから見て取れます。

『第75回NHK紅白歌合戦』に関する出場歌手内定記事をまとめる (随時更新)

(※追記(10月16日19時22分):NHKがSTARTO ENTERTAINMENT所属タレントの起用再開を決定した旨の記事を掲載しています。) (※追記(11月11日6時5分):石川さゆりさんの内定記事(歌唱曲含む)、およびSTARTO ENTERTAINMENT所属タレントの起用に関する記事を掲載して…

ラジオでの洋楽(K-POPを除く)OA率が上昇したこと、そして日本での洋楽浸透に必要なこと

最新9月25日公開分のビルボードジャパンソングチャート、ラジオ指標では20位以内に洋楽(K-POPを除く)が8曲ランクインしています。今年度においてはクリスマスイブまでを集計期間とする昨年12月27日公開分と並び最多となりましたが、今回の顔ぶれは実に興味深…

(追記あり) NHKのYouTubeチャンネル公開動画が米津玄師公式チャンネルでも…この動向を注目する理由

(※追記(8時43分):今回採り上げたテーマについて、noteプロデューサー/ブロガーの徳力基彦さんも本日noteで紹介されています。NHK関連YouTubeチャンネル発の動画がnoteでどのように掲載されるか等についても解説されています。リンクはこのエントリーの最後…

ラジオから音楽番組が減る…2024年秋改編を踏まえ、音楽チャート等への影響を考える

基本的に春と秋が改編の時期となるラジオ業界では、次回の改編が少しずつ発表されています。その中で先週後半に発表された内容から、あくまで個人的にと前置きしますが音楽がよりOAされなくなっていくものと危惧しています。

『with MUSIC』から抱いたメディアへの違和感…エンタテインメント業界の改善を願い、今一度記す

昨日放送の『with MUSIC』に稲垣吾郎さん、草彅剛さんそして香取慎吾さんが出演しました。 新しい地図を広げて7年初めて3人でテレビの歌番組に呼んでもらえましたこの後7時から観てください!#withMUSIC日本テレビ草彅剛稲垣吾郎香取慎吾新しい地図 — 香取 …

パリオリンピックのテレビ局テーマソング、ヒットに至ったかをCHART insightで確認する

パリオリンピックの閉会から1週間が経過しました。このブログでは次回のビルボードジャパンソングチャートの結果を踏まえ、オリンピック前後におけるストリーミングの動向を紹介する予定です。 さて、今回のオリンピックでは様々な音楽が披露され、また会場B…

GEMN「ファタール」は社会的ヒットに至るか、そしてSTARTO ENTERTAINMENT等の方針を変えるか

最新7月17日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは中島健人さんとキタニタツヤさんによるユニット、GEMN(ジェム)による「ファタール」が前週の21位から8位に上昇。登場2週目でトップ10入りを果たしています。 この「ファタール」が、STARTO ENTERTAI…

ミーガン・ザ・スタリオン feat. 千葉雄喜「Mamushi」、世界での人気が高まっていることについて

ミーガン・ザ・スタリオン feat. 千葉雄喜「Mamushi」の人気が世界で拡がっています。この点は以前から紹介していますが、チャートでさらなる上昇を遂げているのです。

『音楽の日』ダンス企画、使用曲表示方法からみえる洋楽のぞんざいな扱いについて

今夏の地上波長時間音楽特番については出演歌手傾向等を後日掲載しますが、本日は昨日放送された『音楽の日 2024』(TBS)において気になったことを表明します。それはダンス企画から見えてきた、メディアの洋楽軽視といえる姿勢です。

"日本はヒップホップが伸びる"…その可能性が高まっていると感じる2024年の変化について

日本時間の昨日発表された最新7月13日付米ビルボードソングチャートにて、ミーガン・ザ・スタリオン feat. 千葉雄喜「Mamushi」が68位に初登場。千葉雄喜さんはこのチャートでキャリア初の100位以内エントリーを果たしています。 Yuki Chiba lands his first…

ビルボードジャパンソングチャート、最新週におけるラジオ指標の傾向から感じたことについて

最新の7月3日公開分ビルボードジャパンソングチャートでは、ラジオ指標で興味深い動向が確認できます。