イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

メディアへの提案

(追記あり) 藤井風「満ちてゆく」、集計期間3日間でトップ10入り...ヒットの要因と今後の注目点

(※追記(13時41分):3月30日付グローバルチャートの公開に関するスケジュール、およびグローバルチャートに関するリンクを掲載しました。) 最新3月20日公開分ビルボードジャパンソングチャートでは、3月15日金曜にリリースされた藤井風「満ちてゆく」が8位に…

この一週間で見えてきた問題の解決が、日本のエンタテインメント業界の転換点となるだろうことについて

一昨日、Aぇ!groupのデビューがアナウンスされました。 ファーストシングル「《A》BEGINNING」が5月15日にCDでリリースされることがアナウンスされていますが、一方でデジタル(ダウンロード、サブスク)でのリリースについては触れられていません(レコード会…

前週および当週の上位初進出曲、CHART insightから真のヒット曲に成るかを読む (2024年3月13日公開分)

今回のエントリーでは、ビルボードジャパンソングチャートにおいて前週上位に初めて進出した曲の翌週動向、そして最新週における上位初進出曲の状況をチェックし、真の社会的ヒット曲に成るかを読みます。 前週のエントリーはこちら。 ビルボードジャパンの…

(追記あり) 藤井風が初回に登場する日本版tiny desk concerts、YouTubeでの公開を希望する

(※追記(3月22日4時38分):表記に一部誤りがありました。『エンベット(埋め込み)』と記載していましたが、正しくは『エンベッド(埋め込み)』でした。訂正の上、心よりお詫び申し上げます。) 本日、NHK総合にて新たな音楽番組、『tiny desk concerts JAPAN』が…

(追記あり) Number_iがテレビ出演へ…アイドル/ダンスボーカルグループのライト層獲得について提案する

(※追記(10時04分):Number_i「GOAT」のフィジカル(CD)については発売日当日の到着が可能となる予約販売期間は終了しましたが、通常盤は現在も購入可能となっています。つきましてはその内容を追記しました。当初の記載が不十分だったことについてお詫びする…

ビルボードジャパンソングチャートにおけるグラミー賞関連曲の動向から、洋楽の現状を分析する

先月末以降のエントリーにて、arne代表の松島功さんによるポストを踏まえた下記エントリー群を掲載しています。ここでは”洋楽”について、松島さんによる問題提起に合わせる形で”K-POPを除く”と定義しています。 いただいたリアクションの中に、洋楽がヒット…

Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」のグローバルヒット、日本での伝わり方における疑問を記す

昨日のブログエントリー(→こちら)でも紹介したように、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が米ビルボードによるグローバルチャートのうち、Global 200から米の分を除いたGlobal Excl. U.S.にて7→3位に上昇。Global 200でも21→12位となり好調です。 Global …

テレビ局等による音楽関連動画が音楽チャートに反映されない理由、そして改善提案について

昨日のエントリーでは最新2月7日公開分ビルボードジャパンソングチャートで2連覇を達成したCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」について、首位キープの要因、そして未だ登場していない公式動画の公開タイミングに関する提案を行いました。 「Bling-Bang-Ban…

Travis JapanによるD.U.N.K.ショーケースライブのパフォーマンス映像公開から考えること

SKY-HIさんとテレビ局によるプロジェクト、D.U.N.K. -DANCE UNIVERSE NEVER KILLED-(以下、”D.U.N.K.”と表記)が12月に実施した【D.U.N.K. Showcase in KYOCERA DOME OSAKA】。その2日目となる12月3日に登場したTravis Japanのパフォーマンス映像が公開されま…

"日本人の洋楽離れ"をどう改善させるか…ラジオ業界に対する提案を記す

昨日付のエントリーでは、arne代表の松島功さんによるポストを踏まえてこのようなエントリーを掲載しました。 日本では昨年度において洋楽(K-POPを除く)が強くなく、最高位を記録したのが2017年リリースのエド・シーラン「Shape Of You」だったことを踏まえ…

(追記あり)【ビルボードジャパン最新動向】tuki.「晩餐歌」がソングチャート初制覇、上昇の要因を探る

(※追記(7時44分):YouTubeにおけるtuki.「晩餐歌」の関連動画投稿数推移を紹介した徒然研究室さんによるポストを追記しています。) 最新1月24日公開分のビルボードジャパンソングチャート(集計期間:1月15~21日)では、前週通算22週目の首位を獲得したYOASOB…

【ビルボードジャパン最新動向】19週ぶり首位の「アイドル」、ポイントはもっと伸びたと考える理由

最新1月17日公開分のビルボードジャパンソングチャート(集計期間:1月8~14日)では、前週初登場で首位を獲得したNumber_i「GOAT」が3位に後退、YOASOBI「アイドル」が19週ぶり、通算22週目の首位を獲得しました。 【ビルボード】YOASOBI「アイドル」19週ぶり…

NHKも民放も改善は必須…テレビパフォーマンス映像のYouTube公開における理想の4条件を今一度記す

日本テレビが春から、ゴールデンタイムに音楽番組を投入します。 土曜日の19:56から放送される「with MUSIC」は「世界を視野に入れ、グローバルな価値・視点を持つ、令和の時代ならではの本格的な音楽番組」として始動する番組。音楽ライブだけに留まらず、…

【ビルボードジャパン最新動向】Number_i「GOAT」首位発進、強さの理由とグローバルの動向について

ビルボードジャパンは一昨日、1月3日公開分(集計期間:2023年12月25~31日)および1月10日公開分(集計期間:1月1~7日)のビルボードジャパンソングチャートを発表。このブログでは昨日付にて、『輝く!日本レコード大賞』(TBS 2023年12月30日放送)や『NHK紅白…

【ビルボードジャパン最新動向】年末年始のソングチャートはレコード大賞および紅白の影響が大きく反映

最新1月3日公開分(集計期間:2023年12月25~31日)、および1月10日公開分(集計期間:1月1~7日)のビルボードジャパンソングチャートが昨日発表。1月3日公開分ではAdo「唱」が3週連続、通算13週目の首位に、1月10日公開分ではNumber_i「GOAT」が初登場で首位を…

SpotifyやApple Musicの年末年始の動向は、紅白やレコード大賞の影響力を感じるに十分である

ビルボードジャパンは本日、2週分の各種チャートを発表します。 <お知らせ>年末年始のチャート発表は、以下を予定しております。■2023年12/27(水) 12/18~24集計分発表(Hot 100)12/28(木) 12/15~21集計分発表(グローバル・ジャパン・ソングス)■2024年…

『NHKスペシャル 世界に響く歌 日韓POPS新時代』の関連データを紹介し、私見を記す

#NHKスペシャル ありがとうございましたYOASOBIのこと、Ayaseとikuraのことが一人でも多くの方に伝わっていたら嬉しいです。2024年、日本でも海外でもたくさんチャレンジをする1年になる予感!引き続きご注目ください見逃し配信はコチラhttps://t.co/zd7sZH1…

年末の音楽特番から地上波テレビ局の出演傾向を読む (2023年版)

昨年末、地上波で放送された大型音楽特番の出演者傾向を分析します。2022年については下記エントリーをご参照ください。 今回参考とした番組は以下の12番組、リンク先は番組ホームページおよび音楽ナタリー掲載のタイムテーブルとなります。なお『第56回年忘…

『発表!今年イチバン聴いた歌 年間ミュージックアワード2023』への疑問を記し、改善策を提案する

日本テレビで一昨日放送された『発表!今年イチバン聴いた歌 年間ミュージックアワード2023』への疑問が強くあり、問題点を整理します。 (上記ポストのリンク先はこちら。キャプチャした理由は後述します。)

プランテックによる2023年度ラジオエアプレイチャートを読む

プランテックによる2023年度の年間ラジオエアプレイチャートが先週発表されました。プランテックは全国31のFMおよびAM局のOA回数チャートを毎週発表しており、ビルボードジャパンはこのデータを基に聴取可能人口等を加味したソングチャートのラジオ指標を算…

2023年度、サブスク未解禁により大きなヒットに至れなかったと考える曲をまとめました

このブログでは一昨日、このようなエントリーをアップしました。 この中で番外編として紹介したブレンダ・リー「Rockin' Around The Christmas Tree」は、リリースから65年の時を経て今年遂に米ビルボードソングチャートを制しました。施策も反映されていま…

【ビルボードジャパン最新動向】ソングチャートのポイント増加に寄与する3つの影響源について

最新12月13日公開分のビルボードジャパンソングチャート(集計期間:12月4~10日)では、フィジカルセールス初加算に伴い乃木坂46「Monopoly」が同曲初の首位を獲得しました。 【ビルボード】乃木坂46「Monopoly」が総合首位、舐達麻が9位にジャンプアップ htt…

米ビルボードソングチャート、1958年のクリスマスソングが制したことは"必然"である

最新12月9日付の米ビルボードソングチャートは、ブレンダ・リー「Rockin' Around The Christmas Tree」が初めて制しています。この点は昨日、ブログにて記事の翻訳版を掲載しています。 「Rockin' Around The Christmas Tree」の首位獲得については取り上げ…

米ビルボードが年間グローバルチャート発表…2023年度の傾向、そしてJ-POPの現状を考える

米ビルボードが日本時間の11月22日水曜、2022年度年間チャートを発表しています。このブログでは昨日、ソングチャートを主体にアメリカの動向を紹介しました。 今日はグローバルチャートについてお伝えします。

年末の長時間音楽特番から出演歌手傾向および地上波テレビ局の動向を読む (2023年・途中経過版)

このブログでは毎年、夏および冬に放送される地上波音楽特番の出演者についてまとめています。2022年冬および2023年夏の音楽特番については下記エントリーにて掲載しました。 11月から年末にかけての分については、『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下”紅白”…

アイドルやK-POP歌手の選出基準や旧ジャニーズ事務所所属歌手の今後等、今年の紅白について考える

『第74回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下"紅白"と記載)の出場歌手が一昨日発表され、それを踏まえた出場歌手分析ならびに私見を同日記載しました(下記リンク先参照)。 今回はその続きとなります。

旧ジャニーズ事務所所属歌手のメディアにおける"共演"について、ふたつの注目点を記す

旧ジャニーズ事務所初代社長による性加害問題は絶対に解決させなければなりませんが、同時にその問題を加速させてしまったエンタテインメント業界各所の慣習、ならびに宿っている空気もまた変わらなければなりません。 このブログでは日々追いかける音楽チャ…

(追記あり) 『第74回NHK紅白歌合戦』出場歌手を予想する (最終予想)

(※追記(11月13日20時09分):紅白の出場歌手が11月13日に発表されたことを踏まえ、出場歌手の傾向を分析したエントリーを記載しました。このエントリーの最後にリンクを掲載しています。) 大晦日に放送される『第74回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下”紅白”…

前週および当週の上位初進出曲におけるCHART insightから、真のヒット曲に成るかを読む (2023年10月25日公開分)

今回のエントリーでは、ビルボードジャパンソングチャートにおいて前週上位に初めて進出した曲の翌週動向、そして最新週における上位初進出曲の状況をチェックし、真の社会的ヒット曲に成るかを読みます。前週のエントリーはこちら。 最新のソングチャートに…

NHKの音楽専門YouTubeチャンネルがパフォーマンス映像のフルバージョン公開を続けることについて

昨日のブログへのアクセス数が大幅に伸びたことに驚きましたが、Mrs.GREEN APPLEの『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下”紅白”と表記)への出演内定が報じられたことが背景にある模様です。 Mrs. GREEN APPLE 初の紅白内定 今夏サブスク席巻、ドーム公演も高評…