イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

音楽業界への疑問

なにわ男子『BON BON VOYAGE』の指標構成を踏まえ、STARTO ENTERTAINMENTのデジタル姿勢を質す

2020年からポッドキャスト【Billboard Top Hits (通称:ポッドチャート)】を発信し、現在は毎週木曜13時に最新エピソードを公開しています(録音環境の変更に伴い13時過ぎになることもありますのでご了承ください)。最新回はこちら。 今回はポッドキャストで…

週間チャートを制した櫻坂46「Make or Break」、前作とほぼ同様のチャート推移について考える

最新7月2日公開分(集計期間:6月23~29日)のビルボードジャパンソングチャートでは前週首位のMrs. GREEN APPLE「breakfast」が3位に後退、櫻坂46「Make or Break」がフィジカルセールス指標初加算に伴い総合首位を獲得しています。 櫻坂46による今年度の首位…

最新ソングチャート40位台に初登場したアイドル曲、CHART insightから見えてくることとは

最新6月25日公開分のビルボードジャパンソングチャート(集計期間:6月16~22日)にて40位台に初登場した、風男塾「To Future Me」(44位)およびM!LK「wan」(43位)の動向を興味深く感じており、今回採り上げます。 今回のチャート分析で使用するCHART insightは…

アルバムおよび歌手別チャートにおけるtimeleszの後退から、デジタルを味方につけることの重要性を考える

2020年からポッドキャスト【Billboard Top Hits (通称:ポッドチャート)】を発信し、現在は毎週木曜13時に最新エピソードを公開しています。最新回はこちら。 今回はポッドキャストでも紹介した最新のビルボードジャパントップアーティストチャートから、注…

前週トップ10初登場曲の最新動向、およびサブスクを解禁することの重要性について

昨年夏以降再開したこのエントリーですが、先週よりタイトルを”前週トップ10初登場曲の最新動向”に変更した上で、副題を新たに設けています。前週の内容はこちら。

歌手別チャートを制したtimelesz、トップ3入りのHANA…2組の指標構成からみえてくること

2020年からポッドキャスト【Billboard Top Hits (通称:ポッドチャート)】を発信し、現在は毎週木曜13時に最新エピソードを公開しています。最新回はこちら。 今回はポッドキャストでも紹介した、最新のビルボードジャパントップアーティストチャートについ…

MUSIC AWARDS JAPAN後の海外における日本の楽曲動向、そしてみえてきた問題について

日本の新たな音楽賞、MUSIC AWARDS JAPANが5月21日および22日に初開催(演歌歌謡曲部門は別日に開催)。22日に行われたGrand CeremonyはYouTubeで世界に向けても配信されました。 そのGrand Ceremony開催の翌日からの1週間が、米ビルボードによる6月7日付グロ…

最優秀レコード賞や裏方部門の不在…MUSIC AWARDS JAPAN主要部門への疑問と提案を記す

先週初開催されたMUSIC AWARDS JAPANについては、業界内外から様々な反応がみられます。その中で、Number_i等の制作に関わるMONJOEさんの指摘に強く納得します。 京都で開催されたMAJ 2025関連のソングキャンプに5日間参加させていただきました。日本の音楽…

THE FIRST TAKE効果で「SAD SONG」、ちゃんみな自身の人気が上昇…一方で浮かび上がる疑問も

次週、ビルボードジャパンソングチャートのストリーミング指標首位曲が入れ替わるかもしれません。Mrs. GREEN APPLEがこの指標(および基となるStreaming Songsチャート)で20週連続首位を獲得していることは5月23日放送の『ミュージックステーション』(テレビ…

MUSIC AWARDS JAPAN、5月22日開催のGrand Ceremonyにおける納得度や満足度の高さについて

国際音楽賞、アジア版グラミー賞とも形容される日本の新設音楽賞、MUSIC AWARDS JAPANが今週開催。月曜の演歌・歌謡曲部門表彰、一昨日のPremiere Ceremonyに続き昨日はGrand Ceremonyと題して主要部門を主体とした発表が行われました。 MUSIC AWARDS JAPAN…

MUSIC AWARDS JAPAN、5月21日開催のPremiere Ceremonyを踏まえ改善提案を記す

国際音楽賞、アジア版グラミー賞とも形容される日本の新設音楽賞、MUSIC AWARDS JAPANは今週開催。月曜の演歌・歌謡曲部門に続き昨日はPremiere Ceremonyと題して40部門の表彰が行われました。下記リンクのうち音楽ナタリーでは登壇もしくはメッセージを寄せ…

MUSIC AWARDS JAPAN、演歌・歌謡曲部門の結果ならびに授賞式から感じたこと

明日および明後日にMUSIC AWARDS JAPANの授賞式が行われますが、それに先立ち昨日は最優秀演歌・歌謡曲楽曲賞授賞式(『MUSIC AWARDS JAPAN 2025 演歌・歌謡曲LIVE』)が行われました。 ||◤受賞速報◢||【最優秀演歌・歌謡曲楽曲賞】山内恵介(@yamauchi_staff)…

WEST.やtimeleszの新曲動向から、STARTO ENTERTAINMENT所属歌手作品のデジタル解禁を提案する

最新5月14日公開分(集計期間:5月5~11日)のビルボードジャパンソングチャートではMrs. GREEN APPLEがトップ3を独占したことについて、このブログでも紹介しました。 【ビルボード】Mrs. GREEN APPLEが史上2組目となるトップ3を独占、KinKi Kidsは5曲チャー…

Snow Man『THE BEST 2020 - 2025』がアルバムチャート連覇達成、注目点と注視するポイント

2020年からポッドキャスト【Billboard Top Hits (通称:ポッドチャート)】を発信。現在は毎週木曜13時に最新エピソードを公開しています(YouTubeはわずかですが遅れます)。 今回はポッドキャストでも紹介した、最新のビルボードジャパンアルバムチャートにつ…

MUSIC AWARDS JAPAN、発表されたノミネート内容や経緯を踏まえて改善策を提案する

来月初開催される音楽賞、MUSIC AWARDS JAPANのノミネーションが4月16日に発表されました。 音楽関係者では音楽ジャーナリストの柴那典さん、元Spotifyで現在はarne代表の松島功さんが登壇しています。またこのタイミングにて、音楽賞を主催する一般社団法人…

ビルボードジャパンソングチャート、ラジオ指標での施策影響の可能性とチャート側への提案を記す

ビルボードジャパンソングチャートでは、ある指標に特化して強い曲が時折登場します。K-POP男性ダンスボーカルグループのTREASUREによる「YELLOW」は、ラジオでの強さが特徴です。

前週のトップ10初登場曲が真のヒット曲に成るか、CHART insightから読む (2025年4月9日公開分)

昨年夏以降再開したこのエントリー、今年に入ってからタイトルを一部変更しています。前週の内容はこちら。

デラックスエディションのアルバムチャート反映を確認し、デラックスエディションに関する私見を記す

2020年からポッドキャスト【Billboard Top Hits (通称:ポッドチャート)】を発信。毎週木曜19時に最新エピソードを公開しています(YouTubeはわずかですが遅れます)。 今回はポッドキャストでも紹介した、最新のビルボードジャパンアルバムチャートについて採…

竹内まりや『Precious Days』新装盤のリリースから、デジタル未解禁について今一度考える

竹内まりやさんが昨年10月にリリースしたアルバム『Precious Days』に、本日新装盤"souvenir edition"が登場。オリジナルアルバムリリース時に用意されたライブ映像同梱版(→こちら)の、その音源をCD化したものが今回付随した形です。 【リリース情報】2025/4…

フィジカルシングルのバラバラなリリースタイミング、そしてBE:FIRSTの果敢な挑戦について

ビルボードジャパンソングチャートはストリーミング指標の高位置安定がロングヒットに大きく影響し、年間チャートでのランクインにもつながります。他方フィジカルセールスは初動が大きいながら2週目以降は急落する傾向にあるのですが、そのフィジカルセール…

timelesz『Hello! We're timelesz』、アルバムチャート好調の背景を楽曲動向から探る

最新3月19日公開分のビルボードジャパンアルバムチャートでは、timeleszによるデジタルコンピレーションアルバム『Hello! We're timelesz』が登場3週目にして総合2位にランクインしています。 ビルボードジャパンが昨年末にストリーミング指標と採り入れて以…

前週のトップ10初登場曲が真のヒット曲に成るか、CHART insightから読む (2025年3月19日公開分)

昨年夏以降再開したこのエントリー、今年に入ってからタイトルを一部変更しています。前週の内容はこちら。

MUSIC AWARDS JAPAN、エントリー作品発表会後における私見を記す

今年初開催となるMUSIC AWARDS JAPANは、3月13日木曜にエントリー作品発表会を開催しています。 今回はMUSIC AWARDS JAPANに対する、現段階での私見をまとめます。なお、一般投票部門については別途エントリーを設け、紹介しています。

デジタル先行リリースのCreepy Nuts『LEGION』、そのリリース曜日について考える

最新2月12日公開分(集計期間:2月3~9日)のビルボードジャパンアルバムチャートでは、Creepy Nuts『LEGION』が10位に初登場。3月12日のフィジカルリリースに先駆けて2月5日にデジタル解禁された同作は、ダウンロード指標2位、ストリーミング指標9位を記録し…

前週のトップ10初登場曲が真のヒット曲に成るか、CHART insightから読む (2025年1月15日公開分)

昨夏以降再開したこのエントリー、前回からタイトルを一部変更しています。前週の内容はこちら。

MUSIC AWARDS JAPANの新たなアナウンスを踏まえ、4つの注目点および提案を記す

5月21日および22日に初めて開催される日本発の国際音楽賞【MUSIC AWARDS JAPAN】について、昨日新たなアナウンスがありました。 『MUSIC AWARDS JAPAN』NHKにて地上波放送、YouTubeにて全世界配信 協賛パートナー&共創カテゴリー詳細もhttps://t.co/Iba5Pbb…

(追記あり) 山下達郎、B'z…ビルボードジャパンソングチャートでもっと上位に進出できただろう曲について

(※追記(1月10日16時46分):B'zがYouTubeで「ultra soul」および「LOVE PHANTOM」のライブ動画を公開したことについて、追記しています。) このブログで新規エントリー公開を毎日公開し始め、昨年末に丸10年を迎えました。合わせて、2020年からポッドキャスト…

(追記あり) 改善がみられない日本レコード大賞への疑問と、「Bling-Bang-Bang-Born」が大賞を逃したことへの私見

(※追記(1月3日16時10分):"日本レコード大賞 過去10年における大賞受賞作品 およびビルボードジャパン年間ソングチャート制覇曲"一覧表にて、2021年の受賞作品をDa-iCE「I wonder」と記載していましたが、正しくはDa-iCE「CITRUS」でした。つきましては訂正…

米ビルボードアルバムチャート新記録樹立のStray Kids、内容からみえてくるK-POPの課題と改善提案

最新12月28日付米ビルボードアルバムチャートはStray Kids『HOP』が首位に初登場。これによりStray Kidsは、米ビルボードアルバムチャート史上初となる6作連続での首位初登場を成し遂げています。 Stray Kids、米「ビルボード200」6作連続初登場1位獲得!全…

Number_iの動向、ビルボードジャパンアルバムチャートの変更を機に"デラックスエディション"を考える

基本的に毎週金曜、前週のビルボードジャパンソングチャートで初めてトップ10入りした曲の翌週動向をチェックしています。前週は4曲が新たに登場しましたが、Number_i「HIRAKEGOMA」以外は100位圏外に後退しました。 一方で、100位以内にとどまったNumber_i…