イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

音楽業界への疑問

ビルボードジャパンとオリコンの違いを、「アイドル」の動向およびダイヤモンド・オンラインのコラムから捉える

このブログではYOASOBI「アイドル」のリリース以降、ビルボードジャパンソングチャートとオリコン合算シングルランキングという複合指標から成るふたつのチャート(ランキング)における「アイドル」の動向を追いかけ、どちらがより社会的ヒットの鑑であるかを…

(追記あり)『24時間テレビ』放送中、なにわ男子の番組パフォーマンス映像がYouTubeで公開された件から考えること

(※追記(9時27分):今回紹介された映像は番組内では流れなかった(会場内でのみ披露された)ものであるというご指摘を直接いただきました。こちらの内容(解釈)に一部誤りがあったことについて、お詫び申し上げます。一方で、番組やテレビ局側と芸能事務所とのス…

SHIBUYA TSUTAYAのリニューアルに伴う、実店舗のフィジカルレンタルの行方を危惧する

先週発表されたSHIBUYA TSUTAYAのリニューアル、そのアナウンス内容について私見を述べるならば、フィジカルレンタルに関しては様々な不安を抱かずにいられません。 『SHIBUYA TSUTAYA』はリニューアルに伴い2023年10月31日から全フロア改装工事に入ります。…

ベテラン歌手のチャートアクションに差が生じていることを、トップアーティストチャートのCHART insightから掴む

ビルボードジャパンにはソングチャートとアルバムチャートを合算したトップアーティストチャート(Artist 100)が存在します。このチャートが『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか)の出場基準になるだろうことについて、以前このブログで記したところ大きな反響をい…

前週および当週の上位初進出曲におけるCHART insightから、真のヒット曲と成るかを読む (2023年8月2日公開分)

今回のエントリーでは、ビルボードジャパンソングチャートにおいて前週上位に初めて進出した曲(下記エントリー参照)の翌週動向、そして最新週における上位初進出曲の動向をチェックし、真の社会的ヒット曲と成るかを読みます。

【ビルボードジャパン最新動向】YOASOBI「アイドル」16連覇、一方で米津玄師「地球儀」の動向から思うこと

最新8月2日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:7月24~30日)ではYOASOBI「アイドル」が初登場から16週連続で首位を獲得。2週前にOfficial髭男dism「Subtitle」を上回り単独最長首位記録を樹立したこの曲が、記録をさらに伸ばしています。 【…

『CDTVライブ!ライブ!』以外の音楽番組パフォーマンス映像もYouTube公開…一方で引っ掛かりを覚えることについて

夏の地上波音楽特番真っ只中の状況ですが、一足早く放送された『カミオトー上方音祭ー』(読売テレビ 6月17日放送)については先日までTVerでの見逃し配信が行われていました。前日に放送された『カミオトー前夜祭ー』も同様です。 #カミオト #上方音祭全国の…

「どうしても君が好きだ」のチャートアクション、最近のAKB48のシングルで異なる動向を辿ることについて

一昨日のブログエントリーでは、櫻坂46「Start over!」のチャートアクションについて紹介しました。 (このブログエントリーを紹介したツイート(→こちら)に対し、”LINE MUSIC再生キャンペーンが批判の対象になっている”という指摘をいただきました。その点に…

SixTONES「こっから」は好調ながら早々にダウンする可能性は拭えず…デジタルの方針転換を事務所側に提案する

SixTONESの最新シングル「こっから」。昨秋以降の彼らの作品において最もヒットしているという印象を抱いています。 一方、シングル初週売上497,843枚でシングル1位、ラジオ1位の2冠を獲得したSixTONES「こっから」は、森本慎太郎とKing & Princeの髙橋海人…

ビルボードジャパンソングチャート週間1~5位を定点観測化し、デジタル充実の重要性を今一度唱える

このブログでは2022年度ビルボードジャパン年間ソングチャート登場後に男性ダンスボーカルグループ(男性アイドル)に特化した分析エントリーを掲載しましたが、今年度は現時点では行わない予定です。その代わりに、これまで3位までだった週間ソングチャートの…

オリコンがランキングを用いたプロモーションをTwitterで実施していることについて、違和感を記す

昨日はBMSGから新たに登場した男性ダンスボーカルグループ、MAZZELのファーストフィジカルシングル「Vivid」について取り上げました。 複合指標から成る音楽チャートでは次回公開分にて「Vivid」のフィジカルセールスが初加算されます。同曲についてはビルボ…

目黒蓮は"Snow Man"と記載も佐野勇斗の"M!LK"所属表記は1割未満...『トリリオンゲーム』ドラマ化記事から考えること

漫画『トリリオンゲーム』が映像化され、7月クールのTBS金曜ドラマ枠で放送されます。Snow Manの目黒蓮さんとM!LKの佐野勇斗さんがタッグを組むことも含め、先週アナウンスされました。 $┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄$ #目黒蓮 (#SnowMan) ╳ #佐野勇斗 7月スタート 金…

BE:FIRST「Smile Again」がYOASOBI「アイドル」に迫るも2位…一方でストリーミング指標からみえてくるものとは

昨日はビルボードジャパンソングチャートを制したYOASOBI「アイドル」の強さについて紹介しました。 そして最新チャートから今回、BE:FIRST「Smile Again」を今回取り上げます。この曲は集計期間中にフィジカルセールスおよびデジタル双方を解禁し、5月3日公…

TikTok内でのヒット曲に変化、その理由を分析しつつ真のヒット曲とは何かを考える

日本のTikTokで人気となる曲の傾向が変わりつつあります。 ビルボードジャパンはTikTokと組んだ新たな音楽チャート、TikTok Weekly Top 20を昨年度よりスタートさせています(チャートの詳細はこちら)。そのチャート動向について、徒然研究室さんが以下のよう…

日本ゴールドディスク大賞に対する3つの違和感を踏まえ、エンタテインメント業界に必要なことを提案する

先週発表された日本ゴールドディスク大賞について、考えています。 ✨「第37回日本ゴールドディスク大賞」発表✨アーティスト・オブ・ザ・イヤー邦楽部門は #SnowMan が2年連続受賞!洋楽部門は #ザ・ビートルズ が過去最多8度目の受賞!受賞作品・作品情報は…

King & Princeが動画再生指標トップ5を寡占した理由、そして今後考えられることへの私見

最新2月15日公開分のビルボードジャパンソングチャート、動画再生指標ではKing & Princeが5位までに4曲ランクインしています。下記は最新のビルボードジャパンソングチャート、CHART insightにて動画再生指標の1位から順に並べたものです。 「ツキヨミ」は11…

レンタルCDショップの動向から感じた、CDを巡る環境や媒体に抱く不安について (2月版)

このテーマでは1月に記したばかりでしたが、気になることが増えたため今月も記載します。1月版については下記ブログエントリーをご参照ください。

(訂正あり) 星街すいせいのTHE FIRST TAKE、back number『ユーモア』のSpotify成績を踏まえた音楽チャートへの改善要望

(※訂正(8時13分):back numberのアルバム『ユーモア』の発売日を1月18日水曜と記載していましたが、正しくは1月17日火曜でした。訂正し、お詫び申し上げます。) ビルボードジャパンは一昨日、最新チャートをCHART insightにて13時過ぎに発表して間もなく、訂…

全体の再生回数推移、優里「ビリミリオン」の上昇、洋楽の動向…日本のSpotify最新チャートから注目点を紹介する

本来ならば毎週火曜、日本時間で早朝に発表される米ビルボードおよびグローバルのソングチャートトップ10速報をお届けするのですが、米ビルボードはデータ処理の遅延を理由に1日アナウンスを遅らせることを発表しました。 This week’s #Hot100 and Global ch…

【ビルボードジャパン最新動向】「Subtitle」歴代最長タイの11週首位獲得、真の社会的ヒット曲とは何かを読む

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 1月9~15日を集計期間とする最新1月18日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、Official髭男dism「Subtitle」が7週連続、通算11週目の首位を獲得。ビルボードジャパンが…

ビルボードジャパンでのKing & Prince「ツキヨミ」チャート動向を読む…特筆すべき点、そして勿体ないと感じる点

ビルボードジャパンソングチャートの動向から、気になる曲を追いかけます。今回紹介するのはKing & Prince「ツキヨミ」です。

【ビルボードジャパン最新動向】1月4日公開分ソングチャートは年末音楽特番の影響が色濃く反映

通常は毎週木曜に最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えしますが、ビルボードジャパンの年末年始進行に伴い昨年12月26日~1月1日を集計期間とする最新1月4日公開分は昨日公開。それに合わせて、本日水曜に最新のソングチャートを紹介します。 …

(追記あり) 日本版グラミー賞があったならば…2022年度版主要4部門を想像する (コラボスペース開催のお知らせ)

(※追記(10時42分):RYO@音楽ブログさんも日本版グラミー賞主要4部門を選出されました。つきましてはRYOさんによるブログエントリーを追記しています。) ここ数年の恒例となっている、日本版グラミー賞を仮定しノミネーションを考える企画。本日2022年度分を…

年末の音楽特番から地上波テレビ局の出演傾向を読む (2022年版)

昨年末、地上波で放送された大型音楽特番の出演者傾向を分析します。2021年については下記ブログエントリーにて記載しています。なお2022年については出演歌手のみ取り上げ、歌唱曲については記載していません。

(追記あり) グローバルチャートとは何か、そしてJ-POPの現状と課題をまとめる (2023年1月2日時点)

(※追記(7月3日6時15分):グローバルチャート紹介エントリーの最新版を掲載するにあたり、このエントリーの表題を”(最新版)”から”(2023年1月2日時点)”に変更しました。また冒頭の文章を加筆修正しています。) (※追記(7月14日4時30分):グローバルチャートにつ…

2022年の『NHK紅白歌合戦』への私見…紅白はビルボードジャパンや大ヒット曲輩出歌手を尊重してほしい

今年もブログ【イマオト - 今の音楽を追うブログ -】をよろしくお願いいたします。今年大晦日の毎日更新10年目突入を目指し、楽しみながら頑張っていきます。このブログが読んでくださる皆さんにとって何かしらの気付きになれたならば幸いです。そして日本…

日本レコード大賞においてこれまでの問題点が解決されていないこと、そしてその根本にあるものを考える

昨日開催された日本レコード大賞、SEKAI NO OWARI「Habit」が大賞を、田中あいみさんが最優秀新人賞をそれぞれ受賞しました。 第64回 栄えある #レコード大賞を獲得した「Habit」#SEKAINOOWARI のみなさんからお写真が届きました本当におめでとうございます…

【ビルボードジャパン最新動向】「Subtitle」が強い最新ソングチャートにて、クリスマス曲の特筆すべき点と課題をみる

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 12月19~25日を集計期間とする最新12月28日公開分のビルボードジャパンソングチャート、Official髭男dism「Subtitle」が4週連続、通算8週目の首位を獲得しました。 【ビルボード…

2022年、サブスク未解禁により大きなヒットに至れなかったと考える曲一覧

昨日は宇多田ヒカル「First Love」のリバイバルヒットについてお伝えしました。チャートアクションをより強固なものにさせる施策も紹介しましたが、施策が活きるにはまず何よりデジタル解禁が前提であることが理解できるはずです。 今回は宇多田ヒカル「First…

『CDTVライブ!ライブ!』見逃し配信時の一部歌手除外からみえてくる組織やメディアの姿勢への違和感

11月28日放送の『CDTVライブ!ライブ!』(TBS)では冒頭からKinKi Kidsが登場。7曲を披露したライブは話題となり、”#KinKiKidsフェス”というハッシュタグも人気に。しかし番組開始から19時39分近くまで放送されたそのKinKi Kidsフェスの部分が、TVerやGYAO!…