イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

音楽業界への疑問

LE SSERAFIM「CRAZY」およびAdo「唱」、リミックス集リリースの背景を考える

先週金曜にミニアルバム『CRAZY』をリリースしたLE SSERAFIMが、リード曲であるタイトルトラックのリミックス週を今週月曜に配信しています。 LE SSERAFIM、英語バージョン含む「CRAZY」リミックス集を配信リリース https://t.co/2dem8INtVP — Billboard JAP…

乃木坂46、Snow Man、ONE OR EIGHT…CHART insightからみえてくる新曲の気になる動向

最新8月28日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、アイドルやダンスボーカルグループの作品において気になる動きがみられます。

前週のトップ10初登場曲、当週のCHART insightから真のヒット曲に成るかを読む (2024年8月28日公開分)

3月まで記載していたこちらのエントリーを、内容を少しリニューアルした上で今夏再開しています。先週の内容はこちら。 ビルボードジャパンソングチャートの動向を分析する者として、真の社会的ヒット曲とはロングヒットする、年間チャートで上位に進出する…

(追記あり) 前週のトップ10初登場曲、当週のCHART insightから真のヒット曲に成るかを読む (2024年8月7日公開分)

(※追記(8月14日13時44分):エントリー内にて掲載していたストリーミング表に誤りがありました。Vaundy「タイムパラドックス」のLINE MUSICにおける当週順位を26位と記載していましたが、正しくは22位でした。つきましては訂正の上、正しい表を掲載しておりま…

連続トップ20入りのTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE「24karats GOLD GENESIS」、指標構成からみえるものとは

最新8月7日公開分のビルボードジャパンソングチャートでSnow Man「BREAKOUT」が首位を獲得したことについては、昨日のエントリーで紹介しています。 一方、前週首位に立ったTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE「24karats GOLD GENESIS」は18位に後退。フィジカル…

米アルバムチャートで首位に返り咲いたテイラー・スウィフト、当週の指標構成や記事からみえるものとは

日本時間の月曜早朝に公開される米ビルボードアルバムチャート速報記事についてはこのブログで翻訳していませんが、このチャートについてはテイラー・スウィフト『The Tortured Poets Department』の初登場から12週連続での首位獲得、前週の史上初となるK-PO…

JIMIN「Who」がSpotifyで登場5日目に急上昇…リリース状況から上昇の理由を推測する

BTSのJIMINが7月19日にリリースしたアルバム『MUSE』のリード曲、「Who」が世界中のSpotifyデイリーチャートを席巻しています。 Jimin's "Who" 4th Day Top Spotify Charts (July 22, 2024) pic.twitter.com/J7B4QVYtn2 — Spotify Stats (@StatsSpotify) 202…

ミーガン・ザ・スタリオン feat. 千葉雄喜「Mamushi」、世界での人気が高まっていることについて

ミーガン・ザ・スタリオン feat. 千葉雄喜「Mamushi」の人気が世界で拡がっています。この点は以前から紹介していますが、チャートでさらなる上昇を遂げているのです。

ビルボードジャパン、オリコンおよびCDTVの上半期ソングチャート/ランキングからみえてくること

ビルボードジャパンが6月7日に2024年度上半期チャートを発表してからおよそ1ヶ月後、オリコンは6月25日火曜、『CDTVライブ!ライブ!』(TBS)によるCDTVオリジナルランキングは7月1日月曜に上半期ランキングを発表しました。CDTVオリジナルランキングは現時点…

複数曲がSpotifyデイリー最高再生回数更新のMrs. GREEN APPLE、新曲MV問題への私見を記す

ビルボードジャパンソングチャートではロングヒット、そして年間チャートの上位進出に最も欠かせないのがストリーミング指標であり、ロングヒット曲の週間獲得ポイントにおいてはこの指標が過半数を占めます。その指標にデータを提供し、指標の基となる再生…

「I wonder」がトップ10入り目前のDa-iCE、念願の紅白初出場のために必要なことを考える

一昨日のブログエントリーでは、最新6月12日公開分ビルボードジャパンソングチャートにおける男性アイドルやダンスボーカルグループの所有指標加算初週もしくは2週目の動向を紹介しました。その上で、接触指標、とりわけロングヒット作品において週間獲得ポ…

"CDデビュー" "プレデビュー"について考える...Stationhead『imaoto on the Radio』振り返り

4月から毎週日曜17時にお送りしているStationheadの配信番組、『imaoto on the Radio』、昨日は第3回をお送りしました。お聴きくださった皆さんに感謝申し上げます。アーカイブおよび選曲リストはこちら。 Stationhead『imaoto on the Radio』、第3回のアー…

世界のアルバムチャートで目立つ、フィジカルとストリーミングの乖離について考える

昨日はnoteプロデューサー/ブロガーの徳力基彦さんによるXの生配信、ミライカフェに参加してきました。 https://t.co/DL56WAytWq — 徳力 基彦(tokuriki) (@tokuriki) 2024年4月2日 今日の雑談部屋「ミライカフェ」の冒頭は、こちらの記事をネタに1人語りのY…

【ビルボードジャパン最新動向】Creepy NutsとSnow Man、双方ともポイントを伸ばせただろうことについて

最新2月21日公開分(集計期間:2月12~18日)のビルボードジャパンソングチャートでは、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が4連覇を達成。Snow Man「LOVE TRIGGER」が2位に初登場を果たしています。 【ビルボード】Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」勢い…

日本のSpotifyで新記録樹立のCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」、今後の動向予想および提案

通常は火曜に米ビルボードソングチャートおよび米ビルボードによるグローバルチャートの速報を紹介するのですが、現地時間の2月19日月曜が祝日により公開が延期となったため、ブログでの紹介も明日となります。ご了承ください。 さて、ビルボードジャパンソ…

アルバムチャートにおけるフィジカル施策の反映を踏まえた、ビルボードジャパンへの提案を記す

最新2月14日公開分のビルボードジャパンアルバムチャートでは、SEVENTEEN『SEVENTEENTH HEAVEN』が登場16週目にして初登場時以来となる首位に返り咲いています。 この返り咲きについて、ビルボードジャパンの記事に興味深い文言がみられます。 リリースから4…

【ビルボードジャパン最新動向】3連覇のCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」、次週はSnow Manと対決へ

最新2月14日公開分(集計期間:2月5~11日)のビルボードジャパンソングチャートでは、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が3連覇を達成。ポイントは伸び続けています。 【ビルボード】Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」総合3連覇、OWV「BREMEN」は自身最…

Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」のグローバルヒット、日本での伝わり方における疑問を記す

昨日のブログエントリー(→こちら)でも紹介したように、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が米ビルボードによるグローバルチャートのうち、Global 200から米の分を除いたGlobal Excl. U.S.にて7→3位に上昇。Global 200でも21→12位となり好調です。 Global …

(追記あり)【ビルボードジャパン最新動向】首位獲得の「Bling-Bang-Bang-Born」がポイントをもっと伸ばせる可能性について

(※追記(8時26分):DJ松永さんがInstagramのストーリー機能にて「Bling-Bang-Bang-Born」のミュージックビデオを撮影した旨を投稿していたと、Xにて情報をいただきました。つきましてはその旨を掲載しています。) (※追記(8時51分):DJ松永さんがXにて、「Blin…

【ビルボードジャパン最新動向】19週ぶり首位の「アイドル」、ポイントはもっと伸びたと考える理由

最新1月17日公開分のビルボードジャパンソングチャート(集計期間:1月8~14日)では、前週初登場で首位を獲得したNumber_i「GOAT」が3位に後退、YOASOBI「アイドル」が19週ぶり、通算22週目の首位を獲得しました。 【ビルボード】YOASOBI「アイドル」19週ぶり…

Creepy Nutsが世界でヒットの兆し、そして乱高下するキングリーとは…Spotify直近の注目動向

今回は直近のSpotifyデイリーチャートにおいて、注目すべき点をふたつ取り上げます。 まずは、日本から新たなグローバルヒット曲が誕生する兆しについて。Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」がその作品です。

『NHKスペシャル 世界に響く歌 日韓POPS新時代』の関連データを紹介し、私見を記す

#NHKスペシャル ありがとうございましたYOASOBIのこと、Ayaseとikuraのことが一人でも多くの方に伝わっていたら嬉しいです。2024年、日本でも海外でもたくさんチャレンジをする1年になる予感!引き続きご注目ください見逃し配信はコチラhttps://t.co/zd7sZH1…

日本レコード大賞は変わらず…自省がみられない音楽賞の問題点と、音楽業界への願いを記す

日本レコード大賞が昨日開催され、Mrs. GREEN APPLE「ケセラセラ」が大賞を受賞しました。 Mrs. GREEN APPLEの「ケセラセラ」が、「第65回 輝く! 日本 #レコード大賞」にて、日本レコード大賞を受賞いたしました。⁡楽曲に出会ってくださった皆さま、本当に…

『発表!今年イチバン聴いた歌 年間ミュージックアワード2023』への疑問を記し、改善策を提案する

日本テレビで一昨日放送された『発表!今年イチバン聴いた歌 年間ミュージックアワード2023』への疑問が強くあり、問題点を整理します。 (上記ポストのリンク先はこちら。キャプチャした理由は後述します。)

2023年度、サブスク未解禁により大きなヒットに至れなかったと考える曲をまとめました

このブログでは一昨日、このようなエントリーをアップしました。 この中で番外編として紹介したブレンダ・リー「Rockin' Around The Christmas Tree」は、リリースから65年の時を経て今年遂に米ビルボードソングチャートを制しました。施策も反映されていま…

KAN「愛は勝つ」がソングチャート81位に登場…その原動力、そしてさらに伸びた可能性を考える

11月22日公開分の最新ビルボードジャパンソングチャートでは、KAN「愛は勝つ」が81位に再登場を果たしています。 KAN「愛は勝つ」は元々1990年にリリースされ大ヒット。KANさんは1991年にこの曲で日本レコード大賞(ポップス・ロック部門大賞)を受賞、また『…

米ビルボードが年間グローバルチャート発表…2023年度の傾向、そしてJ-POPの現状を考える

米ビルボードが日本時間の11月22日水曜、2022年度年間チャートを発表しています。このブログでは昨日、ソングチャートを主体にアメリカの動向を紹介しました。 今日はグローバルチャートについてお伝えします。

国内盤シングルCDもリリースの一方でストリーミングは…日本の洋楽における現状を今一度考える

このブログでは一昨日、ザ・ビートルズ「Now And Then」のチャート動向についてお伝えしました。 この「Now And Then」、日本では次週のチャートで上昇する可能性を持ち合わせています。この曲にフィジカルセールス指標が加算されるためです。 なお今回はビ…

旧ジャニーズ事務所所属歌手による音楽作品のデジタル解禁を提案し続ける理由

Hey! Say! JUMPが昨日4曲入りデジタルEPをリリースしたことについては、昨日のエントリーにて記載しました。1曲目に収録されたミュージックビデオもフルバージョンにて公開されています。 昨日も述べましたが、旧ジャニーズ事務所所属歌手の音源リリースはシ…

デジタル後発リリースの総合アルバムチャート制覇と、デジタルを味方にすることの重要性について

最新10月11日公開分のビルボードジャパンアルバムチャートは、Mr.Children『miss you』が総合首位を獲得、YOASOBI『THE BOOK 3』が続いています。 『miss you』はMr. Childrenの21stアルバムで、(中略) 本作はアルバム・セールス150,267枚で1位を記録してい…