イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

K-Pop

前週のトップ10初登場曲、当週のCHART insightから真のヒット曲に成るかを読む (2024年9月25日公開分)

3月まで記載していたこちらのエントリーを、内容を少しリニューアルした上で夏以降再開しています。先週の内容はこちら。 ビルボードジャパンソングチャートの動向を分析する者として、真の社会的ヒット曲とはロングヒットする、年間チャートで上位に進出す…

前週のトップ10初登場曲、当週のCHART insightから真のヒット曲に成るかを読む (2024年9月18日公開分)

3月まで記載していたこちらのエントリーを、内容を少しリニューアルした上で夏以降再開しています。先週の内容はこちら。 ビルボードジャパンソングチャートの動向を分析する者として、真の社会的ヒット曲とはロングヒットする、年間チャートで上位に進出す…

(追記あり) 米ビルボードによるグローバルチャート"Global 200"から日本の楽曲が姿を消す…原因と改善提案をまとめる

(※追記(9月1日8時35分):③(1)冒頭部分に誤字がありました。つきましては、『ポスト・マローンのニューアルバム『F-1 Trillion』収録曲が大挙初東欧しています』→『ポスト・マローンのニューアルバム『F-1 Trillion』収録曲が大挙初登場しています』に訂正し…

米ビルボードによるグローバルチャートで2連覇、JIMIN「Who」の気になる数値を読む

JIMIN「Who」がチャート上で好調に推移。最新8月10日付の米ビルボードソングチャートでは14→12位に上昇、また米ビルボードによるグローバルチャートではGlobal 200、およびGlobal 200から米の分を除いたGlobal Excl. U.S.の双方で首位をキープしています。

米アルバムチャートで首位に返り咲いたテイラー・スウィフト、当週の指標構成や記事からみえるものとは

日本時間の月曜早朝に公開される米ビルボードアルバムチャート速報記事についてはこのブログで翻訳していませんが、このチャートについてはテイラー・スウィフト『The Tortured Poets Department』の初登場から12週連続での首位獲得、前週の史上初となるK-PO…

グローバルチャートを制したJIMIN「Who」、一方でビルボードジャパンの動向からみえてくるものとは

最新8月3日付(集計期間:7月19~25日)の米ビルボードによるソングチャートにおいて、JIMIN「Who」が米で14位、グローバルチャートではGlobal 200およびGlobal Excl. U.S.の双方で首位に初登場を果たしています。 「Who」は7月19日にリリースされたアルバム『…

米アルバムチャートでK-POPが史上初のワンツーフィニッシュ、一方で数字からみえてくるものとは

最新8月3日付米ビルボードアルバムチャート(集計期間:7月19~25日)はStray Kids『ATE』が首位、BTSのJIMINによるソロ作『MUSE』が2位に初登場。このチャートでK-POP歌手による作品がワンツーフィニッシュを果たしたのは今回が初となります。 【米ビルボード…

パリオリンピックがSpotify再生回数の減少に影響…その中で上昇した曲の傾向を読む

パリオリンピックがはじまり、音楽チャートにも影響が出始めています。 日本における7月27日付Spotifyデイリーチャート。50位以内の再生回数はどちらかといえば、前日より上昇している曲が多い状況です。首位は55日連続で #MrsGREENAPPLE「#ライラック」。再…

JIMIN「Who」がSpotifyで登場5日目に急上昇…リリース状況から上昇の理由を推測する

BTSのJIMINが7月19日にリリースしたアルバム『MUSE』のリード曲、「Who」が世界中のSpotifyデイリーチャートを席巻しています。 Jimin's "Who" 4th Day Top Spotify Charts (July 22, 2024) pic.twitter.com/J7B4QVYtn2 — Spotify Stats (@StatsSpotify) 202…

K-POPのCDアルバム輸出額、上半期は9年ぶりに減少…一方で米チャートから見えてくるものとは

このブログでは先週、ルミネイト社による米の上半期アルバム/楽曲動向を紹介しました。 その数日前、K-POPに関して以下の記事が登場。1~6月における韓国のCDアルバム輸出額は前年同時期に比べて2.0%減少しています。 ルミネイトによるアルバム動向において…

(追記あり) JIMIN、Stray Kidsが相次いでアルバムリード曲のリミックスを投入する理由

(※追記(7月24日6時10分):JIMIN「Who」におけるリミックスについて、Spotifyのリンクを掲載しました。) 7月19~25日を集計期間とする米ビルボードによる8月3日付米ソングチャートにて、K-POP2曲の初登場が見込まれています。 Jimin’s “Who” is currently aim…

(追記あり) 日本のSpotifyで連日の記録更新…立役者の存在、そして影響源の不在について

(※追記(6月30日4時51分):タイトルについて、『…影響源の不在にいて』→『…影響源の不在について』に訂正しました。) 日本におけるSpotifyデイリーチャート200位の推移、今週は特筆すべき状況が続いています。 Spotifyはデイリー200位までの再生回数を可視化…

日本のSpotifyデイリーチャートから、土曜に再生回数が上がりにくいジャンルを再確認する

前週、以下のエントリーを掲載しました。 日本のSpotifyデイリーチャートでは通常、金曜→土曜は再生回数が1割前後上昇するのですが、必ずしもその動向を辿らない曲がみられます。ともすればジャンル全体の傾向等があるのではと考え、6月15日付における動向を…

(追記あり) NewJeansの日本デビュー曲、リリーススケジュール等の内容が興味深い

(※追記(6月22日18時19分):"NewJeans「Supernatural」「Right Now」リリースにおける興味深い動向"として採り上げた3つについて、その見出しの文言を加筆修正しました。合わせて目次のタイトルを"NewJeans、日本デビュー曲リリースにおける興味深い動向とそ…

日本のSpotifyデイリーチャートからみえてきた、土曜に再生回数が上がりにくいジャンルについて

日本の主要サブスクサービスのひとつで、ビルボードジャパンソングチャートのストリーミング再生回数においてはおよそ2割を占めるといわれるSpotifyには、チャート上の特性があります。その点は下記エントリーにてまとめています。 日本のSpotifyでは金曜か…

ビルボードジャパン上半期トップアーティストチャート、記事やCHART insightからみえてくるものとは

Billboard JAPAN 2024年上半期チャート発表、Creepy Nuts/SixTONES/Mrs. GREEN APPLEが首位 https://t.co/MwpEwxAOkf — Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2024年6月6日 昨日早朝にビルボードジャパンが発表した上半期チャートについて、ソングチャート…

米ビルボードによるグローバルチャートとは何か、そしてJ-POPの現在と課題とは (2024年5月更新版)

このブログでは毎週火曜、米ビルボードによるソングチャート(Hot 100)と共にグローバルチャートについても速報記事を翻訳し、紹介しています。グローバルチャートは2020年秋に米ビルボードが新設し、2021年度以降は年間チャートも発表されています。 グロー…

『NHK紅白歌合戦』出場歌手発表まで半年…現時点で出場可能性が高い10組を予想する

昨年11月13日、『第74回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 2023年12月31日放送 以下"紅白"と表示)の出場歌手(第一弾)が発表されています。その発表日に、このブログでは出場歌手の傾向を分析し、以下のように結論付けました。 今年の紅白は、若手や初出場歌手は主…

ILLIT「Magnetic」、日本および世界のチャート施策における絶妙なタイミングについて

最新4月17日公開分ビルボードジャパンソングチャートではCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が12連覇を達成した一方でポイントがダウンしていることについては、一昨日のエントリーで紹介しました。 そして次週、4月24日公開分においては「Bling-Bang-Bang…

ILLIT「Magnetic」、デビューから最短で米ソングチャート100位以内に登場したことが如何に凄いのか

最新4月20日付米ビルボードソングチャートではHYBE所属のILLITによるデビューシングル、「Magnetic」が91位に初登場を果たしました。下記ポスト内の画像をタップ/クリックし登場する記事によれば、「Magnetic」はストリーミングが前週比1%アップの620万、ラ…

【ビルボードジャパン最新動向】11連覇”BBBB”のライバルになるか...トップ3入りのILLIT「Magnetic」に注目

最新4月10日公開分(集計期間:4月1~7日)のビルボードジャパンソングチャートでは、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が11連覇を達成しています。 (記事はブログの後半に掲載しています。)

日本の楽曲のチャート成績、世界そして日本で発信が不十分...ビルボードジャパンやメディアに提案する

ビルボードジャパンの総合ソングチャートに関する記事は、後に米ビルボード側に英訳記事が掲載されると共に、米ビルボードの公式Xアカウントからも発信されます。一方でこの流れに対し、疑問を抱いています。 米ビルボードはビルボードジャパンソングチャー…

HYBE発ガールズグループILLIT、「Magnetic」が日本そして世界で上位に初登場したことについて

最新4月3日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:3月25~31日)では、K-POP女性ダンスボーカルグループのILLIT(アイリット)による「Magnetic」が8位に初登場を果たしています。

世界のアルバムチャートで目立つ、フィジカルとストリーミングの乖離について考える

昨日はnoteプロデューサー/ブロガーの徳力基彦さんによるXの生配信、ミライカフェに参加してきました。 https://t.co/DL56WAytWq — 徳力 基彦(tokuriki) (@tokuriki) 2024年4月2日 今日の雑談部屋「ミライカフェ」の冒頭は、こちらの記事をネタに1人語りのY…

LE SSERAFIM「EASY」から見える韓国、日本そして世界のチャート上位を目指す徹底した姿勢

K-POPの歌手は海外展開にも積極的です。チャートアクションの最大化をきちんと行っているというのが、そう考える理由です。 英語版公開、そして金曜リリース。#LESSERAFIM、グローバルチャートでの上位進出を強く意識していることがみえてきますね。 https:/…

『NHKスペシャル 世界に響く歌 日韓POPS新時代』の関連データを紹介し、私見を記す

#NHKスペシャル ありがとうございましたYOASOBIのこと、Ayaseとikuraのことが一人でも多くの方に伝わっていたら嬉しいです。2024年、日本でも海外でもたくさんチャレンジをする1年になる予感!引き続きご注目ください見逃し配信はコチラhttps://t.co/zd7sZH1…

前週および当週の上位初進出曲におけるCHART insightから、真のヒット曲に成るかを読む (2023年11月29日公開分)

今回のエントリーでは、ビルボードジャパンソングチャートにおいて前週上位に初めて進出した曲の翌週動向、そして最新週における上位初進出曲の状況をチェックし、真の社会的ヒット曲に成るかを読みます。前週のエントリーはこちら。 最新のソングチャートに…

ジョングク、共演者やリミックスでの人選からみえてくる"ポップの王者"への強い意志

BTSのジョングクによるソロアルバム『GOLDEN』からの先行曲およびリード曲からは、ポップの王者になろうとする強い意志を感じています。 #BTS の #ジョングク におけるゲストの人選の狙いについてはブログにまとめたいところです。Y2Kサウンドを徹底して踏襲…

ビルボード・ミュージック・アワードにおけるK-POP部門の新設と、その新設への非難に対する私見

今週は米ビルボードによる2023年度年間チャートが発表されました。このブログでは11月22日水曜に米ソングチャートを中心とした米の動向を、23日木曜にはグローバルチャートの動向を、それぞれ紹介しています。 そして、この年間チャートと同一の集計期間を対…

米ビルボードが年間グローバルチャート発表…2023年度の傾向、そしてJ-POPの現状を考える

米ビルボードが日本時間の11月22日水曜、2022年度年間チャートを発表しています。このブログでは昨日、ソングチャートを主体にアメリカの動向を紹介しました。 今日はグローバルチャートについてお伝えします。