イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

K-Pop

ILLIT「Magnetic」、日本および世界のチャート施策における絶妙なタイミングについて

最新4月17日公開分ビルボードジャパンソングチャートではCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が12連覇を達成した一方でポイントがダウンしていることについては、一昨日のエントリーで紹介しました。 そして次週、4月24日公開分においては「Bling-Bang-Bang…

ILLIT「Magnetic」、デビューから最短で米ソングチャート100位以内に登場したことが如何に凄いのか

最新4月20日付米ビルボードソングチャートではHYBE所属のILLITによるデビューシングル、「Magnetic」が91位に初登場を果たしました。下記ポスト内の画像をタップ/クリックし登場する記事によれば、「Magnetic」はストリーミングが前週比1%アップの620万、ラ…

【ビルボードジャパン最新動向】11連覇”BBBB”のライバルになるか...トップ3入りのILLIT「Magnetic」に注目

最新4月10日公開分(集計期間:4月1~7日)のビルボードジャパンソングチャートでは、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が11連覇を達成しています。 (記事はブログの後半に掲載しています。)

日本の楽曲のチャート成績、世界そして日本で発信が不十分...ビルボードジャパンやメディアに提案する

ビルボードジャパンの総合ソングチャートに関する記事は、後に米ビルボード側に英訳記事が掲載されると共に、米ビルボードの公式Xアカウントからも発信されます。一方でこの流れに対し、疑問を抱いています。 米ビルボードはビルボードジャパンソングチャー…

HYBE発ガールズグループILLIT、「Magnetic」が日本そして世界で上位に初登場したことについて

最新4月3日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:3月25~31日)では、K-POP女性ダンスボーカルグループのILLIT(アイリット)による「Magnetic」が8位に初登場を果たしています。

世界のアルバムチャートで目立つ、フィジカルとストリーミングの乖離について考える

昨日はnoteプロデューサー/ブロガーの徳力基彦さんによるXの生配信、ミライカフェに参加してきました。 https://t.co/DL56WAytWq — 徳力 基彦(tokuriki) (@tokuriki) 2024年4月2日 今日の雑談部屋「ミライカフェ」の冒頭は、こちらの記事をネタに1人語りのY…

LE SSERAFIM「EASY」から見える韓国、日本そして世界のチャート上位を目指す徹底した姿勢

K-POPの歌手は海外展開にも積極的です。チャートアクションの最大化をきちんと行っているというのが、そう考える理由です。 英語版公開、そして金曜リリース。#LESSERAFIM、グローバルチャートでの上位進出を強く意識していることがみえてきますね。 https:/…

『NHKスペシャル 世界に響く歌 日韓POPS新時代』の関連データを紹介し、私見を記す

#NHKスペシャル ありがとうございましたYOASOBIのこと、Ayaseとikuraのことが一人でも多くの方に伝わっていたら嬉しいです。2024年、日本でも海外でもたくさんチャレンジをする1年になる予感!引き続きご注目ください見逃し配信はコチラhttps://t.co/zd7sZH1…

前週および当週の上位初進出曲におけるCHART insightから、真のヒット曲に成るかを読む (2023年11月29日公開分)

今回のエントリーでは、ビルボードジャパンソングチャートにおいて前週上位に初めて進出した曲の翌週動向、そして最新週における上位初進出曲の状況をチェックし、真の社会的ヒット曲に成るかを読みます。前週のエントリーはこちら。 最新のソングチャートに…

ジョングク、共演者やリミックスでの人選からみえてくる"ポップの王者"への強い意志

BTSのジョングクによるソロアルバム『GOLDEN』からの先行曲およびリード曲からは、ポップの王者になろうとする強い意志を感じています。 #BTS の #ジョングク におけるゲストの人選の狙いについてはブログにまとめたいところです。Y2Kサウンドを徹底して踏襲…

ビルボード・ミュージック・アワードにおけるK-POP部門の新設と、その新設への非難に対する私見

今週は米ビルボードによる2023年度年間チャートが発表されました。このブログでは11月22日水曜に米ソングチャートを中心とした米の動向を、23日木曜にはグローバルチャートの動向を、それぞれ紹介しています。 そして、この年間チャートと同一の集計期間を対…

米ビルボードが年間グローバルチャート発表…2023年度の傾向、そしてJ-POPの現状を考える

米ビルボードが日本時間の11月22日水曜、2022年度年間チャートを発表しています。このブログでは昨日、ソングチャートを主体にアメリカの動向を紹介しました。 今日はグローバルチャートについてお伝えします。

アイドルやK-POP歌手の選出基準や旧ジャニーズ事務所所属歌手の今後等、今年の紅白について考える

『第74回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下"紅白"と記載)の出場歌手が一昨日発表され、それを踏まえた出場歌手分析ならびに私見を同日記載しました(下記リンク先参照)。 今回はその続きとなります。

(追記あり) 『第74回NHK紅白歌合戦』出場歌手を予想する (最終予想)

(※追記(11月13日20時09分):紅白の出場歌手が11月13日に発表されたことを踏まえ、出場歌手の傾向を分析したエントリーを記載しました。このエントリーの最後にリンクを掲載しています。) 大晦日に放送される『第74回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下”紅白”…

米ビルボードがアルバムのストリーミング人気を可視化したチャートを新設、その意義を考える

米ビルボードが新たなチャートをローンチしました。それがトップストリーミングアルバムチャート(Top Streaming Albums)です。 This week, @billboard is launching its new #TopStreamingAlbums chart. The 50-position chart lists the most-streamed albu…

『第74回NHK紅白歌合戦』出場歌手を予想する (予想二回目)

大晦日に放送される『第74回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下”紅白”と表記)の出場歌手予想、今回は第二回です。 このブログでは9月に第一回、そして第1.5回と銘打った予想を掲載しました。 予想第1.5回の用意はジャニーズ事務所所属歌手が出場しない可能性…

大晦日の『NHK紅白歌合戦』出場歌手を予想する(予想1.5回目:ジャニーズ事務所所属歌手未選出を前提に考える)

先日公開したこちらのエントリーに沢山のアクセスをいただきました。心より感謝申し上げます。 上記エントリー執筆時には白組にジャニーズ事務所所属歌手4組および特別枠として男闘呼組の出場を予想しました。その際、『前社長の性加害問題は長期での解決が…

(追記あり) 大晦日の『NHK紅白歌合戦』出場歌手を予想する (予想一回目)

(※追記(9月13日8時15分):このエントリー掲載後にジャニーズ事務所が行った会見、そしてそれに基づく反応を踏まえ、ジャニーズ事務所所属歌手が選ばれないことを前提とした出場歌手予想を作成し、エントリーを公開しました。このエントリーの最後にリンクを…

【ビルボードジャパン最新動向】YOASOBI「アイドル」20連覇の理由、そしてLE SSERAFIM「UNFORGIVEN」の動向を考える

最新8月30日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:8月21~27日)ではYOASOBI「アイドル」が初登場から20週連続で首位を獲得。単独最長首位記録をさらに伸ばし、大台に突入しました。 【ビルボード】YOASOBI「アイドル」ついに総合ソング20連覇、…

NewJeans『Get Up』が米ビルボードアルバムチャート制覇…K-POP全体の中でも特筆すべき点が多いことについて

最新8月5日付米ビルボードアルバムチャートについては速報版が日本時間の月曜早朝に発表されるはずでしたが、本来の発表から丸3日遅れて昨日発表されました。NewJeans『Get Up』と映画『バービー (原題:Barbie)』サウンドトラックが競い合い(ゆえにその精査…

LE SSERAFIM『UNFORGIVEN』リリース以降の施策からみえてくる、世界での知名度上昇に向けた動きが興味深い

K-POPが新しいフェーズに突入していると感じています。 最新7月29日付の米ビルボードソングチャートではBTSのメンバー、ジョングクによる「Seven (feat. ラトー)」が初登場で首位に立ちました。米では翌週以降の動向を踏まえて真の社会的ヒットに成るかを見…

NewJeans、セカンドEP『Get Up』にて日本そして世界でさらなる飛躍へ…最新チャートから今後を読む

7月19日公開分ビルボードジャパンソングチャートではNewJeans「Super Shy」が集計期間初の1週間フル加算に伴い60→10位に躍進。この点については先日のブログエントリーにて紹介しています。 そしてこの勢いも相まって、NewJeansはビルボードジャパンのソング…

前週上位進出曲の翌週動向、そして最新チャート上位進出曲のヒットの可能性をCHART insightから導き出す

直近7月19日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは15曲が初登場。2曲の100位以内再登場を含め、100位以内においては6分の1が入れ替わっています。前週7月12日公開分ソングチャートについても入れ替わりが多かったのですが、前週のチャート結果に関し…

最新ビルボードジャパンソングチャートは初登場曲多数…どの作品が社会的ヒットに成るかを予想する

最新7月12日公開分のビルボードジャパンソングチャートについては一昨日以降に解説を行っていますが、最新週では100位以内において通常より多い15曲が初登場。100位以内返り咲き作品がないことからも、当週は比較的チャートが大きく変わったと捉えていいでし…

(追記あり) グローバルチャート(Global 200およびGlobal Excl. U.S.)とは何か、そしてJ-POPの現在と課題とは (最新版)

(※追記(7月4日8時52分):このブログエントリーと同日、7時台にアップされたnoteプロデューサー/ブロガーの徳力基彦さんによるYahoo! JAPANのコラムにて、TikTok発のヒット曲が時間を超えてヒットしている状況を紹介されています。このエントリーではTikTok発…

FIFTY FIFTY、『バービー』サウンドトラック参加から考えられる次のステップとは

K-POP女性ダンスボーカルグループとして米ビルボードソングチャート2組目(2曲目)のトップ20ヒットとなったFIFTY FIFTY「Cupid」については、以前からこのブログで採り上げています。たとえばこの曲の動向がこれまでのK-POPとは大きく異なることについては、…

Global Excl. U.S.を制したFIFTY FIFTY、米ソングチャートの動向からK-POPの潮流変化の可能性を読む

米ビルボードによる5月27日付のグローバルチャートにて、K-POP女性ダンスボーカルグループのFIFTY FIFTYによる「Cupid」がGlobal 200で2位、Global Excl. U.S.では初の首位を獲得しています。こちらについては昨日のエントリーでも紹介しました。 そして「Cu…

K-POPにおける外国語版同時リリースは主流になるかを考え、日本でも活かせる可能性を提案する

K-POPの新たな動きと言えそうです。 HYBEの新プロジェクト、MIDNATTによるデビュー曲「Masquerade」が今週リリース。6つの言語版が同時に公開されています。 (上記動画は設定画面にて言語を設定可能。) 6つの言語をまとめたEPにて、最初に収録されているのは…

英でFIFTY FIFTY「Cupid」がK-POP女性グループ初のトップ10入り…英メディアが語るヒットの理由、そして私見

先週発表されたイギリスの最新ソングチャートでFIFTY FIFTY「Cupid」が9位に入り、K-POP女性ダンスボーカルグループで初となるトップ10入りを果たしました。 Making UK chart history, @we_fiftyfifty are the first K-pop girl group to reach the Top 10 …

YOASOBI「アイドル」がGlobal 200で14位、Global Excl. U.S.で5位に到達…ロングヒットに必要なことを考える

昨日のエントリーでもお伝えしたように、米ビルボードによる最新4月29日付グローバルチャートのうちGlobal Excl. U.S.においてYOASOBI「アイドル」が5位に登場しています。また日本時間の昨夜には同曲が、Global Excl. U.S.から米の分を加えたGlobal 200にお…