イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

カバー

ハリー・スタイルズ「As It Was」のソングツリー…カバーやルーツ等関連曲をまとめる

最新9月3日付米ビルボードソングスチャートではハリー・スタイルズ「As It Was」が史上初となる四度目の返り咲きを果たし、通算11週目の首位を獲得しています。 ハリー・スタイルズ「As It Was」は米ビルボードによるグローバルチャートでもGlobal 200、Glob…

二宮和也版「君と僕の挽歌」をデジタルで触れる…今後増えるであろうフィジカル/デジタルのリリース手法を考える

嵐の二宮和也さんによるソロアルバム、『◯◯と二宮と』が6月17日にフィジカルリリースされました。 嵐のファンクラブで4月26日までに予約された方のみがフィジカル購入可能だったこのカバー作品が、本日よりダウンロードおよびストリーミングにて解禁されてい…

藤井風『LOVE ALL SERVE ALL』初回盤同梱のカバー集から感じる一貫したテーマ

藤井風さんが『LOVE ALL SERVE ALL』、中村佳穂さんが『NIA』というニューアルバムを明後日同時リリース。それぞれの前作(『HELP EVER HURT NEVER』『AINOU』)が高い評価を受け、昨年には藤井風さんの「きらり」が大ヒット、中村佳穂さんはBelle役で映画『竜…

松本隆トリビュートにおける歌手のセレクト&選曲からみえてきた、ある条件とは

『松本隆 作詞活動50周年トリビュートアルバム 「風街に連れてって!」』が今週リリースされました。B'zの参加というトピックに驚きましたが、ベテランから川崎鷹也さん、YOASOBIのikuraこと幾田りらさんまでが揃った注目のコンピレーション作品と言えます。 …

今日でポケモン誕生から丸25年、ポスト・マローンによるカバー曲「Only Wanna Be With You」が素敵な件

昨日リリースされたポスト・マローンによるカバー曲。原曲に忠実でオリジナルバージョンへの愛情が感じられ、なかなか素敵だと思うのです。

テイラー・スウィフト「Love Story」の新バージョン、"私のもの"と宣言した理由と背景にある問題

テイラー・スウィフト「Love Story」が"Taylor's Version"として蘇りました。このバージョンでテイラーが"私のもの"と宣言したのには理由があります。

1月リリース、ジャンルを超えたカバーが複数登場している件

もはや現在の音楽はジャンルの垣根が低くなっているのは自明。そのことは、今月リリースされたカバー曲からも見えてきます。

マイリー・サイラスの最新曲より大胆な、リミックスという名のカバー曲

あまりにも大胆なリミックスです。 1980年代の女性ロック歌手による作品群にインスパイアされて生まれたマイリー・サイラス「Midnight Sky」。とりわけスティーヴィー・ニックス「Edge Of Seventeen」(→YouTube 1981)を強く意識している様子が伺えていたこの…

詩人、小林大吾による「処方箋 / sounds like a love song」の最高のセルフカバーに触れる

セルフカバーには賛否両論あると聞きます。ライブなどではなるべくならばオリジナルバージョンが聴きたい…テレビ番組でそう申していたのはマツコ・デラックスさんだったでしょうか、無論その気持ちも解ります。 しかしながら、オリジナルを超えたセルフカバ…

上原りさ「ベイビーシャーク」のカバー元、パーラ選手の入場BGMで人気のピンクフォン版でないとは断言出来ない?

今週頭にブログで紹介した、上原りささんによる「ベイビーシャーク」についての追記。 『おかあさんといっしょ』(Eテレ 月-土曜8時)で"パント!"のおねえさんとして昨年春まで活躍していた上原りささんによる「ベイビーシャーク」は、昨年アメリカでヒットし…

(追記あり) これから日本でも人気になるかもしれない「Baby Shark」、その日本語カバーへの疑問

メジャーリーグ(以下MLB)で昨年ナショナルズをワールドシリーズ制覇に導き、今年読売ジャイアンツに招聘されたヘラルド・パーラ選手。 ("ジェラルド"と書くところもありますが、上記記事を元にヘラルドと記載します。) スポーツ報知が"サメ男"と呼ぶのは、彼…

平成総括…平成元年を振り返るにはベッド・インが最適だった件

自分がスタッフの一員を務めるラジオ番組、『わがままWAVE It's Cool!』(FMアップルウェーブ 日曜17時。サイマル放送で全国どこからでも聴取可能です)。お聴きくださったみなさん、ありがとうございます。そして、ちょっとした不都合でエンディングが締まら…

桃井かおり流カバーの世界をあらためて

一昨日の日付が変わる直前、このブログへのアクセスが集中していたのですが、アクセス先はこのエントリーでした。 そしてその理由は、その時間に放送されたテレビ番組。 夜11時~放送『石橋貴明のたいむとんねる』あの名曲をこんな意外な歌手がカバーしてた…

HYDEがカバーしたデュラン・デュラン「Ordinary World」振り返り

今年の『NHK紅白歌合戦』(NHK総合 12月31日19時15分)に、YOSHIKIさんの客演として参加するHYDEさん。来年1月リリースのシングルでは逆にYOSHIKIさんが参加すると知って驚いたのですが、個人的にはカップリングがあのデュラン・デュランと聞いてさらに驚いた…

島津亜矢に歌ってほしい20年前の名曲

島津亜矢さんに歌っていただきたい曲があるのです。 島津亜矢さんといえば、今週『うたコン』(NHK総合 火曜19時30分)、『UTAGE! 秋のリクエスト祭り』(TBS 11月7日20時)に出演。「Everything」(MISIAさんのカバー)、「White Love」(SPEEDのカバー)等を披露し…

今年も「恋人たちのクリスマス」が流れる季節になりました

今頃の時間は、前日からのハロウィンで盛り上がったり、その余韻に浸りつつ帰路につく方が少なくないことでしょう。せめて”立つ鳥跡を濁さず”であってほしい、そう願っています。 さて、ハロウィンが終われば、次は2ヶ月弱でクリスマス。このブログではクリ…

ジャネット、米ダンスクラブソングスチャートで20曲目のナンバーワンを達成

マルーン5 feat. カーディ・B「Girls Like You」が4週連続で首位を制した10月20日付米ビルボードソングスチャート。こちらについては昨日書きましたが、一方で同日付米ビルボード、ダンスクラブソングスチャートで新たに首位の座に立ったのはジャネット・ジ…

「Lovely Day」カバー合戦を機に、ビル・ウィザースのオリジナルとカバーをチェック

先週日曜の『J-WAVE TOKIO HOT 100』(J-WAVE 日曜13時)で50位にランクインしていたのが、ホセ・ジェイムズ feat. レイラ・ハサウェイ「Lovely Day」。ビル・ウィザースによる名曲のカバーであり、先月発売されたビル・ウィザーストリビュートからのナンバー…

シェール×マドンナでABBA的マッシュアップ

米ビルボード、最新9月1日付チャートからチェック。クラブでかかっている曲を集計したダンスクラブソングスチャート、シェール「GIMME! GIMME! GIMME! (A Man After Midnight)」が51位に初登場。全編ABBAをカバーしたアルバムからの先行曲となります。 来月…

西城秀樹版「リフレインが叫んでる」はオリジナルを超えだと感じる

NHK-FMの長時間特番、”今日は一日◯◯三昧”シリーズの一環として一昨日放送された『今日は一日“ありがとう!ヒデキ”三昧』に絶賛の声が寄せられています。ハッシュタグ”#ヒデキ三昧”は放送中、そして放送後もしばらく、まるで余韻を味わうかのようにTwitter上…

夏の主役が夏の主役をカバーした一曲 (今日のラジオ特集を踏まえて)

自分がスタッフの一員を務めるラジオ番組、『わがままWAVE It's Cool!』はFMアップルウェーブで毎週日曜午後5時からOA。サイマル放送で全国どこからでも聴けますので是非。今日の音楽特集は【夏の主役は俺だ! TUBE VS 加山雄三】という勝手に対決企画をお…

最近のアイドルによる山下達郎カバー曲3選

山下達郎さんによる、次週公開の映画『未来のミライ』(細田守監督作品)のオープニングテーマ、「ミライのテーマ」が今週リリースされました。個人的には"タツローくん"が動き回るミュージックビデオが可愛らしくて好きです。 ミライのテーマ 山下達郎 J-Pop …

"地球人"から思い出した、策士な作詞家康珍化

DA PUMP「U.S.A.」が絶好調。ビルボードジャパンソングスチャート、最新6月25日付において前週の3位に続き5位にランクインしています。 【ビルボード】モーニング娘。'18「Are you Happy?」が15.6万枚を売り上げて総合首位獲得 ダウンロード1位のサザン新曲…

DA PUMP、マイケル・フォーチュナティ、リック・アストリー…全て今夏の新譜なのです

DA PUMP復活作「U.S.A.」が好評ですね。 インストアライブでの大盛況、しかもこの曲のみ撮影OKという姿勢はよりそのバズりを加速させるに十分な仕掛け。事務所が得意とする”カバー×ダサかっこいい”の法則はMAX「Tacata'」(2013)を彷彿とさせます。 そして今…

RHYMESTERが"本人参加型カバー"で名曲に与える新たな息吹

今週リリースされた、椎名林檎さんのトリビュートアルバム『アダムとイヴの林檎』がとても素晴らしく、個人的には(同作に小袋成彬さんと共に参加した)宇多田ヒカルさんのトリビュートアルバム『宇多田ヒカルのうた - 13組の音楽家による13の解釈について -』…

西城秀樹、郷ひろみが同時期に挑んだ名曲カバー

西城秀樹さんの訃報に接し、昨日はラテンカバーを紹介しました。 さて、今日紹介するのはR&B(的な)楽曲のカバー。実はつい1ヶ月ほど前、西城秀樹さんによるジョージ・マイケル「Careless Whisper」のカバーを久々に耳にしたばかりでした。その後R&B歌手など…

西城秀樹の歌唱力に触れる...新御三家による三人三様なラテンカバー

西城秀樹さんが亡くなりました。自分が最後に彼の音楽に接したのは、若かりし頃のスタジアムコンサートの音源を友人から聴かせてもらった時。洋楽カバー多めでしたが歌唱力がとんでもなく、また色気も持ち合わせており、一度生声を聴きたい!と思うように。…