イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

音楽業界の問題

関ジャム【プロが選ぶ年間マイベスト10曲】を踏まえ、この企画こそ特番化すべきと考える3つの理由

1月22日および29日に放送された『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日)にて、【プロが選ぶ年間マイベスト10曲】という企画が行われていました。選者はレギュラーと言えるいしわたり淳治さん、蔦谷好位置さんに加え、今回は佐藤千亜妃さんが参加。順位および選…

レンタルCDショップの動向から感じた、CDを巡る環境や媒体に抱く不安について

年末年始の休み期間中にレンタルCDショップを回ってみましたが、CDを巡る環境が悪化している、そして今後さらに悪化するのではと感じずにはいられませんでした。

新曲リリースやイベント開催の過去曲への影響を見極める…Official髭男dism、藤井風そしてAdoの場合

ビルボードジャパンはソングスチャートにて、週間50位までの獲得ポイントを可視化。それにより前週および当週共に50位以内にランクインした曲については、ポイントの前週比が判明します。 特段大きなイベントがない限りソングスチャートのポイントは微減する…

米津玄師やDISH//の記録報道、そのタイムラグに違和感…音楽メディアの迅速な対応を求める

今週月曜夜、米津玄師「KICK BACK」がSpotifyのグローバルデイリーチャートでトップ50入りを果たしたことが音楽メディアから発信されました。当初はこの発信を歓迎したものの、同種の記事が登場する度に違和感を覚え、高まっていった自分がいます。 米津玄師…

【ビルボードジャパン最新動向】最新ヒットの理由をビルボードが提示している件、そして動画再生指標”欠損”への私見

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 9月26日~10月2日を集計期間とした最新10月5日公開分(10月10日付)ビルボードジャパンソングスチャートは、Ado「新時代」が2週連続、通算6週目の首位を獲得しました。 【ビルボー…

ベテランのアルバムが最新チャートで特筆すべき動き…その内容とは、そしてデジタルについて思うこと

9月7日公開分(9月12日付)ビルボードジャパンアルバムチャートでは、ベテランの作品に特筆すべき動きが。吉田拓郎さんのラストアルバム、そして山下達郎さんのオリジナルアルバムについて、その動向をみていきます。

フィジカルセールスや音楽チャートについてのコラムに対する違和感の正体…書き手や読み手に大事なこととは

個人的には揶揄表現を用いること、まして"オワコン"などという言葉を平気で使う方には強い疑問を抱きます。ゆえに中村正人さんが発した悔しさには理解できる部分が多くあります。 中村さんは、「ボードゲーム仕様CDジャケットという世界初発明特殊パッケージ…

最新チャートにおけるAdoの強さ、アルバム編…『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』とB'z『Highway X』の勝敗を分けたものとは

8月17日公開分(8月22日付)ビルボードジャパン各種チャートにおける、Adoさんによる『ONE PIECE FILM RED』関連曲の強さについて。昨日はソングスチャートの動向を紹介しました。 今回はアルバムチャートでの強さを紹介します。

ビヨンセ、6年ぶりのアルバム『Renaissance』がリリース…しかし海外と日本との反応の差を痛感する

一昨日、およそ6年ぶりとなるビヨンセのオリジナルアルバム『Renaissance』がリリースされました。 米歌手や、最近ではK-Popアクトの新曲は日本時間の金曜13時(サマータイム以外は14時)、つまり米の解禁時間に合わせてリリースされることが多いのですが、ビ…

復活した男闘呼組の音源は手に入りにくい状況…デジタルを充実していたならばチャートインもあり得たのでは

一昨日放送の『音楽の日』(TBS)に男闘呼組が登場。29年ぶりに復活しました。 男闘呼組が29年ぶり復活❗本日『音楽の日』出演、10月再活動ライブ✍メンバーコメント全文https://t.co/e6qgMYpFCl成田昭次、高橋和也、岡本健一、前田耕陽の4人組。1988年にデビュ…

デジタル解禁すれば『SOFTLY』の首位、「LOVE'S ON FIRE」トップ10入りはあり得た…山下達郎のデジタル未解禁への私見

最新の6月29日公開分(7月4日付)ビルボードジャパンアルバムチャートでは、山下達郎『SOFTLY』が初登場で2位を獲得。リード曲「LOVE'S ON FIRE」は14位に大きく順位を上げました。 【ビルボード】Stray Kids『CIRCUS』が総合アルバム首位 山下達郎/二宮和也…

マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」が訴えられたのは”同名”だから…強引な訴訟の背景を読み、私見を記す

ほぼ間違いなく訴えが退けられるだろうとは思いながらも、引っ掛かることなので採り上げておきます。 マライア・キャリーの大ヒット曲、「All I Want For Christmas Is You (邦題:恋人たちのクリスマス)」が、リリースからおよそ30年を経て訴えられました。…

チャリティ曲にも表れた桑田佳祐特有のチャートアクションとは…ダウンロードとストリーミングの乖離も考える

桑田佳祐さんが同級生の佐野元春さん、世良公則さん、Charさんそして野口五郎さんを迎えて制作したチャリティ企画の配信シングル、「時代遅れのRock'n'Roll Band」が6月1日公開分(6月6日付 集計間:5月23~29日)ビルボードジャパンソングスチャートで9位に初…

ビルボードジャパンによる直近のチャートポリシー変更は不完全…BE:FIRST、めいちゃん等の例を踏まえ今一度提案する

5月25日公開分(5月30日付)ビルボードジャパンソングスチャートはトップ3がすべてフィジカル関連指標初加算作品となり、米津玄師「M八七」が総合首位を獲得。フィジカルセールス指標首位のAKB48「元カレです」が総合3位にとどまり、BE:FIRST「Bye-Good-Bye」…

デジタルの未解禁のみならず、後発も未だ多い音楽業界への疑問…Mr.Childrenベストアルバムのチャートアクションから思う

最新5月18日公開分(5月23日付)ビルボードジャパンアルバムチャートは、Mr.Childrenのベストアルバムがワンツーフィニッシュを飾りましたが、そのアルバムチャートの記事では構成3指標のひとつに触れられていません。 総合1位の『Mr.Children 2015-2021 & NOW…

テレビパフォーマンス映像の公式動画化やNHKのYouTube動画の問題を踏まえ、日本エンタメ業界の改善を願う

2ヶ月前の自分のつぶやきに対し、今月に入り複数のリアクションをいただきました。 日本のメディアの著作権法等権利関係の煩雑さ(と個人的には捉えています)を踏まえるに、このような施策はなかなか増えないものと考えていましたがそれを率先して行うのがK-P…

【ビルボードジャパン最新動向】再生キャンペーン採用曲を踏まえたチャートポリシー変更への私見と、5つの提案

最新のビルボードジャパンソングスチャートから注目点を紹介します。 5月2~8日を集計期間とする5月11日公開(5月16日付)ビルボードジャパンソングスチャート(Hot 100)。ENHYPEN「Tamed-Dashed」が首位に再登場しました。 【ビルボード】ENHYPEN「Tamed-Dashe…

ビルボードジャパンアルバムチャート、最新週の3つのトピックから考える"米ビルボード計算方式採用"の必要性

このブログではビルボードジャパンについて、ソングスチャート(Hot 100)を主体にチェックしています。一方でアルバムチャートにも興味深い動きが。そこで最新5月4日公開分(5月9日付)ビルボードジャパンアルバムチャートから注目点を紹介します。 なおこの注…

最新のグローバルチャートにおけるJ-Popランクイン数は今年度最少に…その理由を考える

米ビルボードが一昨年秋に新設したグローバルチャート。世界200以上の地域における主要デジタルプラットフォームのストリーミング(動画再生含む)およびダウンロードで構成されたこのチャートは、Global 200とGlobal Excl. U.S.(Global 200より米の分を除く)…

【ビルボードジャパン最新動向】ソングスチャートで初めてトップ10入りした4曲、ロングヒットの可能性を構成指標から読む

最新のビルボードジャパンソングスチャートから注目点を紹介します。 3月21~27日を集計期間とする3月30日公開(4月4日付)ビルボードジャパンソングスチャート(Hot 100)。乃木坂46「Actually...」が初の首位を獲得しました。 【ビルボード】乃木坂46「Actuall…

KICK THE CAN CREWのワーナーミュージック・ジャパン期作品がほぼ配信終了…2曲のみを残す理由を推測する

KICK THE CAN CREWのワーナーミュージック・ジャパン在籍時代の作品、そのほとんどがデジタルプラットフォームから削除されます。 ワーナーミュージック・ジャパン側は上記において『お客様には⼤変ご迷惑ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますよ…

(追記あり) 本人が楽しんでみたらリバイバルヒット…広瀬香美「ロマンスの神様」バズ発生の理由と、一方で引っかかる点とは

(※追記(2022年12月5日6時17分):はてなブログにて、ビルボードジャパンのホームページを貼付してもきちんと表示されない現象が続いています。そのため、表示できなかった記事についてはそのURLを掲載したビルボードジャパンによるツイートを貼る形に切り替え…

宇多田ヒカルだけではない、フィジカル後発施策を採る歌手が増加していることへの私見

宇多田ヒカルさんのニューアルバム『BADモード』、そのフィジカルが今日店着となります。 その評判は非常に高く、アメリカのピッチフォークでは10点満点中8.0という高い点数がつけられています。 この『BADモード』、デジタルリリースからおよそ1ヶ月が経過…

LINE MUSICの新たなキャンペーン、そしてビルボードジャパンのキャンペーンへの意識を思わせる文言について考える

LINE MUSICのキャンペーンに新たな活用法が登場しています。 『今回発表されたキャンペーンは、LINE MUSICでリアルタイムランキングに準じ特典内容が変わるというファン参加型の内容。』LINE MUSICの興味深い活用法ですね。 https://t.co/B29VmzdPRx — Kei (…

Da-iCE、『REVERSi』リード曲「DOSE」誕生のきっかけに驚く…そこから思い出した作品とは

先週水曜にリリースされたEP『REVERSi』の冒頭を飾るDa-iCEのリード曲「DOSE」は、2分40秒というタイトな尺の中で3連符のラップも登場するなど展開の移り変わりが目立つも心地よく、シンセの上モノが薄くもファンキーなアクセントを与え、サビのいい意味でJ-…

INI、BE:FIRST、なにわ男子…11月にデビューした3組、デビュー曲のその後のチャート動向を追う

昨日のブログエントリーに多くのアクセスをいただきました。心より御礼申し上げます。 今回 #イマオト で記載した課題は、本日採り上げた #JO1 に限らず、弟分の #INI、さらにINIと同日フィジカルデビューした #BEFIRST 等の男性ダンスボーカルグループや、…

【グローバルチャート】テイラー・スウィフトがアデルを抑え首位に、また米ビルボードの仕様変更に異を唱える

毎週水曜は、米ビルボードが昨年新設したグローバルチャートをお伝えします。 200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。11月27日付…

昨日デビューしたなにわ男子「初心LOVE」のチャートを読み、デジタルへの姿勢に対する私見を記す

前週BE:FIRSTおよびINIが同日フィジカルデビューを果たしましたが、昨日はなにわ男子が「初心LOVE」(うぶらぶ)でフィジカルデビュー。圧倒的なメディア露出で、おそらく多くの方にその名が浸透していることでしょう。 リリースは11月12日金曜。フラゲ日とな…

竹内まりや「プラスティック・ラブ」が遂に100位以内到達…なぜ今までランクインしなかったのか

最新11月10日公開(11月15日付)ビルボードジャパンソングスチャート(→こちら)では82位に竹内まりや「プラスティック・ラブ」が登場。1984年にリリースされた曲が、2008年にはじまったビルボードジャパンソングスチャートでは初めて100位以内に到達しました。 …

Spotifyデイリー首位曲、再生回数の大台割れが気掛かり…定額制音楽配信サービスの成長が鈍化?

10月1日金曜の日本におけるSpotifyデイリーチャート、1位の再生回数が20万回を割り込みました。これは由々しき事態ではないかという思いが自分の中で生まれています。Spotifyはビルボードジャパンソングスチャートのストリーミング指標を構成するデジタルプ…