イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

LINE MUSIC再生キャンペーン

最新チャートでトップ10入りした男性ダンスボーカルグループの動向から、分岐点は未だ見えないと捉える理由

最新5月24日公開分のビルボードジャパンソングチャートではトップ10内に3曲が新たに登場しています。 ・3位 (初登場) Travis Japan「Moving Pieces」 ・4位 (前週22位) MAZZEL「Vivid」 ・10位 (初登場) INI「FANFARE」 男性ダンスボーカルグループ(アイドル…

ビルボードジャパンとオリコンの複合指標チャートの差、そして"数(を積むこと)の論理"の問題を考える

複合指標から成るビルボードジャパンのソングチャートとオリコン合算シングルランキングとでYOASOBI「アイドル」の動向に大きな差が生じていることについては、以前紹介しました。 オリコン合算シングルランキングでは現在も、YOASOBI「アイドル」が首位を獲…

ビルボードジャパン、ストリーミング1億回再生曲が200を突破…報道等を踏まえストリーミング関連の提案を記す

一昨日のビルボードジャパンによる発表は極めて重要です。 ストリーミング累計1億回再生超え楽曲が200曲突破 https://t.co/LJ27yzSjws pic.twitter.com/SQzKmJVupr — Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2023年5月4日 集計期間は2018年3月12日以降。サブス…

BE:FIRST「Smile Again」がYOASOBI「アイドル」に迫るも2位…一方でストリーミング指標からみえてくるものとは

昨日はビルボードジャパンソングチャートを制したYOASOBI「アイドル」の強さについて紹介しました。 そして最新チャートから今回、BE:FIRST「Smile Again」を今回取り上げます。この曲は集計期間中にフィジカルセールスおよびデジタル双方を解禁し、5月3日公…

【ビルボードジャパン最新動向】2月以降首位獲得曲等の動向を踏まえた、ビルボードジャパンへのチャートポリシー見直し提案

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 2月20~26日を集計期間とする最新3月1日公開分のビルボードジャパンソングチャートは、King & Prince「Life goes on」がフィジカルセールス初加算に伴い首位を獲得しました。 【…

【ビルボードジャパン最新動向】2月のチャート動向を踏まえた真の社会的ヒット曲を見極める重要性、そして業界への提案

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 2月13~19日を集計期間とする最新2月22日公開分のビルボードジャパンソングチャートは、BE:FIRST「Boom Boom Back」が初登場で首位を獲得しました。 【ビルボード】BE:FIRST「Boo…

【ビルボードジャパン最新動向】初登場および2週目のチャート動向から真の社会的ヒット曲候補を見極める重要性を記す

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 2月6~12日を集計期間とする最新2月15日公開分のビルボードジャパンソングチャートは、BSS feat. Lee Young Ji「Fighting」が初登場で首位を獲得しました。 【ビルボード】SEVENT…

BE:FIRST「Boom Boom Back」での様々な施策投入、そしてリリース日について考える

来週公開のビルボードジャパンソングチャートでは、注目の新曲が複数初登場することが見込まれます。 今週は #BEFIRST、#優里 さんそして #YOASOBI が新曲をリリースしますね。2月22日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:2月13~19日)で各曲…

【ビルボードジャパン最新動向】男性ダンスボーカルグループの初週動向から考える、”初週聴取習慣化”の必要性

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 1月30日~2月5日を集計期間とする最新2月8日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE「STARS」が初登場で首位を獲得しました。 …

ビルボードジャパンへの3つの提案を今一度記し、”ビルボードジャパンの自問自答”を促す

ビルボードジャパンは昨日午前4時、2022年度の各種年間チャートを発表。このブログでも個人的な分析を実施し、昨日掲載しました。 そして今週は2023年度初週となるチャートが発表されています。 2023年度の音楽シーンが楽しみな一方で、ビルボードジャパンに…

LINE MUSICが再生回数のカウント方法を変更…再生キャンペーンを非難し続けたビルボードジャパンやKAI-YOUへの違和感を再掲する

ビルボードジャパンがKAI-YOUのインタビューにて、一部サブスクサービスによる再生キャンペーン(再生回数キャンペーン)を”チャートハック”というネガティブな言葉で形容し暗に非難したことについては、自分はこのブログの中で幾度となく違和感を表明していま…

次回のビルボードジャパンソングスチャートは今週リリース曲が上位進出の予感…JO1、米津玄師等の動向を押さえる

次回、10月19日公開分(10月24日付)のビルボードジャパンソングスチャートは今週月曜からの1週間が集計期間。フィジカルおよびデジタルの速報値からは、今週リリースされた新曲が大挙上位に登場するものと見込まれます。

Twitter指標が高いボーイズバンドに感じたロングヒットの可能性…JO1「SuperCali」のアプローチに注目

地上波テレビ局の秋クール新番組に起用されたタイアップ曲、強力な布陣が揃っています。 『舞いあがれ!』『ガンダム』『SPY×FAMILY』『君の花になる』……2022年ラストを飾るタイアップヒットは何か?#舞いあがれ #水星の魔女 #G_Witch #SPY_FAMILY #スパイフ…

BE:FIRST、ストリーミング1億回再生突破の「Bye-Good-Bye」がこのタイミングで”50位の壁”を越えたことへの私見

最新9月21日公開分(9月26日付)ビルボードジャパンソングスチャートにおいて、BE:FIRST「Bye-Good-Bye」がストリーミング1億回再生を達成しました。 BE:FIRST「Bye-Good-Bye」自身初のストリーミング累計1億回再生突破 https://t.co/spkPx3SGsh pic.twitter.c…

【ビルボードジャパン最新動向】INI「Password」・Ado「新時代」の指標構成を分析し、次週の推移を予想する

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 最新8月31日公開分(9月5日付)ビルボードジャパンソングスチャートではINI「Password」がAdo「新時代」を抑え、同曲初の首位を獲得しました。 【ビルボード】INI「Password」737,3…

Kis-My-Ft2「Two as One」が1万ポイント突破…好調の理由、そしてロングヒットに至れるかを考える

最新8月24日公開分(8月29日付)ビルボードジャパンソングスチャートでは、Kis-My-Ft2「Two as One」が2位に初登場。玉森裕太さん主演ドラマ『NICE FLIGHT!』(テレビ朝日)主題歌のことの曲は1万ポイント超えを達成しました。2022年度におけるジャニーズ事務所…

フォーエイト48「ロミエット」、フィジカルセールス2位ながらルックアップ300位未満…この理由を考える

最新7月13日公開分(7月18日付)ビルボードジャパンソングスチャートはOfficial髭男dism「ミックスナッツ」が2週連続、通算3週目の首位を獲得しました。2位はSEKAI NO OWARI「Habit」がこちらも2週連続で入りましたが、ポイント差は166→825と拡大しています。 …

日向坂46「僕なんか」を支え、Hey! Say! JUMPと=LOVEの逆転を生んだ指標、そして支えるキャンペーンについて

毎週水曜に発表されるビルボードジャパンソングスチャートについての分析は本来木曜に行うのですが、ビルボードジャパンへの提案や上半期チャートの総括を優先したため、本日掲載することとしました。上半期チャートの総括は下記リンク先をご参照ください。 …

(追記あり) ビルボードジャパンによる直近のチャートポリシー変更は不完全…BE:FIRST、めいちゃん等の例を踏まえ今一度提案する

(※追記(2023年2月18日6時40分):はてなブログにてビルボードジャパンのホームページを貼付すると、きちんと表示されない現象が続いています。そのため、表示できなかった記事についてはそのURLを掲載したビルボードジャパンによるツイートを貼付する形に切り…

最新ビルボードジャパンソングスチャート発表の前に、Apple MusicとSpotify、LINE MUSICの最新順位を比較する

本日午後、ビルボードジャパンが最新チャートを公開します。この5月25日公開分(5月30日付)ソングスチャートでは、ともすれば今年初となる3位1万ポイント超えが誕生するかもしれません。 Billboard JAPAN 5/30付 Hot 100 最終予想#米津玄師「#M八七」は今年度…

【ビルボードジャパン最新動向】ヒゲダン首位獲得の内的および外的要因、そしてチャートポリシー見直し提案を再掲する

最新のビルボードジャパンソングスチャートから注目点を紹介します。 5月9~15日を集計期間とする5月18日公開(5月23日付)ビルボードジャパンソングスチャート(Hot 100)。Official髭男dism「ミックスナッツ」が登場5週目で初の首位を獲得しました。 【ビルボ…

AWAへの問い合わせに対する回答、そしてビルボードジャパンの二度のチャートポリシー変更についての再考

4月28日付のブログエントリーにて、このようなことを記しました。後に追加した内容も含めて引用します。 なおブログの問い合わせを介して、サブスクサービスのAWAにおけるラウンジを用いたキャンペーンの存在を教えてくださった方がいらっしゃいました。この…

【ビルボードジャパン最新動向】再生キャンペーン採用曲を踏まえたチャートポリシー変更への私見と、5つの提案

最新のビルボードジャパンソングスチャートから注目点を紹介します。 5月2~8日を集計期間とする5月11日公開(5月16日付)ビルボードジャパンソングスチャート(Hot 100)。ENHYPEN「Tamed-Dashed」が首位に再登場しました。 【ビルボード】ENHYPEN「Tamed-Dashe…

LINE MUSIC再生キャンペーンのさらなる係数処理適用、カウント除外も含め検討すべき…ビルボードジャパンに問う

ビルボードジャパンは適宜チャートポリシー(集計方法)を変更します。構成指標におけるウエイトの変更においては指標毎の影響力、そしてコアファンとライト層との熱量の乖離を考慮した上で行われています。ビルボードジャパンは、ライト層により響いた作品こ…

【ビルボードジャパン最新動向】再生キャンペーンへ対応したビルボードジャパンのチャートポリシー変更を支持する

最新のビルボードジャパンソングスチャートから注目点を紹介します。 4月11~17日を集計期間とする4月20日公開(4月25日付)ビルボードジャパンソングスチャート(Hot 100)。King & Prince「Lovin' you」が初登場で首位を獲得しました。 【ビルボード】King & P…

【ビルボードジャパン最新動向】櫻坂46「五月雨よ」、ソングスチャートを制しながらもライト層取込に疑問を抱く理由

最新のビルボードジャパンソングスチャートから注目点を紹介します。 4月4~10日を集計期間とする4月13日公開(4月18日付)ビルボードジャパンソングスチャート(Hot 100)。櫻坂46「五月雨よ」が初の首位を獲得しました。 【ビルボード】櫻坂46「五月雨よ」452,…

LINE MUSIC月間ランキングトップ10がすべて再生キャンペーン採用曲に…総合チャートの推移から見えてくるものとは

昨日発表された3月のLINE MUSIC月間ランキング、トップ10ランクイン曲が他のサブスクサービスとは大きく異なります。 LINE MUSIC、2022年3月の月間1位はBE:FIRST「Bye-Good-Bye」原因は自分にある。/INIが続く #BEFIRST https://t.co/3Ge8PfSSI6 — ミュージ…

LINE MUSIC再生キャンペーン採用曲の極端な動きとビルボードジャパンの”自問自答”…私見を添えチャート側に提案する

リニューアルしたビルボードポッドキャストにおける”深化”、とても興味深いですね。 毎週木曜朝までに更新されるポッドキャスト、そのメインMCが前週から礒崎誠二さんに交代。礒崎さんはビルボードジャパンのチャートディレクターであり、現代に音楽チャート…

【ビルボードジャパン最新動向】ソングスチャートで初めてトップ10入りした4曲、ロングヒットの可能性を構成指標から読む

最新のビルボードジャパンソングスチャートから注目点を紹介します。 3月21~27日を集計期間とする3月30日公開(4月4日付)ビルボードジャパンソングスチャート(Hot 100)。乃木坂46「Actually...」が初の首位を獲得しました。 【ビルボード】乃木坂46「Actuall…

ロングヒットに欠かせない接触指標群、しかしどちらか一方が弱い曲の原因は明確に存在する

ビルボードジャパンソングスチャートは8つの指標で構成され、ロングヒット曲ほど、サブスク等に基づくストリーミングおよび動画再生という接触指標群が強い傾向がみられます。これはこのブログで伝え続けていることです。その指標構成が可視化されているCHAR…