イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

音楽チャートへの疑問

ビルボードジャパンがソングチャートの記事を訂正…"事実誤認"についての私見および改善提案を記す

昨日は9月20日公開分ビルボードジャパンソングチャートで首位を獲得したBE:FIRST「Mainstream」について紹介しました。そのエントリー(下記参照)にて貼付したビルボードジャパンのポスト(ツイート)が、記事の訂正に伴い後に削除されています。 ※当記事掲載当…

米ビルボードの最新アルバムチャートが2日経っても公開されない異常事態に…その原因とは

米ビルボードがアルバムチャート速報を公開しないという異常事態が発生し、他のチャートにも影響が及んでいます。 The announcement of the top 10 of the Billboard 200 is delayed due to a processing issue. — billboard charts (@billboardcharts) 2023…

先月発表された上半期のオリコン合算シングルランキングを、YOASOBI「アイドル」を軸に考える

オリコンは6月下旬、上半期の各種ランキングを発表しています。 #オリコン上半期ランキング2023 作品別売上数部門King & Princeが7冠達成男性アーティスト35年ぶりの「シングル」&「アルバム」同時1位「デジタルシングル(単曲)」ではYOASOBI「アイドル」が…

米ビルボード、ソングチャートにおけるダウンロード指標のチャートポリシー変更を実施か…その内容と私見を記す

日本時間の昨日昼以降、米ビルボードのチャートポリシー(集計方法)が変更されることについて、チャート予想等のアカウントが一斉に発信を行っています。たとえば下記ツイートについてはブログエントリー執筆段階で1300万回も表示されています。 Billboard wi…

YOASOBI「アイドル」がオリコン合算ランキングで遂に首位...しかしその後7週はその座を明け渡すだろうことについて

YOASOBI「アイドル」がデジタルで圧倒的な強さをみせ、ビルボードジャパンソングチャートでは最新5月24日公開分まで6週連続で首位を獲得したことについては先週木曜にお伝えしました。 一方で、ビルボードジャパンと同じ複合指標から成る5月29日付オリコン合…

オリコンがランキングを用いたプロモーションをTwitterで実施していることについて、違和感を記す

昨日はBMSGから新たに登場した男性ダンスボーカルグループ、MAZZELのファーストフィジカルシングル「Vivid」について取り上げました。 複合指標から成る音楽チャートでは次回公開分にて「Vivid」のフィジカルセールスが初加算されます。同曲についてはビルボ…

米ビルボードがアルバムチャートの集計方法を変更へ…考えられる変化、および米ビルボードへの提案を記す

米ビルボードは、アルバムチャートに関するチャートポリシー(集計方法)を変更する旨を事前にアナウンスしています。 The Billboard 200 will count some package offerings of music and collectibles as fans seek to support their favorite acts through …

(訂正あり) 米ビルボードにおけるJIMIN『FACE』と「Like Crazy」の指標構成を注視、動向次第ではチャートポリシーの議論も必要

(※追記(4月11日19時54分):米ビルボードソングチャートにおける首位曲の急落記録はシックスナイン & ニッキー・ミナージュ「Trollz」と記しましたが、正しくはテイラー・スウィフト「Willow」でした。訂正しお詫び申し上げると共に、「Willow」について追記…

CDTVオリジナルランキングは問題を抱えながら継続…そこで理想のチャートポリシー紹介方法を提案する

3月20日放送の『CDTVライブ!ライブ!』(TBS)では、番組独自ランキングにおけるトップ10長期ランクイン曲が紹介され、優里「ドライフラワー」が81週で首位を獲得したことが報告されました。 #CDTVライブライブご覧いただきありがとうございましたそしてCDTV…

(追記あり) ビルボードジャパンが発表したオールタイムソングチャート、”ポイント単純合算”方式への違和感

(※追記(3月31日8時10分):一部追記を行うと共に、タイトルを『ビルボードジャパンが今朝発表したオールタイムソングチャート、”ポイント単純合算”方式に違和感を覚える』から『ビルボードジャパンが発表したオールタイムソングチャート、”ポイント単純合算”…

(訂正あり) 星街すいせいのTHE FIRST TAKE、back number『ユーモア』のSpotify成績を踏まえた音楽チャートへの改善要望

(※訂正(8時13分):back numberのアルバム『ユーモア』の発売日を1月18日水曜と記載していましたが、正しくは1月17日火曜でした。訂正し、お詫び申し上げます。) ビルボードジャパンは一昨日、最新チャートをCHART insightにて13時過ぎに発表して間もなく、訂…

(追記あり) グローバルチャートとは何か、そしてJ-POPの現状と課題をまとめる (2023年1月2日時点)

(※追記(7月3日6時15分):グローバルチャート紹介エントリーの最新版を掲載するにあたり、このエントリーの表題を”(最新版)”から”(2023年1月2日時点)”に変更しました。また冒頭の文章を加筆修正しています。) (※追記(7月14日4時30分):グローバルチャートにつ…

(追記あり) オリコン年間ランキングを踏まえ"合算ランキングは廃止すべき"と考える理由、そして必要な引導について

(※追記(2023年3月24日5時44分):オリコン合算ランキングのうちアルバム部門においては合算ランキングの必要性を考える出来事があり、追記日のブログエントリー(ビルボードジャパンのアルバムチャート訂正問題から考えた、オリコンの存在意義について)にて紹…

Travis Japan「JUST DANCE!」、ビルボードジャパンソングスチャート4位に初登場…その動向からみえてきたこと

10月24~28日を集計期間とする最新11月2日公開分(11月7日付)ビルボードジャパンソングスチャートでは、Travis Japan「JUST DANCE!」が4位に初登場を果たしました。今回はこの曲における、デジタル解禁初週の動向からみえてくることをまとめていきます。

JO1「SuperCali」、ミュージックビデオ再生回数とビルボードジャパン動画再生指標との乖離の理由を探る

最新のビルボードジャパンソングスチャートを紹介した昨日付のブログエントリーに、たくさんのアクセスをいただきました。心より感謝申し上げます。 このブログエントリーにて、JO1「SuperCali」ミュージックビデオが特筆すべき再生回数を獲得しながらビルボ…

(追記あり)【ビルボードジャパン最新動向】「KICK BACK」「SuperCali」「Subtitle」の動向に影響を与えた動画再生指標を考える

(※追記(10月21日7時48分):JO1「SuperCali」におけるYouTube再生回数とビルボードジャパンソングスチャート動画再生指標との乖離について、翌日のブログエントリーにて再度分析しています。JO1「SuperCali」、ミュージックビデオ再生回数とビルボードジャパ…

Spotify ”Go Stream”がオリジナルバージョンに合算か…ならばビルボードジャパンにチャートポリシー変更を再提案する

最近は藤井風「死ぬのがいいわ」のSpotifyにおけるグローバルの動向を紹介しています。J-Popでは珍しいタイプでのグローバルヒットゆえその都度取り上げていますが、Spotifyが世界的に人気のサブスクサービスのひとつである、サブスクが今の音楽チャートの人…

優里「おにごっこ」がTHE FIRST TAKEで"初解禁&初披露"…チャンネルや歌手側の意図がみえてくる

昨日はアヴリル・ラヴィーンの出演が話題になったTHE FIRST TAKE。その前の回で披露されたのは優里さんの新曲「おにごっこ」でした。 本日午前5時の段階で既に450万回再生を突破した「おにごっこ」、実はTHE FIRST TAKEで初解禁および初披露された作品となり…

BE:FIRST『BE:1』発売前にサブスクで上位進出…この報道から総合アルバムチャートの米ビルボード化を再考する

昨日はこのようなブログエントリーを記載しました。 このエントリーで取り上げたチャート施策のひとつが、BE:FIRSTによるLINE MUSIC再生キャンペーン。この施策自体は個人的に疑問を覚えるということは上記ブログエントリーで記した通りですが、実際「Scream…

ビルボードジャパンのKAI-YOU記事から考えるチャート施策の問題…直近の事例、そして記事から考えること

8日前のブログエントリーにて、KAI-YOUによるビルボードジャパンへのインタビュー記事について私見を記載しました。 『行き過ぎたものもありますが施策の多くは歌手側や各指標のデータ提供元によって生まれるわけであり、あたかもコアファンのチャート施策の…

ビヨンセも行うチャート上昇施策、KAI-YOUのビルボードジャパン記事への違和感および施策についての私見

日本時間の明後日早朝、米ビルボードソングスチャートが発表されます。前の日に発表されるアルバムチャートで首位初登場が見込まれるビヨンセ『Renaissance』のリード曲、「Break My Soul」がソングスチャートも制するのではという見方が生まれています。 複…

ピノキオピー「神っぽいな」がビルボードジャパン100位以内に初登場…チャートの不思議、そして関連動画に願うこと

最新8月3日公開分(8月8日付)ビルボードジャパンソングスチャート、動画再生指標でHey! Say! JUMP「ファンファーレ!」がトップ5入りを果たしたことは昨日お伝えしました。ジャニーズ事務所所属歌手の動画強化は実に興味深いものがあります。 この最新ソング…