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旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

(追記あり)【海外ビルボード】エラ・ラングレーが米ソング/アルバム同時制覇、コーチェラ披露曲がグローバルチャート上昇

(※追記(4月21日18時29分):エラ・ラングレー『Dandelion』収録曲の米ビルボードソングチャート動向、およびGlobal 200における日本の楽曲動向を追記しています。)

 

 

 

現地時間の4月20日月曜に発表された、最新4月25日付米ビルボードソングチャート(集計期間:4月10~4月16日)。エラ・ラングレー「Choosin' Texas」が3週連続、通算7週目の首位を獲得しています。

エラ・ラングレー「Choosin' Texas」はストリーミングが前週比15%アップの3070万(同指標通算8週目の首位)、ダウンロードが同16%アップの10,000(同指標2位)、ラジオが前週とほぼ変わらず4250万(同指標9位)を記録しています。

 

「Choosin' Texas」を収録したアルバム『Dandelion』が最新4月25日付米ビルボードアルバムチャートを初登場で制しており、ソング/アルバムチャート同時制覇はカントリージャンルの女性歌手としてエラ・ラングレーが2例目に(ここでのカントリージャンルとはホットカントリーソングチャートおよびホットカントリーアルバムチャートにランクインした作品と定義)。最初の達成者はテイラー・スウィフトであり、2021年11月に「All Too Well (Taylor's Version)」および『Red (Taylor's Version)』にて記録しています。一方でテイラーの作品は再録版であり、新作での達成はエラ・ラングレーが初となります。

またアルバム『Dandelion』に収録された「Be Her」が8→4位へ上昇し、同曲最高位を更新。エラ・ラングレーにとって2曲目のトップ5入りを達成しています。主にカントリージャンルで活動する女性歌手において、初および2曲目のトップ5ヒットが同時に5位以内にランクインした初の事例となります。

複合指標から成るホットカントリーソングチャートでは、「Choosin' Texas」が通算21週目の首位、「Be Her」が2位をそれぞれキープしています(2曲ともカントリーエアプレイチャートではトップ10入り)。エラ・ラングレーは2曲ともに共作、および共同プロデュースを手掛けています。

 

当週はトップ10内に、8組の女性歌手による7曲がランクイン。エラ・ラングレー「Choosin' Texas」「Be Her」のほか、オリヴィア・ディーンは「Man I Need」が2位(通算7週目)、「So Easy (To Fall In Love)」が6位をそれぞれキープ。HUNTR/X(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」は当週も7位に。ピンクパンサレス & ザラ・ラーソン「Stateside」は9→8位に浮上(ホットダンス/ポップソングチャートでは通算9週目の首位に)、そしてケラーニ「Folded」は10→9位に上昇しています。

3月28日付以降5週続けて、女性歌手による作品が毎週7曲トップ10入りしています。この中には首位獲得を果たしたテイラー・スウィフトによる「The Fate Of Ophelia」および「Opalite」も含まれます。

今回の記録は昨年秋にテイラー・スウィフトがほぼ独りで記録して以来の寡占状況となります。テイラーは昨年10月18日付、『The Life Of A Showgirl』がアルバムチャートを初登場で制したタイミングにて収録曲がトップ10を独占(サブリナ・カーペンターをフィーチャーしたアルバムタイトル曲が8位に入った以外はすべてテイラー単独名義)。翌週には女性歌手作品がトップ10内に9曲入り、HUNTR/X「Golden」がトップ10に再浮上しています(この週における唯一の男性歌手作品はアレックス・ウォーレン「Ordinary」となります)。

女性歌手作品のトップ10内7曲以上寡占が5週続けて発生しているという状況は、2014年8~10月の8週連続以来となる長期記録に。当時はテイラー・スウィフト「Shake It Off」やメーガン・トレイナー「All About That Bass」が首位を獲得し、さらには女性歌手作品がトップ5を5週連続で独占しています。

そして2022年11月5日付ではテイラー・スウィフトおよびラナ・デル・レイの2組のみによるトップ10独占が達成され、2023年12月にはテイラー、ドージャ・キャットおよびシザの3組による独占も生まれています。

 

当週の男性歌手作品におけるトップ10ヒットの最高位はブルーノ・マーズ「I Just Might」の3位(前週と変わらず)。ラジオは前週比1%アップの8150万を記録し同指標通算9週目の首位に。また同曲は複合指標から成るホットR&B/ヒップホップソングチャートならびにホットR&Bソングチャートにて、共に14週目の首位を獲得。前者のチャートでは首位獲得週数においてキャリア最長記録を更新しています。

アレックス・ウォーレン「Ordinary」は4→5位に、そしてBTS「SWIM」は5→10位に後退。後者はダウンロードにて前週比52%ダウンの11,000を記録し、同指標4週目の首位を獲得しています。

 

最新のトップ10はこちら。

 

1位 (前週1位) エラ・ラングレー「Choosin' Texas」

2位 (2位) オリヴィア・ディーン「Man I Need」

3位 (3位) ブルーノ・マーズ「I Just Might」

4位 (8位) エラ・ラングレー「Be Her」

5位 (4位) アレックス・ウォーレン「Ordinary」

6位 (6位) オリヴィア・ディーン「So Easy (To Fall In Love)」

7位 (7位) HUNTR/X(ハントリックス)(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」

8位 (9位) ピンクパンサレス & ザラ・ラーソン「Stateside」

9位 (10位) ケラーニ「Folded」

10位 (5位) BTS「SWIM」

 

なお当週は、エラ・ラングレー『Dandelion』に収録された18曲のうち15曲が、米ビルボードソングチャートで100位以内にエントリーを果たしています。この記録については記事が別途用意されています。

 

 

続いてグローバルチャートを紹介。200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され、歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。4月25日付ではGlobal 200、およびGlobal 200から米の分を除くGlobal Excl. U.S.共に、BTS「SWIM」が4週連続で首位を獲得しています。

BTS「SWIM」はGlobal 200においてストリーミングが前週比12%ダウンの7300万およびダウンロードが同51%ダウンの22,000を、Global Excl. U.S.ではストリーミングが前週比12%ダウンの6340万およびダウンロードが同50%ダウンの10,000を、それぞれ記録しています。

 

ジャスティン・ビーバー feat. ニッキー・ミナージュ「Beauty And A Beat」がGlobal 200で4位、Global Excl. U.S.では3位に浮上。Global 200においてストリーミングは前週の1000万未満から4420万に増加、またダウンロードは3,000を記録しています。2012年の米ビルボードソングチャートで最高5位を記録した同曲は、コーチェラ・フェスティバルにて4月11日に披露され、ライブ演奏とYouTubeから直接再生された初期ヒット曲の動画を組み合わせたセットが話題となったことで上昇。ジャスティン・ビーバーは「Beauty And A Beat」にて、双方のグローバルチャートで通算9曲目のトップ10入りを果たしています。

(なお元の記事では「Beauty And A Beat」が米で6位を記録とありますが(『The song, a No. 6 hit on the U.S.-based Billboard Hot 100 in 2012』と記載)、実際は5位となります。米ビルボードによるジャスティン・ビーバーのアーティストページ(→こちら)にて確認可能です。)

 

エラ・ラングレー「Choosin' Texas」がGlobal 200で8→5位に上昇。ストリーミングは前週比18%アップの3670万、ダウンロードは同13%アップの12,000を記録しています。米ビルボードのホットカントリーソングチャートを制した曲がGlobal 200でトップ5入りするのは、後者が2020年9月に開始して以降10曲目となります。

<米ビルボードのホットカントリーソングチャート制覇曲

 Global 200におけるトップ5ヒット>

 

・ルーク・コムズ「Forever After All」(最高4位 最高位到達週:2020年11月7日付)

・テイラー・スウィフト「All Too Well (Taylor's Version)」(1位(1週) / 2021年11月27日付)

・モーガン・ウォーレン「Last Night」(5位 / 2023年3月18日付)

・ジェイソン・アルディーン「Try That In A Small Town」(2位 / 2023年7月29日付)

・オリヴァー・アンソニー・ミュージック「Rich Men North Of Richmond」(2位 / 2023年8月26日付)

・ザック・ブライアン feat. ケイシー・マスグレイヴス「I Remember Everything」(4位 / 2023年9月9日付)

・ビヨンセ「Texas Hold 'Em」(1位(2週) / 2024年3月2日付)

・シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」(3位 / 2024年7月6日付)

・モーガン・ウォーレン feat. テイト・マクレー「What I Want」(5位 / 2025年5月31日付)

・エラ・ラングレー「Choosin' Texas」(5位 / 2026年4月25日付)

 

Global 200ではテーム・インパラ & JENNIE「Dracula」が3→2位となり、同曲最高位を更新しています。

 

 

 

※追記(4月21日18時29分)

 

日本時間の4月21日夜、Global 200の全容が発表されました。日本の楽曲動向については、Xにて発信しています。