イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

ストリーミング

国内盤シングルCDもリリースの一方でストリーミングは…日本の洋楽における現状を今一度考える

このブログでは一昨日、ザ・ビートルズ「Now And Then」のチャート動向についてお伝えしました。 この「Now And Then」、日本では次週のチャートで上昇する可能性を持ち合わせています。この曲にフィジカルセールス指標が加算されるためです。 なお今回はビ…

【ビルボードジャパン最新動向】Ado「唱」が6度目の首位にして最高ポイント獲得、次週以降の動向に注目

最新11月8日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:10月30日~11月5日)ではAdo「唱」が2週連続、通算6週目の首位を獲得しました。 【ビルボード】Ado「唱」が通算6度目となる総合首位、LE SSERAFIM「Perfect Night」は7位デビュー https://t.co/…

マライア・キャリーとブレンダ・リーのクリスマス曲における施策とは、そしてチャート施策への見方を記す

11月に入ると、街は徐々にクリスマス仕様となっていきますが、米では既に11月1日からこのモードが高まっているといえます。 日本においては季節に関する曲について、ラジオの反応がとりわけ大きくなる一方でストリーミングはそれが薄い傾向にあります。他方…

(追記あり) Hey! Say! JUMPデジタル解禁後のチャート動向、ビルボードジャパンへの提案も含めて記す

(※追記(15時38分):曲名に誤りがありました。「Ready to JUMP」と記載していましたが、正しくは「Ready to Jump」でした。つきましては訂正の上、お詫び申し上げます。) 最新11月1日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、Hey! Say! JUMPのEP『P.U!…

【ビルボードジャパン最新動向】首位返り咲きのAdo「唱」、各指標の上昇度からみえてくるものとは

最新11月1日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:10月23~29日)では前週首位に到達した櫻坂46「承認欲求」が7位に後退。Ado「唱」が2週ぶり、通算5週目の首位を獲得しました。 【ビルボード】Ado「唱」が総合首位返り咲き、WEST.の改名後初シ…

藤井風「花」、ソングチャートトップ10入りの原動力となった動画再生指標の伸長について

10月13日にデジタルリリースされた藤井風「花」が、最新10月25日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:10月16~22日)にて初の1週間フル加算に伴い11→7位へ上昇。初のトップ10入りを果たしたこの曲について、ビルボードジャパンはこのように解説…

米ビルボードがアルバムのストリーミング人気を可視化したチャートを新設、その意義を考える

米ビルボードが新たなチャートをローンチしました。それがトップストリーミングアルバムチャート(Top Streaming Albums)です。 This week, @billboard is launching its new #TopStreamingAlbums chart. The 50-position chart lists the most-streamed albu…

【ビルボードジャパン最新動向】Ado「唱」4連覇ながら気になること、およびINI「HANA_花」の施策について

最新10月18日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:10月9~15日)では、Ado「唱」が4連覇を達成しています。 【ビルボード】Ado「唱」が総合ソング4連覇&「クラクラ」もトップ10に浮上、YOASOBI「アイドル」は「勇者」を抜いて3位に https://t.…

【ビルボードジャパン最新動向】Ado「唱」が登場3週目で首位到達…総合トップに寄与した"活用"の重要性

最新9月27日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:9月18~24日)では、前週初登場で首位を獲得したBE:FIRST「Mainstream」が4位に後退。Ado「唱」が登場3週目にして、同曲初となる首位の座に就いています。 【ビルボード】Ado「唱」が総合ソング…

(追記あり)【ビルボードジャパン最新動向】BE:FIRST「Mainstream」が初週2万2千ポイントを突破…一方で気になる点とは

(※追記(10時15分):ビルボードジャパンが9月20日公開分ソングチャートの記事について訂正を行い、当初のポスト(ツイート)を削除しています。そのため、ビルボードジャパンが新たに用意したポストを今回のエントリーに貼付しました。) 最新9月20日公開分ビル…

男性アイドル/ダンスボーカルグループのチャート上の差について、トップアーティストチャートのCHART insightから掴む

昨日のブログエントリーでは前週および当週のビルボードジャパンソングチャートで上位に初進出を果たした曲について、真の社会的ヒット曲に成るかを分析しています。 最新8月16日公開分のソングチャートにて4位に初登場を果たした関ジャニ∞「オオカミと彗星…

【ビルボードジャパン最新動向】YOASOBI「アイドル」16連覇、一方で米津玄師「地球儀」の動向から思うこと

最新8月2日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:7月24~30日)ではYOASOBI「アイドル」が初登場から16週連続で首位を獲得。2週前にOfficial髭男dism「Subtitle」を上回り単独最長首位記録を樹立したこの曲が、記録をさらに伸ばしています。 【…

前週上位進出曲の翌週動向、そして最新チャート上位進出曲のヒットの可能性をCHART insightから導き出す

直近7月19日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは15曲が初登場。2曲の100位以内再登場を含め、100位以内においては6分の1が入れ替わっています。前週7月12日公開分ソングチャートについても入れ替わりが多かったのですが、前週のチャート結果に関し…

【ビルボードジャパン最新動向】YOASOBI「アイドル」単独最長首位記録達成…”異次元”ヒットに至った様々な要因

最新7月19日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:7月10-16日)ではYOASOBI「アイドル」が初登場から14週連続で首位を獲得。連続での最長首位獲得記録を更新すると共に、不連続を含む首位獲得週数においてOfficial髭男dism「Subtitle」を上回り…

ビルボードジャパンによるストリーミング再生回数”億超え”報道の前倒しを支持する

今週、ビルボードジャパンに大きな変化が見られました。 NewJeans「OMG」自身2曲目のストリーミング累計1億回再生突破 https://t.co/1RTzZlY5vi pic.twitter.com/ZkgdwoEEWr — Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2023年6月13日 米津玄師「KICK BACK」自身…

アルバムチャートへのストリーミング指標非導入の理由を言及したビルボードジャパンと、その見解に対する私見

ここ最近、ビルボードジャパンのポッドキャストにおいてチャートに関する注目の発言が次々登場している印象があります。チャートマネージャーを務める礒崎誠二さんがMCを務めるゆえでしょうが、5月31日に公開された最新のポッドキャストでは現状のアルバムチ…

最新チャートでトップ10入りした男性ダンスボーカルグループの動向から、分岐点は未だ見えないと捉える理由

最新5月24日公開分のビルボードジャパンソングチャートではトップ10内に3曲が新たに登場しています。 ・3位 (初登場) Travis Japan「Moving Pieces」 ・4位 (前週22位) MAZZEL「Vivid」 ・10位 (初登場) INI「FANFARE」 男性ダンスボーカルグループ(アイドル…

【ビルボードジャパン最新動向】「アイドル」6連覇、「美しい鰭」週間1千万回再生突破...2曲の勢いを確認する

5月15~21日を集計期間とする最新5月24日公開分ビルボードジャパンソングチャートはYOASOBI「アイドル」が6週連続で首位を獲得。ポイントは4週連続で2万ポイントを突破しています。 【ビルボード】YOASOBI「アイドル」6週連続総合首位 https://t.co/1VXsItqF…

【ビルボードジャパン最新動向】史上最速でストリーミング1億回再生突破のYOASOBI「アイドル」、その強さを今一度まとめる

5月8~14日を集計期間とする最新5月17日公開分ビルボードジャパンソングチャートはYOASOBI「アイドル」が5週連続で首位を獲得。ポイントは初めてダウンに転じたものの、3週連続で2万ポイント超えを達成しています。 ビルボードジャパンによる記事では、この…

【ビルボードジャパン最新動向】4連覇を達成したYOASOBI「アイドル」について、ポイントの伸び率に注目する

5月1~7日を集計期間とする最新5月10日公開分ビルボードジャパンソングチャートはYOASOBI「アイドル」が4週連続で首位を獲得。ポイントをさらに伸ばし、2週連続で2万ポイント超えを果たしました。 【ビルボード】YOASOBI「アイドル」異次元の強さは変わらず…

ビルボードジャパン、ストリーミング1億回再生曲が200を突破…報道等を踏まえストリーミング関連の提案を記す

一昨日のビルボードジャパンによる発表は極めて重要です。 ストリーミング累計1億回再生超え楽曲が200曲突破 https://t.co/LJ27yzSjws pic.twitter.com/SQzKmJVupr — Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2023年5月4日 集計期間は2018年3月12日以降。サブス…

BE:FIRST「Smile Again」がYOASOBI「アイドル」に迫るも2位…一方でストリーミング指標からみえてくるものとは

昨日はビルボードジャパンソングチャートを制したYOASOBI「アイドル」の強さについて紹介しました。 そして最新チャートから今回、BE:FIRST「Smile Again」を今回取り上げます。この曲は集計期間中にフィジカルセールスおよびデジタル双方を解禁し、5月3日公…

【ビルボードジャパン最新動向】YOASOBI「アイドル」3連覇、ポイント上昇に貢献した"活用"の重要性

4月24~30日を集計期間とする最新5月3日公開分ビルボードジャパンソングチャートはYOASOBI「アイドル」が3週連続で首位に。ポイントをさらに伸ばし、今年度初の2万ポイント超えを達成しました。 【ビルボード】超ハイレベルの首位争いを制したYOASOBI「アイ…

【ビルボードジャパン最新動向】YOASOBI「アイドル」”異次元”ヒットの理由、そしてライバルに必要なものとは

4月17~23日を集計期間とする最新4月26日公開分ビルボードジャパンソングチャートは、YOASOBI「アイドル」が2連覇を達成しました。 【ビルボード】ストリーミング・動画再生・ダウンロードで1位、異次元の加点でYOASOBI「アイドル」2週連続総合首位 https://…

日本の音楽聴取時間はスポーツ日本代表戦に左右される…WBCがサブスクに与えた影響を可視化する

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が日本で国民的行事となったという印象があります。 地上波テレビ局の放送においてはリアルタイム視聴率のみならず録画視聴率および総合視聴率をチェックすることも真の人気を知る上で必要と考えますが、スポーツ中…

King & Prince「ツキヨミ」ミュージックビデオ1億回再生を踏まえ、人気動画はサブスクでもヒットするのではと考える

King & Prince「ツキヨミ」のミュージックビデオが、YouTubeにて1億回再生を突破しました。 ジャニーズ事務所所属歌手の作品では初となるこの記録については、チャート分析担当のあささんもこのように紹介しています。 【歴代YouTubeランキング】#KingandPri…

日米ビルボードのトップアーティストチャート首位獲得歌手の状況を踏まえ、チャートポリシー変更を提案する

ビルボードジャパンによる最新3月15日公開分トップアーティストチャート(Artist 100)はNMB48が制しました。 上記はトップアーティストチャートにおけるNMB48のCHART insight(直近の60週分を表示)。NMB48は昨年12月21日公開分以来となる300位以内登場にして首…

【ビルボードジャパン最新動向】NiziU「Paradise」がなにわ男子「Special Kiss」を逆転…”導線を太くする”重要性を考える

3月6~12日を集計期間とする最新3月15日公開分のビルボードジャパンソングチャートは、NiziU「Paradise」が首位を獲得しました。フィジカルセールスで3倍の売上を誇るなにわ男子「Special Kiss」を、総合で逆転した形です。 【ビルボード】NiziU「Paradise」…

日本ゴールドディスク大賞に対する3つの違和感を踏まえ、エンタテインメント業界に必要なことを提案する

先週発表された日本ゴールドディスク大賞について、考えています。 ✨「第37回日本ゴールドディスク大賞」発表✨アーティスト・オブ・ザ・イヤー邦楽部門は #SnowMan が2年連続受賞!洋楽部門は #ザ・ビートルズ が過去最多8度目の受賞!受賞作品・作品情報は…

【ビルボードジャパン最新動向】Official髭男dism「Subtitle」首位返り咲きに至る背景を分析する

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 2月27日~3月5日を集計期間とする最新3月8日公開分のビルボードジャパンソングチャートは、Official髭男dism「Subtitle」が6週ぶり、通算13週目となる首位を獲得しました。 【ビ…