イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

ストリーミング

五輪、祭り、お盆、台風、Stationhead…2024年夏のストリーミング増減傾向をSpotifyから読む

今年の夏はストリーミング再生回数が比較的大きく動いたといえます。 上記グラフはビルボードジャパンソングチャート、ストリーミング指標の基となるStreaming Songsチャートの再生回数、1位および10位の推移を示したもの。上が2019年度以降、下が2024年度を…

ME:I「Hi-Five」がなにわ男子「コイスルヒカリ」を総合チャートで逆転、その要因とは

最新9月4日公開分(集計期間:8月26日~9月1日)のビルボードジャパンソングチャートでは前週首位に初登場したNumber_i「INZM」が13位に後退、ME:I「Hi-Five」が前週の69位から首位に到達しています。 【ビルボード】ME:I「Hi-Five」で自身初の総合首位 なにわ…

乃木坂46、Snow Man、ONE OR EIGHT…CHART insightからみえてくる新曲の気になる動向

最新8月28日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、アイドルやダンスボーカルグループの作品において気になる動きがみられます。

アイドル/ダンスボーカルグループにおけるビルボードジャパンソングチャートの”ヒットの7段階”

今年度のビルボードジャパンソングチャートの動向から、以下の表を作成しました。完全に当てはまらない曲もあるとして、この傾向が強いと考えます。 音楽チャート分析者として、【真の社会的ヒット曲とはロングヒットし、年間チャートで上位に進出する作品】…

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE「24karats GOLD GENESIS」、総合およびラジオ指標の急落から考えること

最新8月21日公開分ビルボードジャパンソングチャートにおいて、前週まで4週続けて50位以内にランクインしていたAKB48「恋 詰んじゃった」が100位圏外となったことについては下記エントリーにてお伝えしました。 そして、9週連続で100位以内にランクインして…

なにわ男子、最新アルバムと歴代シングル表題曲をデジタル解禁…今後の注目点とは

なにわ男子による作品の一部が、本日デジタル解禁されました。今回はこの解禁を踏まえ、チャート分析者としての見方を記します。 \ なにわ男子 サブスク&ダウンロード 配信スタート /最新アルバム『+Alpha』、さらに「初心LOVE(うぶらぶ)」から「I Wish…

グローバルチャートを制したJIMIN「Who」、一方でビルボードジャパンの動向からみえてくるものとは

最新8月3日付(集計期間:7月19~25日)の米ビルボードによるソングチャートにおいて、JIMIN「Who」が米で14位、グローバルチャートではGlobal 200およびGlobal Excl. U.S.の双方で首位に初登場を果たしています。 「Who」は7月19日にリリースされたアルバム『…

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE「24karats GOLD GENESIS」が首位到達、一方で指標構成からみえてくるものとは

最新7月31日公開分(集計期間:7月22~28日)のビルボードジャパンソングチャートでは、前週初登場で首位を獲得したback number「新しい恋人達に」が5位に後退、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE「24karats GOLD GENESIS」が前週から48ランク上昇し首位に立ってい…

日本のSpotifyデイリーチャートから、土曜に再生回数が上がりにくいジャンルを再確認する

前週、以下のエントリーを掲載しました。 日本のSpotifyデイリーチャートでは通常、金曜→土曜は再生回数が1割前後上昇するのですが、必ずしもその動向を辿らない曲がみられます。ともすればジャンル全体の傾向等があるのではと考え、6月15日付における動向を…

真の社会的ヒット曲をより可視化すべく、ソングチャートのチャートポリシー変更を提案する

今回は、Da-iCE「I wonder」とコムドット「拝啓、俺たちへ」を比較した上で真の社会的ヒット曲を定義した、昨日一本目掲載エントリーの続きとなります。 所有指標や所有的な動きをなぞる接触指標に伴い短期的に上位進出する曲、接触指標が安定しロングヒット…

トップ10目前の「I wonder」とトップ3ヒットの「拝啓、俺たちへ」から、真の社会的ヒット曲を考える

最新6月19日公開分ビルボードジャパンソングチャートではDa-iCE「I wonder」が12→11位に上昇、トップ10目前に迫っています。

新曲ミュージックビデオの問題、Mrs. GREEN APPLEのチャート動向にどう影響したかを読む

本日1本目のブログエントリーでは、最新6月19日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:6月10~16日)におけるCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」の首位獲得、および同曲のストリーミング指標逆転についてお伝えしました。 さて今回、ストリーミ…

通算18週目の首位獲得…「Bling-Bang-Bang-Born」がストリーミングやラジオで強い理由は

最新6月19日公開分(集計期間:6月10~16日)のビルボードジャパンソングチャートは、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が2週連続、通算18週目となる首位を獲得しています。 【ビルボード】Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が通算18度目の総合首位、Tra…

日本のSpotifyデイリーチャートからみえてきた、土曜に再生回数が上がりにくいジャンルについて

日本の主要サブスクサービスのひとつで、ビルボードジャパンソングチャートのストリーミング再生回数においてはおよそ2割を占めるといわれるSpotifyには、チャート上の特性があります。その点は下記エントリーにてまとめています。 日本のSpotifyでは金曜か…

アイドルやダンスボーカルグループにおける所有指標加算初週および2週目の動向を押さえる

今回は最新6月12日付ビルボードジャパンソングチャートにおける上位初進出曲をまずは紹介。なお、すとぷり「誓いの花束を~With You~」については昨日付エントリーにて紹介しています。 すとぷり「誓いの花束を~With You~」は502,921枚のフィジカルセール…

LINE MUSIC5月の月間ランキングを他サービスやビルボードジャパンのチャートと比較する

このブログでは春以降、主要サブスクサービスにおけるソングチャートの順位をビルボードジャパンのストリーミング指標(その基となるStreaming Songsチャート)のそれと比較した表を作成し、掲載しています。 その主要サブスクサービスのうち、LINE MUSICにお…

ビルボードジャパン上半期トップアーティストチャート、記事やCHART insightからみえてくるものとは

Billboard JAPAN 2024年上半期チャート発表、Creepy Nuts/SixTONES/Mrs. GREEN APPLEが首位 https://t.co/MwpEwxAOkf — Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2024年6月6日 昨日早朝にビルボードジャパンが発表した上半期チャートについて、ソングチャート…

ビルボードジャパン上半期記事からソングチャートの表を作成、そこからみえてくるものとは

昨日早朝にビルボードジャパンが発表した上半期チャートについて、ソングチャートを主体に分析等を実施したエントリーを同日掲載しました。ビルボードジャパンによる記事等をまとめた別途エントリーのリンクも掲載していますので、是非ご活用ください。 今回…

【ビルボードジャパン最新動向】男性アイドル/ダンスボーカルグループ、トップ3独占の要因

最新6月5日公開分(集計期間:5月27日~6月2日)のビルボードジャパンソングチャートはトップ10のうち6曲、そして上位3曲がすべて入れ替わりました。JO1「Love seeker」が首位、Number_i「BON」が275ポイント差で2位に、そしてコムドット「拝啓、俺たちへ」が3…

2024年度ビルボードジャパン上半期チャートと同期間における、Spotify再生回数動向を読む

ビルボードジャパンは6月7日金曜に2024年度上半期各種チャートを発表します。このブログでは分析内容を同日午前8時までに公開する予定ですが、それに先立ち昨日は第2四半期の各種データを公開。第1四半期をまとめたエントリーのリンクも掲載しています。 今…

日本のSpotifyにてデイリー200位の再生回数が最高を更新…その背景、そして注目すべき点とは

5月に入り日本のSpotify全体の再生回数が伸びている状況です。5月中旬には3日連続で200位の平日における再生回数が最高を更新しました。 上記エントリーでも述べたように、再生回数の記録更新には明確な理由が存在するといえます。このことは、200位の再生回…

「初恋キラー」「I wonder」そして「ライラック」…最新ソングチャートにおける上昇曲の背景とは

今回は最新5月22日公開分ビルボードジャパンソングチャートにて特筆すべき動きを示した曲を紹介します。下記表にて黄色で示した3曲が、今回採り上げる作品です。

(追記あり) ティザー等動画発信、ストーリー構築…最新米ソングチャートでストリーミングが高水準に達した背景

(※追記(5月24日7時58分):米ビルボードは日本時間の5月24日、チャート専用Xアカウントにて今回紹介する3曲を含めた2020年9月以降の週間ストリーミング再生回数トップ10を発表しました。今回、そのポストを新たに掲載しています。) 日本時間の昨日発表された…

Spotify、平日におけるデイリー200位の再生回数が3日連続で記録更新…ここからみえてくることとは

ビルボードジャパンソングチャートにおいて週間単位での上位進出、さらにロングヒットや年間単位でのランクインに特に重要なのがストリーミング指標。このデータ提供元のひとつで、再生回数全体のおよそ2割を占めるSpotifyでは今週、注目すべき動向がみられ…

「I wonder」「初恋キラー」の上位進出からみえてくる、作品のアプローチとTikTok活用についての私見

最新5月15日公開分ビルボードジャパンソングチャートのストリーミング指標、その基となるStreaming Songsチャートの記事では興味深い文言がみられます。 『トップ100を見てみると、36位のDa-iCE「I wonder」は前週比142.2%となって一気に再生回数を伸ばして…

【ビルボードジャパン最新動向】「BBBB」首位返り咲き、「ライラック」1万ポイント超え…大型連休効果を考える

最新5月8日公開分(集計期間:4月29日~5月5日)のビルボードジャパンソングチャートは前週初登場で首位に到達したBE:FIRST「Masterplan」が7位に後退、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が2週ぶり、通算14週目となる首位を獲得しています。 (上記はCreepy …

KAMIGATA BOYZ「無責任でええじゃないかLOVE」、金曜にデジタルリリースしたことが興味深い

STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)所属で関西発の3組(SUPER EIGHT、WEST.およびなにわ男子)によるユニット、KAMIGATA BOYZが「無責任でええじゃないかLOVE」を昨日リリース。以前公開されたティザー(ティーザー)と実際の曲のギャップも話題となって…

ビルボードジャパンソングチャートのストリーミング指標から真の社会的ヒット(に成り得る)曲を見極めるポイント

このブログでは先月以降、ビルボードジャパンソングチャートの構成指標のひとつでありロングヒットや大ヒットの要となるストリーミングについて、データ提供元のSpotify独特の特性、およびLINE MUSICにおける再生キャンペーンを紹介してきました。 これらも…

【ビルボードジャパン最新動向】11連覇”BBBB”のライバルになるか...トップ3入りのILLIT「Magnetic」に注目

最新4月10日公開分(集計期間:4月1~7日)のビルボードジャパンソングチャートでは、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が11連覇を達成しています。 (記事はブログの後半に掲載しています。)

HYBE発ガールズグループILLIT、「Magnetic」が日本そして世界で上位に初登場したことについて

最新4月3日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:3月25~31日)では、K-POP女性ダンスボーカルグループのILLIT(アイリット)による「Magnetic」が8位に初登場を果たしています。