イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

チャートポリシーの疑問

YouTubeコラボレーション投稿機能が持つ可能性と、そこから浮かぶビルボードジャパン歌手別チャートへの疑問

noteプロデューサー/ブロガーの徳力基彦さんが平日開催するYouTube公開収録および雑談生配信、”ミライカフェ”に一昨日参加させていただきました。そこでお伝えしたYouTubeコラボレーション投稿機能について、徳力さんがnoteでまとめてくださっています。 こ…

「お願いバッハ!」「NINE LIVES」の動向を踏まえ、LINE MUSIC再生キャンペーンをあらためて問う

昨日付エントリー(前週トップ10初登場曲の最新動向と、BE:FIRST「空」のフィジカルセールス加算2週目における後退について)でもお伝えしましたが、最新10月1日公開分のビルボードジャパンソングチャート(集計期間:9月22~28日)において日向坂46「お願いバッ…

DECO*27「モニタリング」がトップ20目前…一方で上昇の背景からみえてくるチャートポリシーへの疑問

最新9月17日公開分のビルボードジャパンソングチャート(集計期間:9月8~14日)では、DECO*27「モニタリング」が95→21位に躍進。同曲最高位を更新したのみならず、DECO*27さんにおいてもこのチャートにおけるキャリア最高位を更新しています。 (上記CHART ins…

Number_i「INZM」がストリーミング1億回再生突破…その内容、そして考えるべき3点について

ビルボードジャパンは本日、Number_i「INZM」のストリーミング1億回再生突破を発表しています。これは本日公開されるソングチャートに基づくもので、8月31日までの再生回数を示しています。 Number_i「INZM」自身3曲目のストリーミング累計1億回再生突破 htt…

トップ10内に4曲初登場も次週急落の可能性は否めず…ビルボードジャパンへチャートポリシー変更を再提案する

最新8月27日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:8月18~24日)では、前週初登場で首位を獲得したNumber_i「未確認領域」が24位に後退。BOYNEXTDOOR「Count To Love」が首位初登場を果たしています。 【ビルボード】BOYNEXTDOOR「Count To Love…

前週トップ10初登場曲の最新動向と、フィジカルセールスのみ突出する曲の動向を踏まえた再提案について

昨年夏以降再開したこのエントリーですが、先週よりタイトルを”前週トップ10初登場曲の最新動向”に変更した上で、副題を新たに設けています。前週の内容はこちら。

『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』だけではない…グローバルトップ10をアジア関連曲が寡占した件

このブログでは米ビルボードによる米およびグローバルのソングチャートを毎週紹介しており、『Kpop Demon Hunters (邦題:KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ)』(Netflix)サウンドトラック収録曲の好調については別途エントリーも用意する形で採り上げてき…

HANA「Blue Jeans」はグローバルチャートで高位置に就けた可能性…ビルボードジャパンへの提案を再掲する

最新7月23日公開分のビルボードジャパンソングチャートではHANA「Blue Jeans」が首位に初登場。週間獲得ポイント、週間ストリーミング再生回数の双方で今年度最高記録を更新したことについては昨日のブログエントリーで紹介しています。 HANA’s ‘Blue Jeans’…

MUSIC AWARDS JAPAN関連曲のストリーミング効果と、グローバルヒットのために必要なことを確認する

<イベントレポート>アジア初のカンファレンス【Billboard ASIA Conference 2025】開催 各国ビルボード代表が戦略を共有 https://t.co/rirN4MAB0K — Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2025年6月30日 先月行われたカンファレンスにて、ビルボードジャパン…

日本と海外の最新チャートから浮かび上がる"合算する/しない"問題を踏まえ、改善策を再提案する

ビルボードジャパンは毎週木曜夕方に、Global Japan Songs Excl. Japanというチャートを発表しています。これは米ビルボードによるGlobal 200をベースに、日本市場分を除いた上で日本の楽曲を抽出したものです。 最新6月12日公開分Global Japan Songs Excl. …

ビルボードジャパン上半期記事からソングチャートの表を作成、そこからみえてくるものとは

昨日早朝にビルボードジャパンが発表した上半期チャートについて、ソングチャートを主体に分析等を実施したエントリーを同日掲載しました。ビルボードジャパンによる記事等をまとめた別途エントリーのリンクも掲載していますので、是非ご活用ください。 今回…

(追記あり) ビルボードジャパンが下半期よりリカレントルールを導入へ…現時点での私見を記す

(※追記(6月2日15時43分):内容を追加しています。) (※追記(6月4日4時30分):RealSoundに寄稿したコラムのリンクを掲載しています。) 本日昼、ビルボードジャパンがソングチャート(Hot 100)およびアルバムチャート(Hot Albums)にリカレントルールを導入するこ…

Snow Man、back numberそしてKing Gnu…最新アルバムチャートや歌手別チャートから考えること

2020年からポッドキャスト【Billboard Top Hits (通称:ポッドチャート)】を発信し、現在は毎週木曜13時に最新エピソードを公開しています。 今回はポッドキャストでも紹介した、最新のビルボードジャパンアルバムチャートについて採り上げます。 昨日発表さ…

Snow Manベストアルバムが3連覇達成、一方で収録曲の勢いが下がっていることについて

2020年からポッドキャスト【Billboard Top Hits (通称:ポッドチャート)】を発信。現在は毎週木曜13時に最新エピソードを公開しています(YouTubeはわずかですが遅れます)。 今回はポッドキャストでも紹介した、最新のビルボードジャパンアルバムチャートにつ…

ビルボードジャパン『国内アイドル/ダンスボーカルグループ ストリーミング1億超え曲一覧』から考えること

ビルボードジャパンは毎週水曜にストリーミング再生回数が一定基準を超えた作品について紹介していますが、当週はアイドルやダンスボーカルグループにおいて新たに2曲が1億回再生を突破したこともあってか、このようなポストを発信しています。なお下記一覧…

MUSIC AWARDS JAPAN、発表されたノミネート内容や経緯を踏まえて改善策を提案する

来月初開催される音楽賞、MUSIC AWARDS JAPANのノミネーションが4月16日に発表されました。 音楽関係者では音楽ジャーナリストの柴那典さん、元Spotifyで現在はarne代表の松島功さんが登壇しています。またこのタイミングにて、音楽賞を主催する一般社団法人…

ビルボードジャパンとオリコン、急上昇チャートの違いとは

(今回のエントリーは、本日付noteに掲載した内容(→こちら)の転載となります。なお転載にあたり、一部文言や仕様を変更しています。) ビルボードジャパンそしてオリコンにはそれぞれ、急上昇チャートが存在します。今回はこちらについて紹介します。

前週のトップ10初登場曲が真のヒット曲に成るか、CHART insightから読む (2025年2月19日公開分)

昨年夏以降再開したこのエントリー、今年に入ってからタイトルを一部変更しています。前週の内容はこちら。

「Plazma」「ダーリン」の動向から、ビルボードジャパンにチャートポリシー変更の議論を提案する

最新1月29日公開分(集計期間:1月20~26日)のビルボードジャパンソングチャートでは前週首位のMrs. GREEN APPLE「ライラック」が1万ポイントをキープしながらも3位に後退。共に1月20日月曜リリースとなった米津玄師「Plazma」が首位、Mrs. GREEN APPLE「ダー…

Mrs. GREEN APPLE「ダンスホール」がトップ10返り咲き…合算について今一度考える

最新10月2日公開分ビルボードジャパンソングチャートでは、Mrs. GREEN APPLEがトップ10内に4曲を送り込んでいますが、その中でポイントが最も大きく伸びたのは「ダンスホール」。ポイント前週比130.8%を記録し20→9位へ上昇、2023年1月11日公開分(10位)以来…

前週のトップ10初登場曲、当週のCHART insightから真のヒット曲に成るかを読む (2024年9月25日公開分)

3月まで記載していたこちらのエントリーを、内容を少しリニューアルした上で夏以降再開しています。先週の内容はこちら。 ビルボードジャパンソングチャートの動向を分析する者として、真の社会的ヒット曲とはロングヒットする、年間チャートで上位に進出す…

米アルバムチャートで首位に返り咲いたテイラー・スウィフト、当週の指標構成や記事からみえるものとは

日本時間の月曜早朝に公開される米ビルボードアルバムチャート速報記事についてはこのブログで翻訳していませんが、このチャートについてはテイラー・スウィフト『The Tortured Poets Department』の初登場から12週連続での首位獲得、前週の史上初となるK-PO…

米アルバムチャートでK-POPが史上初のワンツーフィニッシュ、一方で数字からみえてくるものとは

最新8月3日付米ビルボードアルバムチャート(集計期間:7月19~25日)はStray Kids『ATE』が首位、BTSのJIMINによるソロ作『MUSE』が2位に初登場。このチャートでK-POP歌手による作品がワンツーフィニッシュを果たしたのは今回が初となります。 【米ビルボード…

テイラー・スウィフト『The Tortured Poets Department』、米12週首位記録のデータからみえてくること

【米ビルボード・アルバム・チャート】エミネム11作目の首位、ENHYPEN/クレイロ/ミーガン・モロニーTOP10デビュー https://t.co/jzRhQhnc0h — Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2024年7月22日 最新7月27日付米ビルボードアルバムチャートはエミネム『Th…

ビルボードジャパンの合算基準への違和感を踏まえ、チャートポリシーのグローバル化を再提案する

ビルボードジャパンソングチャート、4月10日公開分の段階で気になっていたことがあります。 (上記は2024年4月17日公開分ビルボードジャパンソングチャートにおける、宇多田ヒカル「Automatic」のCHART insight。) 1998年リリースの宇多田ヒカル「Automatic」…

卒業関連曲のチャート動向、そしてRADWIMPS「正解」から考えるビルボードジャパン”合算”基準について

最新3月6日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、レミオロメン「3月9日」が74位に登場。総合100位以内登場は今年初となります。 上記は「3月9日」の直近150週分におけるCHART insight。カラオケ指標(緑で表示)がトップ20に入っていますが、獲得ポ…

【ビルボードジャパン最新動向】5連覇のCreepy Nuts、2位の櫻坂46における獲得指標への疑問

最新2月28日公開分(集計期間:2月19~25日)のビルボードジャパンソングチャートでは、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が5連覇を達成。櫻坂46「何歳の頃に戻りたいのか?」が15→2位に上昇しています。 【ビルボード】Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born…

アルバムチャートにおけるフィジカル施策の反映を踏まえた、ビルボードジャパンへの提案を記す

最新2月14日公開分のビルボードジャパンアルバムチャートでは、SEVENTEEN『SEVENTEENTH HEAVEN』が登場16週目にして初登場時以来となる首位に返り咲いています。 この返り咲きについて、ビルボードジャパンの記事に興味深い文言がみられます。 リリースから4…

【ビルボードジャパン最新動向】19週ぶり首位の「アイドル」、ポイントはもっと伸びたと考える理由

最新1月17日公開分のビルボードジャパンソングチャート(集計期間:1月8~14日)では、前週初登場で首位を獲得したNumber_i「GOAT」が3位に後退、YOASOBI「アイドル」が19週ぶり、通算22週目の首位を獲得しました。 【ビルボード】YOASOBI「アイドル」19週ぶり…

ビルボードジャパン年間アルバムチャートの記事から表を作成、そこからみえてくるものとは

ビルボードジャパンは12月8日金曜に2023年度年間チャートを発表しています。このブログでは同日にソングチャート主体とした分析を行ったほか、翌日にソングチャートについて詳細な分析を行っています。 今回はアルバムチャートを取り上げますが、結果から見…