イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

チャートポリシーの疑問

卒業関連曲のチャート動向、そしてRADWIMPS「正解」から考えるビルボードジャパン”合算”基準について

最新3月6日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、レミオロメン「3月9日」が74位に登場。総合100位以内登場は今年初となります。 上記は「3月9日」の直近150週分におけるCHART insight。カラオケ指標(緑で表示)がトップ20に入っていますが、獲得ポ…

【ビルボードジャパン最新動向】5連覇のCreepy Nuts、2位の櫻坂46における獲得指標への疑問

最新2月28日公開分(集計期間:2月19~25日)のビルボードジャパンソングチャートでは、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が5連覇を達成。櫻坂46「何歳の頃に戻りたいのか?」が15→2位に上昇しています。 【ビルボード】Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born…

アルバムチャートにおけるフィジカル施策の反映を踏まえた、ビルボードジャパンへの提案を記す

最新2月14日公開分のビルボードジャパンアルバムチャートでは、SEVENTEEN『SEVENTEENTH HEAVEN』が登場16週目にして初登場時以来となる首位に返り咲いています。 この返り咲きについて、ビルボードジャパンの記事に興味深い文言がみられます。 リリースから4…

【ビルボードジャパン最新動向】19週ぶり首位の「アイドル」、ポイントはもっと伸びたと考える理由

最新1月17日公開分のビルボードジャパンソングチャート(集計期間:1月8~14日)では、前週初登場で首位を獲得したNumber_i「GOAT」が3位に後退、YOASOBI「アイドル」が19週ぶり、通算22週目の首位を獲得しました。 【ビルボード】YOASOBI「アイドル」19週ぶり…

ビルボードジャパン年間アルバムチャートの記事から表を作成、そこからみえてくるものとは

ビルボードジャパンは12月8日金曜に2023年度年間チャートを発表しています。このブログでは同日にソングチャート主体とした分析を行ったほか、翌日にソングチャートについて詳細な分析を行っています。 今回はアルバムチャートを取り上げますが、結果から見…

「アイドルなんかじゃなかったら」トップ10返り咲きの背景を踏まえたビルボードジャパンへの提案

最新11月29日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、AKB48「アイドルなんかじゃなかったら」が10位に登場。前週100位未満だったこの曲が再浮上した形です。一方で今回のチャートアクションを踏まえ、今週このブログで提案したチャートポリシー変更…

米ビルボードがアルバムのストリーミング人気を可視化したチャートを新設、その意義を考える

米ビルボードが新たなチャートをローンチしました。それがトップストリーミングアルバムチャート(Top Streaming Albums)です。 This week, @billboard is launching its new #TopStreamingAlbums chart. The 50-position chart lists the most-streamed albu…

前週および当週の上位初進出曲におけるCHART insightから、真のヒット曲に成るかを読む (2023年8月30日公開分)

今回のエントリーでは、ビルボードジャパンソングチャートにおいて前週上位に初めて進出した曲の翌週動向、そして最新週における上位初進出曲の状況をチェックし、真の社会的ヒット曲に成るかを読みます。前週(8月23日公開分)のエントリーはこちら。 最新の…

【ビルボードジャパン最新動向】YOASOBI「アイドル」20連覇の理由、そしてLE SSERAFIM「UNFORGIVEN」の動向を考える

最新8月30日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:8月21~27日)ではYOASOBI「アイドル」が初登場から20週連続で首位を獲得。単独最長首位記録をさらに伸ばし、大台に突入しました。 【ビルボード】YOASOBI「アイドル」ついに総合ソング20連覇、…

ビルボードジャパンソングチャートへのLINE MUSIC再生キャンペーンの反映について、今一度提案を記す

昨日は男性アイドルやダンスボーカルグループにおける(ソングチャートとアルバムチャートを合算した)トップアーティストチャートの動向について紹介しました(下記リンク先参照)。その際、CHART insightの掲載のみで詳しくは触れなかったものの、超特急の動き…

先月発表された上半期のオリコン合算シングルランキングを、YOASOBI「アイドル」を軸に考える

オリコンは6月下旬、上半期の各種ランキングを発表しています。 #オリコン上半期ランキング2023 作品別売上数部門King & Princeが7冠達成男性アーティスト35年ぶりの「シングル」&「アルバム」同時1位「デジタルシングル(単曲)」ではYOASOBI「アイドル」が…

ビルボードジャパンのアルバムチャート訂正問題から考えた、オリコンの存在意義について

ビルボードジャパンは昨日、3月22日公開分のビルボードジャパンアルバムチャートについて訂正を実施しました。この経緯を踏まえ、感じたことを記載します。 【今週の総合アルバム・チャート“HOT ALBUMS”<3/23訂正>】1位 NEWS2位 刀剣男士 formation of 江…

日米ビルボードのトップアーティストチャート首位獲得歌手の状況を踏まえ、チャートポリシー変更を提案する

ビルボードジャパンによる最新3月15日公開分トップアーティストチャート(Artist 100)はNMB48が制しました。 上記はトップアーティストチャートにおけるNMB48のCHART insight(直近の60週分を表示)。NMB48は昨年12月21日公開分以来となる300位以内登場にして首…

当初の発表にはなかった、ビルボードジャパンがソングチャートから2指標を廃止した理由…その後出しを憂慮する

気になったインタビューを紹介します。ビルボードジャパンは2023年度にソングチャートからルックアップおよびTwitterの2指標を廃止していますが、こちらのインタビュー後編ではその廃止について語られています。個人的には笑覧は難しいと考え、今回採り上げ…

Travis Japan配信デビュー…リミックス施策は海外チャートに有効も、日本のチャートでは響きにくい件について

Travis Japanが昨日、配信シングル「JUST DANCE!」でデビューしました。 ジャニーズ事務所所属歌手では珍しい配信の形であり、世界的なリリース標準時である金曜、それも米東部標準時(EST)の午前0時に解禁というのですから、世界配信を強く意識したものであ…

LINE MUSICが再生回数のカウント方法を変更…再生キャンペーンを非難し続けたビルボードジャパンやKAI-YOUへの違和感を再掲する

ビルボードジャパンがKAI-YOUのインタビューにて、一部サブスクサービスによる再生キャンペーン(再生回数キャンペーン)を”チャートハック”というネガティブな言葉で形容し暗に非難したことについては、自分はこのブログの中で幾度となく違和感を表明していま…

ストリーミング1億回突破曲のライブ映像が公開2日で再生回数千回未満…発信元の問題を記す

ビルボードジャパンを運営する阪神コンテンツリンクは東京、横浜および大阪でライブハウス(Billboard Live)を運営。そこで開催されたライブは時折、ビルボードジャパンの公式YouTubeチャンネルにてダイジェスト映像が紹介されます。なおビルボードジャパンに…