イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

メディアへの疑問

『NHK MUSIC EXPO 2023』の施策から、テレビパフォーマンス映像のYouTube公開時における最善策を提案する

今月中旬に放送された『NHK MUSIC EXPO 2023』の内容が興味深く、遅ればせながら今回紹介。下記ポスト(ツイート)でも記載されている、放送後のコンテンツが面白いことになっています。 ◤#NHK_MUSICEXPO 放送終了◢ご覧いただきありがとうございました✨#NHKプ…

TBSラジオが放送枠変更の大型改編を実施へ…改編の意義、そしてラジオ業界への私見を記す

TBSラジオがこの秋、大型改編を実施します。 このブログでは時折、ラジオ(業界)の動向について紹介しています。今回は以前聴取する機会が多かったTBSラジオの改編に関し、私見を記します。

(追記あり)『24時間テレビ』放送中、なにわ男子の番組パフォーマンス映像がYouTubeで公開された件から考えること

(※追記(9時27分):今回紹介された映像は番組内では流れなかった(会場内でのみ披露された)ものであるというご指摘を直接いただきました。こちらの内容(解釈)に一部誤りがあったことについて、お詫び申し上げます。一方で、番組やテレビ局側と芸能事務所とのス…

【ビルボードジャパン最新動向】YOASOBI「アイドル」16連覇、一方で米津玄師「地球儀」の動向から思うこと

最新8月2日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:7月24~30日)ではYOASOBI「アイドル」が初登場から16週連続で首位を獲得。2週前にOfficial髭男dism「Subtitle」を上回り単独最長首位記録を樹立したこの曲が、記録をさらに伸ばしています。 【…

Da-iCEはヒットに意識的…男性ダンスボーカルグループ上半期最高位を記録した「スターマイン」の動向を捉える

6月9日に発表されたビルボードジャパンによる上半期各種チャートはこれまでよりも公開範囲が拡がっており、見るたびに新たな発見に巡り会えることでしょう。リンク先をまとめ、分析したエントリーは下記リンク先に掲載しています。 また、上半期のソングチャ…

ジャニーズ事務所の姿勢転換とそれまでのメディアによる”報じないこと”の問題、音楽チャート面を主体に私見を記す

昨夜、故ジャニー喜多川氏による性加害問題に対しジャニーズ事務所側が動きました。 ジャニーズ事務所の元所属タレントの男性などから、4年前に亡くなったジャニー喜多川前社長による性被害を訴える声が相次いでいる問題で、ジャニーズ事務所は14日、今の社…

目黒蓮は"Snow Man"と記載も佐野勇斗の"M!LK"所属表記は1割未満...『トリリオンゲーム』ドラマ化記事から考えること

漫画『トリリオンゲーム』が映像化され、7月クールのTBS金曜ドラマ枠で放送されます。Snow Manの目黒蓮さんとM!LKの佐野勇斗さんがタッグを組むことも含め、先週アナウンスされました。 $┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄$ #目黒蓮 (#SnowMan) ╳ #佐野勇斗 7月スタート 金…

CDTVオリジナルランキングは問題を抱えながら継続…そこで理想のチャートポリシー紹介方法を提案する

3月20日放送の『CDTVライブ!ライブ!』(TBS)では、番組独自ランキングにおけるトップ10長期ランクイン曲が紹介され、優里「ドライフラワー」が81週で首位を獲得したことが報告されました。 #CDTVライブライブご覧いただきありがとうございましたそしてCDTV…

ビルボードジャパンソングチャートのラジオ指標で複数バージョンの合算が発生、原因を踏まえラジオ局へ提案する

ラジオ業界は遅くても明後日から春改編が開始。今回ブログエントリーではこのタイミングで業界への改善提案を記します。それは、OA曲を正確に登録するということです。

聴取率調査結果の報道姿勢は変わらず…日本のラジオ業界に対する違和感を再掲し、私見を記す

4月はラジオの改編期に当たりますが、その改編に影響を及ぼすと思しき聴取率調査について、2月の結果を踏まえて私見を今一度記します。

年末の音楽特番から地上波テレビ局の出演傾向を読む (2022年版)

昨年末、地上波で放送された大型音楽特番の出演者傾向を分析します。2021年については下記ブログエントリーにて記載しています。なお2022年については出演歌手のみ取り上げ、歌唱曲については記載していません。

(追記あり) グローバルチャートとは何か、そしてJ-POPの現状と課題をまとめる (2023年1月2日時点)

(※追記(7月3日6時15分):グローバルチャート紹介エントリーの最新版を掲載するにあたり、このエントリーの表題を”(最新版)”から”(2023年1月2日時点)”に変更しました。また冒頭の文章を加筆修正しています。) (※追記(7月14日4時30分):グローバルチャートにつ…

2022年の『NHK紅白歌合戦』への私見…紅白はビルボードジャパンや大ヒット曲輩出歌手を尊重してほしい

今年もブログ【イマオト - 今の音楽を追うブログ -】をよろしくお願いいたします。今年大晦日の毎日更新10年目突入を目指し、楽しみながら頑張っていきます。このブログが読んでくださる皆さんにとって何かしらの気付きになれたならば幸いです。そして日本…

日本レコード大賞においてこれまでの問題点が解決されていないこと、そしてその根本にあるものを考える

昨日開催された日本レコード大賞、SEKAI NO OWARI「Habit」が大賞を、田中あいみさんが最優秀新人賞をそれぞれ受賞しました。 第64回 栄えある #レコード大賞を獲得した「Habit」#SEKAINOOWARI のみなさんからお写真が届きました本当におめでとうございます…

年間ストリーミングヒット紹介番組への違和感と、ビルボードジャパンの歴代ストリーミング総再生回数ランキングについて

新しいコンセプトの音楽番組として12月28日に放送された『発表!今年イチバン聴いた歌』(日本テレビ)。チェックして感じたのは、コンセプトへの疑問でした。 「今年イチバン聴かれた歌」を発表するこの番組では、Apple Musicの2022年トップソング100が発表さ…

ビルボードジャパンソングチャート、8LOOMの作品群に未加算の指標が…考えられる原因とは

最新12月14日公開分(12月19日付)ビルボードジャパンソングチャートでは、8LOOM「Forever or Never」が16位に初登場。TBSドラマ『君の花になる』から生まれたボーイズグループにおけるキャリア最高位を更新しました。8LOOMについては音楽ライターの森朋之さん…

藤井風、紅白出場決定…「死ぬのがいいわ」のバズをテレビで可視化するNHKへの敬意と、民放への改善要望

12月5日月曜、『NHK紅白歌合戦』(以下”紅白”と表記)に藤井風さんが白組として出場することが発表されました。 \#藤井風 の出場が決定!/第73回NHK紅白歌合戦に白組歌手として藤井 風の出場が決定しましたhttps://t.co/DhjOo7sj1Kさらに、特集番組の放送も…

『CDTVライブ!ライブ!』見逃し配信時の一部歌手除外からみえてくる組織やメディアの姿勢への違和感

11月28日放送の『CDTVライブ!ライブ!』(TBS)では冒頭からKinKi Kidsが登場。7曲を披露したライブは話題となり、”#KinKiKidsフェス”というハッシュタグも人気に。しかし番組開始から19時39分近くまで放送されたそのKinKi Kidsフェスの部分が、TVerやGYAO!…

今年の『NHK紅白歌合戦』の傾向を読み解き、追加出場者を予想する (昨日のラジオ振り返りも)

11月16日、『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下”紅白”と記載)の出場歌手が発表されました(今後追加発表される可能性もあります)。この結果を踏まえ、18日に初出場歌手に絞って出場の妥当性について紹介したブログエントリーに対し、ツイートやはてなブックマ…

男性ダンスボーカルグループの音楽特番出演傾向に変化…ならば尚の事『ミュージックステーション』を注視する

一昨日つぶやいた言葉に、1万近いインプレッションが集まっています。 #Mステ、最初のCMはエイベックス枠。#KisMyFt2 に続いて #Da_iCE「#スターマイン」が流れたのですが、Da-iCEはいつ番組に出演するか首を長くして待っています。 — Kei (@Kei_radio) Nove…

(追記あり)『NHK紅白歌合戦』で相次ぐ”内定”記事、および出場歌手予想掲載1ヶ月を経ての私見

(※追記(11月15日7時30分):スポーツ紙による11月15日付内定記事を追加しました。またブログエントリーのタイトルを”『NHK紅白歌合戦』で相次ぐ”内定”記事への私見、および出場歌手予想掲載1ヶ月を経ての私見”から”『NHK紅白歌合戦』で相次ぐ”内定”記事、およ…

【月曜日のプレイリスト】日本のサブスク聴取傾向は偏っている? KAI-YOUのLINE MUSIC取材記事から考えたこと

先週水曜のブログエントリー記載のきっかけとなった記事に、違和感を抱く部分があります。ブログエントリーはこちら。 ビルボードジャパンと共にサブスクの再生キャンペーンを”(チャート)ハック”と形容してきたKAI-YOU側がそのキャンペーンを多用するLINE MU…

米津玄師やDISH//の記録報道、そのタイムラグに違和感…音楽メディアの迅速な対応を求める

今週月曜夜、米津玄師「KICK BACK」がSpotifyのグローバルデイリーチャートでトップ50入りを果たしたことが音楽メディアから発信されました。当初はこの発信を歓迎したものの、同種の記事が登場する度に違和感を覚え、高まっていった自分がいます。 米津玄師…

ストリーミング1億回突破曲のライブ映像が公開2日で再生回数千回未満…発信元の問題を記す

ビルボードジャパンを運営する阪神コンテンツリンクは東京、横浜および大阪でライブハウス(Billboard Live)を運営。そこで開催されたライブは時折、ビルボードジャパンの公式YouTubeチャンネルにてダイジェスト映像が紹介されます。なおビルボードジャパンに…

フィジカルセールスや音楽チャートについてのコラムに対する違和感の正体…書き手や読み手に大事なこととは

個人的には揶揄表現を用いること、まして"オワコン"などという言葉を平気で使う方には強い疑問を抱きます。ゆえに中村正人さんが発した悔しさには理解できる部分が多くあります。 中村さんは、「ボードゲーム仕様CDジャケットという世界初発明特殊パッケージ…

原由子の新曲がビルボードジャパンでトップ50入り…ラジオの強さはベテラン共通の特徴である

最新8月24日公開分(8月29日付)ビルボードジャパンソングスチャートでは40位に原由子「ヤバいね愛てえ奴は」が初登場。ドラマ『プリズム』(NHK総合)主題歌として1,916ポイントを獲得したこの曲は、ポイントの実に9割以上がラジオ指標で占められているのです。…

青森県を中心とした大雨被害について、メディアや行政の動きを考える

普段の音楽チャート分析等とは異なる内容ですが、無事であるからこそ音楽チャート等について書けるわけで。今回は青森県を中心に発生した大雨について、メディアや行政に対し感じたことをまとめます。 青森県が大雨の被害情報を発表 これまで人的被害は確認…

ビヨンセも行うチャート上昇施策、KAI-YOUのビルボードジャパン記事への違和感および施策についての私見

日本時間の明後日早朝、米ビルボードソングスチャートが発表されます。前の日に発表されるアルバムチャートで首位初登場が見込まれるビヨンセ『Renaissance』のリード曲、「Break My Soul」がソングスチャートも制するのではという見方が生まれています。 複…

デジタル解禁すれば『SOFTLY』の首位、「LOVE'S ON FIRE」トップ10入りはあり得た…山下達郎のデジタル未解禁への私見

最新の6月29日公開分(7月4日付)ビルボードジャパンアルバムチャートでは、山下達郎『SOFTLY』が初登場で2位を獲得。リード曲「LOVE'S ON FIRE」は14位に大きく順位を上げました。 【ビルボード】Stray Kids『CIRCUS』が総合アルバム首位 山下達郎/二宮和也…

デジタルの未解禁のみならず、後発も未だ多い音楽業界への疑問…Mr.Childrenベストアルバムのチャートアクションから思う

最新5月18日公開分(5月23日付)ビルボードジャパンアルバムチャートは、Mr.Childrenのベストアルバムがワンツーフィニッシュを飾りましたが、そのアルバムチャートの記事では構成3指標のひとつに触れられていません。 総合1位の『Mr.Children 2015-2021 & NOW…