イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

グローバルチャート

4月8日からの1週間が日本の音楽業界において重要な週だったと感じずにはいられない件について

4月8日月曜から14日日曜にかけての1週間が日本の音楽業界、もっといえば広くエンタテインメント業界において重要な7日間だったと感じずにはいられません。その作品自体も重要ながら、それぞれの施策等も興味深いのです。 4月8日月曜、米津玄師さんがニューシ…

日本の楽曲のチャート成績、世界そして日本で発信が不十分...ビルボードジャパンやメディアに提案する

ビルボードジャパンの総合ソングチャートに関する記事は、後に米ビルボード側に英訳記事が掲載されると共に、米ビルボードの公式Xアカウントからも発信されます。一方でこの流れに対し、疑問を抱いています。 米ビルボードはビルボードジャパンソングチャー…

(追記あり) 藤井風「満ちてゆく」、集計期間3日間でトップ10入り...ヒットの要因と今後の注目点

(※追記(13時41分):3月30日付グローバルチャートの公開に関するスケジュール、およびグローバルチャートに関するリンクを掲載しました。) 最新3月20日公開分ビルボードジャパンソングチャートでは、3月15日金曜にリリースされた藤井風「満ちてゆく」が8位に…

Global 200初のトップ10入り、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」上昇の要因とは

米ビルボードが2020年に新設したグローバルチャート、最新3月23日付においてCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」がGlobal 200で13→8位、Global 200から米の分を除くGlobal Excl. U.S.では6→3位に上昇しています。 This week's #Global200 top 10 (chart dat…

(追記あり) 藤井風が初回に登場する日本版tiny desk concerts、YouTubeでの公開を希望する→4月12日に公開されました

(※追記(3月22日4時38分):表記に一部誤りがありました。『エンベット(埋め込み)』と記載していましたが、正しくは『エンベッド(埋め込み)』でした。訂正の上、心よりお詫び申し上げます。) (※追記(4月12日18時35分):NPR Musicの公式YouTubeチャンネルにて『…

「Bling-Bang-Bang-Born」新記録樹立、Number_iカップリング曲...Spotify最新動向からみえること

日本におけるSpotifyデイリーチャート、最新3月9日付でCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」がデイリー最高再生回数を更新しました。 日本における3月9日付Spotifyデイリーチャート。50位以内の再生回数は金曜→土曜につき、大半の曲で前日から上昇しています…

「Bling-Bang-Bang-Born」の公式動画がCreepy Nuts側から発信されたことについて

昨夜つぶやいた内容に多くの反応をいただいています。 この動画、見事ですね。・リリックビデオの役割を果たしていること・英語や韓国語等複数の外国語の字幕を用意していること・歌手の公式YouTubeチャンネルにて公開していること3つ目については下記ブログ…

【ビルボードジャパン最新動向】Creepy NutsとSnow Man、双方ともポイントを伸ばせただろうことについて

最新2月21日公開分(集計期間:2月12~18日)のビルボードジャパンソングチャートでは、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が4連覇を達成。Snow Man「LOVE TRIGGER」が2位に初登場を果たしています。 【ビルボード】Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」勢い…

Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」のグローバルヒット、日本での伝わり方における疑問を記す

昨日のブログエントリー(→こちら)でも紹介したように、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が米ビルボードによるグローバルチャートのうち、Global 200から米の分を除いたGlobal Excl. U.S.にて7→3位に上昇。Global 200でも21→12位となり好調です。 Global …

テレビ局等による音楽関連動画が音楽チャートに反映されない理由、そして改善提案について

昨日のエントリーでは最新2月7日公開分ビルボードジャパンソングチャートで2連覇を達成したCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」について、首位キープの要因、そして未だ登場していない公式動画の公開タイミングに関する提案を行いました。 「Bling-Bang-Ban…

(追記あり)【ビルボードジャパン最新動向】グローバルでも上位進出の「Bling-Bang-Bang-Born」、その勢いと動画に関する提案

(※追記 (2月11日5時13分):当週の総合ソングチャートで50位以内に入った曲のポイント前週比を示す表において、ポイントの公開日欄に誤りがありました(ポイント自体の訂正箇所はありません)。つきましては、正しい公開日を掲載したものを再掲しています。心よ…

Spotifyデイリー56万回超えのCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」を大ヒット曲と比較する

本日発表されるビルボードジャパンソングチャート(1月31日公開分)では、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」の動向に注目です。前週は27→5位と躍進した同曲は、1月28日付の日本におけるSpotifyデイリーチャートでは56万回再生を突破。次回のビルボードジャ…

日本の楽曲ランクイン数が5→4に訂正された1月27日付Global 200、動向からみえてくること

米ビルボードが日本時間の昨日発表した1月27日付グローバルチャート。そのうちGlobal 200では日本の楽曲が5作品、200位以内にランクインを果たしていたと伝えられました。 1月27日付 #Global200 200位以内のJ-POPの動向(集計期間:2024年1月12~18日)https:/…

Spotifyで好調のCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」、直近の動向およびヒット加速に向けての提案

6日前のエントリーにて、Spotifyにおける気になる動向をふたつ取り上げました。 その後、キングリー(KingLee)についてはチャートから、そしてSpotify自体からも2曲が削除されています。 日本における1月17日付Spotifyデイリーチャート、#キングリー の2曲は2…

Creepy Nutsが世界でヒットの兆し、そして乱高下するキングリーとは…Spotify直近の注目動向

今回は直近のSpotifyデイリーチャートにおいて、注目すべき点をふたつ取り上げます。 まずは、日本から新たなグローバルヒット曲が誕生する兆しについて。Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」がその作品です。

【ビルボードジャパン最新動向】Number_i「GOAT」首位発進、強さの理由とグローバルの動向について

ビルボードジャパンは一昨日、1月3日公開分(集計期間:2023年12月25~31日)および1月10日公開分(集計期間:1月1~7日)のビルボードジャパンソングチャートを発表。このブログでは昨日付にて、『輝く!日本レコード大賞』(TBS 2023年12月30日放送)や『NHK紅白…

2023年度下半期の社会的なヒット曲、もしくはチャートを語る上で欠かせない曲10選

2023年度下半期に社会的にヒットした、もしくはチャートを語る上で欠かせない曲を選びました。J-POPについては12月8日に発表されたビルボードジャパンによる各種年間チャート、海外の作品については先月発表された米ビルボードによる各種年間チャート(特にソ…

米ビルボードが年間グローバルチャート発表…2023年度の傾向、そしてJ-POPの現状を考える

米ビルボードが日本時間の11月22日水曜、2022年度年間チャートを発表しています。このブログでは昨日、ソングチャートを主体にアメリカの動向を紹介しました。 今日はグローバルチャートについてお伝えします。

前週および当週の上位初進出曲におけるCHART insightから、真のヒット曲に成るかを読む (2023年10月25日公開分)

今回のエントリーでは、ビルボードジャパンソングチャートにおいて前週上位に初めて進出した曲の翌週動向、そして最新週における上位初進出曲の状況をチェックし、真の社会的ヒット曲に成るかを読みます。前週のエントリーはこちら。 最新のソングチャートに…

(追記あり) ビルボードについて、ソングチャートを主体に各種データ公開スケジュールをまとめる (2023年9月時点)

(※追記(10月4日7時44分):このエントリーの掲載後、米ビルボードにてチャートに関する複数の出来事が発生しています。その内容を記したリンクを、関連するスケジュールに追加しています。) 米ビルボードや米ビルボードによるグローバルチャート、またビルボ…

ビルボードジャパンによる”Global Japan Songs Excl. Japan”とは何か、ビルボードジャパンへの提案も添えて紹介する

9月14日、ビルボードジャパンがふたつのチャートの新設を発表しました。 Global Japan Songs Excl. Japan(グローバル ジャパン ソングス エクスクルーディング ジャパン)は、日本の楽曲を対象に、米国ビルボードで発表している“Global 200”の元となる、世…

ジョングク feat. ラトー「Seven」が世界そして日本で大ヒットを続ける理由…想起する作品群から考える

ジョングク feat. ラトー「Seven」が世界で大ヒットを続けています。

(訂正あり) IMP.「CRUISIN'」のリリースに関する動向をどう捉えるか…チャート分析者としての見方を記す

(※訂正(8月24日18時54分):一部文言に誤りがありました。 "ヒットにおいて大事なのは、ビルボードジャパンソングチャートで最も大きなポイント獲得源となるストリーミング指標にて継続的に再生回数を得ることdす。"→"ヒットにおいて大事なのは、ビルボード…

J-POPで目立つ金曜リリース…興味深く捉える理由、そして音楽チャートへの提案を記す

先月以降、金曜に新曲をリリースする日本人歌手が増えています。今回のエントリーでは金曜リリースのJ-POP曲を紹介し、興味深く捉える理由、そして音楽業界への提案について記します。

NewJeans『Get Up』が米ビルボードアルバムチャート制覇…K-POP全体の中でも特筆すべき点が多いことについて

最新8月5日付米ビルボードアルバムチャートについては速報版が日本時間の月曜早朝に発表されるはずでしたが、本来の発表から丸3日遅れて昨日発表されました。NewJeans『Get Up』と映画『バービー (原題:Barbie)』サウンドトラックが競い合い(ゆえにその精査…

LE SSERAFIM『UNFORGIVEN』リリース以降の施策からみえてくる、世界での知名度上昇に向けた動きが興味深い

K-POPが新しいフェーズに突入していると感じています。 最新7月29日付の米ビルボードソングチャートではBTSのメンバー、ジョングクによる「Seven (feat. ラトー)」が初登場で首位に立ちました。米では翌週以降の動向を踏まえて真の社会的ヒットに成るかを見…

NewJeans、セカンドEP『Get Up』にて日本そして世界でさらなる飛躍へ…最新チャートから今後を読む

7月19日公開分ビルボードジャパンソングチャートではNewJeans「Super Shy」が集計期間初の1週間フル加算に伴い60→10位に躍進。この点については先日のブログエントリーにて紹介しています。 そしてこの勢いも相まって、NewJeansはビルボードジャパンのソング…

【ビルボードジャパン最新動向】YOASOBI「アイドル」単独最長首位記録達成…”異次元”ヒットに至った様々な要因

最新7月19日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:7月10-16日)ではYOASOBI「アイドル」が初登場から14週連続で首位を獲得。連続での最長首位獲得記録を更新すると共に、不連続を含む首位獲得週数においてOfficial髭男dism「Subtitle」を上回り…

(追記あり) グローバルチャート(Global 200およびGlobal Excl. U.S.)とは何か、そしてJ-POPの現在と課題とは (最新版)

(※追記(7月4日8時52分):このブログエントリーと同日、7時台にアップされたnoteプロデューサー/ブロガーの徳力基彦さんによるYahoo! JAPANのコラムにて、TikTok発のヒット曲が時間を超えてヒットしている状況を紹介されています。このエントリーではTikTok発…

YOASOBI「アイドル」、フィジカルリリースがビルボードジャパンそしてグローバルチャートにどう影響するか

YOASOBI「アイドル」の凄さについてはビルボードジャパン、そして米ビルボードによるグローバルチャートで毎週のようにお伝えしています。この度、木曜に掲載したエントリーをnoteプロデューサー/ブロガーの徳力基彦さんに採り上げていただきました。この場…