BE:FIRSTのファーストアルバム『BE:1』が8月29日にリリース。本日リード曲「Scream」が先行配信され、いよいよカウントダウン体制に入りました。
「Scream」のミュージックビデオは今夜解禁されますが、YouTubeでは公式オーディオが既に公開。多方面からチェックできる環境を整えています。
さて、個人的に注目したいのはこのタイミングでのアルバム情報解禁です。
BE:FIRST 1st album『BE:1』
— BE:FIRST (@BEFIRSTofficial) July 24, 2022
2022.08.29 先行配信https://t.co/VJVB78SeG8#BEFIRST #Scream #BE_1 #ビーワン pic.twitter.com/naMPpVTAcv
BE:FIRSTのファーストアルバム『BE:1』は15曲が収録され、曲目および曲順がこのタイミングで公開されています。面白いのは、たとえばSpotifyのパソコン向けアプリのトップページに大きく貼り出された「Scream」をクリックすると、直後に同曲が再生されるのみならずアルバムへと遷移するところ。
さらに興味深いのが、現段階で未公開の作品も含めた各曲のソングライター陣が確認できる点にあります。これはスマートフォン向けアプリでも同様に確認可能です。
たとえば「Moment」で参加しているLOARさんは、プロデューサーのfofuさんと美しいR&Bを作り続けています。LOARさんがSARA-Jさんに招かれた「How We Gonna」を昨年4月の私的トップ10ソングスに選んでいたこともあり(下記リンク先参照)、この人選には唸らされます。
また「Softly」に参加しているMori Zentaroさんは、Aile The Shotaさんが今月リリースしたEP『IMA』の巻頭を飾る「so so good (feat. Ma-Nu)」も手掛ける方。さらにSIRUPさんの代表曲にしてHONDAのCMソングにも起用された「Do Well」にも参加していると言えば、より深く興味を抱く方も少なくないでしょう。
このように、ソングライターやプロデューサーのクレジットをチェックできる状況は、その作品への興味や期待値を高めることができるのです。
(上記はリリックビデオ。)
ソングライターやプロデューサーのクレジットが話題になった例として、最近ではビヨンセが挙げられます。6年ぶりのアルバム『Renaissance』がいよいよ今週金曜にリリースされますが、そのクレジットがどうやら誤って公開されてしまったのです。しかしその内容は既に多くの方に出回り、話題が拡がっています。
このクレジットから、ビヨンセがどういう音楽を近年意識していたかも想像することが可能。流出という状況だったとして、このクレジットからビヨンセ『Renaissance』への注目度は上昇したと言えるでしょう。
BE:FIRST『BE:1』のソングライタークレジットが確認できるのはSpotifyならではの機能かもしれません(し、ともすればソングライタのクレジット自体本来はリリースまでシークレットだった可能性もありそうです)が、音楽の作り手や好事家からの注目も集めるのに十分な情報解禁だったと言えそうです。ファンダムにおいても、たとえばメンバーがソングライターに参加している曲の登場に胸を躍らせているのではないでしょうか。