イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

ヒットの理由

ソングチャートはフィジカルにこだわりすぎることなく、デジタルでのヒットとフィジカルでの補完が重要なことについて

なにわ男子の新しいフィジカルシングルが9月にリリースすることが明らかになりました。それに伴い、BE:FIRSTとリリースが重なることが確定しています。 #なにわ男子 が9月13日にフィジカルシングルをリリースすることがインスタライブでアナウンスされました…

Mrs.GREEN APPLEが遂にトップアーティストチャート制覇、また「青と夏」が最高位を更新した理由を探る

ビルボードジャパンのソングチャートおよびアルバムチャートを合算したトップアーティストチャート(Artist 100)、最新7月26日公開分ではMrs.GREEN APPLEが初めて首位に到達しました。下記CHART insightのうち、総合順位は黒で表示されます。

【ビルボードジャパン最新動向】YOASOBI「アイドル」15連覇&ポイント前週超えの要因を探る

最新7月26日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:7月17~23日)ではYOASOBI「アイドル」が初登場から15週連続で首位を獲得。前週Official髭男dism「Subtitle」を上回り単独最長首位記録を樹立したこの曲が、記録をさらに伸ばしています。 【ビ…

Mrs.GREEN APPLE、『ANTENNA』初登場週にソングチャートでもポイント上昇…トップアーティストチャートの結果は

前週記載したブログエントリーの回答編として、Mrs.GREEN APPLEの最新チャートにおける動向を紹介します。 最新7月12日公開分のビルボードジャパンアルバムチャートにて『ANTENNA』が初登場。そのタイミングでソングチャート、そしてトップアーティストチャ…

【ビルボードジャパン最新動向】「アイドル」が首位獲得週数で「Subtitle」と最長タイに…2曲の動向を確認する

最新7月12日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:7月3-9日)ではYOASOBI「アイドル」が初登場から13週連続で首位を獲得。連続での最長首位獲得記録を更新すると共に、不連続を含む首位獲得週数でもOfficial髭男dism「Subtitle」に並び最長タイ…

米ビルボードがヒップホップ作品の総合チャート首位未達を指摘…一覧表を掲載しチャート動向を捉える

今月中旬、米ビルボードがこのようなコラムを掲載しました。タイトルを訳すと、【2023年、ヒップホップのアルバムやシングルが1位をまだ獲得できていない5つの理由】となります。なお、このコラムにおける”2023年”は2023年度ではなくチャート上の日付を指し…

Da-iCEはヒットに意識的…男性ダンスボーカルグループ上半期最高位を記録した「スターマイン」の動向を捉える

6月9日に発表されたビルボードジャパンによる上半期各種チャートはこれまでよりも公開範囲が拡がっており、見るたびに新たな発見に巡り会えることでしょう。リンク先をまとめ、分析したエントリーは下記リンク先に掲載しています。 また、上半期のソングチャ…

【ビルボードジャパン最新動向】10連覇のYOASOBI「アイドル」がラジオでも強い理由、そして次週の注目点とは

最新6月21日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:6月12-18日)ではYOASOBI「アイドル」が初登場から10週連続で首位を獲得。ポイントは8週続けて2万ポイントを突破しています。 【ビルボード】YOASOBI「アイドル」4週連続4部門で1位獲得、V10の…

YOASOBI「アイドル」がGlobal Excl. U.S.を初めて制した理由、そしてYOASOBI側の巧さに触れる

昨日もお伝えしたとおり、YOASOBI「アイドル」が米ビルボードによるグローバルチャートのうちGlobal Excl. U.S.で首位を獲得しました。 グローバルチャートでも好調だった「アイドル」に英語詞版「Idol」が初加算されたことでYOASOBIは初めてGlobal Excl. U.…

【ビルボードジャパン最新動向】YOASOBI「アイドル」7連覇、ポイント前週超えの理由および今後の注目点

最新5月31日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:5月22-28日)では、YOASOBI「アイドル」が初登場から7週連続で首位を獲得。ポイントは5週続けて2万ポイントを突破、また前週超えを達成しています。 【ビルボード】YOASOBI「アイドル」4部門で1…

【ビルボードジャパン最新動向】史上最速でストリーミング1億回再生突破のYOASOBI「アイドル」、その強さを今一度まとめる

5月8~14日を集計期間とする最新5月17日公開分ビルボードジャパンソングチャートはYOASOBI「アイドル」が5週連続で首位を獲得。ポイントは初めてダウンに転じたものの、3週連続で2万ポイント超えを達成しています。 ビルボードジャパンによる記事では、この…

英でFIFTY FIFTY「Cupid」がK-POP女性グループ初のトップ10入り…英メディアが語るヒットの理由、そして私見

先週発表されたイギリスの最新ソングチャートでFIFTY FIFTY「Cupid」が9位に入り、K-POP女性ダンスボーカルグループで初となるトップ10入りを果たしました。 Making UK chart history, @we_fiftyfifty are the first K-pop girl group to reach the Top 10 …

”マイリー・サイラス「Flowers」はブルーノ・マーズ「When I Was Your Man」のソングライターを追記すべきか問題”への見解

マイリー・サイラス「Flowers」が大ヒット中です。1月28日付の米ビルボードソングチャートや米ビルボードによるふたつのグローバルチャートで初登場にて首位を獲得すると、最新2月4日付ではストリーミングをさらに伸ばしいずれのチャートでも連覇を果たして…

マイリー・サイラス「Flowers」はなぜ世界的大ヒットに至ったのか、米ビルボードが提示した5つの理由

マイリー・サイラス「Flowers」が世界の音楽チャートを席巻しています。 1月12日19時(東部標準時)にリリースされた待望の新曲は、1月13日からの1週間を集計期間とする米ビルボードソングチャート、そして米ビルボードが2020年に新設したふたつのグローバルチ…

リバイバルヒット中の宇多田ヒカル「First Love」、ケイト・ブッシュやマライア・キャリーを想起させる

1999年にリリースされた宇多田ヒカルさんのシングル、「First Love」がビルボードジャパン最新ソングチャートで2週連続トップ10入りを果たしています。そしてこの曲が、今の時代におけるリバイバルヒットの最高の形を示していると捉えています。 上記は最新1…

(訂正あり) ポルノグラフィティ「サウダージ」をソングチャート100位以内登場に導いたデジタル環境の整備

(※訂正(10時15分) 曲名に誤りがありました。正しくは「サウダージ」であり、すべて訂正させていただきました。ご指摘をくださった方に感謝申し上げます。そして誤記載について、心よりお詫び申し上げます。) 2000年9月にフィジカルリリースされ、キャリア初…

【ビルボードジャパン最新動向】2連覇&ストリーミング2000万回突破…Official髭男dism「Subtitle」の強さの理由

毎週木曜以降は最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 10月24~30日を集計期間とした最新11月2日公開分(11月7日付)ビルボードジャパンソングスチャートは、Official髭男dism「Subtitle」が2連覇を達成。ポイントならびにストリーミン…

【月曜日のプレイリスト】日本のサブスク聴取傾向は偏っている? KAI-YOUのLINE MUSIC取材記事から考えたこと

先週水曜のブログエントリー記載のきっかけとなった記事に、違和感を抱く部分があります。ブログエントリーはこちら。 ビルボードジャパンと共にサブスクの再生キャンペーンを”(チャート)ハック”と形容してきたKAI-YOU側がそのキャンペーンを多用するLINE MU…

藤井風「死ぬのがいいわ」が米ビルボードによるグローバルチャートに初登場…チャート特性と上昇曲を分析する

昨日のブログにて、米ビルボードによる9月24日付グローバルチャートのトップ10速報をお伝えしました。 グローバルチャートの全容は日本時間の昨夜公開され、2020年のアルバム『HELP EVER HURT NEVER』に収録された藤井風「死ぬのがいいわ」がGlobal 200で188…

藤井風「死ぬのがいいわ」が100位以内に登場…Spotifyのグローバルデイリーチャート上位曲の傾向を押さえる

東南アジアにおけるTikTokでのバズを機に、藤井風「死ぬのがいいわ」が世界に拡がっていることについてはこのブログでも取り上げました。 最新9月15日付のSpotifyグローバルデイリーチャートではこの「死ぬのがいいわ」が79位に上昇し、初の100位以内エント…

【ビルボードジャパン最新動向】Ado『ONE PIECE FILM RED』関連曲の凄さは様々な側面に表れている

毎週木曜以降は、最新のビルボードジャパン各種チャートについてお伝えします。 最新8月17日公開分(8月22日付)ビルボードジャパンソングスチャートはAdo「新時代 (ウタ from ONE PIECE FILM RED)」が初制覇。Adoさんは史上初となるソングスチャートトップ3独…

星野源「喜劇」、宇多田ヒカル『BADモード』…前週ブログで取り上げた作品の最新チャート動向を確認する

4月11~17日を集計期間とする最新4月20日公開分(4月25日付)のビルボードジャパンソングスチャートは、トップ10内に7曲が初エントリー。うち5曲が100位以内においても初登場という状況。優里「ドライフラワー」が2020年11月18日公開分(11月23日付)の16位以来…

次週のビルボードジャパン首位争いは確実…Aimer「残響散歌」のスケジュールの凄さに唸る

Aimerさん、無双状態です。 Billboard JAPAN 02/14付 Hot 100 最終予想#Aimer「#残響散歌」の4連覇&V6は決定的。#BEFIRST「#BraveGeneration」は非常に予想が難しいが2位におく。以下は僅差だが、当週も #KingGnu「#一途」「#逆夢」#マカロニえんぴつ「#な…

ビルボードジャパン最新ソングスチャートのポイント上昇曲から、上昇の要因と対策を導き出す

最新2月2日公開分(2月7日付)ビルボードジャパンソングスチャートにおけるポイント前週比をみると、前週からポイントが増えた曲にはっきりとした傾向が見て取れます。最新のソングスチャートは下記から確認可能です。

本日『ミュージックステーション』初出演のSaucy Dog、「シンデレラボーイ」はさらなるヒットに至るか

本日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日)は2022年2回目の放送にして、新曲主体の披露回としては今年初となります。 明日よる9時からはMステ!#Mステ#今週のMステ気になる人RT pic.twitter.com/g1DdXI6v31 — music station (@Mst_com) 2022年1月…

次回『ミュージックステーション』に登場する緑黄色社会、「Mela!」が今またピークに至っている理由とは

今週金曜の『ミュージックステーション』(テレビ朝日)は今年2回目の放送にして、通常放送は初となります。 地上波ゴールデンおよびプライムタイムのレギュラー音楽番組が来週以降通常シフトに。#Mステ では“チャートを席巻する”歌手が登場。優里さん、マカロ…

(追記あり) TikTokにおけるリリース前のチラ見せ公開、プロモーションの主流となるか

(※追記(2023年3月15日5時37分):はてなブログにてビルボードジャパンのホームページを貼付すると、きちんと表示されない現象が続いています。そのため、表示できなかった記事についてはそのURLを掲載したビルボードジャパンによるツイートを貼付する形に切り…

(追記・訂正あり) 50週連続トップ50入り、平井大「Stand by me, Stand by you.」がロングヒットした理由

(※追記(9月3日9時28分):今年リリースした曲でのビルボードソングスチャート50位以内ランクインは「Buddy」「MIRROR MIRROR」のほか、1月27日リリースの「題名のない今日」および2月10日にデジタルリリースされたアルバム『Life Goes On』収録の「Romeo+Juli…

BTS「Butter」に勝利…サザンオールスターズ「真夏の果実」がラジオ指標2位に急浮上した理由

最新6月16日公開(6月21日付)ビルボードジャパンソングスチャートにおいて、31年前にリリースされたサザンオールスターズ「真夏の果実」が総合61位に浮上しています。 この躍進を支えるのがラジオであり、同指標では米津玄師「Pale Blue」に次ぐ2位。「真夏の…

【大ヒットの予感】BTS「Butter」が最高のロケットスタートに至った5つの理由

BTS「Butter」のSpotifyでの動向は一昨日一度お伝えしました。 その「Butter」が一昨日、日本において前人未到の記録を達成しています。 「Butter」は日本のSpotifyデイリー再生回数で史上初の50万を突破(503,930再生)。翌日は465,438再生にダウンするも、多…