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旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

【海外ビルボード】シャブージーが米で、ガガ&ブルーノがグローバルで今年最長首位記録を更新

現地時間の10月21日月曜に発表された、最新10月26日付米ビルボードソングチャート(集計期間:10月11~17日)。シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」が14週連続、通算15週目の首位を獲得しています。

シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」はストリーミングが前週比6%ダウンの2490万(同指標通算9週目の首位)、ダウンロードが同8%ダウンの6,000(同指標通算14週目の首位)、ラジオが同2%ダウンの7400万(同指標通算12週目の首位)を記録しています。

(なお当週は、ダウンロード指標(デジタルソングセールス)が2005年1月22日付で開始して以降初めて、首位の売上が6千を下回っています。米ビルボードが今年1月に報告したように(報告内容はこちら)、2023年のダウンロードセールスは11年連続で減少。前年の1億5190万から1億3390万へ、11.9%のダウンとなっています。)

シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」は構成3指標すべて首位に。これは歴代12曲目の記録であると共に、今回が通算3週目の記録達成となります。構成3指標制覇を複数週に渡って達成したのは、ルイス・フォンシ & ダディー・ヤンキー feat. ジャスティン・ビーバー「Despacito」(2017)以来となります。

<米ビルボードソングチャート 構成3指標同時首位獲得曲>

ファレル・ウィリアムス「Happy」 (2014年5月3日付)

イギー・アゼリア feat. チャーリーXCX「Fancy」 (2014年6月28日付)

メーガン・トレイナー「All About That Bass」 (2014年10月11~18日付)

テイラー・スウィフト「Blank Space」 (2014年12月27日付)

・マーク・ロンソン feat. ブルーノ・マーズ「Uptown Funk!」 (2015年2月7~21日付、3月7日~4月11日付)

・ザ・ウィークエンド「The Hills」 (2015年10月17日付、10月31日付)

・アデル「Hello」 (2015年11月28日~12月5日付、12月19日付)

・ザ・チェインスモーカーズ feat. ホールジー「Closer」 (2016年10月15日~11月19日付)

エド・シーラン「Shape Of You」 (2017年3月25日~4月15日付)

・ルイス・フォンシ & ダディー・ヤンキー feat. ジャスティン・ビーバー「Despacito」 (2017年7月22日~8月19日付)

・アデル「Easy On Me」 (2021年12月4日付)

・シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」 (2024年8月17~24日付、10月26日付)

 

シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」は総合ソングチャートおよびラジオ指標の双方で12週同時首位を達成。この同時達成はマライア・キャリー「We Belong Together」(2005 不連続にて14週)以来の長さに。また連続での記録達成としては、アッシャー feat. リル・ジョンリュダクリス「Yeah!」(2004 12週)以来となります。

<米ビルボードソングチャートおよびラジオ指標 双方にて12週以上同時首位達成曲>

マライア・キャリーボーイズIIメン「One Sweet Day」 (1995~1996 12週)

・アッシャー feat. リル・ジョンリュダクリス「Yeah!」 (2004 12週)

マライア・キャリー「We Belong Together」 (2005 14週)

・シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」 (2024 12週)

 

シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」は総合ソングチャートと計算方法が同一となるホットカントリーソングチャートでは2024年において最長となる19週目の首位を獲得、そして総合ソングチャートでも今年における最長記録を更新しています。

<米ビルボードソングチャート 2024年に複数週首位を獲得した曲>

・15週 シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」 (2024年7月13日付以降)

・6週 ポスト・マローン feat. モーガン・ウォレン「I Had Some Help」 (2024年5月25日付以降)

・5週 ジャック・ハーロウ「Lovin On Me」 (2023年12月2日付以降) ※ 通算6週首位

・3週 フューチャー、メトロ・ブーミン & ケンドリック・ラマー「Like That」 (2024年4月6日付以降)

・2週 ケンドリック・ラマー「Not Like Us」 (2024年5月18日付以降)

・2週 テイラー・スウィフト feat. ポスト・マローン「Fortnight」 (2024年5月4日付以降)

・2週 ビヨンセ「Texas Hold 'Em」 (2024年3月2日付以降)

そして「A Bar Song (Tipsy)」は、首位獲得週数が歴代5位タイに。総合ソングチャートが1958年8月4日付で開始して以降、15週以上の首位獲得曲は今回が(歴代1174曲の首位獲得曲のうち)6作品目となります。なお6曲すべて、米ビルボードが電子モニターによるルミネイト社のデータを採用した1991年11月以降に達成しており、この採用に伴い以前よりも長く首位を獲得することが一般的となっています。

<米ビルボードソングスチャート 歴代週間首位獲得週数一覧>

・19週 リル・ナズ・X feat. ビリー・レイ・サイラス「Old Town Road」(2019)

・16週 モーガン・ウォレン「Last Night」(2023)

・16週 ルイス・フォンシ & ダディー・ヤンキー feat. ジャスティン・ビーバー「Despacito」(2017)

・16週 マライア・キャリーボーイズIIメン「One Sweet Day」(1995-1996)

・15週 シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」(2024)

・15週 ハリー・スタイルズ「As It Was」(2022)

 

サブリナ・カーペンターが今週もトップ10内に3曲ランクイン。いずれも『Short N' Sweet』収録曲であり、「Espresso」は4→3位、「Taste」は7→8位、「Please Please Please」は9→10位に。3曲同時トップ10入りは8週連続となります。

3曲以上同時トップ10入りの記録は上記記事でも公開。8週以上を記録したのはザ・ビートルズ(1964 10週)、50セント(2005 11週)、T-ペイン(2007 9週)、ジャスティン・ビーバー(2015-2016 10週)、ドレイク(2018 9週)に続き、サブリナ・カーペンターが6組目となります。

 

テディ・スウィムズ「Lose Control」が8→6位に上昇。米ビルボードソングチャートにおいて、史上単独5位となる40週目のトップ10内在籍を達成しています。

<米ビルボードソングチャート トップ10在籍記録>

・57週 ザ・ウィークエンド「Blinding Lights」 (2020-2021)

・44週 ザ・キッド・ラロイ & ジャスティン・ビーバー「Stay」 (2021‐2022)

・41週 モーガン・ウォレン「Last Night」 (2023‐2024)

・41週 デュア・リパ「Levitating」 (2021)

・40週 テディ・スウィムズ「Lose Control」 (2024)

・39週 ポスト・マローン「Circles」 (2019-2020)

・38週 ハリー・スタイルズ「As It Was」 (2022‐2023)

・37週 グラス・アニマルズ「Heat Waves」 (2021‐2022)

 

最新のトップ10はこちら。

1位 (前週1位) シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」

2位 (2位) ビリー・アイリッシュ「Birds Of A Feather」

3位 (4位) サブリナ・カーペンター「Espresso」

4位 (5位) レディー・ガガブルーノ・マーズ「Die With A Smile」

5位 (3位) ポスト・マローン feat. モーガン・ウォレン「I Had Some Help」

6位 (8位) テディ・スウィムズ「Lose Control」

7位 (6位) チャペル・ローン「Good Luck, Babe!」

8位 (7位) サブリナ・カーペンター「Taste」

9位 (10位) ベンソン・ブーン「Beautiful Things」

10位 (9位) サブリナ・カーペンター「Please Please Please」

 

 

続いてグローバルチャートを紹介。200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され、歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。10月26日付ではGlobal 200、およびGlobal 200から米の分を除くGlobal Excl. U.S.の双方にて、レディー・ガガブルーノ・マーズ「Die With A Smile」が8連覇を達成しています。

レディー・ガガブルーノ・マーズ「Die With A Smile」はGlobal 200にてストリーミングが前週比5%ダウンの1億1030万およびダウンロードが同5%ダウンの8,000を、Global Excl. U.S.ではストリーミングが前週比4%ダウンの8970万およびダウンロードが同7%ダウンの4,000を記録。「Die With A Smile」は両者にとって、2020年9月に双方のチャートが始まって以来初となる首位獲得曲となります。

Global 200において、「Die With A Smile」はストリーミングが7週連続で1億回超えを記録。この7週はマイリー・サイラス「Flowers」(2023年1月以降)に並ぶ記録となります。

また「Die With A Smile」はGlobal 200で8週目の首位となり、ベンソン・ブーン「Beautiful Things」(2-4月 7週)を上回り今年単独最長となる首位獲得記録を達成。Global Excl. U.S.においては「Beautiful Things」(2-4月 8週)およびサブリナ・カーペンター「Espresso」(5-7月 8週)が持つ今年最長首位獲得記録に並んでいます。

 

JENNIE「Mantra」がGlobal 200で3位、Global Excl. U.S.では2位に初登場。Global 200ではストリーミング7490万およびダウンロード15,000を、Global Excl. U.S.ではストリーミング6900万およびダウンロード12,000を記録しています。JENNIEとしてはGlobal 200で3曲目、Global Excl. U.S.では4曲目のトップ10ヒットとなります(なお所属するBLACKPINKとしては双方で4曲のトップ10ヒットを所有、またソロ名義ではGlobal 200においてLISAが3曲、JISOOおよびROSÉが1曲ずつ、Global Excl. U.S.ではLISAが4曲、JISOOおよびROSÉが1曲ずつ、トップ10ヒットを輩出しています)。

サブリナ・カーペンターがGlobal Excl. U.S.にてトップ10内3曲同時エントリーを続けています。「Espresso」が3→4位、「Taste」が5→6位、「Please Please Please」が9→10位となり、2024年のこのチャートでトップ10内に複数週3曲同時エントリーを果たしたのはサブリナが2024年で初、今回が8週目の記録となります。