イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

次週のビルボードジャパン首位争いは確実…Aimer「残響散歌」のスケジュールの凄さに唸る

Aimerさん、無双状態です。

ビルボードジャパンソングスチャートの予想を担当する紅蓮・疾風さんは、本日発表される2月9日公開分(2月14日付)ビルボードジャパンソングスチャートの首位がAimer「残響散歌」になると予想しています。実際この通りになれば「残響散歌」は4連覇且つ通算6週目の首位となり、これだけでも無双と言える状況なのですが、次週発表分でさらなる伸びを示すことは間違いありません。

 

次週2月16日公開分(2月21日付)ビルボードジャパンソングスチャートの集計期間は2月7日月曜からの1週間となります。

以前コラボスペースを実施したRYO@音楽ブログさん(ブログ【ただの音楽ファンが見る音楽業界】はこちら)のツイートを拝借しましたが、2月7日からの1週間における活動や情報が凄まじく、「残響散歌」をはじめとするAimerさんへの作品、そしてAimerさん自身への注目度を俄然高めることにつながることは間違いないのです。

そして既に、大きな効果が生まれています。

Spotifyは再生回数が公開されるため、個人的に定点観測を実施しています。Spotifyは日曜が曜日単位ではピークとなり、一昨日の再生回数は平均して日曜の9割強でしたが、Aimer「残響散歌」の2月7日月曜における再生回数は前日超えを達成。同じく『CDTVライブ!ライブ!』(TBS)でパフォーマンスされたDa-iCECITRUS」の再生回数前日比95.5%も見事なのですが、Aimerさんは他曲も含め驚異的な数字を獲得しています。

さらに本日公開のTHE FIRST TAKEでは「残響散歌」が披露されることがアナウンス。THE FIRST TAKEは同一歌手が通常2回出演し、1回目は代表曲を、2回目は最新曲を披露するのが通常の流れであるため、Aimerさんにおいては本日の出演が見込まれていました。まさに今日、それも「残響散歌」を披露するのですから最良のタイミングではないでしょうか。また1回目披露の「カタオモイ」は既に1000万回再生を突破しています。

 

「残響散歌」のTHE FIRST TAKE公開の熱が冷めやらぬうちに、オンラインでのリスニングパーティーも開催されます。

リスニングパーティーはコアなファン主体に参加するものと思われますが、Twitterでの盛り上がりは特にTHE FIRST TAKEをプレミア公開で観た直後のライト層を刺激し、新たなコアファンへの昇華につながっていくことが想像できます。

今週は『ミュージックステーション』(テレビ朝日)にも出演し、また『「鬼滅の刃遊郭編』(フジテレビ)は次回最終回を迎えます。テレビの影響は1週間程継続するため、2月16日公開分(2月21日付)のみならずその翌週(2月14日以降を集計期間とする2月23日公開分(2月28日付))のビルボードジャパンソングスチャートにも及ぶことでしょう。初登場時、フィジカル初加算週に続くポイント面での三度目のピークが予想できるのです。

 

 

尤も、この1週間のスケジュールに関して、またその組み立てや訴求等の巧さに関しては前週のブログエントリーで採り上げているのですが(下記リンク先参照)、実際にSpotify等の数字をみるとその巧さがきちんと結実しているのだと強く実感します。

次週2月16日公開分(2月21日付)ビルボードジャパンソングスチャートではAimer「残響散歌」と米津玄師「POP SONG」が、ハイレベルな戦いを繰り広げることでしょう。この行方に注目すると共に、両者が所属するソニーミュージックのスケジューリング等の巧さは非常に興味深いですね。