イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

2023-01-01から1年間の記事一覧

ジョングク、共演者やリミックスでの人選からみえてくる"ポップの王者"への強い意志

BTSのジョングクによるソロアルバム『GOLDEN』からの先行曲およびリード曲からは、ポップの王者になろうとする強い意志を感じています。 #BTS の #ジョングク におけるゲストの人選の狙いについてはブログにまとめたいところです。Y2Kサウンドを徹底して踏襲…

「アイドルなんかじゃなかったら」トップ10返り咲きの背景を踏まえたビルボードジャパンへの提案

最新11月29日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、AKB48「アイドルなんかじゃなかったら」が10位に登場。前週100位未満だったこの曲が再浮上した形です。一方で今回のチャートアクションを踏まえ、今週このブログで提案したチャートポリシー変更…

【ビルボードジャパン最新動向】9週目の首位を獲得したAdo「唱」、次週ポイントが伸びる可能性

最新11月29日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:11月20~26日)ではAdo「唱」が5週連続、通算9週目の首位を獲得しました。 【ビルボード】Ado「唱」が通算9度目の総合首位、YOASOBI「アイドル」が年末に向け再浮上 https://t.co/nxjl0VyULD —…

最新米チャートで「Lovin On Me」が首位獲得…ジャック・ハーロウの施策とその効果を考える

日本時間の昨日発表された12月2日付米ビルボードソングチャートでは、ジャック・ハーロウ「Lovin On Me」が初の首位を獲得しています。 この曲、いわゆる"チラ見せ"公開がヒットにつながっています。

【海外ビルボード】ジャック・ハーロウ「Lovin On Me」が米制覇、クリスマス関連曲が上昇

現地時間の11月27日月曜に発表された、最新12月2日付米ビルボードソングチャート(集計期間11月17~23日)。前週首位のテイラー・スウィフト「Cruel Summer」は2位へ後退、ジャック・ハーロウ「Lovin On Me」が同曲初の首位を獲得しました。 .@jackharlow’s ‘L…

2024年度の集計期間開始日に、ビルボードジャパンへの改善提案をまとめる

ビルボードジャパンは本日が2024年度各種チャートの集計期間初日となります。ビルボードジャパンはポッドキャストにて2023年度年間チャートを12月8日金曜午前4時に発表すると発表しており、そのスケジュールを踏まえれば2023年度は昨日までとなります。 今回…

前週および当週の上位初進出曲におけるCHART insightから、真のヒット曲に成るかを読む (2023年11月22日公開分)

今回のエントリーでは、ビルボードジャパンソングチャートにおいて前週上位に初めて進出した曲の翌週動向、そして最新週における上位初進出曲の状況をチェックし、真の社会的ヒット曲に成るかを読みます。前週のエントリーはこちら。 最新のソングチャートに…

ビルボード・ミュージック・アワードにおけるK-POP部門の新設と、その新設への非難に対する私見

今週は米ビルボードによる2023年度年間チャートが発表されました。このブログでは11月22日水曜に米ソングチャートを中心とした米の動向を、23日木曜にはグローバルチャートの動向を、それぞれ紹介しています。 そして、この年間チャートと同一の集計期間を対…

KAN「愛は勝つ」がソングチャート81位に登場…その原動力、そしてさらに伸びた可能性を考える

11月22日公開分の最新ビルボードジャパンソングチャートでは、KAN「愛は勝つ」が81位に再登場を果たしています。 KAN「愛は勝つ」は元々1990年にリリースされ大ヒット。KANさんは1991年にこの曲で日本レコード大賞(ポップス・ロック部門大賞)を受賞、また『…

【ビルボードジャパン最新動向】「唱」8週目の首位、そして前週トップ10入りした4曲の動向を押さえる

最新11月22日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:11月13~19日)ではAdo「唱」が4週連続、通算8週目の首位を獲得しました。 【ビルボード】Ado「唱」が通算8度目の総合首位、【#BBMAs】出演のStray Kidsがトップ10にジャンプアップ https://t.…

米ビルボードが年間グローバルチャート発表…2023年度の傾向、そしてJ-POPの現状を考える

米ビルボードが日本時間の11月22日水曜、2022年度年間チャートを発表しています。このブログでは昨日、ソングチャートを主体にアメリカの動向を紹介しました。 今日はグローバルチャートについてお伝えします。

(追記あり) 米ビルボードが年間チャート発表、2023年度のチャートトピック10項目とは

(※追記(12時05分):ビルボードジャパンによる年間チャート翻訳記事(のURLを掲載したポスト)を貼付しました。) 今年の音楽業界をチャートから振り返ります。今回は米ビルボード年間ソングチャートについてです。 今回は日本時間の11月22日水曜未明に発表され…

【海外ビルボード】テイラー・スウィフト「Cruel Summer」が米4週目の首位、テイト・マクレー「Greedy」が上昇

現地時間の11月20日月曜に発表された、最新11月25日付米ビルボードソングチャート(集計期間11月10~16日)。テイラー・スウィフト「Cruel Summer」が2週連続、通算4週目の首位を獲得しています。 .@taylorswift13’s ‘Cruel Summer’ Notches Fourth Week Atop …

年末の長時間音楽特番から出演歌手傾向および地上波テレビ局の動向を読む (2023年・途中経過版)

このブログでは毎年、夏および冬に放送される地上波音楽特番の出演者についてまとめています。2022年冬および2023年夏の音楽特番については下記エントリーにて掲載しました。 11月から年末にかけての分については、『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下”紅白”…

国内盤シングルCDもリリースの一方でストリーミングは…日本の洋楽における現状を今一度考える

このブログでは一昨日、ザ・ビートルズ「Now And Then」のチャート動向についてお伝えしました。 この「Now And Then」、日本では次週のチャートで上昇する可能性を持ち合わせています。この曲にフィジカルセールス指標が加算されるためです。 なお今回はビ…

前週および当週の上位初進出曲におけるCHART insightから、真のヒット曲に成るかを読む (2023年11月15日公開分)

今回のエントリーでは、ビルボードジャパンソングチャートにおいて前週上位に初めて進出した曲の翌週動向、そして最新週における上位初進出曲の状況をチェックし、真の社会的ヒット曲に成るかを読みます。前週のエントリーはこちら。 最新のソングチャートに…

日本のチャートでザ・ビートルズ「Now And Then」が上昇、一方でCHART insightから感じることについて

最新11月15日公開分のビルボードジャパンソングチャートではザ・ビートルズ「Now And Then」が前週の41位から30位へ上昇しています。 ビルボードジャパンによる最新のポッドキャストでは「Now And Then」の動向について紹介しています(下記動画で8分19秒以降…

【ビルボードジャパン最新動向】「唱」の勢い、そして男性アイドル/ダンスボーカルグループの動向を分析する

最新11月15日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:11月6~12日)ではAdo「唱」が3週連続、通算7週目の首位を獲得しました。 【ビルボード】Ado「唱」が通算7度目となる総合首位、IMP.とキンプリの新曲が続く https://t.co/sCkO3rCdtd — Billboa…

アイドルやK-POP歌手の選出基準や旧ジャニーズ事務所所属歌手の今後等、今年の紅白について考える

『第74回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下"紅白"と記載)の出場歌手が一昨日発表され、それを踏まえた出場歌手分析ならびに私見を同日記載しました(下記リンク先参照)。 今回はその続きとなります。

(追記あり) 【海外ビルボード】米では「Cruel Summer」が首位に、ジョングクおよびザ・ビートルズがトップ10初登場

(※追記(20時50分):米ビルボードソングチャートにおいて、テイラー・スウィフト「Is It Over Now? (Taylor's Version)(From The Vault)」の構成指標の記載が不十分だったことから、ストリーミング指標の順位およびダウンロード指標の数値を追記しています。…

(追記あり) 『第74回NHK紅白歌合戦』出場歌手の顔ぶれから考える…紅白でのふたつの選出基準とは

(※追記(11月15日6時33分):紅白出場歌手一覧について、新たな分析を行いました。このエントリーの最後にリンクを掲載しています。) 『第74回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか、以下"紅白"と記載)の出場歌手が本日発表されました。 「第74回NHK紅白歌合戦」出場歌…

旧ジャニーズ事務所所属歌手のメディアにおける"共演"について、ふたつの注目点を記す

旧ジャニーズ事務所初代社長による性加害問題は絶対に解決させなければなりませんが、同時にその問題を加速させてしまったエンタテインメント業界各所の慣習、ならびに宿っている空気もまた変わらなければなりません。 このブログでは日々追いかける音楽チャ…

前週および当週の上位初進出曲におけるCHART insightから、真のヒット曲に成るかを読む (2023年11月8日公開分)

今回のエントリーでは、ビルボードジャパンソングチャートにおいて前週上位に初めて進出した曲の翌週動向、そして最新週における上位初進出曲の状況をチェックし、真の社会的ヒット曲に成るかを読みます。前週のエントリーはこちら。 最新のソングチャートに…

LINE MUSIC再生キャンペーンを採用しない曲や歌手が目立ってきたことを興味深く捉える

最新11月8日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、LE SSERAFIM「Perfect Night」が7位、NiziU「HEARTRIS」が10位に初登場を果たしています。 この2曲はいずれも接触指標群が強く、「Perfect Night」はストリーミング(上記CHART insightでは青で表…

(追記あり) 『第74回NHK紅白歌合戦』出場歌手を予想する (最終予想)

(※追記(11月13日20時09分):紅白の出場歌手が11月13日に発表されたことを踏まえ、出場歌手の傾向を分析したエントリーを記載しました。このエントリーの最後にリンクを掲載しています。) 大晦日に放送される『第74回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下”紅白”…

【ビルボードジャパン最新動向】Ado「唱」が6度目の首位にして最高ポイント獲得、次週以降の動向に注目

最新11月8日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:10月30日~11月5日)ではAdo「唱」が2週連続、通算6週目の首位を獲得しました。 【ビルボード】Ado「唱」が通算6度目となる総合首位、LE SSERAFIM「Perfect Night」は7位デビュー https://t.co/…

【マイベスト】2023年10月の私的トップ10ソングス、選びました

2020年1月にスタートした【私的トップ10ソングス+α】企画、今回は2023年10月分です。前の月にリリースされた曲を中心に選出しています。ミュージックビデオ等動画がない曲は巻末のプレイリスト(Spotify)でチェックしてみてください。 過去の私的トップ10ソ…

【海外ビルボード】テイラー・スウィフト『1989 (Taylor's Version)』収録曲がソングチャートを占拠

現地時間の11月6日月曜に発表された、最新11月11日付米ビルボードソングチャート(集計期間10月27日~11月2日)。テイラー・スウィフト「Cruel Summer」は6位に後退し、同じくテイラーによる「Is It Over Now? (Taylor's Version)(From The Vault)」が初登場で…

マライア・キャリーとブレンダ・リーのクリスマス曲における施策とは、そしてチャート施策への見方を記す

11月に入ると、街は徐々にクリスマス仕様となっていきますが、米では既に11月1日からこのモードが高まっているといえます。 日本においては季節に関する曲について、ラジオの反応がとりわけ大きくなる一方でストリーミングはそれが薄い傾向にあります。他方…

前週および当週の上位初進出曲におけるCHART insightから、真のヒット曲に成るかを読む (2023年11月1日公開分)

今回のエントリーでは、ビルボードジャパンソングチャートにおいて前週上位に初めて進出した曲の翌週動向、そして最新週における上位初進出曲の状況をチェックし、真の社会的ヒット曲に成るかを読みます。前週のエントリーはこちら。 最新のソングチャートに…