前週、以下のエントリーを掲載しました。
日本のSpotifyデイリーチャートでは通常、金曜→土曜は再生回数が1割前後上昇するのですが、必ずしもその動向を辿らない曲がみられます。ともすればジャンル全体の傾向等があるのではと考え、6月15日付における動向を上記で紹介しました。今回はその1週間後、6月22日付における動向を紹介します。
<日本における6月22日付Spotifyデイリーチャート
100位以内で再生回数前日割れ記録曲>
(※太字は前週同曜日においても再生回数前日割れを記録した曲。)
・back number「冬と春」 再生回数前日比97.3% 79→96位
・Number_i「No-Yes」 同94.8% 73→97位
<日本における6月22日付Spotifyデイリーチャート
前日付で100位以内に入り翌日にダウンした曲のうち再生回数前日割れ記録曲>
(※太字は前週同曜日においても再生回数前日割れを記録した曲。)
(該当曲はありません。)
<日本における6月22日付Spotifyデイリーチャート
50位以内で再生回数前日比105%未満の曲>
(※太字は前週同曜日においても再生回数前日比105%未満の曲。)
・tuki.「地獄恋文」 再生回数前日比104.4% 12→13位
・Mrs. GREEN APPLE「Dear」 同103.7% 13→15位
・米津玄師「毎日」 同104.0% 15→17位
・Number_i「BON」 同101.8% 16→20位
・SEKAI NO OWARI「Romantic」 同103.8% 24→27位
・XG「WOKE UP」 同104.4% 27→30位
・JIMIN「Like Crazy」 同103.3% 28→31位
・なとり「絶対零度」 同104.5% 30→32位
・Number_i「GOAT」 同103.0% 31→35位
・藤井風「満ちてゆく」 同104.4% 40→40位
・JO1「Love seeker」 同101.4% 39→41位
・ヨルシカ「晴る」 同104.4% 42→42位
・あいみょん「会いに行くのに」 同104.8% 47→47位
・ジョングク「Never Let Go」 同101.9% 46→50位
前週同曜日においても再生回数前日比が高くなかった曲は少ないものの、金曜→土曜に日本のSpotifyで再生回数が上がりにくいジャンルとしてK-POP歌手による作品、また-POPの中でもアイドル(特に熱量の高いファンダムが多い歌手)による作品を前回のエントリーで定義づけたことは、そこまで間違ってはいなかったと実感しています。
ちなみに日本における6月22日付Spotifyデイリーチャートにおいて前日付で100位以内に入り翌日にダウンした曲のうち、再生回数前日割れを記録した曲はありませんでしたが、前週6月15日付でその定義に該当した曲の最新日における動向をチェックすると、4曲のうち3曲が前日割れとなっています。
<日本の6月15日付Spotifyデイリーチャートにて前日付で100位以内に入り翌日にダウンした曲のうち再生回数前日割れを記録した作品における、6月22日付の動向>
(※太字は前週同曜日においても再生回数前日割れを記録した曲。)
・BE:FIRST「Masterplan」 再生回数前日比99.3% 111→130位
・ずっと真夜中でいいのに。「嘘じゃない」 同99.0% 166→188位
・Number_i「i」 同98.4% 161→177位
・King & Prince「mooooveǃǃ」 同109.3% 194→185位
この点においても、J-POPの中でアイドル、特に熱量の高いファンダムが多い歌手による作品がSpotifyにおいて他ジャンルの曲より土曜の再生回数伸び率が高くないということがいえるでしょう。