イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

チャートひとつかみ

11月1日、マライア・キャリーの季節到来…あの定番曲が早くもチャート上昇中

”It's time...Woh!”と叫んでいるのはマライア・キャリー。そうです、マライアの季節が来たのです。 Breaking news ❄️ pic.twitter.com/PBwOYLRpJK — Mariah Carey (@MariahCarey) November 1, 2019 もはやクリスマスシーズンに耳にしない人はいないであろう…

嵐がデジタル解禁した全シングル表題曲および新曲、2日間の動向を追う

今週日曜、嵐が全シングルCDの表題曲および新曲「Turning Up」をデジタルリリースしたことへの世間のリアクションは大きいように思われます。実際、自分も急遽翌日に取り上げました。 今日発表されるビルボードジャパンソングスチャートに先駆けて、オリコン…

嵐、全シングルのダウンロードおよびサブスクリプションサービス解禁…今後のチャートの注目点をまとめてみる

嵐の全シングル曲デジタル解禁、それも5曲先行時には行わなかったダウンロードも実施し且つ新曲「Turning Up」をデジタルのみで発表するという状況は、ファンのみならず好事家にも衝撃を持って迎えられたように思われます。 嵐が本日SNS解禁&全シングル曲配…

2019年、アメリカのハロウィンで最も流れたのはマイケル・ジャクソンではなかった?

ハロウィンの季節に流れる曲といえば、おそらく真っ先に浮かぶのはマイケル・ジャクソン「Thriller」ではないでしょうか。コスプレの参考として、そしてなにより長編ミュージックビデオの代表作としてお馴染みであり、ストリーミング指標が採り入れられて以…

「イエスタデイ」→『Traveler』→「ビンテージ」…Official髭男dismの発表タイミングはKing Gnuを彷彿させる件

Official髭男dismの快進撃が止まりません。アルバム『Traveler』がスピッツやBABYMETAL、渋谷すばるさん等強力なラインナップを抑えて10月21日付ビルボードジャパンアルバムチャートを制し、昨日はラジオ業界の中でも注目度の高い『J-WAVE TOKIO HOT 100』(J…

スピッツ、星野源、嵐…サブスクリプションサービスでの”限定”解禁について見解を述べるならば

毎週木曜は、前日に発表されたビルボードジャパン各種チャートをで紹介しているのですが、昨日はソングスチャートを構成する指標のひとつ、ストリーミングに関する大きな出来事がいくつかあり、そちらを優先して紹介。ストリーミング指標はサブスクリプショ…

2019年の大ブレイク筆頭株、ダベイビーが米ソングスチャートで今年最多ランクインを果たす

日本時間で昨日発表された米ビルボードソングスチャートではトップ10入りを逃したものの、ダベイビー(DaBaby)の勢いが凄まじいことになっています。 【米ビルボード・アルバム・チャート】ダベイビーが自身初のNo.1獲得、名盤『アビイ・ロード』が3位に浮上1…

イギリスで7週1位ながら米ではトップ10入り目前で足踏み…ルイス・キャパルディ「Someone You Loved」

チャートではちょくちょく、”足踏み”という現象を目にします。ビルボードジャパンソングスチャートにおいて今夏最大のヒットと言えるOfficial髭男dism「Pretender」は通算4週2位を獲得しながら未だ首位には至れず。また象徴的だったのは昨年のDA PUMP「U.S.A…

MTVビデオ・ミュージック・アワード受賞、カミラ・カベロに次ぐ活躍なるか? フィフス・ハーモニーから登場したノーマニに注目

日本時間の昨日発表された8月31日付米ビルボードソングスチャート。 ショーン・メンデス & カミラ・カベロ「Señorita」が首位の座を射止めたことで、プロデュース&ソングライトを担当したベニー・ブランコにとって米ソングスチャート8曲目の1位獲得となり…

ニューアルバム『Lover』でこれまでにない姿勢を示すテイラー・スウィフト、そしてタイトル曲でソングスチャート頂点もあり得る?

昨日、テイラー・スウィフトのニューアルバム『Lover』が世界同時リリースとなりました。 This album is very much a celebration of love, in all its complexity, coziness, and chaos. It’s the first album of mine that I’ve ever owned, and I couldn’…

チャートアクションに影響を与えた縦型ミュージックビデオ集、そして邦楽への渇望

最新8月24日付米ビルボードソングスチャートで、19週連続の首位を獲得していたリル・ナズ・X feat. ビリー・レイ・サイラス「Old Town Road」から遂にその座を奪ったのがビリー・アイリッシュ「Bad Guy」。その原動力となったのがスマートフォン視聴に最適な…

サザンオールスターズ「愛はスローにちょっとずつ」の販売戦略を思う

ここ最近、サザンオールスターズの公式Twitterアカウントによるプロモーションが目立つと思うのは自分だけでしょうか。 ”プロモーション”と記載されていますが、自分のタイムラインに幾度となく登場したこれらのつぶやきはプロモツイートと呼ばれるもの。ラ…

米津玄師版「パプリカ」がチャートを上昇するために必要なのは、”同じ轍を踏まない”こと

今月はじめ、Twitterでトレンド入りしたのがFoorin「パプリカ」の米津玄師さんによるセルフカバーバージョンでした。 本日より。よろしくお願いします。パプリカ 米津玄師バージョン | NHK みんなのうた 【うた】米津玄師【作詞】米津玄師【作曲】米津玄師【…

1位になる曲は仕掛けている…『アトロク』で取り上げてほしい、”チャートの仕掛け方”特集

今週ついに米ビルボードソングスチャートで単独歴代最長No.1を獲得したリル・ナズ・X feat. ビリー・レイ・サイラス「Old Town Road」について、一昨日放送の『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ 月-金曜18時 通称『アトロク』)で音楽ジャーナリストの高…

「Old Town Road」天下は来週まで? 再来週はアリアナ・グランデが米ソングスチャートを制する予感

弊ブログへのアクセスが一昨日昨日と2日続けて23時台に急伸したのですが、『news zero』(日本テレビ 月-木曜23時、金曜23時30分)でリル・ナズ・Xについて取り上げたことがきっかけの模様です。彼が放った「Old Town Road」が、ビリー・レイ・サイラスの尽力…

スピッツ「優しいあの子」再浮上の鍵は、ミュージックビデオとストリーミング解禁の周知徹底にある

最新7月29日付ビルボードジャパンソングスチャートで前週より7ランクダウンし27位につけているスピッツ「優しいあの子」。シングルCDセールス初加算週に2位を獲得しながら、緩やかにでも確実にランクを落としてるこの曲に、ちょっとした異変が起きています。…

リル・ナズ・Xは「Old Town Road」で米ソングスチャート前人未到の20週1位を見据えている…BTSのRM参加リミックス投入に思う

今日は米ソングスチャートの今後を占う動きについて。まさかこんな展開が来るとは、予想すらしていませんでした。 リル・ナズ・X、BTSのRM参加の「オールド・タウン・ロード」リミックスを公開 https://t.co/DVkvRjlGnR #SeoulTownRoad pic.twitter.com/on8O…

日本の最新ソングスチャートにおける勿体無い動きから、配信先行ならば月曜解禁を提案する

昨日のブログエントリーでは、アメリカにおける”リミックス”事情とそれがチャートアクションに与える影響について書きました。 これに追記するならば、アメリカのチャートに関するスケジュールも大きいなと。 米ではデジタル2指標のチャート集計期間が金曜開…

(追記あり) テイラー・スウィフトがはじめて政治的スタンスを示した「You Need To Calm Down」と、新作リリースのタイミングに関心を持つ

今週水曜に放送された『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ 月-金曜 18時)の特集コーナー、月刊ミュージックコメンタリーで音楽ジャーナリスト高橋芳朗さんが解説していたテイラー・スウィフト「You Need To Calm Down」は、是非とも多くの方に聴いていた…

「ワタリドリ」「青と夏」は大ブレイク予備軍? 2曲を支える指標とは

先週水曜に発表された、6月3日付ビルボードジャパンソングスチャート。Official髭男dismが「Pretender」の上昇を機に旧譜もチャートを上昇していることについては一昨日述べました。 ではこの2曲は何をきっかけに伸びているのか…その明確な理由はつかめなか…

R&B/ゴスペルプロデューサーのフレッド・ジャーキンス、昨年初のゴスペルリーダー作をリリースしていた

最新5月25日付の米ビルボードゴスペルソングスチャートもカーク・フランクリン「Love Theory」が登場16週目にして16週連続の首位を獲得。来週アルバムがリリースされることもあり、アルバムのチャート登場後にソングスチャートでも勢いがさらに増し、「Love …

ゴスペル新鋭の作品に招聘されフックアップする”ミスター・トークボックス”に注目

弊ブログで随時追いかけている米ビルボードゴスペルソングスチャート。5月18日付でもカーク・フランクリンが強く、「Love Theory」は登場15週目にして15週連続で首位の座に就いています。 そんな中、「Love Theory」の1ヶ月前にチャートに初登場したこの曲が…

四半世紀前の全米ナンバーワンヒット、起用作品のリバイバル上映でサプライズ披露

昨日放送の担当ラジオ番組『わがまま WAVE It's Cool!』(FMアップルウェーブ 日曜17時)で、先輩スタッフの佐々木さんからその前日に放送された『全マクロス大投票』(NHKBSプレミアム)で飯島真理さんが「愛・おぼえていますか」を披露していたと聞き、観なか…

アイドルからアーティストへ…山本彩「イチリンソウ」のチャートアクションに見る変化、そしてさらなる上昇に必要な動画対策を考える

NMB48を卒業後初の楽曲でありシングルとしては初リリースとなる、山本彩「イチリンソウ」のチャートアクションが興味深いので紹介。NMB48時代のラストシングル「僕だって泣いちゃうよ」とは明らかに異なっています。 ・山本彩「イチリンソウ」(4月17日発売) …

カーク・フランクリンをはじめ5月はゴスペルが熱い! 注目の新譜を紹介

昨日は最新5月4日付米ビルボードソングスチャート速報をお送りしました。 次週嵐が巻き起こりかねないソングスチャートに対し、最新5月4日付米ビルボードゴスペルソングスチャートではカーク・フランクリン「Love Theory」がひとり勝ちの状態に。今週登場13…

「Dancing With A Stranger」が米トップ10入り目前、サム・スミスと共演するノーマニが辿る偶然の一致

ここ数週、米ビルボードソングスチャートにおけるラジオエアプレイの”弱さ”が目立っていることを危惧しています。数週間前までは同指標首位が1億超えで推移していたのですが、最新4月20日付において、同指標トップのアリアナ・グランデ「7 Rings」が8200万…8…

折坂悠太「平成」チャートインを踏まえた、平成終わりの平成(~令和)ソング4選

昨日放送の『J-WAVE TOKIO HOT 100』(J-WAVE 日曜13時)。4月7日付チャートで77位に初登場を果たしたのが折坂悠太「平成」でした。昨年リリースのアルバム表題曲で、アルバムは先日のCDショップ大賞を獲得しているのですが、4月1日に新元号が発表されたタイミ…

サカナクションのオリジナルアルバム延期…好調なチャートアクションの「新宝島」と『魚図鑑』を聴いて待ちわびる

サカナクション、6年ぶりのオリジナルアルバム『834.194』、来月予定のリリース日を2ヶ月延期することが先週アナウンスされました。 延期することをレコード会社が許してくれたのは、サカナクションを信じるという強固な関係性ゆえかもしれません。またこの…

米最新アルバムチャート、ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック30年前の大ヒット盤が新曲を加えて再登場

3月23日付米ビルボードチャート。ソングスチャートはアリアナ・グランデ「Thank U, Next」が返り咲いたことは昨日お伝えしました。 アルバムチャートはジュース・ワールド『Death Race For Love』が初登場でトップに立ち、アリアナは2位。昨年「The Middle」…

米ラジオに異変? ビルボードソングスチャートにおけるラジオエアプレイの影響力の低下を憂う

現地時間で3月4日に発表された、最新3月9日付米ビルボードソングスチャートについては、その速報版を今週火曜の弊ブログに掲載。その際、『前週までラジオエアプレイを14週もの間制していたパニック・アット・ザ・ディスコ「High Hopes」は総合チャートでも9…