イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

チャートひとつかみ

アカデミー賞での見事なパフォーマンス、レディー・ガガ&ブラッドリー・クーパー「Shallow」には米チャート再浮上を願う

日本時間で今週月曜に発表されたアカデミー賞、その受賞者リストには様々な意見があるかもしれませんが、内容面では高く評価されているように思われます。ようやくオスカーを勝ち取ったスパイク・リー監督のスピーチも素晴らしかったですが、何よりレディー…

あいみょんがJ-WAVEチャートで新記録達成、その原動力はストリーミングにあり?

先週リリースされたあいみょんさんのセカンドフルアルバム、『瞬間的シックスセンス』の絶賛評をよく耳にします。このアルバムからの収録曲が大挙ランクイン、日本を代表するラジオ局のチャートで新記録が生まれました。 9位は、あいみょん「ら、のはなし」N…

ダイナソーJr.をはじめ複数の楽曲が動画再生指標を稼ぎチャートを急伸した理由…ほぼ判明しました

一昨日のブログでは、2月11日付ビルボードジャパンソングスチャートにおける"怪"を紹介しました。ダイナソーJr.「Over Your Shoulder」をはじめ複数の楽曲が、ほぼ動画再生指標のポイントだけでチャートに登場したのです。とりわけ「Over Your Shoulder」は…

米ゴスペルソングスチャート、次週は首位交代? カーク・フランクリンの新曲が発表

最新2月2日付の米ビルボードゴスペルソングスチャートではトリー・ケリー feat. カーク・フランクリン「Never Alone」が4連覇を達成。前週同様、ライバルだったコリン・ホーソーン「Won't He Do It」(今週2位)が赤丸付いていないため、しばらくは「Never Alo…

アリアナ・グランデ、ニューアルバムに至るまでの布石が昨年のドレイクを彷彿とさせる

昨日、担当ラジオ番組『わがままWAVE It's Cool!』(FMアップルウェーブ 日曜17時、サイマル放送有ります)の放送中に入ってきた嵐の活動休止報道。様々な思いに駆られていますが、今年ベストアルバムをリリースするものだと予測していたので来年に延期か…と…

TM NETWORK「Get Wild」のチャート上昇に欠かせないのはオリジナルミュージックビデオの公開では

"過去の名曲が映画に用いられ再度ヒット"という例…近年ではクイーン「Bohemian Rhapsody」が該当します。ただ、ビルボードジャパンソングスチャートでは現状においてトップ10入りしていないことへの複雑な感情を、昨日のエントリーにしたためました。 では、…

トリー、コリン、そしてR.ケリー…ゴスペルチャート最新動向

弊ブログで定期的に追いかけているのが米ビルボード、ゴスペルソングスチャート。自分が以前クワイア(ゴスペルにおけるコーラス(隊))に所属していたことが大きい故、今後もチェックしていきます。 最新1月26日付ゴスペルソングスチャートではトリー・ケリー …

わずか3年で全米1位を5曲輩出、プロデューサー/ソングライターのルイス・ベルに注目

最新1月19日付米ビルボードソングスチャートでは首位が交代しましたが、交代する前と後2曲共に関わっているのがルイス・ベルというプロデューサー/ソングライター。 昨年の米ビルボードチャートと照合した良記事があったので勝手ながら紹介(問題があれば削除…

中村佳穂のチャートアクションおよびサマソニヘッドライナーから、ラジオの弱さを考える

先週の今日のエントリーで、このようなことを書きました。 中村佳穂「きっとね!」がビルボードジャパン1月21日付ソングスチャートでどうなったか…その結果はこちら。 圏外とは100位未満、300位以内のこと。残念ながら総合では100位以内に到達しませんでした…

告発ドキュメンタリー『Surviving R.Kelly』の反響は米チャートにも…その内容と自分の思い

昨日ソングスチャートの速報を紹介した、米ビルボード最新1月19日付各種チャート。今日は【Social 50】チャートについて紹介します。 【Social 50】チャートは2010年12月11日付でスタートした、『Facebook、Twitter、Instagram、YouTubeなどのデータを基盤に…

米津玄師も推薦、中村佳穂「きっとね!」にはきっと…いや確実にチャートインしてほしいと願う

昨日のブログで1月7日および14日付ビルボードジャパンソングスチャートを紹介した際、次週の展望について書いたのですが、実はもうひとつ期待したいことが。それは、中村佳穂さんのチャート登場なのです。 さいこー。中村佳穂 "きっとね!" (Official Music …

ここ数週で米ビルボードゴスペルソングスチャートが面白いことになっている

1月7日付のビルボードジャパンソングスチャートが昨日発表されました。今日は1月14日分が発表され、2日連続で2週分が公開されることもあり、このブログでは明日まとめて取り上げます。 今日は米ビルボードからひとつかみ。ここ数週でゴスペルソングスチャー…

マライア、ワム!…米ソングスチャート最高位を大挙更新するクリスマスソング、その理由は

最新の米ビルボードソングスチャートでマライア・キャリー「All I Want Is Christmas Is You (邦題:恋人たちのクリスマス)」が7位に入り最高位を更新したことは昨日紹介した通り。 そしてクリスマスソングといえば、日本でお馴染みのあの曲も遂に最高位を更…

今年のアメリカはクリスマスソング需要前倒し? 最新チャートに大挙再登場

最新12月8日付の米ビルボードソングスチャートではトラヴィス・スコットが初のナンバーワンを獲得しましたが、前週29位に再登場したマライア・キャリー「All I Want For Christmas Is You (邦題:恋人たちのクリスマス)」が14位まで上昇し、早くもトップ10入…

今から20年前、米ビルボードソングスチャートが”不健全だった”という話

この秋、ビルボードジャパンソングスチャートで最高3位を記録した(ただしトップ10在籍は1週のみでしたが)Aimer「Black Bird」。ダウンロード指標ではトップを獲得し、ストリーミングも最高5位を記録しています。 この曲を聴いてハッとさせられたのが、2番の…

米チャートを駆け上がる映画関連作品群と、未だに多い♪エンダーへの誤解

最新11月11日付の米ビルボードチャート。映画『ボヘミアン・ラプソディ』の大ヒットに伴い、クイーンの作品が上位に進出。 ソングスチャートでは「Bohemian Rhapsody」が33位にリエントリー。1976年に9位を記録したこの曲は、映画『ウェインズ・ワールド』に…

ハロウィンの代表曲、マイケル・ジャクソン「Thriller」が米ソングスチャート急上昇

昨日速報版をお伝えした、11月10日付米ビルボードソングスチャート。あのマイケル・ジャクソン「Thriller」が31位にカムバックを果たしています。 Michael Jackson's "Thriller" returns to #Hot100, thanks to Halloween gains https://t.co/yprOCxBCVK [vi…

今流行のR&B/ヒップホップのあらゆるトレンドを押さえた? ジョーダン・アームストロングのゴスペル作『Blsd』

米ビルボード最新チャートをひとつかみ。 11月3日付ゴスペルソングスチャートで24位に初登場を果たしたジョーダン・アームストロング「Favor」。一聴するとアダルトなR&Bですね。R&Bっぽいけど歌詞はゴスペルという方は少なくないものの、ここまで大人な感じ…

今押さえておくべき、タイ・ダラー・サインの楽曲集

今のアメリカにおいて、間違いなく覚えておかないといけない存在…それがタイ・ダラー・サイン(Ty Dolla $ign)でしょう。今日はタイの楽曲をいくつか紹介し、彼の魅力やその幅広い活躍を紹介出来たらと。 彼のバイオグラフィーはbmrに詳しく掲載されています…

昨日放送、ラジオでの自分持込企画【ベストヒットUS2018】曲目リスト

昨日の放送、無事終了しました。聴いてくださった皆さん、本当にありがとうございます。 【予告】自分がスタッフの一員を務めるラジオ番組『わがままWAVE It's Cool!』(FMアップルウェーブ 日曜17時)。10月21日は自分持込企画、【ベストヒットUS2018】をOA…

ジャネット、米ダンスクラブソングスチャートで20曲目のナンバーワンを達成

マルーン5 feat. カーディ・B「Girls Like You」が4週連続で首位を制した10月20日付米ビルボードソングスチャート。こちらについては昨日書きましたが、一方で同日付米ビルボード、ダンスクラブソングスチャートで新たに首位の座に立ったのはジャネット・ジ…

ゴスペル/R&Bプロデューサー、ウォーリン・キャンベルを巡るあれこれ

今週月曜に続いて、”攻めのゴスペル”最新曲を紹介。 前週10月6日付米ビルボードゴスペルソングスチャートで3位に初登場を果たしたのがエリカ・キャンベルとウォーリン・キャンベルによる「All Of My Life」(最新10月13日付では14位に急落)。これが実に逞しい…

コメディアンが歌う「Smile…」、アダルトR&B/ラジオエアプレイから人気に火がつくか?

最新10月13日付の米ビルボードソングスチャートは昨日書いたようにリル・ウェインが大量エントリーを果たしたことで、ほとんどの楽曲が前週からランクを下げています。逆に言えば、それでも前週からランクを上げていたり、下がっても軽微なものは勢いがある…

ニッキー・ミナージュはトラヴィス・スコットを責める資格なし、嵩上げ対策を重ねても首位を獲れなかった『Queen』に思う

以前から引っかかっていたのが、ニッキー・ミナージュがトラヴィス・スコットに喧嘩を持ちかけたことなんですよね。 ニッキー・ミナージュのアルバム『Queen』は8月25日付米ビルボードアルバムチャートで初登場2位どまり。トラヴィス・スコット『ASTROWORLD…

トーリーVSコリン、ゴスペルソングスチャートを制したのは?

トーリー・ケリーのセカンドアルバムにして、あのカーク・フランクリンが全面的に制作を手掛けた『Hiding Place』が今月14日に発売されました。 9月29日付米ビルボードアルバムチャートでは35位に初登場。前作『Unbreakable Smile』(2015)の2位からは大きく…

ジャシー・スモレット、単独クレジットで初の米ソングスチャートランクイン

遂にチャートイン。 最新9月22日付、米ビルボードアダルトR&Bソングスチャート。ジャシー・スモレット「Ha Ha (I Love You)」が27位に初登場を果たしました。全ジャンルのソングスチャートにおいてジャシー・スモレットの単独名義でのチャートインは初となり…

FEFE、BEBE、それとも…紛らわしいタイトル投入は策のひとつかもしれない?次世代ラッパー

最新9月15日付、米ビルボードソングスチャートでは4位にランクイン、8月4日付で4位に初登場を果たして以来3→5→4→4→5→4位と順調に推移しているのがシックスナイン(6ix9ine) feat. ニッキー・ミナージュ「FEFE」。 この「FEFE」が好調を続ける中、シックスナイ…

ネリー・ファータド、全米のクラブで最も流れた曲に

ネリー・ファータド、復活。 最新9月8日付、米ビルボードダンスクラブソングスチャート。メトロとネリー・ファータドによる「Sticks & Stones」が頂点に上り詰めました。ダンスクラブソングスチャートとは今アメリカのクラブでどの曲が流れているかをベース…

21世紀の音楽をリードするベニー・ブランコ、初リーダー曲が全英チャートを制覇

ベニー・ブランコ。覚えていて絶対に損はない名前です。 週末に発表される最新のイギリスソングスチャートで、ベニー・ブランコ feat. カリード & ホールジー「Eastside」が首位に立ちました。最新の米ビルボードソングスチャートでも初のトップ40入りを果…

極私的、ゴスペルを聴くことの意義

Twitterのタイムラインに流れてくる不条理な現実やその事項への反応における心無い、相手を平然と傷つけて構わないとする言葉に侵され、毒を溜め込み、デトックスが必要な状況に陥っている自分がいます。そんな今、この曲を聴いて少し心が和らいだ気がします…