イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

今日でポケモン誕生から丸25年、ポスト・マローンによるカバー曲「Only Wanna Be With You」が素敵な件

昨日リリースされたポスト・マローンによるカバー曲。原曲に忠実でオリジナルバージョンへの愛情が感じられ、なかなか素敵だと思うのです。

オリジナルバージョンはフーティー・アンド・ザ・ブロウフィッシュのアルバム『Cracked Rear View』(1994)から翌年シングル化。米ビルボードソングスチャートでは最高6位、アルバムは現在までに2000万を超える特大ヒットを記録しています。

(あくまで記憶の範囲ですが、この曲のミュージックビデオはアルバムの大ヒットを記録したことによるオフショット的な撮影であり、アメリカでこのミュージックビデオが不評だったとうかがっています。)

 

ポスト・マローンによる「Only Wanna Be With You」はポケモンの登場25周年記念ソング(のひとつ)。

ポケモンは赤と緑が1996年2月27日に誕生し、今日で丸25年。それを記念して『ユニバーサル・ミュージック・グループとタッグを組み、同社のアーティストをフィーチャーした音楽シリーズ【P25 Music】で、今後1年間を通じてフランチャイズの25周年を祝う予定』(上記記事より)。まずはポスト・マローンによるバーチャルライブが開催されるのですが、「Only Wanna Be With You」はそこで披露されることでしょう。

 

それにしても、選曲が粋ではないでしょうか。1995年7月4日生まれのポスト・マローンが選んだ「Only Wanna Be With You」、そのオリジナル版のシングルカットは同年の7月17日であり非常に近いのです。加えて、フーティー・アンド・ザ・ブロウフィッシュのボーカルを担当するダリアス・ラッカーとポスト・マローンが似ている感じがします。

ダリアス・ラッカーはソロとしてカントリー界でヒットを連発しており、ダリアスに対しカントリー歌手という認識を持つ方が少なくないかもしれませんが、実はR&B作を一枚リリースしているのです(詳しくは以前、今の米ソングスチャートの見方、そしてダリアス・ラッカーと現在のフーティー・アンド・ザ・ブロウフィッシュ(2018年5月2日付)でも紹介しています)。

唯一のR&B作品となる『Back To Then』(2002)はヒドゥン・ビーチ発。このレーベルについては音楽評論家の林剛さんによる解説が分かりやすいのですが(記事はこちら)、一方でサブスクではこのレーベルの作品がほぼ未配信なのです。同種の問題を以前指摘したのですが(ヒドゥン・ビーチ15周年記念作品とアンジー・フィッシャーのデビュー曲、いつ日本で手に入るのか(2015年2月26日付)参照)、ヒドゥン・ビーチ自体のみならず日本のディストリビューションの現状等の問題もあるのかもしれません。

ダリアス・ラッカーがロック~R&B~カントリーと様々なジャンルをまたぎ活躍。ポスト・マローンもまたヒップホップ~ポップ~ロックとジャンルを超越しており、ダリアス・ラッカーを彷彿とさせる気がするのです。

 

アメリカで今夜行われるポケモン25周年記念ライブで、ポスト・マローンがどんなパフォーマンスをするのか楽しみです。日本では翌28日日曜9時に開催されます。