イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

2018年下半期 私的邦楽ベストを選んでみました

昨日に続き、邦楽の楽曲単位でのベストをセレクト。

毎年上半期と下半期、および年間を通して、極々私的ながら邦楽ベストを選出しています。今回は今年下半期編です。

<2018年上半期 私的邦楽ベスト (2018年12月22日作成)>

 

◯ 作成時のルール

 ・今年下半期(今回から年間ベストを11月までの発売分とするため、6~11月)に発売されたシングル、またはアルバムからの先行配信曲で、基本的にミュージックビデオが制作された曲から選出(ただし一部例外有り)

 ・1組の歌手につき1曲。ただし客演曲の場合はその限りではない

 ・1枚のCD-R(80分弱)に収まるように編集。歌手名の前の数字はトラックNo.であり順位ではない

YouTubeにミュージックビデオが掲載されている曲はYouTubeを掲載

 

01. RHYMESTER「After 6」

02. SILVA DOUBLE SUGARSOUL「UPLOAD」

03. 三浦大知「Be Myself」

04. 世武裕子 feat. Chris Dave「John Doe

05. 米津玄師「Flamingo」

06. 宇多田ヒカル feat. XZT, Suboi, EK「Too Proud (L1 Remix)」

07. 中村佳穂「きっとね!」

08. tofubeats「RIVER」

09. 佐藤千亜妃「Summer Gate」

10. STUTS feat. Phum Viphurit「Dream Away」

11. Sweet Robots Against The Machine feat. 夏帆「Dakitime」

12. sooogood! feat. 藤井隆「ドラマチックピンクビキニ」

13. CRAZY KEN BAND「Going To A Go-Go」

14. ENDRECHERI「one more purple funk... -硬命 katana-」

15. 椎名林檎宮本浩次「獣ゆく細道」

16. Official髭男dism「Stand By You」

17. ものんくる「RELOADING CITY」

18. 星野源「アイデア


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春から始まった『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ 月-金曜18時)を聴き続けたこともあり、RHYMESTERのテーマ曲は完全に身体に染み込んでいますし飽きることがありません。そしてその番組内で出会った音達…中村佳穂さんのライブやtofubeatsさんのDJミックスには惚れました。tofubeatsさん、DJミックス時はいい意味でふざけていて且つ自身の作品をほぼ宣伝しないスタイルなのですが、おふざけに徹すれば徹するほど自身の作品の格好良さが際立つんですよね。

R&Bが好きなゆえ、同ジャンルを軸に置いた作品を多数選出。『朝まで生テレビ!』テーマ曲使いがいい意味でズルい3組共演盤に、リーダー作も素晴らしかったクリス・デイヴが生ドラムで参加したことでよりタイトに仕上がった世武裕子John Doe」、宇多田ヒカルさんのトラップや米津玄師さんの音数少なめながら芯のあるビート、きのこ帝国の佐藤千亜妃さんによる90年代後半のR&B感や、STUTSさんによる2000年代のFPMらしさを採り入れたようなアーバンソウル、sooogood!さんによるアースっぽさからクレイジーケンバンドお得意の大所帯ソウルバンド、さらにENDLICHERIの超ド級ファンク、椎名林檎さんが宮本浩次さんを招いたビッグバンドスタイル、Official髭男dismのゴスペルまで、R&Bといえどその根底にあるものは実に様々です。

そして、傑作と評される『球体』に次ぐ三浦大知「Be Myself」、STUTSさんを起用した星野源「アイデア」は新基軸といえる作品ながら従来からのファンに絶賛され、各々の新章が見えてきたよう。Sweet Robots Against The Machine「Dakitime」からはバカリズムさんの新加入の意義がひしひしと伝わり、全方位のジャンルに長けたものんくるに圧倒された次第です。

 

さあ、上半期および下半期を踏まえ、今年中に年間ベストを選んでみたいと思います。