イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

今年最強のクリスマスソングはキンプリだと思う

今年も邦楽では、数は多くないもののクリスマスソングがリリースされています。しかしながら、今年最強の男性目線によるクリスマスソングはこの歌手による2曲ではないかとふと思った次第。

・King & Prince「シンデレラガール」

・King & Prince「Memorial」

さりげなく、でも確実にクリスマス的音色を採り入れているのが巧く、季節に関係なく用いることが出来そう。共に違うタイプの鐘の音が用いられていて、「Memorial」では大サビが終わった直後の3分ちょうどから、「シンデレラガール」では大サビ頭(2分29秒頃)の"AM0時の鐘"のタイミングで鳴り響く教会の鐘の如き音がそのムードを盛り上げているように思うのです。「シンデレラガール」では歌詞も踏まえ意図的に鐘の音を用いていたとは思いますが、クリスマスにも相応しい曲にする意図があったのか、気になるところです。

この2曲は、「シンデレラガール」がビルボードジャパン年間ソングスチャート12位、「Memorial」が同42位といずれも好成績を記録。後者は集計期間の短さを踏まえるに立派な成績です。「シンデレラガール」はジャズミュージシャンの菊地成孔氏も絶賛していましたが(King & Prince『シンデレラガール』を菊地成孔が「歴史を変える歌」と激賞! 壮年ファンへのジャニーズの目配せ - wezzy|ウェジー(7月21日付)参照)、【2番のBメロ最後のメロディの変化→大サビ最後のファルセットでの余韻→間奏】という流れはポップソングとして最強な気がしています。