(※追記(2019年1月10日):中村佳穂「きっとね!」のミュージックビデオが公開されたゆえ、同曲のミュージックビデオを貼付しました。)
毎年行っている私的な選曲集、2018年版です。
上半期、下半期についてはこちら。
<2018年私的邦楽ベスト (2018年12月28日作成)>
◯ 作成時のルール
・昨年12月から今年11月にかけて発売されたシングル、またはアルバムからの先行配信曲で、基本的にミュージックビデオが制作された曲から選出(ミュージックビデオ未制作ながらアルバムのリード曲としてラジオオンエアされた作品を一部含む)
・1組の歌手につき主演曲は1曲のみ。客演曲はその限りでない
・1枚のCD-R(80分弱)に収まるように編集。歌手名の前の数字はプレイリストを考慮した曲順であり順位ではない
◯ YouTubeにミュージックビデオが掲載されている曲はYouTubeのリンクを、弊ブログで言及している曲にはブログのリンクを掲載
それでは早速。
●2018 JP Songs Best (12月28日選曲完了)
01. 宇多田ヒカル「あなた」
02. 米津玄師「Lemon」
03. 三浦大知「飛行船」
(※上記はアルバムのティーザー)
04. cero「魚の骨 鳥の羽根」
05. 中村佳穂「きっとね!」
06. SOIL&"PIMP"SESSIONS feat. 三浦大知「comrade」
07. 小袋成彬 feat. 宇多田ヒカル「Lonely One」
09. 中田ヤスタカ「White Cube」
10. Da-iCE「TOKYO MERRY GO ROUND」
11. sooogood! feat. 藤井隆「ドラマチックピンクビキニ」
12. RHYMESTER「After 6」
13. 竹内アンナ「ALRIGHT」
14. NakamuraEmi「かかってこいよ」
15. indigo la End「ハルの言う通り」
17. Official髭男dism「Stand By You (Acoustic ver.)」
18. ものんくる「魔法がとけたなら」
total time 1:16:33
あくまで自分基準の選出ですが、トレンドや評価の高いアルバムを意識した内容になったかもしれません。評判を耳にしたアルバム、聴いてみるとやはり素晴らしかったものが多く、たとえばミュージックビデオがなかったもののアルバム『AINOU』からラジオでかかりまくった中村佳穂「きっとね!」は、『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ 月-金曜18時)での生ライブで刺激を受け、後追いでチェックし今回選んでいます。
ここ数年私的邦楽年間ソング集をアップしながら、人選が大分固まっていることは否めないものの、しかしながら彼らがコンスタントに良曲を生み出しているのは事実。とりわけ三浦大知さんは、ベストアルバムの次の一歩がコンセプト作品という、ある種ライトなファンをふるいにかけかねないアルバムをリリースしましたが、その『球体』の素晴らしさ、および同作を経てのシングル群が傑作続きであり、星野源さんにおける「アイデア」同様、『球体』で新基軸を打ち出しネクストレベルに到達したように思います。その点では、1歌手につき主演作1曲のみという理由ゆえ外しましたが、米津玄師「Flamingo」もまた同様だったり。
ここからは極私的なことですが、自分はデジタル主流の時勢にあって未だフィジカル、それもCDにこだわってしまう向きがあり、宇多田ヒカル「あなた」や椎名林檎と宮本浩次「獣ゆく細道」などはその評判を聴く、ラジオスタッフの絶賛に触れることで遅ればせながらその好さに気付くなど。33歳で音楽的嗜好が固まるとはいいますが(この年齡には諸説有る模様)、アルバムまでなかなかチェックしきれずにいることも含め、アンテナの感受性と範囲が共に悪化していることを猛省するばかり。「あなた」をはじめ、上半期もしくは下半期ベストで選んでいなかった曲が今回片手で数えきれないくらいになってしまったわけで、リリース当時にその曲の素晴らしさに気付くようにしないといけませんね。来年の課題です。
今年も様々な良曲に出会うことが出来、心から感謝します。