イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

最近のお勧め

宇多田ヒカル「Face My Fears」、シングルCD化におけるふたつの特徴

昨年のアルバム『初恋』が2018年度ビルボードジャパン年間アルバムチャートで3位を記録するなど高い評価を受けた宇多田ヒカルさんが、久々のシングルCD「Face My Fears」を1月18日金曜にリリースしています。 今回はあのスクリレックスと共作。スクリレック…

わずか3年で全米1位を5曲輩出、プロデューサー/ソングライターのルイス・ベルに注目

最新1月19日付米ビルボードソングスチャートでは首位が交代しましたが、交代する前と後2曲共に関わっているのがルイス・ベルというプロデューサー/ソングライター。 昨年の米ビルボードチャートと照合した良記事があったので勝手ながら紹介(問題があれば削除…

クリス・ブラウンの大ネタ使いで注目のシャニース、ベイビーフェイスとのタッグが最高なのです

最新1月13日付、『J-WAVE TOKIO HOT 100』(J-WAVE 日曜13時)チャートで80位にランクインしたのがクリス・ブラウン「Undecided」。こんな大ネタ使い、オリジナルが好きな身には嬉しくなりますね。 用いられているのは90年代のR&B定番曲、シャニース(・ウィル…

米津玄師も推薦、中村佳穂「きっとね!」にはきっと…いや確実にチャートインしてほしいと願う

昨日のブログで1月7日および14日付ビルボードジャパンソングスチャートを紹介した際、次週の展望について書いたのですが、実はもうひとつ期待したいことが。それは、中村佳穂さんのチャート登場なのです。 さいこー。中村佳穂 "きっとね!" (Official Music …

マライア・キャリー、ニューアルバム『Caution』および旧譜のチャートアクション

マライア・キャリーが今月リリースした4年半ぶりのオリジナルアルバム『Caution』、最新12月1日付米ビルボードアルバムチャートで5位に初登場を果たしました。アルバム初登場時、収録曲のストリーミングが伸びればソングスチャートにランクインということも…

素晴らしい歌い手ながらお蔵入りを経験したアンジー・フィッシャーが復活

1990年代、R&Bに”ニュークラシックソウル”ムーブメントをもたらしたディアンジェロの名曲、「Brown Sugar」。 この曲をジャズ寄りなアプローチで用いたのが、当時インディに所属していたR&B界屈指の実力派、レデシーによる「Sugar / Brown Sugar」。 そして……

ラジオエアプレイ4週1位、Official髭男dism「Stand By You」のアコースティックバージョンはゴスペル的だ

昨日発表された、最新11月12日付ビルボードジャパンソングスチャート。 【ビルボード】24万枚を売り上げた米津玄師「Flamingo」が4冠で総合首位獲得 100位以内に10曲がチャートイン https://t.co/OZPwCwPh2r pic.twitter.com/a6Vctan1yn — Billboard JAPAN (…

個人的、今年のクリスマスソングが決まりました

昨年のクリスマス前にリリースされていたのを、遅ればせながら知りました。 ・ものんくる「魔法がとけたなら」(2017) 昨年12月に配信リリースされ、アルバム『RELOADING CITY』(2018)に収録。この曲の前にはあのポルノグラフィティの大ヒット「アポロ」のカ…

2018年、R&B最重要アルバム『Ella Mai』を手に入れるべき理由

2018年のR&B最重要アルバム、遂に登場。 ELLA MAI. OCTOBER 12TH 2018. PREORDER MY SELF TITLED DEBUT ALBUM NOW. LINK IN MY BIO. pic.twitter.com/JlGoPQzthM — Ella Mai (@ellamai) September 21, 2018 イギリスのR&B歌手、エラ・メイ。初のフルアルバム…

海援隊のコミックソングも堪能できる"国産ディスコ"コンピレーション

昨日に次いで、和モノ…もとい国産ディスコネタ。 いつかは手に入れたいと思ってた曲が、素晴らしいコンピレーションへ収録され、先月リリースされていました。 ・海援隊「JODAN JODAN」(1979) 海援隊といえば、武田鉄矢さんが主演した『3年B組金八先生』(197…

「ウマーベラス」へと続く、MONKEY MAJIKによる近年の素晴らしき楽曲群

興奮してきました。 最近も『ポプテピピック』が用いていたアース・ウインド & ファイアー的な映像の親近感、そして都合いいと解っていながら”ゼロカロリー理論”に納得したくなる身には、この曲が余計に頭から離れません。 それにしてもここ最近のMONKEY MAJ…

シェール×マドンナでABBA的マッシュアップ

米ビルボード、最新9月1日付チャートからチェック。クラブでかかっている曲を集計したダンスクラブソングスチャート、シェール「GIMME! GIMME! GIMME! (A Man After Midnight)」が51位に初登場。全編ABBAをカバーしたアルバムからの先行曲となります。 来月…

ジャネットの新曲、アレサとの共通項

ジャネット・ジャクソンが新曲に続きEPをリリースする模様。チャレンジングな姿勢が下記bmrの記事から強く伝わってきます。 女性の年齢を敢えて書くのは失礼ではあるのですが、50代を超えてもアグレッシブに活躍する姿を見るとその格好良さに惚れ惚れします…

ゴスペルソングスチャートを駆け上がるトッド・デュラニーの前職に驚く

最新、8月25日付米ビルボードゴスペルソングスチャート。以前紹介したコリン・ホーソーン「Won't He Do It」が通算23週目の首位を獲得し、女性による楽曲での首位獲得週数が歴代2位タイとなりました。 そんな中、ジリジリとランクアップを続け最新チャートで…

星野源「アイデア」、2番のMPC使いに驚く

星野源さんが今日解禁した「アイデア」。ミュージックビデオも公開されました。 昨日ブログで予想した通り、ミュージックビデオが公開されました。これでダウンロード・動画再生・ラジオエアプレイが本日一切解禁。ビルボードジャパンソングスチャートでのロ…

星野源「アイデア」、明日からの怒涛の一週間を経てビルボードジャパンソングスチャート”首位発進”へ

発売まで、24時間を切りました。 【ついに『アイデア』がリリース!!】NHK連続テレビ小説『半分、青い。』の主題歌、星野源の最新楽曲『アイデア』の配信リリースが決定しました!8/20のAM0:00よりiTunes Store他、各主要音楽配信サイトにて一斉配信開始で…

シアラ復活曲「Level Up」に取り入れたジャージー・クラブが流行の兆し?

今、この曲にハマってます。 シアラが新曲“Level Up”を発表! DJテリー・テルズによるジャージー・クラブな“Fuck It Up Challenge”ネタ……というかリメイクに近い楽曲で、JR・ロテムがプロデュース。 [video] https://t.co/JmWulubOBN pic.twitter.com/7BDNTo…

朝書いてますが、「夜に起きるパトロン」を紹介

担当ラジオ番組、『わがままWAVE It's Cool』(FMアップルウェーブ 日曜17時)の次回7月22日の音楽特集が【GET UP/起きる(がタイトルに入っている曲)】。現在手元にある音源をまとめたり調べている最中ですが、今月リリースされたこの曲をかけたい衝動に駆られ…

「After 6」と『after six』

遂に配信スタートです。 RHYMESTER「After 6」MVで宇垣アナら5人がリップシンク(動画あり) #RHYMESTER https://t.co/frM9vBO5nu pic.twitter.com/oafQvctUjU — 音楽ナタリー (@natalie_mu) 2018年7月17日 宇多丸さんがパーソナリティを務める『アフター6ジ…

「In This Room」と「In The Room」と

個人的なゴスペラーズへの盛り上がりは一昨年のシングル「Recycle Love」にはじまったのですが(ちなみにダブルAサイドである「GOSWING」はブルーノ・マーズより前にニュー・ジャック・スウィングを取り入れたもの)、今回も素晴らしい作品を送り込み、歌詞を…

SHINee新曲での、R&B美メロクラシックとの見事な融合に惚れる

『J-WAVE TOKIO HOT 100』(J-WAVE 日曜13時)、最新6月24日付チャートで92位に初登場を果たしたSHINee「Good Evening」において、R&Bファンにはたまらない引用が成されています。 先月から今月にかけて三部作がリリースされる、SHINee6枚目となる(韓国での)オ…

今週ふと自分の音楽の原点を思い出した

今やたらと頭の中を駆け巡っている曲。 細川たかし「北酒場」がリリースされた当時、小学校低学年だった自分は母親に連れられ地元の公民館に。カラオケがはじまり、飛び入りOKだということで、ハチトラ(8トラック)に入っていたこの曲を人前で歌った…という記…

パスピエのVHS風なミュージックビデオ、そして音にハマる

日本のラジオでヒットしているケイシー・マスグレイヴス「High Horse」やカルヴィン・ハリス&デュア・リパ「One Kiss」、そして今週リリースするクリスティーナ・アギレラのアルバムからの先行曲「Accelerate」…これらに共通するのはミュージックビデオにお…

DA PUMP、マイケル・フォーチュナティ、リック・アストリー…全て今夏の新譜なのです

DA PUMP復活作「U.S.A.」が好評ですね。 インストアライブでの大盛況、しかもこの曲のみ撮影OKという姿勢はよりそのバズりを加速させるに十分な仕掛け。事務所が得意とする”カバー×ダサかっこいい”の法則はMAX「Tacata'」(2013)を彷彿とさせます。 そして今…

井上陽水の面白さはタイアップ先との”矛盾”?

井上陽水さんがポカリスエットのCMタイアップというのには正直驚きましたが、夏らしくていいですね。 今回はフィジカルリリースに先駆けて、ストリーミングも解禁。 Care - Single 井上陽水 J-Pop ¥500 あくまで書き下ろしのシングルとしては9年ぶり(昨年「…

RHYMESTERが"本人参加型カバー"で名曲に与える新たな息吹

今週リリースされた、椎名林檎さんのトリビュートアルバム『アダムとイヴの林檎』がとても素晴らしく、個人的には(同作に小袋成彬さんと共に参加した)宇多田ヒカルさんのトリビュートアルバム『宇多田ヒカルのうた - 13組の音楽家による13の解釈について -』…

様々な解釈によるアリアナ・グランデ「No Tears Left To Cry」

今年上半期の洋楽で特に好きな曲のひとつがアリアナ・グランデ「No Tears Left To Cry」。サビは一聴して覚えられるほどにキャッチーで、さすがはマックス・マーティン一派の仕事だと納得です。 米ビルボードソングスチャートでは3位に初登場以降トップ10内…

カルヴィン・ハリスの新曲と次のアルバムの構想(そして今回も収録漏れ必至?な曲)

最新5月5日付の米ビルボードソングスチャートではJ・コールがアルバム収録の12曲全てをトップ100に送り込んだため(今の米ソングスチャートの見方、そしてダリアス・ラッカーと現在のフーティー・アンド・ザ・ブロウフィッシュ(5月2日付)参照)、チャート上で…

若手による大御所起用は流行なのか? この春リリースのアルバムに続々と

ここ最近のR&Bや、R&Bの流れを汲む作品に目立つのが、大御所歌手の起用。それも同時多発的に行ってくるのだから驚かされます。この春発売の作品を例に取ってみると。 ・ジャネル・モネイ『Dirty Computer』(4月27日発売) Dirty Computer ジャネール・モネイ …

EXILE ATSUSHI meets ボーイズIIメン&"元"ボーイズIIメン?

まさかこのような豪華面子が提供していたとは知らず、遅ればせながら紹介。 今月リリースされたシングル、「Just The Way You Are」の3曲目に収録された「More…」のクレジットに驚きました。ソングライトにクレジットされているのはボーイズIIメンのネイザン…