『J-WAVE TOKIO HOT 100』(J-WAVE 日曜13時)、最新6月24日付チャートで92位に初登場を果たしたSHINee「Good Evening」において、R&Bファンにはたまらない引用が成されています。
先月から今月にかけて三部作がリリースされる、SHINee6枚目となる(韓国での)オリジナルアルバム『The Story Of Light』シリーズ、その一作目からのシングルがこの曲。サビを聴いた瞬間にR&Bファンはグッときたはずで、112「Cupid」(アルバム『112』(1996)収録、翌年シングルカットし全米13位を記録)が用いられているのです。
SHINeeのプロデュースを手掛けたザ・フリップトーンズは、有名どころではジェイソン・デルーロ「Don't Wanna Go Home」(2011 全米14位)も担当していますが、同曲ではオケにロビンS「Show Me Love」(1990 3年後全米5位)を、サビにハリー・ベラフォンテ「 Day-O (The Banana Boat Song)」を大胆にサンプリング。引用を得意とする人たちなのかもしれません。
弊ブログでも以前から、SHINeeの近作における先進性に触れてきました。メンバーのひとりであるジョンヒョンが亡くなった際、彼への追悼の意を込めてエントリーをまとめています。
今回の「Good Evening」が仮に、SHINeeとザ・フリップトーンズとの初顔合わせだとすれば、ジョンヒョンの意志が新鋭プロデューサーの起用につながったのでは?と。そう考えるのは早計かもしれませんが、R&Bクラシックのメロディと流行のエレクトロサウンドが見事に調和していて、起用は大成功なのではと感じています。
ちなみに、「Good Evening」について和訳等されている方がいらっしゃいましたので勝手ながら紹介させていただきます(問題がありましたら削除させていただきます)。
ミュージックビデオにおける井戸のシーンの意味について推察されていますが、一方引用された112「Cupid」でも(井戸は出てこないものの)4人が上から覗き込むようにして歌ったり、水滴が落ち、また波紋が広がるシーンが。もしかしたらミュージックビデオにおいても、引用元の映像が少なからず影響しているかもしれませんね。