ジャネット・ジャクソンが新曲に続きEPをリリースする模様。チャレンジングな姿勢が下記bmrの記事から強く伝わってきます。
女性の年齢を敢えて書くのは失礼ではあるのですが、50代を超えてもアグレッシブに活躍する姿を見るとその格好良さに惚れ惚れします。
そういえばそのジャネットと、 先日亡くなられたアレサ・フランクリンには共通項があったり。
ジャネットの(現在のところ)最後の全米ナンバーワンヒットとなる「All For You」(2001 アルバム『All For You』収録)にてサンプリングされているチェンジ「The Glow Of Love」(1980)が、アレサ・フランクリン「Here We Go Again」(1998 アルバム『A Rose Is Still A Rose』収録)でも用いられているのです。
サンプリングデータベース、WhoSampledでも記載されています。
「Here We Go Again」での用いられ方は一聴してサンプリングだとは解りにくいかもしれませんが、そのさり気なさがまた素敵だったり。そしてチェンジ「The Glow Of Love」でボーカルを務めているのがあのルーサー・ヴァンドロス。
楽曲およびチェンジについては、上記COLDFEETのWatusi氏による解説を是非ご参照ください。そのルーサー、アレサそしてジャネットとほぼ同時期にデュエット曲を発表しています。
・アレサ・フランクリン&ルーサー・ヴァンドロス「Doctor's Orders」
(from アレサ・フランクリン『What You See Is What You Sweat』(1991))
(※尤もアレサは以前からルーサーのプロデュースによる作品をリリースしているのですが。)
・ルーサー・ヴァンドロス & ジャネット・ジャクソン「The Best Things In Life Are Free」
(from サウンドトラック『Mo' Money』(1992))
前にも書きましたが、自分がアレサ(をはじめ洋楽やR&B)に接し始めたのが1990年代中盤以降。アレサを意識して聴いたのはサウンドトラック『Waiting To Exhale』(1995)、そして先述した「Here We Go Again」も収められた『A Rose Is Still A Rose』(1998)でした。『A Rose Is Still A Rose』を聴いて、若いプロデューサー陣と組むアレサのチャレンジングな姿勢、そしてその結果生まれた作品の瑞々しさに驚いたのですが、リリース時アレサは55歳。年齢面でもまたその姿勢からも今回のジャネットの挑戦と被るように感じるのは自分だけでしょうか。そう思うと、ジャネットの新たな挑戦をより深く見守り応援したいと思う自分がいます。