イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

(追記あり)【ビルボードジャパン最新動向】なにわ男子「初心LOVE」連覇達成の理由、そして意味するものとは

(※追記(13時43分):2021年度のビルボードジャパンソングスチャート首位獲得曲一覧表を掲載しました。)

 

 

 

毎週木曜は、最新のビルボードジャパンソングスチャートから注目点を紹介します。

11月15~21日を集計期間とする11月24日公開(11月29日付)ビルボードジャパンソングスチャート(Hot 100)。前週首位を獲得したなにわ男子「初心LOVE」が連覇を達成しました。

(上記ミュージックビデオはショートバージョンとなります。)

 

今回の連覇達成にはいい意味で驚かされました。

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【グローバルチャート】テイラー・スウィフトがアデルを抑え首位に、また米ビルボードの仕様変更に異を唱える

毎週水曜は、米ビルボードが昨年新設したグローバルチャートをお伝えします。

200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。11月27日付ではGlobal 200、Global Excl. U.S.共にテイラー・スウィフト「All Too Well (Taylor's Version)」が初登場で首位を獲得、アデル「Easy On Me」の連覇を阻みました。

(上記はショート・フィルムとなります。)

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米グラミー賞ノミネート発表、ならびにBTS「Butter」主要部門”不在”への私見

来年1月に開催される第64回グラミー賞のノミネーションが、現地時間の11月23日(日本時間の11月24日)に発表されました。

主要4部門は以下の通り。

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【米ビルボード】テイラー・スウィフト「All Too Well (Taylor's Version)」、アデル「Easy On Me」を抑え初登場首位獲得

毎週火曜は最新米ビルボードの速報をお伝えします。

現地時間の11月22日月曜に発表された最新11月27日付米ビルボードソングスチャート(Hot 100)。前週まで4連覇を達成していたアデル「Easy On Me」を抑え、テイラー・スウィフト「All Too Well (Taylor's Version)」が初登場で首位を獲得しました。

(上記はショート・フィルムとなります。)

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【ビルボードコラム】チャートの変革が社会的ヒットを可視化…マライア・キャリー「All I Want For Christmas Is You」

月曜は不定期で、日米およびグローバルのビルボードチャートに関するコラムを書いています。これまではソングスチャートにおける各指標の解説、日米ビルボードに対するチャートポリシー変更希望、ビルボードジャパンの知名度向上案やグローバルチャートにJ-Popを轟かせる方法、チャートを踏まえた『NHK紅白歌合戦』出場予想や希望等を記しました。ビルボードコラムは下記リンク先からご確認ください。

前回はソングスチャートの変革理由について記載しました。変革の結果、社会的にヒットしている曲がチャートも制するようになることで、ソングスチャートが社会的ヒットの鑑に成ったと証明できるものと考えています。そこで今回から不定期で、その鑑たる曲を採り上げます。第1回目はマライア・キャリー「All I Want For Christmas Is You (邦題:恋人たちのクリスマス)」です。

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次回のビルボードジャパンソングスチャートは混戦必至? 上位を狙う曲の多くが施策を積極的に採り入れている件

次週のビルボードジャパンソングスチャート(11月24日公開(11月29日付))、非常に面白いことになりそうです。大接戦が繰り広げられる予感がします。

週の前半3日間を先ヨミとしてビルボードジャパンは記事化。フィジカルセールスではNEWS「未来へ」が首位に立っています。ダブルAサイドシングルは1曲のみにフィジカルセールスおよびルックアップ指標が加算されることから「未来へ」が首位候補の一角となっていますが、しかし木曜のオリコンデイリーシングルランキングではなにわ男子「初心LOVE」に首位の座を奪われています*1

ダウンロードはLiSAさんがフィジカルリリースしたシングルの表題曲のひとつ、「白銀」が先ヨミでトップに。フィジカルリリースも相俟って、ダブルAサイドのもう一曲でフィジカル関連指標が加算対象となる「明け星」もダウンロード数を伸ばし、さらにはフィジカルセールスでもNEWSとの差をわずかながらも日に日に縮めています。

ストリーミングの先ヨミでは優里「ベテルギウス」が2位以下に大差をつけており同指標連覇の可能性は高いと言えます。またNiziU「Chopstick」が3位につけています。

 

自分はビルボードジャパンソングスチャートの予測は行っていませんが、今回は予測する方にとってもかなりやり甲斐のある内容となっているのではないでしょうか。そして今回、上位を狙える位置にいる曲は様々な施策を行っています。テレビ出演を除き、その施策をチェックしてみます。

*1:オリコンについてはビルボードジャパンにはないデイリーランキングが存在することから、セールスのみのランキングは参考にしています。

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(追記あり) 今年の『NHK紅白歌合戦』出場歌手にみる、ビルボードジャパンソングスチャートとのやや大きな乖離

(※追記(17時00分):Official髭男dismの不出場について情報をいただき、その内容を追記しました。)

 

 

 

昨日、今年の『NHK紅白歌合戦』(以下、紅白)出場者が発表されました。

今年の紅白については、1ヶ月前に希望も込みで予想していました。

今回は現段階の出場歌手を踏まえ、私見を記します。

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