イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

【ビルボード最新動向】ラジオはサブスクに明るくなってほしい…桑田佳祐「SMILE~晴れ渡る空のように~」から考える

毎週木曜は、最新のビルボードジャパンソングスチャートから注目点を紹介します。

7月12~18日を集計期間とする7月21日公開(7月26日付)ビルボードジャパンソングスチャート(Hot 100)。BTS「Butter」が3位に後退、2位には2週連続で彼らの「Permission To Dance」が入り、そしてSnow Man「HELLO HELLO」がフィジカル指標初加算に伴い首位を獲得しました。

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「Permission To Dance」の初週チャート動向等を踏まえ、米におけるBTSの浸透度への私見や提案を記す

最新の米ビルボードソングスチャート、BTS「Permission To Dance」が初登場で首位を獲得しました。

BTSが首位を獲得すると、とりわけ世界中でSNSが盛り上がります。今回も、「Permission To Dance」の首位獲得がひと目で解るハッシュタグが登場しました(下記ツイート参照)。しかしながらその指標構成をみれば、厳しい物言いにはなりますが手放しで喜ぶことはできないと考えます。

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(訂正あり)【海外ビルボード】「Butter」から入れ替わる形でBTS「Permission To Dance」が米制覇、グローバルチャートも席巻

(※追記(8月31日):弊ブログにてこれまで、「Stay」の表記をザ・キッド・ラロイ feat. ジャスティン・ビーバーと記載しておりましたが、正しくはザ・キッド・ラロイ with ジャスティン・ビーバーでした。訂正してお詫びいたします。)

 

 

 

毎週火曜は、最新米ビルボードおよびグローバルチャートの速報をお伝えします。

 

現地時間の7月19日月曜に発表された最新7月24日付米ビルボードソングスチャート(Hot 100)では、7連覇を達成していたBTS「Butter」が7位に後退、一方でそのBTSによる新曲「Permission To Dance」が初登場で首位を獲得しました。

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この1年の洋楽ヒットの傾向や流行を伝える、先日のラジオ特集を振り返る

先日、とあるラジオ番組に出演する機会をいただきました。この番組では最近、若手DJが自身の好きな曲や歌手を積極的にプレゼンする機会が多く、好きなものを紹介する際の眩しさを目にし、刺激を受けたことで自分にも機会があれば...というのがきっかけ。許可を戴いたことで今回、この1年の洋楽ヒットの傾向や流行を伝えるという、このブログに沿うような企画を用意しました。

 

お送りした曲はこちら。

BTS「Butter」

② ハイエイタス・カイヨーテ「And We Go Gentle」

 (DJによる個人的なレコメンド)

③ オリヴィア・ロドリゴ「Good 4 U」

フリートウッド・マック「Dreams」(1977)

⑤ マネスキン「Beggin'」(2017)

⑥ シルク・ソニック「Leave The Door Open」

⑦ ノーマニ feat. カーディ・B「Wild Side」

⑧ デュア・リパ feat. ダベイビー「Levitating」(2020)

⑨ H.E.R. 「Bloocy Waters」

 (DJによる個人的なレコメンド)

 

それでは選曲理由等、解説していきます。

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トップカルチャーによるレンタル事業撤退への理解と、業界全体のレンタル事業継続を願うべく様々な提案を記す

怖れていた事態が起きた、というのが率直な私見です。なおこのブログでは主に音楽の話題を取り上げていることから、CDをメインに記載します。 

カルチュア・コンビニエンス・クラブTSUTAYAチェーンにおいて、最大のフランチャイズ加盟会社として、1都9県で蔦屋書店・TSUTAYAを74店舗展開しているトップカルチャーは15日、2023年10月期を目処にレンタル事業からの撤退を発表。

(中略)

売上高は2013年10月期をピークに減少傾向で、レンタル事業比率も縮小傾向。2018年10期には、レンタルの仕入原価が大幅に上昇し、営業損失に。レンタル事業の売上は、10年前と比べると35.9%まで減少。「時代のニーズに合っていない店舗フォーマットで、レンタル事業の売上高減少が急速」、「急速な収益力の低下」が起こっているという。

サブスクが台頭したことも影響しているでしょうが、個人的には記事における『2018年10期には、レンタルの仕入原価が大幅に上昇』という点が気になります。時代のニーズに合っていないと言われればそれまでですが、仕入原価の面が大きく影響したならばそれを検証する必要はあるはずです。

 

それにしても今思えば、昨年末に指摘したCDのレンタル解禁曜日統一措置が、事業撤退の予兆だったのかもしれません。

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松本隆トリビュートにおける歌手のセレクト&選曲からみえてきた、ある条件とは

松本隆 作詞活動50周年トリビュートアルバム 「風街に連れてって!」』が今週リリースされました。B'zの参加というトピックに驚きましたが、ベテランから川崎鷹也さん、YOASOBIのikuraこと幾田りらさんまでが揃った注目のコンピレーション作品と言えます。

 

さて、この企画について興味深いプレイリストが公開されています。

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YOASOBIに「Cry Baby」、「napori」そして「ツキミソウ」...以前紹介した作品の最新動向をチェック

7月3日の音楽特番で注目を集めたOfficial髭男dism「Cry Baby」、7月4日の配信ライブが多くの方に視聴されたYOASOBI。最新7月14日公開(7月19日付)ビルボードジャパンソングスチャートにおいて共に、その勢いが反映されました。作品および歌手の動向は以前から幾度か記載しています。

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