ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークによるユニット、シルク・ソニック「Leave The Door Open」の評判がとんでもないことになっています。
続きを読むカップリングもアルバム収録曲もデジタル解禁すればランクインは可能…3月22日付ビルボードジャパンソングスチャートをチェック
毎週木曜は、前日発表されたビルボードジャパン各種チャートの注目点を紹介します。
3月8~14日を集計期間とする3月22日付ビルボードジャパンソングスチャート(Hot 100)。KAT-TUN「Roar」が初登場で首位を獲得しました。
【ビルボード】KAT-TUN「Roar」196,322枚を売り上げ初登場総合首位、宇多田ヒカル「One Last Kiss」総合2位に初登場 https://t.co/1JYQtathE4 pic.twitter.com/zHhm8YTduZ
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2021年3月17日
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グローバルチャートやグラミー賞から、次回発表の日米ビルボードソングスチャートを予想してみる
ビルボードジャパンおよび米ビルボードチャートの具体的な予想は行っていない自分ですが、ある程度読み取るようにしています。その際参考にしているのが指標の定点観測であり、また普段行われないイベントが開催された後の動向も注視しています。
ビルボードジャパンにおいては、各指標の中間発表となる先ヨミ記事もそうですが、グローバルチャートが少なからず参考になります。
米ビルボードが昨年秋に開始した、200以上の地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングおよびダウンロードに基づくのがグローバルチャート。日本人歌手の作品も複数ランクインしていますが、日本での売上ならびに再生が数値の大半を占めます。トップ10入りするとなると日本で特大ヒットとなることが必須であり、また上位をキープするとなるとストリーミングに強くなければいけません。なお米ビルボードおよびグローバルチャートにおけるストリーミング指標には動画再生も含まれます。
米ビルボードによるグローバルチャート。
— Kei (@Kei_radio) 2021年3月16日
(世界200以上の地域におけるストリーミングおよびダウンロード指標で構成)
3月20日付 #Global200 100位以内のJ-Pop
(集計期間:3月5~11日)
・57→62位 #YOASOBI「#夜に駆ける」
・63位 (初登場) #宇多田ヒカル「#OneLastKiss」
(続く)
米ビルボードによるグローバルチャート。
— Kei (@Kei_radio) 2021年3月16日
3月20日付 #Global200 100位以内のJ-Pop (続き)
・66→69位 #Ado「#うっせぇわ」
・113→89位 #AwesomeCityClub「#勿忘」(最高位更新)
・81→95位 #優里「#ドライフラワー」
米ビルボードによるグローバルチャート。
— Kei (@Kei_radio) 2021年3月16日
3月20日付 #GlobalExclUS 100位以内のJ-Popの動向
(#Global200 からアメリカを除く)
(集計期間:3月5~11日)
・20位 (初登場) #宇多田ヒカル「#OneLastKiss」
・23→26位 #YOASOBI「#夜に駆ける」
・25→32位 #Ado「#うっせぇわ」
(続く)
米ビルボードによるグローバルチャート。
— Kei (@Kei_radio) 2021年3月16日
3月20日付 #GlobalExclUS 100位以内のJ-Popの動向 (続き)
・56→43位 #AwesomeCityClub「#勿忘」(最高位更新)
・38→49位 #優里「#ドライフラワー」
・50→53位 #YOASOBI「#怪物」
・49→69位 YOASOBI「群青」
・67→73位 #Eve「#廻廻奇譚」
今日発表される3月22日付ビルボードジャパンソングスチャートの前半4日分がこの3月20日付グローバルチャートの集計期間と被ります。ともすれば3月9日火曜に解禁された宇多田ヒカル「One Last Kiss」は映画の人気によりある程度海外でも支持されているのかもしれませんが、3月22日付ビルボードジャパンソングスチャートでは「One Last Kiss」の上位登場やAwesome City Club「勿忘」のさらなる上昇がうかがえる一方、優里「ドライフラワー」のポイント減も予想できます。「ドライフラワー」についてはYouTube公開のミュージックビデオを短尺版化したことがしばらく影響していくだろうことは想像に難くありません。
米ビルボードソングスチャート、次回3月27日付(日本時間の3月23日火曜発表予定)においてはグラミー賞の結果が少なからず影響を及ぼしそうです。賞についての私見は月曜夜にnoteに記載しました。
このグラミー賞でパフォーマンスされた、または受賞した曲についての動向を、ストリーミングとダウンロードの観点から追いかけてみます。ストリーミングは数値が可視化されている米Spotifyデイリーチャートの動向を、ダウンロードはビルボードジャパンによる下記記事掲載のMRCデータを参考にしています。
ダウンロードの動向については記事で全曲網羅されているわけではありませんが、特にBTS「Dynamite」の伸びが顕著となっています。一方でストリーミングをみると、たとえばカーディ・B「Up」は再生回数が前日割れを起こしており(これはグラミー賞当日、そして翌日においても同様)、またグラミー賞翌日に伸びている曲が多いとしてもその勢いは決して凄まじいものではありません。ただ、グラミー賞と決別したザ・ウィークエンドによる「Blinding Lights」が2日続けて前日割れを起こしていることを踏まえれば、ある程度の影響力があるというのがグラミー賞への見方と言えます。
3月27日付米ビルボードソングスチャート予想者からはこのようなツイートが。
"Up", "Drivers License", and "Leave The Door Open" are currently battling for #1 on next week's Hot 100.
— Talk of the Charts (@talkofthecharts) 2021年3月16日
Early look at next week's Hot 100 race: pic.twitter.com/WDEMBQC2Ib
— Talk of the Charts (@talkofthecharts) 2021年3月16日
最新3月20日付でトップ3を独占したドレイクは次週トップ争いから脱落する模様(最新チャートはこちらをご参照ください)。前週まで8連覇を達成し来年のグラミー賞の主役になるかもしれないオリヴィア・ロドリゴ「Drivers License」が返り咲くか、ドレイクに阻まれ4位発進だったブルーノ・マーズとアンダーソン・パークによるシルク・ソニック「Leave The Door Open」が上昇するか、それともカーディ・B「Up」が同曲初の首位を獲得するか。三つ巴の争いに注目しましょう。
ドレイクが米チャートトップ3独占、シルク・ソニックが3つのチャートでトップ10入り…3月20日付米ビルボードおよびグローバルチャートをチェック
米ビルボードソングスチャート、現地時間の3月15日月曜に発表された最新3月20日付ソングスチャート(Hot 100)。オリヴィア・ロドリゴ「Drivers License」の連勝記録を8で止めたのはドレイク「What's Next」でした。さらにドレイクは史上初となる初登場でのトップ3独占を果たしています。
.@Drake makes a historic #Hot100 start at Nos. 1, 2 and 3 simultaneously, thanks to "What's Next," "Wants and Needs" and "Lemon Pepper Freestyle." 💯 https://t.co/bYe0BOGlb2
— billboard (@billboard) 2021年3月15日
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カリ・ウチス、ギヴィオン…グラミー候補者による動画公開タイミングに注目
昨日は米ビルボードソングスチャートの見方について紹介しました。最後の方には、以前紹介したグローバルチャートについてのリンクもあります。
ここで用いた発表スケジュールおよび集計期間を踏まえれば、現在開催中のグラミー賞が反映されるのは3月27日付ということになります。
・トップ10速報発表:3月22日月曜(日本時間 3月23日火曜)
ストリーミング・ダウンロード集計期間:3月12日金曜~3月18日木曜
ラジオ集計期間:3月15日月曜~21日日曜
明日発表の3月20日付ではドレイクの『Scary Hours 2』収録3曲、そしてブルーノ・マーズとアンダーソン・パークによるユニット、シルク・ソニックによる「Leave The Door Open」が初登場予定。
「Leave The Door Open」はシルク・ソニックの懇願によりグラミー賞でのパフォーマンスが急遽決まりましたが、テレビ中継や受賞結果がチャートに反映されることから、ともすれば登場2週目におけるドレイクとシルク・ソニックの順位が逆転することもあり得るでしょう。
そんな中、グラミー受賞を機にさらに上昇するであろう作品を紹介します。
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