3月11日公開分(集計期間:3月2~8日)のビルボードジャパンソングチャートでは、前週首位に立ったSnow Man「オドロウゼ!」が12位へ後退。嵐「Five」が首位初登場を果たしています。
【ビルボード】嵐が「Five」で38作目の総合首位、レミオロメン「3月9日」が再浮上 https://t.co/sYjsqLwnEe
— Billboard JAPAN(ビルボードジャパン) (@Billboard_JAPAN) 2026年3月11日
・嵐「Five」、2026年度週間最多ポイントを獲得
3月4日水曜にデジタルリリース、翌日夜にミュージックビデオが公開された嵐「Five」については、ビルボードジャパンもハイライトと称した下記ポストを発信しています。
【今週のJAPAN Hot 100ハイライト】
— Billboard JAPAN(ビルボードジャパン) (@Billboard_JAPAN) 2026年3月11日
嵐、約5年ぶりとなる新曲「Five」
DL/ST/MVの3冠で総合首位✨
ダウンロードは直近5年で最多のDL数を記録!
ストリーミングは自身最多を更新し初の1位
ⒸStorm Labels Inc. https://t.co/uAMdbb9Uou pic.twitter.com/eCCjnpGNtp
「Five」はダウンロード、ストリーミングおよび動画再生の3指標で首位に。そして公表されている数値に注目です。
【ビルボード】嵐「Five」、12.3万DLでDLソング堂々の首位 グループによる初週DL数で歴代最多を記録 https://t.co/2ecWx2f6Zs
— Billboard JAPAN(ビルボードジャパン) (@Billboard_JAPAN) 2026年3月11日
嵐「Five」の初週ダウンロード数(123,601DL)は上記記事にあるようにグループとしての歴代最多記録を更新したのみならず、2020年10月28日公開分におけるLiSA「炎」(136,233DL)以来の数値となっています。

上記グラフはSnow Man「オドロウゼ!」がビルボードジャパンで首位、またグローバルチャートにも登場したことについて(3月5日付)にて掲載した分に、最新3月11日公開分を加えたもの。2026年度においてはSnow Man「オドロウゼ!」が前週96,042DLを記録していますが、嵐「Five」がさらに上回った形です。
【ビルボード】嵐、「Five」で自身初のストリーミング・ソング首位獲得 初の週間1,000万再生超えも達成 https://t.co/159abzTw7U
— Billboard JAPAN(ビルボードジャパン) (@Billboard_JAPAN) 2026年3月11日
また嵐「Five」はストリーミング再生回数も1千万回を超え、12,396,029回再生を記録しています。ストリーミング指標の基となるStreamimg Songsチャートでは「Turning Up」の4位(2019年11月13日公開分)が最高位だったことから、順位/再生回数の双方で自身の記録を塗り替える結果となりました。
(上記記事にて『嵐の楽曲が現在の“ストリーミングヒット”曲のひとつの基準となりうる「週間再生数1,000万回」の大台に乗った』と記載されていることに注目しています。ビルボードジャパンにとってのヒットの判断基準が、この表記からみえてくるのではないでしょうか。)
主要サブスクサービスにおける #嵐「Five」(#嵐_Five)の週間順位。
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ『imaoto on the Radio』) (@Kei_radio) 2026年3月10日
・Spotify 8位 (集計期間は3月5日木曜まで)
・Amazon Music 5位 (集計期間は3月7日土曜まで)
・Apple Music 1位 (集計期間は3月8日日曜まで)
・LINE MUSIC 2位 (集計期間は3月10日火曜まで)

上記ポストは最新3月11日公開分ビルボードジャパンソングチャートに即したストリーミング表から抜粋したもの(表は毎週土曜掲載の"CHART insightからヒットを読む"カテゴリーのエントリーにて貼付しています)。嵐「Five」の強さは、いずれのサブスクサービスでもヒットしているという点からも解るでしょう。
これらデジタル指標群の強さが、嵐「Five」の記録的な初週動向の背景にあります。ビルボードジャパンソングチャートにおける嵐「Five」のCHART insightをみると、紫で表示されるダウンロードがポイント全体のおよそ6割を占め、ストリーミング(青)も4分の1程度に。最終的に同曲は当週24,382ポイントを記録し、2026年度ビルボードジャパンソングチャートにおける週間最高ポイントを更新しています。




嵐「Five」は2025年10月1日公開分における米津玄師「IRIS OUT」(29,533ポイント)以来の水準に。「IRIS OUT」はフィジカルセールス指標が初加算されたことでポイントが3万近くに達していますが、前週の初登場時は21,892ポイントとなっています。
・嵐「Five」、グローバルチャートで上位初登場
嵐「Five」は米ビルボードによる最新3月14日付グローバルソングチャートのうち、Global 200で38位に初登場を果たしています。
3月14日付 #Global200 における日本の楽曲の動向。
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ『imaoto on the Radio』) (@Kei_radio) 2026年3月10日
(集計期間:2月27日~3月5日)https://t.co/SdjUqOxjX2
38位 (初登場) #嵐「Five」
95→155位 #米津玄師「IRIS OUT」
前週197位の #SnowMan「オドロウゼ!」は200位未満へ後退しています。
Global 200は世界200以上の国や地域における主要デジタルプラットフォームのダウンロードおよびストリーミングから構成されます(1月31日付以降YouTubeがデータ提供を取り止め中)。「Five」はリリースからわずか2日間でこの位置に到達し、またGlobal 200から米の分を除くGlobal Excl. U.S.ではトップ20入りを果たしています(Global Excl. U.S.は米ビルボード有料会員のみ閲覧可能のため10位未満の詳細な順位は紹介できません)。
2020年9月に始まったGlobal 200において嵐は「Whenever You Call」が同年10月3日付で51位、「Party Starters」が同年11月14日付で145位に登場しており、「Five」でキャリア最高位を更新。また次週は初の1週間フル加算となるため、先述した2曲が果たせなかった複数週200位以内登場なるかに注目です。
米ビルボードによるグローバルソングチャートについて解説した上記エントリーでは、『日本は海外よりも所有指標が強い(つまりは所有への意識が高い)ためにダウンロード指標が牽引する形でリリース週に上位進出を果たすことが可能』と記しつつ、『上位にて安定するためには高いストリーミングを維持することが重要』と紹介しています。ダウンロードは初動が大きい一方で安定は難しいため、ストリーミングが鍵を握ります。
・嵐「Five」は社会的ヒットに至るか
『週間単位での上位進出は好いことですが、ロングヒットし年間チャートにランクインする作品ほど真の社会的ヒット曲に成りやすいというのが音楽チャート分析者としての見方』です(『』内は2026年度第1四半期、ソングチャートを中心にビルボードジャパンの各種データ一覧表を掲載する(3月8日付)より)。
社会的ヒットと呼べる曲はビルボードジャパンソングチャートにおいて、ストリーミングが獲得ポイントの過半数を占めるようになります。初登場時は所有指標が強いためストリーミングの割合は高くありませんが、ロングヒットに至れば割合は徐々に変化。さらにロングヒットは年間チャートでの好成績にもつながります。嵐「Five」が社会的ヒットに至り、年間チャートで上位に進出するかが今後の注目点です。
他方、主要サブスクサービスのひとつであるSpotifyの動向からは、気になる点が浮かんできます。

上記は3月8日付までの8週分における日本のSpotifyデイリーチャート、上位曲(3月8日付で20万回以上再生された20曲)の推移を示したグラフですが、嵐「Five」はリリース日に768,957回再生という記録的な数値に至った一方で、翌日以降減少を続けています。この減少はグラフ掲載分以降、3月9日および10日付でも同様です。
(なお日本のSpotifyでは一日の区切りが午前9時頃とみられており、嵐「Five」はリリース前日となる3月3日付で416,829回再生を記録しています。)
日本のSpotifyでは平日よりも土日祝日の再生回数が伸びる傾向にあるため、嵐「Five」の推移は気になるところです。ただし初週はリリースへの待望度が強く反映され、今週以降は安定するかもしれません。
私たちから、お伝えしたいことがございます。
— ARASHI (@arashi5official) 2025年5月6日
活動休止してから、およそ4年半が経ちました。
私たちは休止前最後の1年、コロナの影響で皆さんの前でパフォーマンスをすることは叶いませんでした。… pic.twitter.com/VvVXAIwRVl
嵐は明日から始まるコンサートツアー、その最終日を最後に活動を終了します。コンサートツアー期間は歌手のストリーミングが伸びる傾向にあることから、期間中に「Five」の注目度が上昇し、ストリーミングが高位置で安定する可能性も十分考えられます。「Five」の今後の動向に注目です。