ソングチャートとアルバムチャートを合算した、ビルボードジャパンのトップアーティストチャート(Artist 100)について毎週"記事化"しています。掲載理由は下記エントリーをご参照ください。
ビルボードジャパンでは2025年度下半期の集計期間初週である同年6月4日公開分以降、ソングチャートおよびアルバムチャートのストリーミング指標においてリカレントルールを導入。Streaming SongsチャートおよびStreaming Albumsチャート(後者は未公表)を指標化する際、ソングチャートは総合100位以内に52週、アルバムチャートでは同26週ランクインした作品に対し、翌週以降減算処理を施します。
<3月11日公開分において新たにリカレントルール対象となった作品>
・ソングチャート
(該当曲はありません。)
・アルバムチャート
藤井風『Prema』(3月4日公開分 総合12位)
トップアーティストチャートでは、リカレントルール適用後のストリーミング指標が用いられます。
3月11日公開分のビルボードジャパントップアーティストチャート(Artist 100 集計期間:3月2~8日)は、HANAが2週連続で首位を獲得しています。

(3月11日公開分ビルボードジャパントップアーティストチャート、総合10位までにおける指標構成を示したCHART insightを上記に。こちらは有料会員が確認可能なもので、20位未満の指標順位も明示されています。なお、ビルボードジャパンでは有料会員が知り得る情報の掲載を許可しています。)
『HANA』のアルバムチャート2連覇が、HANAの歌手別チャートにも大きく寄与。所有指標はフィジカルセールスが2→9位、ダウンロードが3→5位と後退するもストリーミングが首位をキープ、動画再生も4→1位に上昇し、接触指標群の強さが見て取れます。ソングチャートではアルバム初出となる「ALL IN」がトップ10入りを果たしています。
そのソングチャートで「Five」が今年度最高となる週間ポイントを獲得し、首位初登場を果たした嵐はトップアーティストチャートでも66→3位に急浮上。接触指標群が好調で、ストリーミングが62→6位、動画再生が50→5位に急伸しています。
当週のアルバムチャートでは『ウラ嵐BEST 1999-2007』が43位、『Time』が79位、『5×20 All the BEST!! 1999-2019』が86位、『ウラ嵐BEST 2008-2011』が99位、『僕の見ている風景』が100位に、いずれも再登場。『5×20 All the BEST!! 1999-2019』を除き、いずれもストリーミング指標100位以内に登場していることに注目です。コンサートツアー開始もあり、予習復習の意味で新旧様々な曲に注目が集まっているとみられます。
歌手別チャートに話を戻すと、『二人称』がアルバムチャート2位に初登場したヨルシカが歌手別でも28→8位に上昇。ストリーミング指標はニューアルバムが2位発進、歌手別では25→8位となっています。本日開始のユニバーサルミュージックジャパン”#春うたベスト50”キャンペーン、第一弾CMにヨルシカの楽曲が使用されており、次週以降のチャート動向に注目です。
トップ10内再浮上は嵐やヨルシカのほか、King Gnuも11→10位に。一方で前週3位につけたAぇ! groupはアルバム『Runway』の登場2週目となる当週、アルバムチャートで2位から100位未満、トップアーティストチャートでは72位に大きく後退しています。前週はフィジカルセールスで20万枚以上の差をつけながらHANA『HANA』に総合で逆転されており、デジタル解禁およびデジタルヒットの重要性が解ります。
11位以下をみると、ブルーノ・マーズが25→19位、BLACKPINKが34→20位に上昇。前者は『The Romantic』、後者は『DEADLINE』が当週アルバムチャートで初の1週間フル加算となったことが影響しています。アルバムチャートでは順に10→8位、27→11位と推移しています。
<3月11日公開分トップアーティストチャート トップ10>
1位 (前週1位) HANA
2位 (2位) Mrs. GREEN APPLE
3位 (66位) 嵐
4位 (4位) back number
5位 (6位) M!LK
6位 (7位) ちゃんみな
7位 (8位) 米津玄師
8位 (28位) ヨルシカ
9位 (5位) Snow Man
10位 (11位) King Gnu