イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

(追記あり) もはや"一発屋"は早計…リル・ナズ・Xが2曲目の米ビルボードソングスチャート制覇を目前とした理由

(※追記(2024年1月13日5時10分):はてなブログにてビルボードジャパンのホームページを貼付すると、きちんと表示されない現象が続いています。そのため、表示できなかった記事についてはそのURLを掲載したビルボードジャパンによるポストを貼付する形に切り替えました。)

 

 

 

特大ヒットが生まれた後に"一発屋"や"あの人は今?"と揶揄されることは、これからの時代は減ることでしょう。SNSで自身の存在を示すことができますし、また今の時代はフィジカルセールスがなくともヒットが生まれ、またひとつのヒットが他の曲の勢いにも波及することから、一発屋と称するのは無理があるものと考えます。

 

ビルボードソングスチャートにて、ビリー・レイ・サイラス加勢効果も相俟って最長不倒となる19週連続首位を獲得した「Old Town Road」により、リル・ナズ・Xにも一時的に"一発屋"という称号が与えられそうになったかもしれません。

しかしこのリル・ナズ・X、新曲が次週のチャートを制する勢いです。

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「廻廻奇譚」「怪物」の新たな投入が他指標も刺激し浮上…4月5日付ビルボードジャパンソングスチャートをチェック

毎週木曜は、前日発表されたビルボードジャパン各種チャートの注目点を紹介します。

3月22~28日を集計期間とする4月5日付ビルボードジャパンソングスチャート(Hot 100)が3月31日に公開。Sexy Zone「LET'S MUSIC」がフィジカルセールス初加算に伴い初登場で首位を獲得しました。

(※なお今週より、ビルボードジャパンではチャートの日付を公開日ベースに変更しています。通常は3月31日公開分と記載すべきですがこのブログではしばらくの間、米ビルボードに倣い●月●日付と記載する予定です。)

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「One Last Kiss」「創造」「感電」…サブスク再生回数"初動以降右肩下がり型"の原因を考え、改善策を探る

本日午後、ビルボードジャパンが最新4月5日付ソングスチャートを発表します。首位はフィジカルセールス初加算となるSexy Zone「LET'S MUSIC」が間違いなく獲るものとして、気になるのは前週首位の宇多田ヒカル「One Last Kiss」の動向。世界200以上の地域における主要デジタルプラットフォームのダウンロードおよびストリーミング(動画再生含む)を集計した米ビルボードによる最新4月3日付グローバルソングスチャート(集計期間は3月19~25日)では、「One Last Kiss」がGlobal 200で40→97位、Global Excl. U.S.で14→33位と大きくダウンしており、ジャスティン・ビーバーの大量エントリーに押されたとはいえその動きは気掛かりです。

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ジャスティン・ビーバー feat. ダニエル・シーザー & ギヴィオン「Peaches」で首位を独占…4月3日付米ビルボードソングスチャートおよびグローバルチャートをチェック

ビルボードソングスチャート、現地時間の3月29日月曜に発表された最新4月3日付ソングスチャート(Hot 100)。ジャスティン・ビーバー feat. ダニエル・シーザー & ギヴィオン「Peaches」が初登場で首位を獲得しました。

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宇多田ヒカル「One Last Kiss」登場3週目の伸び悩みへの疑問…「廻廻奇譚」やYOASOBIと異なる点とは

最新3月29日付ビルボードジャパンソングスチャートで宇多田ヒカル「One Last Kiss」が首位を獲得しました。しかし登場2週目の勢いは、必ずしも良好とは言えないと考えます。

登場2週目におけるポイント前週比は65.8%。ダウンロードが前週比45.9%、ストリーミング再生回数が同88.3%と共に前週割れを起こしており、特にストリーミングにおいてはアニメ主題歌という立場が同じであるLiSA「炎」と大きく異なります(「炎」はCDセールス加算2週目でポイント前週超え…LiSAの勢いが凄まじい11月2日付ビルボードジャパンソングスチャートを掘り下げる(2020年10月29日付)参照)。

そして、登場3週目における動向についてみてみると、LiSA「炎」との勢いの差はよりはっきりしているのです。

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ラジオで音楽に触れることの意義とは

ラジオで音楽に触れることの意義を、あらためて考える機会をいただきました。

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『ミュージックステーション』でも特集された2021年桜ソングの復活と、最新チャートの動向

昨日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日)で、この20年間の桜ソングが特集されました。

昨年までリリースが下降気味だった桜ソングが2021年になって復活の兆しというのがその内容でしたが、自分が先月記した内容に近いのでは?とふと思った次第です。

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