最新8月20日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、アイナ・ジ・エンド「革命道中」が5位に上昇。同曲初のトップ10入りを果たすと共に、ソングチャートにおけるキャリア最高位を更新しています。
5位はアイナ・ジ・エンド「革命道中」がチャートイン。アニメ『ダンダダン』第2期OPテーマでストリーミング数が前週比138%に増加し、ダウンロード6位、ストリーミング7位、ラジオ28位、動画5位となった。なお本作は国外にも広がっており、日本からのストリーミングが約58%、アメリカが約7%、その他の国と地域が35%という結果に。昨年同時期のアイナ・ジ・エンドの楽曲は日本が約89%を占めていたため、「革命道中」をきっかけに、他国への広がりが加速しているようだ(ルミネイト調べ)。
【ビルボード】Number_i「未確認領域」が総合首位、アイナ・ジ・エンド「革命道中」が初のトップ10入り https://t.co/4mXwF0Xf54
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2025年8月20日
獲得ポイントも前週比133.6%と大きく伸びた「革命道中」については、動画公開効果が大きく波及しているものと捉えています。

(上記CHART insightは有料会員が確認可能なもので、20位未満の指標順位も明示されています(ビルボードジャパンでは有料会員が知り得る情報の掲載を許可しています)。)
アイナ・ジ・エンド「革命道中」は7月2日水曜に配信リリース。TikTokやラジオにて先行解禁されていた同曲は7月9日公開分のビルボードジャパンソングチャートで総合43位に初登場を果たしますが、ダウンロード(CHART insightでは紫で表示)が強く、またラジオ(黄緑)も上位に進出した一方でストリーミング(青)は加点されるも100位未満の状況でした。
アニメタイアップ曲(『ダンダダン』第2期オープニングテーマ)ということもあって翌週以降もダウンロードで強さを発揮し続ける「革命道中」は、登場2週目にストリーミング指標が33位に急伸。最新チャートに至る推移については、音楽ジャーナリストの柴那典さんによるコラムから確認することができます。
好調なチャート推移を支えているのがストリーミング数の伸びだ。Billboard JAPANストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”では51位→43位→41位→37位→20位と徐々に順位を上げ、2025年8月20日公開分では11位と、トップ10圏内をうかがう動きを見せている。
国内のみならず海外でも人気に火がつきはじめている。“Global Japan Songs Excl. Japan”チャートでは7月17日公開で7位にチャートイン。8月21日公開の最新週では2位と過去最高位を記録している。
(中略)
海外人気も高い『ダンダダン』第2期オープニング主題歌とあって、「革命道中」の反響は発表時から大きかった。5月にはTikTokで先行配信をスタートし、海外ユーザーによるダンス動画やアニメのコスプレ動画などの投稿が増加。7月3日に楽曲がリリースされると2週間でストリーミング再生回数は1,000万回を突破。さらに8月6日には<THE FIRST TAKE>の歌唱が公開され話題性はさらに広がった。
(中略)
さらに、『ダンダダン』と「革命道中」のコラボMVも公開。注目度は一層高まっている。
<コラム>「革命道中 – On The Way」がチャート大躍進中のアイナ・ジ・エンド、グローバルヒットの可能性を秘めた楽曲/ソロアーティストへの足跡を振り返る https://t.co/SbzFfqxTCO
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2025年8月21日
ビルボードジャパンソングチャートのストリーミング指標はStreaming Songsチャートに基づくもので、指標化後の順位は100位未満での初登場後33→30→29→25→14→7位と推移。この2週においては動画再生指標(CHART insightでは赤で表示)が6→5位と上位につけ、ストリーミング指標をフックアップしていることが読み取れるのですが、ここにはコラムにあるようにTHE FIRST TAKEの公開が影響したと捉えています。
ビルボードジャパンソングチャートではアレンジ等が異なる場合にはオリジナルバージョンにリミックス等は合算されませんが、動画再生指標においては公開動画に付番されたISRC(国際標準レコーディングコード)が同じならば合算されます。なおTHE FIRST TAKEの音源がデジタルリリースされた場合、動画再生指標の付番先はオリジナルバージョンからTHE FIRST TAKEの音源へ移行します。
(この合算基準については、日本と海外の最新チャートから浮かび上がる"合算する/しない"問題を踏まえ、改善策を再提案する(6月13日付)にて紹介した上で、グローバルチャートに即した合算基準への見直しをビルボードジャパンに対し提案しています。)
アイナ・ジ・エンド「革命道中」のTHE FIRST TAKEは8月6日に公開され、8月13日公開分のビルボードジャパンソングチャートに初加算。そのタイミングで同曲の動画再生指標は46→6位と急浮上しており、動画への高い関心が「革命道中」の注目度上昇につながったことは間違いないと考えます。
そして『ダンダダン』とのコラボレーション動画が公開されたことも、直接的にプラスに作用することでしょう。
注目は上記動画が、アニメ制作会社やテレビ局等ではなくアイナ・ジ・エンドさんの公式YouTubeチャンネルから公開されているということ。ISRCは音楽パートナーと位置付けられたYouTubeチャンネルでなければ付番できないため、歌手側チャンネルからの公開は動画再生指標獲得という点でも大きな意味を持ちます。この公開手法から、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」(2024 テレビアニメ『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』オープニングテーマ)のアニメコラボレーション動画を想起した次第です。
アイナ・ジ・エンド「革命道中」の『ダンダダン』コラボレーション動画は8月20日に公開されており、ビルボードジャパンソングチャートでは8月27日公開分以降に加点対象となります。また米ビルボードによるグローバルチャート(Global 200、およびGlobal 200から米の分を除くGlobal Excl. U.S.)では8月30日公開分にて初めて加算されます(グローバルチャートにおいて動画再生分はストリーミング指標に組み込まれます)。
Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」はコラボレーション動画、THE FIRST TAKEの順に公開し、Global Excl. U.S.のみならずGlobal 200におけるトップ10入りの原動力となっています。ともすればこの流れが「革命道中」と『ダンダダン』のコラボ動画でも生まれるかもしれず、先述したコラムの最後に柴那典さんが『おそらく今年を代表するグローバルヒットのひとつになるだろう』と述べたことに納得した次第です。
(なお、米ビルボードによるグローバルチャートにおいて日本の楽曲はGlobal 200よりGlobal Excl. U.S.のほうが順位が高くなる傾向にあります。)
実際、アイナ・ジ・エンド「革命道中」は、最新8月21日公開分のGlobal Japan Songs Excl. Japan(集計期間:8月8~14日)にて2位に浮上しています。このチャートは最新8月23日付Global 200(集計期間は同一)に基づき、日本市場分を除いた上で日本の楽曲を抽出したものです。
さらに、同アニメの第2期オープニング・テーマに起用されているアイナ・ジ・エンド「革命道中」が前週6位から2位にジャンプアップ。当週は『THE FIRST TAKE』での披露も話題となり、前週比144%を記録。自身初のトップ3入りを果たした。
【ビルボード】トシロウ(谷山紀章)「Hunting Soul」はじめ『ダンダダン』関連曲、グローバル・ジャパン・ソングスでトップ3独占 BABYMETAL/Corneliusが急上昇<8/22訂正> https://t.co/H0MBxKTZJQ
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2025年8月22日
Global Japan Songs Excl. JapanにおいてもTHE FIRST TAKE公開効果(初の1週間フル加算)が見て取れます。『ダンダダン』とのコラボレーション動画が加算される次週以降の動向に注目すると共に、「革命道中」がGlobal 200で200位以内にランクインするかが気になるところです。
2025年9月3日(水)リリース
— アイナ・ジ・エンド Official (@aina_THEEND) 2025年8月4日
新曲「#革命道中 - #OnTheWay」CDパッケージジャケ写公開!!
Art director : @LxLxBxC
Photographer : @elizabethmiyaji
アイナ・ジ・エンドとして初となるシングルパッケージのリリースとなります🌹
▼ご予約はこちらから▼https://t.co/oxxyhlBoGp… pic.twitter.com/zhhPquwnoU
アイナ・ジ・エンド「革命道中」は9月3日にフィジカルシングルとしてリリースされます。フィジカルセールスは米ビルボードによるグローバルチャート(やそれに基づくビルボードジャパンのGlobal Japan Songs Excl. Japan)では加算されませんが、ビルボードジャパンソングチャートでの勢いを高めるに十分な役割を果たすでしょう。またこのタイミングにて新たな施策を用意してくるかもしれません。

最新8月20日公開分ビルボードジャパンソングチャートで5位につけたアイナ・ジ・エンド「革命道中」は、しかしながら4位とポイントが3千以上離れている状況です。また来週以降もフィジカルセールスに強い作品が一時的にでも上位進出を果たすと考えられますが、「革命道中」がその中で如何にして勢いを高め、トップ5常連といえる状況にしていくか、グローバルの動向共々注目です。