イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

デジタル強化、またテレビ局の変化を促す意味でも、AKB48「Oh my pumpkin!」テレビ映像の公開は有効では

次回8月20日公開分のビルボードジャパンソングチャートで上位進出が見込まれるAKB48「Oh my pumpkin!」ですが、先行解禁したデジタルの加点が止まっていることについて昨日付エントリーで紹介しました。その際、以下の提案を記しています。

他方AKB48においては、そもそもデジタル(施策)をどれだけ意識しているのか、最新シングルまでの動向を確認した者として疑問を抱いた次第です。OG等の起用は話題性を高めながらも、デジタルにはほぼ反映されていないということを感じずにはいられません。スケジュールの都合かもしれませんが、それでもまずはミュージックビデオを用意しコアファンやライト層に訴求すべきだったのではと考えます。

実はこのミュージックビデオの代わりになるものについて、用意できたのではないかというのが私見です。その動画とは、テレビパフォーマンス映像を指します。

 

 

AKB48「Oh my pumpkin!」は前田敦子さん等のOGや、関連グループのメンバーも参加した20周年記念作品。それゆえ撮影スケジュールが十分確保できなかったのではと考え、昨日付エントリーにて記しました。一方でAKB48は、7月19日に放送された『音楽の日2025』(TBS)でこの曲を初披露しています。

ならば、この映像をTBSより貸与すれば好かったのではというのが今回の提案です。というのも最近、『CDTVライブ!ライブ!』でのパフォーマンス映像が歌手側のYouTubeチャンネルで公開されることが増えています。TVerでの公開終了後にYouTubeで公開というのが一般的な流れですが、歌手側のYouTubeチャンネルから発信されることでビルボードジャパンソングチャートにおける動画再生指標の加点対象となるのです。

具体例は上記記事をご参照ください(なお対象動画は公開が終了しています)。貸与期間は基本的に期限が設けられていますが、『音楽の日2025』のTVerでの公開は8月2日に終了している模様であり、ならばAKB48は「Oh my pumpkin!」の映像を貸与しミュージックビデオ公開までのいわば"つなぎ"として公開してよかったのではと考えます。もっといえばその公開に伴い、今作のOG等参加に気付く方が増えたのではないでしょうか。

 

無論この貸与は今からでもできるものと思われますが、AKB48は今週金曜放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日)にて「Oh my pumpkin!」を再度披露することから、テレビ朝日側に貸与を掛け合うことを勧めます。

"掛け合う"とやや強い言葉で記したのは、テレビ朝日側にTBSほど映像貸与の積極性はないと感じるため。もっといえば、『ミュージックステーション』はTVerや、テレビ朝日KDDIと合弁で設立したTELASAでも未配信を続けており、日本の音楽業界が海外に轟くためにはテレビ等エンタテインメント業界が映像発信に積極的にならなければならないと考える者として、貸与(交渉)が風穴を開けるきっかけに成り得ると考えるためです。

 

テレビパフォーマンス映像のYouTube発信については上記エントリーにて提案を記しています。

リンク先では『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか)における積極的な動画発信と、一方で短期間での削除といういわば矛盾した状況を紹介していますが、これは今年初開催となったNHK総合の長時間音楽特番『MUSIC GIFT 2025 ~あなたに贈ろう 希望の歌~』(8月9日放送)でも同様といえます。NHKプラスでの見逃し配信は終了し、またブログ執筆時点でYouTubeに掲載されているショート動画も早々に削除されることでしょう。

 

 

海外ではテレビ番組や音楽賞でのパフォーマンス映像が歌手側公式YouTubeチャンネルから発信されることが多く、音楽チャートに影響を与えることは少なくありません。日本でも『CDTVライブ!ライブ!』等の映像を同様の形で公開することでその影響は少なからずみられます。音楽チャートを意識しデジタルを強化する、そしてテレビ局の意識を変える契機と成る意味でも、AKB48側の映像借入および公開を願うばかりです。