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旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

演歌歌謡曲界で異例のヒット…モナキ「ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど」における、今後の課題

このブログで以前採り上げたモナキ「ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど」が、最新5月13日公開分のビルボードジャパンソングチャートにて5週連続で100位以内に登場しています。

(上記CHART insightは有料会員が確認可能なもので、20位未満の指標順位も明示されています(ビルボードジャパンでは有料会員が知り得る情報の掲載を許可しています)。また、以下に紹介するCHART insightも同様に、有料会員が確認可能なものとなります。)

 

演歌歌謡曲ジャンルの曲が複数週チャートインするのは異例といえます。

モナキ「ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど」における”異例”については、同曲と昨年以降リリースの演歌歌謡曲におけるCHART insight(下記エントリーにて紹介)を比較すると、よく解ります。

その後、前週のビルボードジャパンソングチャートではSHOW-WA & MATSURI「ジューンブライド」が初週17万枚近いフィジカルセールスに伴い総合5位初登場を果たしましたが、翌週は100位未満に急落。CHART insightにおける累計ポイント構成比からも解るように、ストリーミング(青で表示)や動画再生指標(赤)はモナキ「ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど」で加点された一方、「ジューンブライド」は未加点となっています。

 

 

さて、現在の演歌歌謡曲界は今もフィジカルセールス重視という姿勢が根強いものと考えます。この点は、MUSIC AWARDS JAPANの演歌歌謡曲部門におけるノミネートにも踏襲されているといえるでしょう。

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(画像はMUSIC AWARDS JAPANの公式Xアカウントより(ポストはこちら)。)

来月行われるMUSIC AWARDS JAPANのうち別日に開催される演歌歌謡曲部門では、『オリコンの年間シングルランキングの3指標(CD、ダウンロード、ストリーミング)にUSEN 年間HIT 演歌/歌謡曲ランキングのデータを加えたアワードオリジナルチャート』を基に、会員による投票を行わずに受賞曲を決めるというシステムが採られています(最優秀演歌・歌謡曲楽曲賞 | MUSIC AWARDS JAPANにて『』内等の規定が掲載)。

ビルボードジャパンとオリコンとではフィジカルセールスに関するデータが異なるものの、ビルボードジャパンではSHOW-WA & MATSURI「僕らの口笛」が2025年6月25日公開分にて初週95,341枚のフィジカルセールスを記録しており、USENの動向で状況が覆らない限り同曲が受賞する可能性は高いでしょう。

 

一方で、2026年5月18日午前5時半段階におけるSpotifyの再生回数は、SHOW-WA & MATSURI「僕らの口笛」が215,383回、同「ジューンブライド」が62,963回に対し、モナキ「ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど」が2,201,221回と大きく引き離しています。なおモナキは、同曲のフィジカルシングルカップリングである「こんなもんじゃねぇ」が153,250回、「ねがい」が108,509回を、それぞれ記録しています。

演歌歌謡曲のSNSを介したヒットは異例ながら、そのヒットがフィジカルシングルのカップリング曲にも少なからず波及している状況からはモナキ自体の人気の高まりがみえてきます。そしておそらく、広く世間にはMUSIC AWARDS JAPAN演歌歌謡曲部門ノミネート曲やSHOW-WA & MATSURI「ジューンブライド」以上に、モナキ「ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど」が認知浸透しているのではないかと考えます。

 

 

さて、モナキ「ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど」のCHART insightをあらためて確認すると総合チャート(棒グラフで表示)は右肩下がりとなっており、今週にも総合100位未満に後退するかもしれません。仮にそうなったならば、同曲は演歌歌謡曲界ではロングヒットしていてもジャンル全体ではそうと言い難いというのが厳しくも私見です。メディア露出やイベント出演が目立つ中、新機軸を打ち出す必要があると考えます。

モナキのスケジュール(SCHEDULE|モナキ|モナキオフィシャルサイト|モナキファミリークラブ参照)等をみると、テレビ出演はあってもテレビでパフォーマンスした形跡は見当たりません(イベントでのパフォーマンス映像は情報番組等で流れているものと思われます)。こちらの認識誤りならば申し訳ないのですが、ともすれば今後はテレビパフォーマンスを主軸に、認知浸透を図っていくことが重要となるでしょう。

その点にて、演歌歌謡曲を中心にお送りする『新・BS日本のうた』(NHKBSプレミアム4K・NHK BS 日曜19時30分)にモナキが登場することを、興味深く感じています。放送日は不明ながら、ともすればこの収録や放送前後にテレビパフォーマンスの機会を増やしていくかもしれません。特に地上波でのパフォーマンスは音楽チャートの上昇とリンクしやすいため、その点を踏まえたチャート動向の変化に注目していきます。