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旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

HANA「Blue Jeans」が好調…次回のビルボードジャパンソングチャートにおける注目点とは

次回7月23日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、HANA「Blue Jeans」の首位初登場が見込まれます。

HANA「Blue Jeans」は7月16日水曜にフィジカルリリースされ、その2日前である7月14日月曜にデジタル先行で解禁。この曲が、次回のビルボードジャパンソングチャート(集計期間:7月14~20日)における集計期間前半3日間の速報値で好調に推移しています。フィジカルセールスでHANA「Blue Jeans」を上回る2作品はデジタルで強くないことから、次回の総合ソングチャートで「Blue Jeans」が制する可能性は高いでしょう。

『そして、HANAの2ndシングル『Blue Jeans』は37,002枚で3位を走行中』

『GfK/NIQ Japanによるダウンロード・ソング売上レポートから2025年7月14日~7月16日の集計が明らかとなり、HANA「Blue Jeans」が10,548ダウンロード(DL)を売り上げて現在首位を走っている。』

『GfK/NIQ Japanによるストリーミング再生回数レポートから、2025年7月14日~7月16日の集計が明らかとなり、HANA「Blue Jeans」が6,908,842回で首位を走っている。』

 

HANAはフィジカル初のシングル「ROSE」において、デジタル初加算週およびフィジカルセールス初加算週の二度に渡りビルボードジャパンソングチャートを制しています。

本作はBMSG×ちゃんみなガールズグループオーディション『No No Girls』から誕生した7人組ガールズグループHANAのメジャーデビュー曲。初週売上は、12,870DLでダウンロード2位、8,781,853再生でストリーミングも2位、ラジオ17位、動画1位を獲得し、首位デビューを飾った。

「ROSE」においてはデジタルリリースが水曜、またフィジカルリリースがデジタルリリースの3週後というスケジュールゆえ今作との単純比較はできませんが、「ROSE」初登場時の動向を踏まえれば「Blue Jeans」がダウンロードやストリーミングで「ROSE」を超えることは確実でしょう。そこにフィジカルセールスが加わるほか、ラジオにおいても露出を増やしています。

加えて、HANA「Blue Jeans」ではミュージックビデオのほか、7月16日水曜にはTHE FIRST TAKEにて同曲のパフォーマンス映像が公開。この映像が動画再生指標を押し上げることは間違いないはずです。

 

HANAの所属事務所を傘下に持つBMSGでは、BE:FIRSTがデジタル/フィジカルの同週リリースに伴いビルボードジャパンを制することが多く、HANAは今作「Blue Jeans」で同様のスケジュールを用いています。

加えてHANAはソニーミュージックの所属であることから、同レコード会社が運営する(と思しき)THE FIRST TAKEにて最良のタイミングで新曲公開できたのではというのが私見。この点は一昨日のエントリーで紹介していますが(→こちら)、さらにHANAは今夏の地上波長時間音楽特番で最多タイとなる5番組に登場し(出演者一覧は下記参照)、一昨日にはテレビ朝日で「Blue Jeans」を披露したこともチャートに影響を与えるでしょう。

 

 

HANA「Blue Jeans」は上記ポストの発信以降も日本のSpotifyでデイリー再生回数を伸ばし、最新7月18日付では同曲最多の460,638回を記録しています。仮に50万回を超えるならば、2月22日土曜付におけるサカナクション「怪獣」(512,455回)以来となります。

先述したビルボードジャパンによるストリーミング速報記事を踏まえて1千万回超えに挑むとポストしたのですが(→こちら)、既にその数値を上回るのは確実です。それ以上に次回のビルボードジャパンソングチャートにおいて、BE:FIRST「GRIT」が6月4日公開分で記録した今年度最多となる16,398ポイントをHANA「Blue Jeans」が上回るか、注目しています。