(※ 本日午前7時の時点にて、米ビルボードが最新ソングスチャート速報を発信していません。発表され次第、ブログでも取り上げます。)
9月4日に開催された藤井風さんの無観客配信ライブをメディアが採り上げる機会は多く、一昨日は『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日)で密着およびインタビューの模様が放送されました。
今夜の #関ジャム は…
— 関ジャム完全燃SHOW(テレビ朝日) (@kanjam_tvasahi) 2021年10月3日
【なぜ伝説に❓音楽史に残るライブ11選✨】
★ #本間昭光 #DJ松永 が国内外の伝説的ライブをセレクト‼️
★ #GLAY #COMPLEX #忌野清志郎 #マライア …音楽史に語り継がれる伝説のライブが続々👑
★さらに #藤井風 が初登場✨無観客ライブに密着&ライブ直後のインタビューも‼️ pic.twitter.com/FpQBFoalh4
各ニュース番組もこぞって取り上げた無観客ライブですが、昨日はNHKがライブ当日の模様を取り上げた番組を放送するとアナウンスしています。自分はこの動向から、藤井風さんの『NHK紅白歌合戦』(以下、"紅白"と記載します)への出場は当確ではないかと捉えた次第です。
これで #NHK紅白 の出場が確実になった、というのが私見です。 https://t.co/epaAxbs6Rn
— Kei (@Kei_radio) 2021年10月4日
5月にリリースした「きらり」はCMソング起用の影響もあり大ヒット。ビルボードジャパンソングスチャートで2位に初登場して以降、最新9月29日公開(10月4日付)まで21週連続で16位以上をキープ。トップ10在籍は通算10週となり、獲得ポイント数は11万7千を突破しています。今年度10万ポイントを超えたのは20曲以上あり、「きらり」はその一角に加わっているのです。
大ヒット曲の登場のみならず、紅白には"NHKへの貢献度"もまた、出演の大きな要素になるものと考えます。
実は、出場歌手の選考基準は公式サイトでも紹介されている以下の3つがあります。
(1)今年の活躍
(2)世論の支持
(3)番組の企画・演出
※「第71回NHK紅白歌合戦」公式サイト 選考についてより(https://www.nhk.or.jp/kouhaku/artist/description.html)
昨年の紅白出場歌手のチャート成績面から紅白どちらが勝利するかについて、大晦日にNumberWebに寄稿した記事の冒頭にて紅白の選考基準を紹介しています。今年の活躍という項目において、紅白がビルボードジャパンの総合チャートを参考にしていることは間違いないと考えていますが、(3つの項目にはないものの)NHKへの貢献もしくは番組出演もまた、大きな要素となっているものと捉えています*1。
その意味で、特別番組の用意が藤井風さんの紅白出演に現実味を帯びさせたことは間違いありません。
また、和田アキ子さんの動向にも注目です。
上記は一昨日、NHKBSプレミアムで放送された『新・BS日本のうた』のラインアップ。埼玉県の秩父宮記念市民会館で9月16日に収録されたこの番組で、和田アキ子さんが5年ぶりの復帰を果たしています。
和田アキ子さんといえば、フレデリックが手掛けた移籍第一弾作品となる「YONA YONA DANCE」がTikTokを機にヒット。ビルボードジャパンが金曜に発表するTikTok週間楽曲ランキングでは14位(集計期間:9月6-12日)に登場後、7→5位と推移しています。最新チャートは下記に。
【TikTok週間楽曲ランキング】natsumi「イージーゲーム (feat. 和ぬか)」が2連覇 ケイティ・ペリーの楽曲がリバイバルか https://t.co/SIdjCWYsZe pic.twitter.com/GDiEqnjsdJ
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2021年10月1日
『新・BS日本のうた』では「YONA YONA DANCE」は披露していないものの、5年ぶりの出演というだけでもNHKへの貢献度に少なからず関わってくるものと考えます。和田アキ子さんは2015年まで紅白に出場していましたが、『新・BS日本のうた』とインターバルが重なるようにみえるのは自分だけでしょうか。
【#イマオト ブログ更新】
— Kei (@Kei_radio) 2021年9月23日
TikTokを機に、#和田アキ子(@wadasoul2015)「#YONAYONADANCE」がヒットの兆し。#フレデリック(@frederitter)提供曲が注目を集めています。
同曲で #NHK紅白(@nhk_kouhaku)に復帰なるかの記事も登場。ブログではチャート面から復帰について考えます。https://t.co/Bu2aktjrnv
先月下旬、「YONA YONA DANCE」のビルボードジャパンにおけるチャートアクションを踏まえた紅白復帰の可能性について言及しました。当時の結論は『ビルボードジャパンソングスチャート100位以内に登場することが必要』であり、総合100位以内に『2週以上ランクインすればより有利となる』というものでしたが、最新チャートではどう推移したでしょうか。
9月29日公開(10月4日付)では「YONA YONA DANCE」は総合100位以内にランクインしていません。動画再生が20位以内、ラジオが100位以内に登場、そしてダウンロードが初の100位以内エントリーを果たした一方、サブスク等を基とするストリーミング指標は300位以内に達しておらず加点対象となっていません。
動画の概要欄にはストリーミングおよびダウンロードのリンクが貼られていることから、和田アキ子さん側が"気になったらサブスクで聴いて"と訴求することも必要だと考えます。それがストリーミング指標初の加点につながり、「YONA YONA DANCE」での紅白復帰をたぐり寄せることにつながるのではないでしょうか。