イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

7m!n「JOY!」、フィジカルセールス加算2週目における売上枚数が判明したことについて

先週土曜のブログエントリーにて、7月30日公開分ビルボードジャパンソングチャートで8位に初登場した7m!n「JOY!」が翌週のチャートにて構成全指標300位未満に伴いチャートから消えたことをお伝えしました。

一方、昨日発表されたビルボードジャパンのTop Singles Salesチャート(フィジカルセールス指標の基となるチャート)では「JOY!」が3位にランクイン。明日発表される8月20日公開分のソングチャートでは再度カウント対象となることが明らかになりました。

 

さて、気になったのは7m!n「JOY!」におけるフィジカルセールスの推移です。

Top Singles Salesチャートから、初登場時となる8月6日公開分では63,215枚を売り上げていることが解ります。また上記記事より8月20日公開分にて12,594枚を記録し、累計セールスが75,816枚であることが判明。それらから、8月13日公開分における「JOY!」のフィジカルセールスは7枚であると判断可能です。

(なおビルボードジャパンは、Top Singles Salesの記事やチャート一覧にて『累計推定売上枚数』という表現を用いています。)

これを踏まえれば、8月13日公開分にてフィジカルセールス指標300位未満となり加算対象外となること、また他指標も300位以内に達せずビルボードジャパンソングチャートから消えたことは納得できます。しかしながら7m!nは発売記念のリリースイベントを各地で開催しており、その状況下でここまでの谷間が生まれたことを興味深く感じるのです。

 

7m!nのリリースイベントについては、下記ポストにて8月のスケジュールが公開されています。

これをみると、8月13日公開分の集計期間となる8月4~10日においてはイベントが開催されておらず、8月11日以降を集計期間とする8月20日公開分のTop Singles Salesチャートにおいては再開後のイベントに伴う売上が加算されていると想起可能です。

 

リリースイベントにおいては、『イベント当日、イベント会場販売ブースにて、対象商品を全額内金にてご購入の方に、「優先観覧エリア入場整理券」1枚(お一人様1枚とさせて頂きます)とご購入分の特典会参加券をお渡しいたします』とあります(7m!n 1st single 『JOY!』発売決定!&リリースイベント開催決定! – 7m!nオフィシャルサイト(5月14日付)より)。対象商品とは「JOY!」通常盤を指すことから、イベントとフィジカルセールスが連動するのは自然といえます。

一方で7m!nは8月3日にアルバム『Re:7m!n』を配信リリースしていますが、このリリースを機にフィジカルシングル購入に至る方が8月4~10日の期間には多くなかったと捉えることも可能でしょう。「JOY!」の取扱がたとえばタワーレコードには見当たらないことも、登場2週目における急落につながった一因かもしれません(タワーレコード内アーティストページはこちら)。

 

ビルボードジャパンにおいてはフィジカルセールス週間50位の売上枚数が600枚前後で推移しており、それを踏まえれば7m!n「JOY!」の2週目における急落を理解できると捉える方もいらっしゃるかもしれません。

ただそれでも、登場2週目におけるフィジカルセールスがここまで低くなることはあまり記憶になく、流通の充実もさることながらある程度の週間セールスを確保することは必要と考えます。「JOY!」では配信先行というスケジュール施策を実施していることから、フィジカルリリースまでに話題性や認知度を高め、フィジカル購入(に至るコアファンの醸成)につなげることが必要ではないでしょうか。