今年のグラミー賞については様々な見方があり、否定的な声も目立ちます。批判は毎年の様に起こることではありますが。
高橋芳朗と宇多丸 2019年グラミー賞を振り返る https://t.co/kPsXwvtL3T
— みやーんZZ (@miyearnzz) February 15, 2019
今年のグラミーはなんとなくいままでの批判にお茶を濁した感があるけど、来年どうなるか。あっさりアデルあたりが新しいアルバム出して全部かっさらっていく元の木阿弥状態を予想。
書き起こし職人のみやーんさんが触れたのは、『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ 月-金曜18時)で今週水曜に音楽ジャーナリストの高橋芳朗氏がお送りしたグラミー賞総括のまとめを踏まえてのものかと。この日の放送を生で聴くことが出来なかった自分は、翌日確認の上で感じたこと(番組で述べられたヒップホップの冷遇についての違和感や、グラミー賞側への取材依頼)を連投ツイートしていますので、こちらにも。
自分が木曜午前にツイートしたきっかけとなった、今週水曜の #utamaru 放送回をみやーんさんが文字起こししています。自分のツイートは https://t.co/VFL2p2oBxl 以降連投。
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) February 15, 2019
【多様性と包括性】をグラミーが今年示した以上、どんな結果も"多様性"故なのだと次年度捉える必要があるのでは?と考えます https://t.co/WgUaCXGhUD
チャイルディッシュ・ガンビーノ「This Is America」がヒップホップでは初めて最優秀レコード賞および最優秀楽曲賞を獲った作品となりました。その際たしか、主要4部門でヒップホップが受賞したのは2004年のアウトキャスト以来と述べられていましたが… #utamaru
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) February 14, 2019
また、ドレイクのスピーチに言及し、グラミー賞非難とも取れる内容を伝えた直後に何らかの理由でCMへ…と伝えています。たしかにこのCM入り込みは不可解です。ただ、ドレイクは本来出席もボイコットしていたのでは?(ゆえに受賞時、登壇前にいた場所はステージ脇でした) #utamaru
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) February 14, 2019
それと、今回ビヨンセとのコンビ作で受賞したジェイ・Zが、そのアルバムの中でグラミー賞を痛烈に非難した件ですが…昨年の『4:44』はケンドリック・ラマー『DAMN.』に全敗しているわけで、グラミーを責めるのは違うよと。放送ではケンドリックが上回ったことを伝えてほしかったですね#utamaru
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) February 14, 2019
獲れなかったのはまたも残念ですが、彼が出席を拒んだ理由がヒップホップ冷遇への反対ゆえなのか?と思う自分がいます。無論誇りを持って制作したサントラであれど、次のオリジナルアルバムでこそ勝負をかけたいと思ったのでは…これも強い私見ですが #utamaru
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) February 14, 2019
グラミー賞では、ノミネート曲ではなく最新曲が披露される傾向にあります。「Money」は最新曲であり、今月ようやくCDリリースされるアルバムに収録される可能性も。不信感が強まった等と言うだけより、どこかひとつのメディアでいいので尋ねてフィードバックしてほしかったですね #utamaru
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) February 14, 2019
なので、最優秀新人賞以外の主要3部門を順当と位置付けるならば、グラミー賞が【多様性と包括性】を開催前からテーマに掲げておりそれが賞の方向性を変えた…と伝えたほうがより分かりやすかったのかもしれません。尤もこれは放送で言っていたことの行間を読めば理解出来るかもしれません #utamaru
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) February 14, 2019
追記。グラミー賞に確認すべき点もう一つ。【ドレイクのスピーチの途中でCMを入れたのは何故か】…これを聞かないと、グラミー賞がドレイクのスピーチに怒ったかどうか、判別出来ないのでは。スピーチが長いと早く終わらせるよう賞側が急かすことは往々にしてありますし #utamaru
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) February 14, 2019
このような意見もあるということを知っていただければ幸いです。
さてこの1週間、グラミー賞に関連した新作が相次いでリリースされていますので紹介。
カーディ・B ❌ブルーノ・マーズ
— ワーナーミュージック・ジャパン洋楽 (@wmj_intl) February 14, 2019
先日グラミー賞にて女性ソロ初の「最優秀ラップ・アルバム賞」を受賞したカーディ・Bが、昨年のグラミーで7部門受賞を果たした「音楽界の至宝」ブルーノ・マーズと再び共演✨✨
今週金曜日に新曲リリースです💫#twogrammywinningartist pic.twitter.com/YPVVzwmQQm
・カーディ・B & ブルーノ・マーズ「Please Me」
ブルーノ・マーズ feat. カーディ・B「Finesse (Remix)」および前回のグラミー賞で主役となったブルーノふたたび! これが実に素晴らしい90'sミッドR&Bなのです。下記は音楽評論家の林剛氏のツイートですが、音楽に造詣が深い方が次々に興奮するくらい、この曲のきらびやかさ&セクシーさが本物であるということがよく解ります。そして。
つまり、アートフォームまでは否定できないということですね。
— RIN-GO (@hystys) February 15, 2019
否定出来ないし、また否定してはいけないと思います。
『24K Magic』からの流れを見事に引き継いだ「Please Me」ですが、果たしてCD化されるのでしょうか。カーディ・Bの、女性では初となるグラミー賞最優秀ラップ・アルバム賞受賞作『Invasion Of Privacy』が今月ようやくCD化されますが、同賞受賞式で披露された「Money」およびこの曲が収録されるかは不明。
・アリシア・キーズ「Raise A Man」
グラミー賞司会を務めたアリシア・キーズが、久々の新曲“Raise A Man”をサプライズ・リリース! 最優秀R&Bソング賞に輝いたエラ・メイ“Boo’d Up”を手がけたロランス・ダプスンがプロデュースで参加、ザ・ドリームも関与した、6分以上に及ぶバラード。 [audio] https://t.co/S3S8X9leuP pic.twitter.com/eQFtTWOZiB
— bmr (@bmr_jp) February 11, 2019
今年のグラミー賞、司会を担当したアリシア・キーズの新曲は、2分台も出現する近年のヒット曲とは一線を画す、6分台の大作。アリシアは2002年(第44回)のグラミー賞で最優秀新人賞等を獲得しているのですが、その時のライバルのひとりが今週アルバムをリリース。
・インディア・アリー『Worthy』
インディア・アリーが、オリジナル・スタジオ・アルバムとしては5年以上ぶりとなる新作『Worthy』を発売、誰でも全曲フル試聴可! 9年半以上ぶりにアダルトR&Bチャートでトップ10入りした“That Magic”などを収録。 [NEWS] https://t.co/m0KTa3F8UC pic.twitter.com/wXFERMG9Mx
— bmr (@bmr_jp) February 15, 2019
アリシア・キーズ、インディア・アリー共にグラミー賞のタイミングでリリースしてくるのは嬉しいですね。カーディ・B & ブルーノ・マーズも含め、次週以降のチャートアクション等が楽しみになってきました。