イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

2021年3月の私的トップ10ソングス、選びました

昨年1月からはじめている【私的トップ10ソングス+α】企画、今回は2021年3月分です。前の月にリリースされた曲を中心に、しかしその縛りは出来る限り緩くした上で選んでみました。ミュージックビデオ等動画がない曲は巻末のプレイリスト(Spotify)でチェックしてみてください。

過去の私的トップ10ソングス、および2020年上・下半期の邦楽ベストソングスについてはこちらに。ちなみに個人的に毎回チェックしているプレイリストは現時点において主に、New Music WednesdayNew Music Friday JapanNew Music FridayおよびMonday Spinとなっています。

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岩橋玄樹さん脱退後、King & Prince「シンデレラガール」再浮上するも100位以内復帰ならず…その理由を考える

最新4月7日公開(4月12日付)ビルボードジャパンソングスチャート、フィジカルセールス指標で目立った動きをみせたのがKing & Princeの初期作品群でした。

トップ10外ではあるが、2018年5月23日に発売されたKing & Princeのデビュー・シングル『シンデレラガール』と同年10月10日リリースの2ndシングル『Memorial』が、それぞれ前週比アップで、2,135枚、1,331枚を売り上げた。両作品に参加している岩橋玄樹は、2018年11月より活動休止していたが、3月31日をもってグループを脱退し、新しい道に進むことを発表している。

「シンデレラガール」はフィジカルセールス指標16位、「Memorial」は同28位へ浮上。最新4月7日公開ビルボードジャパンソングスチャートの集計期間は3月29日~4月4日であり、3月末日にメンバーの岩橋玄樹さんが脱退したことが大きなきっかけになっていることは間違いないでしょう。

しかしながら2曲とも、複合指標を合算した総合チャートで100位以内に復帰することはできませんでした。

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4月、海外歌手とのコラボレーションが続々登場…日本の歌手はこの機会を活かしてほしい

先月の私的ベストソングスを近日中に掲載する予定ですが、2月のトップ20(こちらをご参照ください)に選んだアメリカのバンド、ミシェルによる「FYO」に新たなバージョンが登場。なんとCHAIを迎えているのです。

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LiSA「炎」が遂にトップ10陥落…ポイントがほぼ右肩下がりとなった3つの理由とは

最新4月7日公開(4月12日付)ビルボードジャパンソングスチャートではLiSA「炎」が12位に後退。昨年10月21日公開(10月26日付)チャートで首位に登場後、通算8週首位の座に立ったこの曲がトップ10内連続エントリーを24週で終えています。

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この「炎」の動向を詳しくチェックすると、見えてくるものがあります。

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YOASOBIのプロモーションの巧さに刮目せよ…4月7日公開(4月12日付)ビルボードジャパンソングスチャートをチェック

毎週木曜は、前日発表されたビルボードジャパン各種チャートの注目点を紹介します。

3月29日~4月4日を集計期間とする4月7日公開(4月12日付)ビルボードジャパンソングスチャート(Hot 100)、NiziU「Take a picture」が初登場で首位を獲得しました。

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ビルボードジャパンのTwitter指標から見えてくる特徴、そして総合順位との乖離という課題をどう克服すべきか

動画の興隆を機に、昨年以降ブレイクを果たした歌手は数多く存在します。YOASOBIについては幾度となくブレイクの理由が分析され、また今月4日にはAdoさんや優里さんに関するコラムが掲載。後者については以前ここで取り上げています。

ざっくりまとめるならば、SNSでのエンゲージメントの確立や接触指標の強みがブレイク歌手の特徴と言えますが、その一方でビルボードジャパンソングスチャートを構成する8指標においてそこまで強くないかもしれない指標が存在します。それがTwitterです。

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リル・ナズ・X「Montero (Call Me By Your Name)」が米制覇&グローバル2位発進…4月10日付米ビルボードソングスチャートおよびグローバルチャートをチェック

ビルボードソングスチャート、現地時間の4月5日月曜に発表された最新4月10日付ソングスチャート(Hot 100)。前週初登場で首位を獲得したジャスティン・ビーバー feat. ダニエル・シーザー & ギヴィオン「Peaches」は2位へ後退、リル・ナズ・X「Montero (Call Me By Your Name)」が初登場で首位の座に就きました。

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