イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

=LOVEとM!LK、『うたコン』出演を機に紅白初出場を射止めるか…チャート動向も踏まえその可能性を考える

昨日放送の『うたコン』(NHK総合)に=LOVE、およびM!LKが出演しています。

=LOVEは「とくべチュ、して」、M!LKは「イイじゃん」という今年バズを起こした曲を披露しているのですが、興味深いのはこの2曲が番組ホームページにて”大ヒット中!”と紹介されていたことです。

※ 8月26日8時時点での『うたコン』ホームページ内放送予定欄(→こちら)より。問題があれば削除いたします。

 

 

昨日の『うたコン』で披露された2曲のCHART insightをチェックします。

=LOVE「とくべチュ、しては今年3月5日公開分にて初週30万枚強のフィジカルセールスを記録し総合4位に到達するも、翌週には84位に急落(フィジカルセールス指標は黄色で表示)。フィジカルセールス加算前にはストリーミング指標(青)が確認できますが、LINE MUSIC再生キャンペーンに伴う上昇であり企画終了後は急落しています(企画内容はこちら)。

その後はバズを機にストリーミング指標が上昇し、6月4日公開分にて最高位となる15位に到達。この指標は現在でも40位以内をキープするほか、カラオケ指標(緑)も100位以内に入り続け、広く認知されていることが見て取れます。総合チャートで年間100位以内に登場する可能性も十分な一方、動画のバズが反映されやすい動画再生指標は一度も加点されておらず、歌手側が未加点の要因を探り出すことは必須です。

 

一方でM!LK「イイじゃん」はフィジカルシングル未リリースもあって、総合ソングチャートではトップ10入りしていません。ストリーミング指標の上位進出は=LOVE「とくべチュ、して」同様にLINE MUSIC再生キャンペーンによるものであり(一般向けはこちら、ファンクラブ会員向けはこちら)、その後ストリーミング指標は一時的に加点されるも100位未満となり、カラオケ指標においては300位以内に入っていません。

接触指標では動画再生が4月に最高位となる39位を記録するも、音楽チャート上ではヒットしたと言い難いでしょう。しかしながら後述するエントリーで記したように、「イイじゃん」は今年上半期において若年層主体に高い人気を誇っています。

 

 

夏休み期間を経て通常編成に戻った『うたコン』の初回放送に招聘されたことで、=LOVEおよびM!LKの『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下”紅白”と表記)への出場可能性に言及する方がいらしたのですが、自分も同感です。とはいえ『うたコン』はほぼ毎回アイドルグループが出演するゆえ、遅ればせながら2組を迎えたとも考えられます(出演歌手リストはこちら)。それでもNHK出演の実績が生まれたことは一歩前進でしょう。

 

 

さて紅白といえば、NHKでの特集番組登場が出場の近道ではないかと捉えています。昨年『Venue101』の特別編(プレゼンツライブ)に出演したTOMORROW X TOGETHERが紅白出場を果たしているのですが、今週末に放送される番組特別編にはaespaが出演します。

aespaは昨秋リリースの「Whiplash」がロングヒット中ですが、M!LK「イイじゃん」がこの曲に似ているとの声を耳にします。ならばこのようなことも有り得るのではと考えた次第です。

仮に「イイじゃん」でM!LKの紅白初出場が決定すれば、ショート動画人気がビルボードジャパンの各種チャートを(良い意味で)凌駕するという新たな出場基準が生まれると言っても過言ではないはずです。さらにはビルボードジャパンがショート動画の取扱をより重視するようになるのではないでしょうか。紅白にて「イイじゃん」と、親和性の高いaespa「Whiplash」をメドレー形式で披露するというのも面白いかもしれません。

 

 

 

紅白出場歌手の発表までおよそ3ヶ月。今後のNHK番組動向、そして音楽チャートに注目です。