イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

2024年11月の私的トップ10ソングス、選びました

2020年1月にスタートした【私的トップ10ソングス+α】企画、今回は2024年11月分です。前の月にリリースされた曲を中心に選出しています。ミュージックビデオ等動画がない曲も含め、エントリーの最後に掲載したSpotifyプレイリストでチェックしてください。

これまでの私的トップ10ソングス等についてはこちらSpotifyを利用し、最新曲のみで構成されるプレイリスト(New Music WednesdayNew Music Friday JapanNew Music FridayおよびMonday Spin)を毎週チェックしています。

 

なお、"私的トップ10ソングス"とあるように、月イチで紹介するこのエントリーは完全な私見に基づくベストソング選出企画となります。音楽チャート等紹介の際、個人的な作品への思い入れを乗せないよう心掛けています。

 

 

10位 チェイス「Tunnel Vision

中国の歌手/DJ、チェイス(Chace)によるダンスナンバーを10位に。Bメロから一転、サビで描かれるクールネスなメロディが癖になる作品。R&Bライクながらもロックやエレクトロニクスも取り入れたミステリアスなサウンドは、マイケル・ジャクソンを意識しているとのこと。

 

9位 ショーン・メンデス「The Mountain」

自身の名を冠したニューアルバム『Shawn』からの作品。素朴なメロディ、穏やかながらもドラマティックなサウンド、そして美しい声のアンサンブルに惹かれます。

 

8位 ダニー・ボーイ & スヌープ・ドッグ「My Everything」

キャリア30年もの歴史を持つR&B歌手のダニー・ボーイが、更に長いキャリアを持つ大ベテランのスヌープ・ドッグと組んだ、1990年代感に溢れたR&B。ダニーの立ち居振る舞いはチャーリー・ウィルソンをライトにしたような感じがします。

 

7位 バンクス「Best Friends」

全編に敷かれたギターのリフレインとバンクスの繊細な声、そして抑え目ながらも悲鳴を上げるかのようなストリングスの組み合わせが絶妙に混ざり合います。サビのメロディは淡々としながらも、ドラマティックな作品に。

 

6位 J-ソル & カレブ・J「B3 (Be Free)」

イギリスで歌手/俳優を務めるJ-ソルと、インドネシア人歌手のカレブ・J…歌手の情報は最低限しか持ち合わせていないのですが、1番と2番でAメロは異なりながらもそのどちらもが美しく、そして透明感溢れるふたりの歌声に魅了されます。

 

5位 マイケル・ブーブレ & カーリー・ピアース「Maybe This Christmas」

クリスマス時期になるとマイケル・ブーブレ『Christmas』が毎年チャートを駆け上がるのですが、そのアルバムに収録されてもおかしくないであろう、リリースの瞬間からクラシック(永遠の名曲)確定といえるデュエットナンバー。

 

4位 土岐麻子「Lonely Ghost」

今月リリースのニューアルバムから、同名曲が先行曲に。フジファブリック若者のすべて」をレイ・ハラカミさんがリミックスしたかのような、ふわりとファンタジックながら地に足のついた作品に。トオミヨウさんとのタッグは土岐さんのシティポップ3部作で証明済であり、アルバムへの期待感は高まるばかりです。

 

3位 GOOD BYE APRIL「CITY ROMANCE」

アルバム『HEARTDUST』収録曲。アルバムには先述した土岐麻子さんを迎えた「ふたりのBGM」、そしてシティポップ界の重鎮である林哲司さんをプロデューサーに迎えた「Love Letter」も収められていますが、この「CITY ROMANCE」は最もシティポップっぽい作品に。”灯りを落とせば ちょうどよく曖昧になる”という表現力たるや。

 

2位 ティアナ・メイジャー9「Alone」

音楽評論家の林剛さんが勧められていた曲(Xのポストはこちら)。当初は4段階存在するサビのメロディ展開にうまく追いつけなかったのですが聴くほどに味わいが深まり、この曲の素晴らしさに惹き込まれた次第。ドリーミーなアレンジだからこそ、歌詞の内容が余計に染みてきます。

 

1位 クレオ・ソル「Fear When You Fly」

昨年9月に『Heaven』『Gold』と立て続けに2枚のアルバムを発表したクレオ・ソルの新曲。落ち着きのあるサビとAメロとのコントラスト、良質なソウルミュージックテイスト、クレオの伸びやかで優しい歌声が、見事に調和しています。

 

 

以下、次点として10曲。

三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE「You got my mind」

・ROTH BART BARON「花吹雪」

・ダン・キー「Change」

・FLO「AAA」

・G-DRAGON「POWER」

・メアリー・J. ブライジ「Here I Am」

・マーヴェリック・シティ・ミュージック、ジョーダン・スパークス & アンソニー・ガルジューラ feat. チャンドラー・ムーア「Constant」

・キアナ・レデ「Too Many Strings」

・フィリン「Matter」

プライマル・スクリーム「Innocent Money」

プライマル・スクリーム「Innocent Money」はプレイリストにはエディットバージョンを収録していますが、下記動画はフルバージョンであり6分超え。今の時代にあってはなかなかない長尺ですが、重厚なストリングスが癖になります。このストリングスからはポーラ・コール・バンド「I Believe In Love」(1999)を想起した次第です。

 

 

Spotifyのプレイリストはこちらに。

今月も素晴らしい音楽に出逢えることを願っています。