イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

R&B/ソウルミュージックの”ベッド”ソング色々

自分が担当するラジオ番組、『わがままWAVE It's Cool!』(FMアップルウェーブ 日曜17時 サイマル放送で全国どこからでも聴取可能)。次回放送日の9月3日が”ベッドの日”ということで、音楽特集は【寝具】でお送りします。ベッドに限らず布団にシーツ、毛布や枕そしてパジャマ...なんでもアリです。

 

で、ベッド...いわゆる情事(と堅苦しく書くと余計にエロティックですが)のBGM、ベイビーメイキンミュージックには本場のR&Bソウルミュージックが使われることが少なくないと聞きます。今週火曜の『星野源オールナイトニッポン』(ニッポン放送 火曜25時)にゲスト出演した音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんが、かつてソウルミュージックを代表する歌手、バリー・ホワイトが一般人から言われたエピソードを紹介。”バリー、お前のせいでまた子どもが出来たじゃねーか!”...それだけ情事にR&Bソウルミュージックは寄り添っているということで、ここでそれら楽曲のうち、寝具の名が付いた曲を並べてみましょう。

 

アイズレー・ブラザーズ「Between The Sheets」(from『Between The Sheets』(1983))

邦題は「シルクの似合う夜」。これぞベイビーメイキンミュージックを代表するベイビーメイキンミュージック。名曲ゆえに多くの楽曲にサンプリング使用されていますが、今は亡きホイットニー・ヒューストンによる「One Od Those Days」(→YouTube)が個人的には絶品。

 

・J.ホリデイ「Bed」(from『Back Of My Lac'』(2007))

デビューアルバム収録、米ビルボードソングスチャートで自己最高となる5位を記録。美しいメロディとエキゾチックなアレンジが相俟っているのですが、ロマンティックな歌詞でありながら2回戦以降を要求する歌詞が、なんというか強いです。

 

・ドゥルー・ヒル「In My Bed」(from『Dru Hill』(1996))

デビューアルバム収録曲で全米4位を獲得した代表曲。ベイビーメイキン...といってもこれは”俺のベッドで彼女が俺の知らない男と寝てる”という、とんでもない修羅場を歌った楽曲。シスコの刺さるような歌声が本当に切なく辛いのです。

 

・R.ケリー「Bangin' The Headboard」(from『Untitled』(2009))

現在スキャンダルの渦中にあるR.ケリーですが、この曲をはじめアルバム『Untitled』はエロい歌詞のオンパレード。この曲のテーマはなんと、ベッドの頭側にあるヘッドボードに、事の最中に女性がガンガン頭をぶつけてるというとんでもないもの。さすがは『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』(TBSラジオ 土曜22時)で”R師匠”と言われるだけのことはあります。

 

 

これらの楽曲、本当は日曜のラジオ番組で紹介したいなと思ったものの、夕方に情事の歌はさすがに合わないと思うゆえ、ここで紹介した次第。というかR師匠の曲は夜でも厳しいですよね...。